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オラクルクラウドがGISと相性がいい理由

 オラクルクラウドがGISと相性がいい理由

2021年8月28日に開催された、FOSS4G TOKAI 2021での発表資料です。
https://foss4g-tokai.github.io/2021/

オラクルクラウドがGISと相性がいい理由について説明しています。

※FOSS4G TOKAIのYoutubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCp2MbdP3wZUldh-nqcuSpkg

YoshiakiYamasaki

August 28, 2021
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Transcript

  1. オラクルクラウドがGISと相性がいい理由 FOSS4G TOKAI 2021 SPARK at home - Hello LTNS.

    山﨑 由章 日本オラクル株式会社 MySQL GBU MySQL Principal Solution Engineer
  2. 1. 圧倒的なコストパフォーマンス! • 仮想サーバーだけでなく、ストレージやネットワーク通信費用も安い! 2. 安定した高性能! • オーバーサブスクリプション無しで安定した高性能を実現! • 地理院地図もオラクルクラウドを採用し、安定運用を実現!

    3. GIS機能を搭載したデータベースもマネージドサービスで利用できる! • マネージドサービスにより、お手軽に利用可能! • トヨタマップマスターもマネージド・データベース・サービスを採用! オラクルクラウドがGISと相性がいい主な理由 Copyright © 2021 Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. 8
  3. 利用頻度の高いサービス3つ全てで低価格を実現 圧倒的なコストパフォーマンス! Copyright © 2021 Oracle and/or its affiliates. All

    rights reserved. 10 Oracle Oracle Compute ✓ ✓ ¥61.25/ Compute (VM.Standard2.8; 16vCPU, 120GB, Linux) ¥119.94/ (16vCPU, 64GB, Linux) Storage ✓ ✓ IOPS SLA ¥5,100/ Block Volume (1TB, 25K IOPS) ¥239,040/ (1TB, 25K IOPS) Network ✓ AD ✓ 10TB/ ✓ ¥18,972/ FastConnect (1Gbps, 100TB) * ¥517,445/ (1Gbps, 100TB) * ¥ 49% 低価格 ¥ 97% 低価格 ¥ 96% 低価格 * as of April 2021, Tokyo Region Compute: 同一リソースを低価格で提供(メモリは約2倍) Storage/Network:トランザクションやデータ転送量による料金変動を低減する料金体系
  4. 用途に応じたストレージを選択可能 大量の地図データもオブジェクトストレージで安価に保存可能! OCI ストレージ・サービスのラインナップ ローカル NVMe ブロック ボリューム コンピュートにローカル接続された 超高速ストレージ

    コンピュートにリモート・アタッチ される耐久性の高い永続高速スト レージ (標準で 60 IOPS/GB) ファイル ストレージ オブジェクト ストレージ 高性能 大容量 拡張性・可用性に優れたネットワー ク・ファイル・システム(NFS) 大容量データの保存に適した高耐 久・低価格ストレージ 種類 概要 Analytics、 HPC、 レプリケーション など データベース、エンタープライズア プリケーション、ビッグデータなど Webアプリケーション、Dockerコン テナ、並列分散処理など バックアップ、アーカイブ、コンテ ンツ管理、ストリーミングなど 用途 Copyright © 2021 Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. 11
  5. 0 50 100 150 200 250 300 0 5 10

    15 20 / (TB/ ) Oracle データ転送量が多くなりがちなGISでも、毎月10TBまで無料なので安心! クラウド環境から外部へのデータ転送コスト Copyright © 2021 Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. 12 ポイント1: 毎月最初の10TBまで無償 (他社では1GBまで) ポイント2: 単価が安価 (3円/GB) (他社の1/3-1/4) ポイント3: 閉域網接続では課金なし (接続ポート料金のみ) 1GBまで無償 10TBまで無償 ¥10-14/GB ¥3/GB 外部へ(アウトバウンド通信)のデータ転送コスト
  6. 最新技術を導入、オーバーサブスクリプション無し 安定した高性能を実現 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 15

    リージョン (東京、大阪など) 物理ネットワーク 仮想クラウド・ネットワーク 仮想サーバー AD1 AD2 AD3 • 物理コア専有環境 • 高速なハードウェアを標準採用 • ネットワーク仮想化を分離し、 専用のハードウェアで実行 • 低遅延/広帯域 • フラットなネットワーク • オーバーサブスクリプションなし • グローバル、30リージョンへ展開
  7. 安定した低遅延、広帯域のための物理ネットワーク ✓ AD内を全て25Gbpsの フラット・ネットワークで接続 ✓ フラット・ネットワークの少ないネットワ ーク・ホップ数により、安定した低遅延を 実現(0.1ms以下) ✓ オーバー・サブスクリプションを行わず、

