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サスティナVillage 登壇資料_Taro_CCCMK

タロウ
December 04, 2024

サスティナVillage 登壇資料_Taro_CCCMK

12月4日に開催されたSnowflakeユーザーグループのサスティナVillageの登壇資料です。

LT登壇時点より一部修正しております。

CCCMKホールディングス株式会社
IT戦略本部 本部長
松井 太郎

タロウ

December 04, 2024
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Transcript

  1. Copyright © CCC MK HOLDINGS Co.,Ltd. All Rights Reserved. Copyright

    (C) 2023 Sumitomo Mitsui Card Co., Ltd. Copyright © CCC MK HOLDINGS Co.,Ltd. All Rights Reserved. サスティナビリティとSnowflakeと私 IT戦略本部 本部長 松井 太郎
  2. CO2排出に関りがありそうな、 ファイル連携に関わるコンポーネントを整理してみました! (他にもWorkflowとかObserveとか色々あるけど割愛) 送信元 送信先 外接SFTP DB 外接SFTP DB Storage

    Storage ETL ETL 送信元のDBからデータを抽出、加工、変換し、ストレージに出力し、通信プロトコルで外部に送信する ※ETLから直ぶっぱもありだけど、セキュリティやファイル管理的にはステップ踏みたい 送信先の外接環境でファイルを受信し、ストレージに格納し、ファイルを取得、変換し、DBへロードする
  3. 環境❶オンプレデータセンター同士のSFTP連携 送信元DC 送信先DC 外接SFTP DB 外接SFTP DB Storage Storage ETL

    ETL オンプレ間のSFTP連携のCO2排出量を100%とします 一般的なデータセンターのPUE≒2.0、AzureのPUE≒1.2 ・数字は各コンポーネントのCO2排出割合(合計100) ・ETL実行時時にはDBコストも発生 ・SFTPでそれなりのファイル量を送っている想定 40 40 5 10 5
  4. 環境❷クロスクラウド間のSFTP連携 送信元クラウド 送信先クラウド 外接SFTP DB 外接SFTP DB Storage Storage ETL

    ETL ・DCとしてのCO2排出量: クラウド化により 60%に改善 オンプレ間のSFTP連携のCO2排出量を100%とします 一般的なデータセンターのPUE≒2.0、AzureのPUE≒1.2 クラウド化によりオンプレ間に比べ、DC全体でCO2排出量を40%削減 ※100%×60%=60 40 40 5 10 5
  5. 環境❸同一クラウド間のSFTP連携(AWS同士の外部企業とか) 送信元クラウド 送信先クラウド 外接SFTP DB 外接SFTP DB Storage Storage ETL

    ETL ・DCとしてのCO2排出量: クラウド化により 60%に改善 ・ネットワーク効率:5%改善 ※インターネット回線を使わない事による削減効果 クラウド内通信によりオンプレ間に比べ、CO2排出量を43%削減 ※100%×60%×95%=57 クラウド内 40 40 5 10
  6. 環境❹同一クラウド間のストレージ連携(AWS同士のグループ企業間とか) 送信元クラウド 送信先クラウド DB DB Storage ETL ETL ・DCとしてのCO2排出量: クラウド化により

    60%に改善 ・ネットワーク効率:5%改善 ・SFTPサーバ削減+転送効率化:10%改善 ※ファイル保存のため、Storage格納 ストレージ連携によりオンプレ間に比べ、CO2排出量を49%削減 ※100%×60%×85%=51 クラウド内 Storage 40 40 5
  7. 環境❺Snowflakeデータシェアリング 送信元クラウド 送信先クラウド DB DB ・DCとしてのCO2排出量: クラウド化により 60%に改善 ・ネットワーク効率:5%改善 ・SFTPサーバ削減+転送効率化:10%改善

    ・データシェアにより、ETLサーバによる出力が不要:40%改善 クラウド化によりオンプレ間に比べ、CO2排出量を73%削減 ※100%×60%×45%=27 クラウド内 Storage Share 40 5
  8. 環境❻Snowflakeリスティング 送信元クラウド 送信先クラウド DB DB Storage Storage Share Listing (Repli)

    5 ・DCとしてのCO2排出量: クラウド化により 60%に改善 ・ネットワーク効率:5%改善 ・SFTPサーバ削減+転送効率化:10%改善 ・データシェアにより、ETLサーバによる出力が不要:40%改善 ・Listingに伴うデータ転送が発生:5%悪化 クラウド化によりオンプレ間に比べ、CO2排出量を70%削減 ※100%×60%×50%=30 40 5