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gRPCとフロントエンド_Connectを添えて

sugar-cat
October 17, 2023

 gRPCとフロントエンド_Connectを添えて

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October 17, 2023
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Transcript

  1. 3 Agenda 1. スキーマ駆動開発 1.1. スキーマ駆動開発とは 1.2. IDL 2. gRPC

    on Web 2.1. gRPCとは 2.2. gRPCをWebブラウザで使う 3. Connect 3.1. 概要 4. Connect-Web 4.1. コード生成 4.2. React/Next.jsにおけるデータフェッチ(Client) 4.3. React/Next.jsにおけるデータフェッチ(Server)
  2. 5 2023年現在使用される代表的なIDL 1.2 IDL(インターフェース記述言語) 1.スキーマ駆動開発 設計指針 RPC Protocol Buffers REST

    OpenAPI 記述形式 Protobuf JSON/Yaml コード生成 Protoc Compoler Connect OpenAPI Generator Swagger Codegen - GraphQL クエリ言語(環境による) Graphql Code Generator
  3. 6 2023年現在使用される代表的なIDL 1.2 IDL(インターフェース記述言語) 1.スキーマ駆動開発 設計指針 RPC Protocol Buffers REST

    OpenAPI 記述形式 Protobuf JSON/Yaml コード生成 Protoc Compoler Connect OpenAPI Generator Swagger Codegen - GraphQL クエリ言語(環境による) Graphql Code Generator ➢ クライアント - サーバ間通信は大部分が REST
  4. 7 2023年現在使用される代表的なIDL 1.2 IDL(インターフェース記述言語) 1.スキーマ駆動開発 設計指針 RPC Protocol Buffers REST

    OpenAPI 記述形式 Protobuf JSON/Yaml コード生成 Protoc Compoler Connect OpenAPI Generator Swagger Codegen - GraphQL クエリ言語(環境による) Graphql Code Generator ➢ クライアント - サーバ間通信は大部分が REST ◦ REST✖スキーマ駆動で開発を進めると YAMLを書くことになる。 ▪ 単純に読みづらい。肥大化しやすい。つらい。
  5. 8 2023年現在使用される代表的なIDL 1.2 IDL(インターフェース記述言語) 1.スキーマ駆動開発 設計指針 RPC Protocol Buffers REST

    OpenAPI 記述形式 Protobuf JSON/Yaml コード生成 Protoc Compoler Connect OpenAPI Generator Swagger Codegen - GraphQL クエリ言語(環境による) Graphql Code Generator ➢ クライアント - サーバ間通信は大部分が REST ◦ REST✖スキーマ駆動で開発を進めると Yamlを書くことになる。 ▪ 単純に読みづらい。肥大化しやすい。つらい。 →シンプルにスキーマを定義できる ProtobufでgRPCを定義したい
  6. 9 2.1 gRPCとは 2.gRPC on Web • HTTP/2, バイナリベースのRPCフレームワーク(Google産) •

    シリアライズによってサーバー間の通信量を削減可能 • 幅広な言語のサポート(Go, Java, Node…) • IDLの定義に沿って言語ごとのコード生成ができる ◦ 生成されたコードは型安全 • 4つの通信方式が利用可能 ◦ Unary RPC ◦ Server streaming RPC ◦ Client streaming RPC ◦ Bidirectional streaming RPC https://grpc.io/
  7. 10 2.1 gRPCとは 2.gRPC on Web • HTTP/2, バイナリベースのRPCフレームワーク(Google産) •

    シリアライズによってサーバー間の通信量を削減可能 • 幅広な言語のサポート(Go, Java, Node…) • IDLの定義に沿って言語ごとのコード生成ができる ◦ 生成されたコードは型安全 • 4つの通信方式が利用可能 ◦ Unary RPC ◦ Server streaming RPC ◦ Client streaming RPC ◦ Bidirectional streaming RPC ➢ Webブラウザでも使えるの?🧐
  8. 11 2.1 gRPCとは 2.gRPC on Web • HTTP/2, バイナリベースのRPCフレームワーク(Google産) •

