DevOpsDays Tokyo 2021 で使用したスライドです。
Infrastructure as Code を導入してみたはいいけれど、デプロイしてみたらなぜか上手く動かない。そんな経験はありませんか? 本セッションでは、実際の環境を構築する「前」に、IaC のコード自体に対してテストを行う手法について解説します。
ご存知の通り Infrastructure as Code (IaC) は、インフラをコードで定義することを通し、アプリケーション開発のベストプラクティスをインフラ領域にも輸入しようとする方法論です。IaC の考え方は近年急速に普及し、開発フローの一部として種々の IaC ツールを利用することは半ば常識のような状態にあります。
しかし同時に、IaC は銀の弾丸ではありません。特に組織的な導入を考えようとすると、得てして「なぜか上手くいかない」「余計に運用が辛くなってしまった」という声を聞くこともよくあります。
なぜこんな事態に陥ってしまうのでしょうか? 本セッションの前半ではこの問題を言語化するために、「予測可能性」という考え方を導入します。IaC のデプロイ結果の予測しづらさがなぜ運用の辛さに繋がるのか、その構造を図解した上で、予測可能性を担保するための原理・原則を解説します。
では、具体的にその予測可能性を担保するにはどうしたらよいのでしょう? セッションの後半では AWS を取り上げ、IaC の実践の中でいかにインフラの予測可能性を担保するのか、方法論や具体的なツールの適用について解説します。
IaC 特有の辛さに疲れてしまったあなたが、もう一度 IaC に光明を見い出すためのセッションです。
イベント概要:https://confengine.com/conferences/devopsdays-tokyo-2021/proposal/15207/infrastructure-as-code
ブログ記事:https://ccvanishing.hateblo.jp/entry/2021/04/17/091533