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Rails on Dockerとの戦い

Rails on Dockerとの戦い

Rails Developer Meetup2017でのLTのスライドになります

Yasutomo Uemori

December 09, 2017
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Transcript

  1. Docker 化のモチベー ション 個人的に大きいのは「 アプリケー ション規格の統一化」 セットアップ方法 → d o

    c k e r b u i l d 必要なミドルウェア → docker のみ 起動方法 → d o c k e r r u n デプロイフロー → イメー ジのビルド、push、 起動 コンポー ネントの連携 → docker‑compose、kubernetes → その結果として環境の再構築や複数環境の立ち上げが楽に チームに複数のアプリケーションを開発している人がいると恩恵が大きい
  2. 学習コスト、 チー ムの習熟度・ 理解度 docker の開発フロー に乗っかると d o c

    k e r - c o m p o s e b u i l d でビルドする d o c k e r - c o m p o s e u p で起動する d o c k e r - c o m p o s e r u n でコマンド実行する → easy
  3. 開発でdocker を使うとき docker for mac volume めっちゃ遅い mac だと動くけどlinux では動かない

    linux だと発生するvolume のpermission denied network エディタとかとの親和性が微妙 gem へのタグジャンプとか gem のコー ドを見たい docker(for mac) と相性が悪いアプリケー ションもある 普段の開発では不便な点も多々 ある docker for macまじでつらい
  4. 開発でdocker を使うとき docker 化することでしんどくなったら本末転倒 docker であることにこだわらない チー ムにとって楽な方に倒す だいじなこと →

    「 できる」 こと 本番とほぼおなじイメー ジを起動できる CI とほぼおなじテストを実行できる セットアップ、 再構築がかんたんにできる
  5. その他、 いろんなトラブル 開発環境 docker のイメー ジビルド時間 環境変数(≒ グロー バル変数) の増殖

    CI 環境(in jenkins slave) docker network 作成数が上限に達して死ぬ イメー ジやボリュー ムがディスク圧迫して死ぬ docker‑compose のコンテナ名が被って死ぬ デプロイ環境 private registry docker デー モンの意味不明なエラー ロギングどうする? 話し始めるとキリがない話題なので詳しくは懇親会で
  6. docker 化で得たもの アプリケー ション規格の統一化 docker 化しておけばとりあえずなんとかなるし動かせる レビュー のしやすい環境 ロー カルでも複数の環境をさくっと立てれる

    git worktree → docker‑compose build & up ポー タビリティ デプロイ・CI でもできることがロー カルでもできる デプロイ・CI でも複数の環境をかんたんに立ち上げられる
  7. まとめ: Docker との戦い docker ならではの苦労もあるが、docker 化のメリットは大きい だいじなこと チー ムに合った方法を選ぶ easy

    本質(docker 化で解決したかったこと) を忘れない dockerでの導入でも、 「ふだんの開発で気をつけること」こそ重要でした