    ネットワーク帯域を確保 コンピュート間だけでは無く、ストレージやデ ータベースなど、AD内のあらゆるサービスの 接続において、安定した低遅延・広帯域を実現 どのサービス間も一定の ネットワーク・ホップ数 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 16
  8. • 令和2年3月までAWSで運用していた システムを令和2年4月から OCI(※)+Fastly(CDN)に移行 • 地震/台風などの自然災害発生時等の スパイクアクセスにも対応 • OCIに移行することで 大幅なコスト削減を実現

    • 入札調書 https://www.gsi.go.jp/common/000223111.pdf • URL:https://maps.gsi.go.jp/ 地理院地図でのオラクルクラウド採用事例 Copyright © 2021 Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. 19 ※Oracle Cloud Infrastructure (オラクルクラウドのことです) 出典:https://cloudii.jp/news/works/case001/
  9. 1. Oracle Database • Oracle Spatial and Graphを標準で利用可能! • 高度なGIS機能を搭載!

    https://www.slideshare.net/oracle4engineer/spatial-features 2. MySQL • MySQL 5.7でGIS機能を再実装! • 最新バージョンのMySQL 8.0でもGIS機能を積極開発中!! • 昨年のFOSS4G 2020 Japan Onineでの発表資料 https://speakerdeck.com/yoshiakiyamasaki/mysqlfalsest-intersects- falseshi-xing-su-du-gagai-shan-saretahua-tomysql-database- servicewoshi-ufang-fa GIS機能を搭載したオラクルクラウド上で利用できるデータベース Copyright © 2021 Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. 22
  10. 地理空間、地図、位置情報を高度に活用 Oracle Spatial 概要 Copyright © 2021 Oracle and/or its

    affiliates. All rights reserved. 23 機能 • 地理空間データ(緯度経度、測地座標系),3D,LIDAR, 点群データの取り扱い • 地図・衛星画像・リモートセンシングデータの取り扱い • 空間索引による高速検索 • 高度な分析機能 - 線形参照システム、空間演算子、 空間集計、空間分析、空間結合 • 空間データの変換関数も豊富に用意 特徴 • 高い機能性 • 性能とスケーラビリティ • アプリケーションへの組み込みが容易
  11. Spatial Features の価値 Copyright © 2021 Oracle and/or its affiliates.

    All rights reserved. 24 多様な機能性 • 変換、分析~バリデーションや修正まで • 測地系の明示的/暗黙的変換 • 空間分析、集計関数、線形参照システム.. 本気の性能、スケーラビリティ • R-Tree型空間索引による高速な空間検索 • Oracleの並列化/高速化技術を享受 • Spatial Vector Acceleration 組み込み容易性 • ほとんどの機能はSQLベースでのアクセスが可能 • 空間関連処理をDBへオフロード ベクトルデータ関連の実装関数 約250種 • 豊富な空間位相判定 • 空間データの変換、分析関数、測地系変換 • ラスター、3Dデータ、点群、TINにも対応 一般的なGeoDatabaseの限界を突破 • 検索範囲を範囲階層で絞り込む索引構造 • パーティションによるパラレルクエリ対応 • 索引のパーティション化にも対応 • 12c新機能SVAにより更なる高速化 SQLで空間データを自在に扱える • 上述の空間判定、変換、分析関数も • アプリケーションは結果の取り扱いに注力 ラスターデータ関連の実装関数 約190種 • オルソ補正,光学補正,モザイク化,ピラミッド化 • 演算(ラスター代数)
  12. • MySQLのGIS機能については、以下の資料などを参照ください ➢ MySQL 8.0で強化されたGIS機能と使用事例のご紹介+α https://speakerdeck.com/yoshiakiyamasaki/mysql-8-dot-0deqiang-hua-saretagisji-neng- toshi-yong-shi-li-falsegoshao-jie-a ➢ MySQL 8.0

