Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
レガシーシステムに自動テストを導入する第一歩 / 2020-phpcon-tdd-in-leg...
Search
takaram
December 12, 2020
Programming
1
3.1k
レガシーシステムに自動テストを導入する第一歩 / 2020-phpcon-tdd-in-legacy-product
PHPカンファレンス2020で行ったLTのスライドです
takaram
December 12, 2020
Tweet
Share
More Decks by takaram
See All by takaram
楽をするためのPHPDocと配列型の落とし穴 / PHPDoc and pitfalls of array
takaram
3
5.4k
Other Decks in Programming
See All in Programming
EMこそClaude Codeでコード調査しよう
shibayu36
0
310
3年ぶりにコードを書いた元CTOが Claude Codeと30分でMVPを作った話
maikokojima
0
610
Domain-centric? Why Hexagonal, Onion, and Clean Architecture Are Answers to the Wrong Question
olivergierke
3
940
AI Agent 時代的開發者生存指南
eddie
4
2k
技術的負債の正体を知って向き合う
irof
0
220
Devoxx BE - Local Development in the AI Era
kdubois
0
130
AIと人間の共創開発!OSSで試行錯誤した開発スタイル
mae616
2
770
20251016_Rails News ~Rails 8.1の足音を聴く~
morimorihoge
2
660
『毎日の移動』を支えるGoバックエンド内製開発
yutautsugi
2
270
CSC509 Lecture 08
javiergs
PRO
0
230
XP, Testing and ninja testing ZOZ5
m_seki
3
790
Goで実践するドメイン駆動開発 AIと歩み始めた新規プロダクト開発の現在地
imkaoru
4
880
Featured
See All Featured
Save Time (by Creating Custom Rails Generators)
garrettdimon
PRO
32
1.7k
Improving Core Web Vitals using Speculation Rules API
sergeychernyshev
21
1.2k
Visualization
eitanlees
149
16k
Why Our Code Smells
bkeepers
PRO
340
57k
Agile that works and the tools we love
rasmusluckow
331
21k
GraphQLの誤解/rethinking-graphql
sonatard
73
11k
Raft: Consensus for Rubyists
vanstee
140
7.2k
Facilitating Awesome Meetings
lara
57
6.6k
How to Create Impact in a Changing Tech Landscape [PerfNow 2023]
tammyeverts
55
3k
Fireside Chat
paigeccino
40
3.7k
Fantastic passwords and where to find them - at NoRuKo
philnash
52
3.5k
Done Done
chrislema
185
16k
Transcript
レガシーシステムに自動テストを 導入する第一歩 PHP Conference Japan 2020
自己紹介 • 名前 ◦ 荒巻 拓哉 • 所属 ◦ 株式会社ラクス
◦ メール配信サービス「配配メール」の開発 ◦ 新卒2年目
None
2007年サービス開始 立派なレガシープロダクト
課題 • PHPUnitを約1年前から一部で導入開始 しかし • 導入はなかなか進まない • 既存機能のテストを書く時間は取れない
とある案件で テスト駆動開発& 既存ロジックのリファクタリング してみた話
案件の内容 「従来の機能をAPIでも実行できるようにしたい」 API 従来:画面操作で実行 APIで同じ操作を実行
対象の機能 • データの登録・更新機能 • 現状 ◦ テストコードなし ◦ コントローラにロジックをべた書き ▪
600行超えの神メソッド……
実装戦略 1. 画面のテストを作成 2. オールグリーンになるのを確認 3. コントローラのロジックを部品化 4. APIのテストを作成 5.
3.の部品でAPIを実装
実装戦略 1. 画面のテストを作成 2. オールグリーンになるのを確認 3. コントローラのロジックを部品化 4. APIのテストを作成 5.
3.の部品でAPIを実装 既存ロジックの リファクタリング テスト駆動で新機能の 実装
実装戦略 1. 画面のテストを作成 2. オールグリーンになるのを確認 3. コントローラのロジックを部品化 4. APIのテストを作成 5.
3.の部品でAPIを実装 • コントローラを呼び出す機能テスト ◦ in: リクエストパラメータ ◦ out: DBの更新結果
実装戦略 1. 画面のテストを作成 2. オールグリーンになるのを確認 3. コントローラのロジックを部品化 4. APIのテストを作成 5.
3.の部品でAPIを実装 テストが失敗しないか確認しながら
実装戦略 1. 画面のテストを作成 2. オールグリーンになるのを確認 3. コントローラのロジックを部品化 4. APIのテストを作成 5.
3.の部品でAPIを実装 • 実際にリクエストを送信 (Guzzle) • DBの更新結果を確認
実装戦略 1. 画面のテストを作成 2. オールグリーンになるのを確認 3. コントローラのロジックを部品化 4. APIのテストを作成 5.
3.の部品でAPIを実装 • テスト作成と並行 • 一通り実装したら即テスト実行
こうして実装が完了 めでたしめでたし……
_人人人人人人人人人_ > 突然の仕様変更 <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
自動テストの効果 • 仕様変更に強い ◦ 開発終盤で仕様変更が発生しても、テストがあるので 安心してコードを修正できる
その他の効果 • スイッチングコスト低減 ◦ 実装 → 手動テスト → 修正 はスイッチングコスト高
◦ 実装後すぐにテスト結果がわかると楽 • チームの設計力強化 ◦ テストしやすさを考慮した設計が身につく
まとめ • レガシープロダクトでもTDDできる • 効果 ◦ 仕様変更に強い ◦ スイッチングコスト低減 ◦
設計力の強化