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個人とチームが成長するふりかえりと心理的安全性ゲーム

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September 11, 2019

 個人とチームが成長するふりかえりと心理的安全性ゲーム

SQiP2019 併設チュートリアル 「個人とチームが成長するふりかえりと心理的安全性ゲーム」のメイン資料です。

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September 11, 2019
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  1. いままでに経験したふりかえりは? •グループごとに経験を話してください •まずは自己紹介から! •いままでにどんなふりかえりを経験しましたか? • 内容、対象 • 対象の期間、規模 • 参加人数

    • やったタイミング • 雰囲気 • 参加しての感想 •共通だったこと、驚いたこと、印象的な話を 付箋に書いてください(1グループ4~8枚)
  2. カスタムふりかえり “Project Retrospectives”の 目次より •決断 • ふりかえりをエンジニア リングする • 目的は?

    組織は健全か? 自 分にできるか? • 参加者は? • 場所は? • いつ? • 所要時間は? •ふりかえりを売り込む •準備する •実施する •後始末をする • レポート • 知見を生きたものにする • ふりかえりのふりかえり
  3. 心理的安全 (Psychological Safety) 「チームの心理的安全とは、対人のリスクを取っても 安全であるという、チーム全員の信念である」 “Psychological Safety and Learning Behavior

    in Work Teams” Amy Edmondson, 1999 Amy C. Edmondson https://twitter.com/amycedmondson 「「心理的安全」とは、関連のある考 えや感情について人びとが気兼ね なく発言できる雰囲気をさす。」
  4. 図1. 個人レベルの心理的安全に関する研究の対象となった関係。 心理的安全性 リーダーシップの 振る舞い 暗黙の発言理論※ (IVT) 能動的な 行動 信頼

    自信 発言、エンゲージメン ト、知識共有 創造性 Figure 1を訳したもの “Psychological Safety: The History, Renaissance, and Future of an Interpersonal Construct” Amy C. Edmondson and Zhike Lei, 2014 https://www.annualreviews.org/doi/pdf/10.1146/annurev-orgpsych-031413-091305 ※「…組織における「沈黙」の原因の一つとして、従業員の心の中に 「〜という災いを被るから〜するべからず」といった教訓やルールが刷 り込まれているからだと考えます。彼らはこれを「暗黙の発言理論 (implicit voice theory)」と名付けました。」 対象への思い入れ理論、証拠や解決案の必要不可欠性理論、上司を 飛び越えるな理論、上司に恥をかかせるな理論、自分の出世に響くぞ 理論 https://jinjisoshiki.hatenablog.com/entry/20120216/1329400180
  5. ※コミットメントベースの人事活動(CBHRP)は 双方向の、長期的な人間関係に着目し、HR活 動のシステムとして従業員のスキルレベル、モ チベーション、情報、エンパワーメントを強化す る。CBHRPは個々の従業員の定着率を改善す る。 https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S097038 9615000968 心理的安全性 (および全体的な信

    頼関係/全体的な自主性) 組織学習 組織のパフォーマン ス 知識の交換/ 組み合わせ コミットメントベー スの HR活動※ 高品質な人間関係、 ソーシャルキャピタ ル プロセスの革新 Figure 2を訳したもの “Psychological Safety: The History, Renaissance, and Future of an Interpersonal Construct” Amy C. Edmondson and Zhike Lei, 2014 https://www.annualreviews.org/doi/pdf/10.1146/annurev-orgpsych-031413-091305 図2. 組織レベルの心理的安全に関する研究の対象となった関係。HR=Human Relationship (人事) コミットメントベースという、従業員に対する新しいアプローチは、従来よりも幅広く 設計されており、計画と実施を統合し、オペレーションを維持するのみでなく更新 する施策を含んでいる。個人の責任は状況の変化に応じて変化し、組織が成果を 求める対象は個人からグループに移行する。マネジメントの組織構造はフラット で立場の差異は最小限になり、コントロールと協調は共有されたゴールに依存し、 肩書きではなく専門性が影響力を持つ。(“From Control to Commitment in the Workplace”, Richard E. Walton, Harvard Business Review 1985) https://hbr.org/1985/03/from-control-to-commitment-in-the-workplace
  6. https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/job.179 • イノベーション、イニシアチブに関する風土 (climate of initiative) 、心理的安全に関する 風土(climate of psychological

    safety)と、組 織の業績を調査 • BPR、TQM、JITなどのイノベーションの効果を、 組織の利益率(ROA)で評価 • 対象は、アンケートに回答したドイツの100~ 900人規模の47社。回答者は165名で、役職は CEO、CFO、工場長、人事部長、R&D部長など。 組織は製造、マーケティング、セールス、ファイ ナンス、HR
  7. Joshua Kerievsky https://twitter.com/joshuakerievsky Anzeneering (安全ニアリング) 「人びとを保護するのがなにより大事だ。そうす れば人びとはリスクを取ることができ、可能性を 発揮できる。 日々、私たちの時間やお金、情報、評判、人間 関係や健康は危険にさらされている。

    アンゼニアはすべてについて安全を確立す る。人間関係から職場環境まで、コードベースか らプロセス、プロダクトからサービスまでだ。」 https://www.industriallogic.com/blog/anzeneering/