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Goにおけるポインタの使いどころ
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uji
January 16, 2021
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Goにおけるポインタの使いどころ
uji
January 16, 2021
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Transcript
Goにおける ポインタの使いどころ uji @uji_rb
ポインタの使い分け、上手くできてますか? ポインタによる変数の受け渡しは、値をコピーする必要がなくアドレスを渡すだけで完了 するので効率的 しかし、Goにはガベージコレクションがある ポインタを使いすぎるとガベージコレクションの負荷が高くなり、多くのCPU時間を消費す るようになる可能性
この struct を 値渡しする関数 ポインタ渡しする関数 ベンチマークをとって比較すると ポインタ渡しの方が消費CPU時間が多い
どのような場面でポインタは使われるべき?
引数やレシーバを関数内で書き換える必要がある場合 逆に変更を加えない関数は、値レシーバを使っ た方が 「この関数はレシーバに変更を加えない」 というのがシグネシャだけで明示的にできる
コピーを避けたいデータを引数、レシーバにする場合 例: os.File, sync.Mutex
大きな構造体や配列を扱う場合 フィールドが多い構造体や、要素が多い配列はGCの負荷より値コピーの方のコストが 課題になる場合が出てくる 利便性や変更容易性、GCの負荷等を考慮して決める 迷ったらポインタを使う (Go Code Review
Comments)
大きな構造体をスライスに持たせる場合 スライス は cap 以上に append した際や、for ~ range でsliceの要素を取得する際に、
全レコードのコピーが発生する ポインタにしておくとコピーのコストが抑えられる
まとめ 以下の場面ではポインタの利用を検討する • 引数やレシーバを関数内で書き換える必要がある場合 • コピーを避けたいデータを引数、レシーバにする場合 • 大きな構造体や配列を扱う場合 •
大きな構造体をスライスに持たせる場合
参考 zenn の記事にのせてます https://zenn.dev/uji/articles/f6ab9a06320294146733