    シリアライズによってサーバー間の通信量を削減可能 • 幅広な言語のサポート(Go, Java, Node…) • IDLの定義に沿って言語ごとのコード生成ができる ◦ 生成されたコードは型安全 • 4つの通信方式が利用可能 ◦ Unary RPC ◦ Server streaming RPC ◦ Client streaming RPC ◦ Bidirectional streaming RPC ➢ Webブラウザでも使えるの?🧐 機能を制限すれば使える
  9. 12 2.2 gRPCをWebブラウザで使う 2.gRPC on Web 代表的なライブラリの実装方針 : 1. gRPC

    Webに対応させる 2. 何らかの手段で、HTTP APIにマッピングする
  10. 13 2.2 gRPCをWebブラウザで使う 2.gRPC on Web 代表的なライブラリの実装方針 : 1. gRPC

    Webに対応させる ◦ プロキシ(Envoy等)経由でgRPCが使える様になる → gRPC-Web 2. 何らかの手段で、HTTP APIにマッピングする

  11. 14 2.2 gRPCをWebブラウザで使う 2.gRPC on Web 代表的なライブラリの実装方針 : 1. gRPC

    Webに対応させる ◦ プロキシ(Envoy等)経由でgRPCが使える様になる → gRPC-Web 2. 何らかの手段で、HTTP APIにマッピングする ◦ RPC定義から自動マッピングする → Connect ◦ 自力でマッピングする →gRPC-Gateway

  12. 15 2.2 gRPCをWebブラウザで使う 2.gRPC on Web 代表的なライブラリの実装方針 : 1. gRPC

    Webに対応させる ◦ プロキシ(Envoy等)経由でgRPCが使える様になる → gRPC-Web 2. 何らかの手段で、HTTP APIにマッピングする ◦ RPC定義から自動マッピングする → Connect ◦ 自力でマッピングする →gRPC-Gateway

  13. 18 3.1 概要 3.Connect • gRPC, Connect, gRPC-Webの3つのプロトコルをサポート • Webから使用する場合にProxyが不必要

    • オリジナルgRPCに比べてコードベースが小さい 詳しくは https://connectrpc.com/docs/introduction/ 

  14. 20 4.2 React/Next.jsにおけるデータフェッチ(Client) 4.Connect React等を利用したClientSide fetchの環境では、 API ClientをfethcerとしてTanStack QueryやSWRと組み合わせることで、データのキャッシュも簡単 に行える(公式にTanStack

    Queryに対するPluginが開発されている) • Connect WebではAPI Clientの扱いや各種Optionなども詳細にDocumentに記載されている ◦ Ex) API Clientを生成する際は再定義を防ぐために useMemoを使うことが推奨されている
  15. 24 4.3 React/Next.jsにおけるデータフェッチ(Server) 4.Connect RSCの利用を前提としたAppRouter環境ではデータフェッチの戦略が大きく変わった • 標準のfetch APIの利用が前提となっている • NativeのfetchAPIをサポートしていないサードパティ製の

    APIクライアントはAppRouter環境の ServerComponent内で扱いづらくなった ◦ キャッシュと再検証のタイミングの制御が難しい ➔ fetch経由でConnect エンドポイントをURLベースのRESTっぽく叩きたい
  16. 25 4.3 React/Next.jsにおけるデータフェッチ(Server) 4.Connect fetch を使用しConnect エンドポイントを叩く • methodをPOSTとすることでパスベースのRESTと同じ形式でfetchが可能※ ※nextで拡張されたrevalidate

    option等を利用可能 POSTにおける制約を受ける場合がある ▪ fetchリクエストはPOSTメソッドを使用する場合でも自動的にキャッシュされる ▪ RouteHandler内に対して実装した場合はキャッシュされない