    GIS機能チュートリアル https://speakerdeck.com/yoshiakiyamasaki/mysql-8-dot-0-gisji-neng-tiyutoriaru-6052f01e- 445a-4f55-bcda-a0e3fad06332 ➢ MySQLにシェープファイルをインポートするツール(shp2mysql)を作った https://qiita.com/miyauchi/items/b4e810b3becf2cf07e2f ➢ MySQLにシェープファイルをインポートしてWebGISを作る(仮) / FOSS4G 2020 Japan Online https://www.youtube.com/watch?v=MEDHgrFWN4g MySQLのGIS機能 Copyright © 2021 Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. 25
  13. トヨタマップマスターでのオラクルクラウド採用事例 Copyright © 2021 Oracle and/or its affiliates. All rights

    reserved. 27 出典:https://www.oracle.com/jp/news/announcement/toyotamapmaster-jp-20210806.html
  14. トヨタマップマスターでのオラクルクラウド採用事例 Copyright © 2021 Oracle and/or its affiliates. All rights

    reserved. 28 出典:https://www.oracle.com/jp/news/announcement/toyotamapmaster-jp-20210806.html
  15. トヨタマップマスターでのオラクルクラウド採用事例 Copyright © 2021 Oracle and/or its affiliates. All rights

    reserved. 29 出典:https://www.oracle.com/jp/news/announcement/toyotamapmaster-jp-20210806.html
  16. トヨタマップマスターでのオラクルクラウド採用事例 Copyright © 2021 Oracle and/or its affiliates. All rights

    reserved. 30 出典:https://www.oracle.com/jp/news/announcement/toyotamapmaster-jp-20210806.html
  17. Zoom Oracle Cloud Infrastructure上で ビデオ会議ソリューションを展開 • 企業向けビデオ・カンファレンスのリーダー カンパニー • COVID-19の影響により、1日の会議参加者数

    が 3億人に急増 • 数時間で展開を完了し、同時会議接続 数十万人をサポート • 世界中のOracle Cloud Infrastructureの プラットフォームを介して、 1日あたり7ペタバイト以上をデータ転送 “We chose Oracle Cloud Infrastructure because of its industry-leading security, outstanding performance, and unmatched level of support.” “業界をリードするセキュリティ、卓越したパフォーマンス、比類 なきサポート・レベルが『Oracle Cloud Infrastructure』を選 定した理由です" Eric S. Yuan CEO, Zoom Copyright © 2021 Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. 33
  18. Amazon、その他オンラインショップで単行本・電子書籍ともに販売! 著者:大塚 紳一郎 氏 株式会社野村総合研究所 NRI認定ITアーキテクト/Oracle ACE 2021年1月5日発売 書籍詳細: 技術評論社様ホームページ

    https://gihyo.jp/book/2021/9 78-4-297-11809-9 著者:日本オラクル株式会 社 塩原 浩太, 近藤 暁太, 丸川 祐考, 小西 朋子, 南野 英梨子, 山田 恭平, 林 妙子, 宮崎 博之, 土岐 建太, 中川 健太郎 2021年7月21日発売 書籍詳細: 翔泳社様ホームページ https://www.shoeisha.co.jp/book/d etail/9784798169033 Oracle Cloud Infrastructure の日本語書籍 Copyright © 2021 Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. 36 Oracle Cloud Infrastructure エンタープライズ構築実践ガイド Oracle Cloud Infrastructure 徹底入門 https://www.amazon.co.jp/dp/4297118092 https://www.amazon.co.jp/dp/479816903X/
  19. • HeatWave は MySQL Database Service 専用のクエリアクセラレーター • インメモリ&超並列処理により読取り処理を高速化 •

    Oracle LabsのProject RAPIDの成果を活用 https://labs.oracle.com/pls/apex/f?p=94065:12:103385944489261:14 • 現時点では、Spatialデータ型、Spatial関数は未サポート • HeatWaveの制限事項 https://dev.mysql.com/doc/heatwave/en/heatwave-limitations.html HeatWaveがGIS機能に対応して欲しい!! Copyright © 2021 Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. 38
  20. MySQL HeatWaveに AWS Auroraから移行することで、 性能が10倍向上し、コストも 大幅に削減することができました しかも、そのために アプリケーションを変更する 必要はありませんでした。 鈴木

    健治 株式会社ファンコミュニケーションズ A8事業部 プロダクト開発部長 兼 A8 2.0推進室長 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 39
  21. • HeatWave は MySQL Database Service 専用のクエリアクセラレーター • インメモリ&超並列処理により読取り処理を高速化 •

    Oracle LabsのProject RAPIDの成果を活用 https://labs.oracle.com/pls/apex/f?p=94065:12:103385944489261:14 • 現時点では、Spatialデータ型、Spatial関数は未サポート • HeatWaveの制限事項 https://dev.mysql.com/doc/heatwave/en/heatwave-limitations.html HeatWaveがGIS機能に対応して欲しい!! Copyright © 2021 Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. 40 HeatWaveのプロダクトマネージャーにフィードバックしたいので、 機能追加を希望される方は、是非私まで連絡下さい!!