Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Oracle Database@AWSの設計構築体験談!-NWの目線から-
Search
Sponsored
·
SiteGround - Reliable hosting with speed, security, and support you can count on.
→
矢儀丈博
August 04, 2026
Technology
97
1
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
Oracle Database@AWSの設計構築体験談!-NWの目線から-
矢儀丈博
August 04, 2026
More Decks by 矢儀丈博
See All by 矢儀丈博
ECS組み込みのBlue/Greenデプロイを動かしてELB側の動きを観察してみる
yuki_ink
3
2.7k
Oracle Database@AWSまわりのネットワーク構成について
yuki_ink
2
690
Design for Failure - リージョンとAZについて
yuki_ink
0
440
VPCエンドポイントを巡る名前解決とルーティングの話
yuki_ink
2
890
Amazon CloudWatch Network Monitor のススメ
yuki_ink
1
720
「名前解決」から振り返るAmazon VPC
yuki_ink
0
620
Other Decks in Technology
See All in Technology
LLM Internals: 언어 모델의 계보와 알고리즘 진화 (2023~2026)
inureyes
PRO
0
660
名刺メーカーDevグループ 紹介資料
sansan33
PRO
0
1.2k
2026-08-05 IBM Z開発最前線!IBM Bob Premium Package for Zって何がすごいの?
yutanonaka
0
320
AIのためのEthernet技術動向 (SerDes)
markunet
1
210
その“隠したつもり”が命取り ── 自前と平文をやめて「正解」に委ねる
kuroneko13
0
130
Agent 時代の Kaggle 展望 / kaggle-in-the-agentic-era
upura
1
820
私がブラウザを自作したくなった理由
supurazako
1
270
Digitization部 紹介資料
sansan33
PRO
2
7.7k
【AG-UI × A2UI × MCP Apps】Generative UIをやさしく解説する
nrinetcom
PRO
1
140
少人数チームで実現する、大規模AWSサーバーレス基盤における"揺らがない"信頼性運用
maimyyym
1
110
JavaScript 研修 (2026)
recruitengineers
PRO
2
620
Adding Right-to-Left support to your web application with CSS logical properties — Lessons from Redmine
vividtone
0
120
Featured
See All Featured
Navigating Weather and Climate Data
rabernat
0
480
A better future with KSS
kneath
240
18k
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
463
34k
No one is an island. Learnings from fostering a developers community.
thoeni
21
3.8k
Beyond borders and beyond the search box: How to win the global "messy middle" with AI-driven SEO
davidcarrasco
3
210
A brief & incomplete history of UX Design for the World Wide Web: 1989–2019
jct
2
470
For a Future-Friendly Web
brad_frost
183
10k
AI: The stuff that nobody shows you
jnunemaker
PRO
9
920
Sharpening the Axe: The Primacy of Toolmaking
bcantrill
46
2.9k
We Are The Robots
honzajavorek
0
300
New Earth Scene 8
popppiees
3
2.5k
Designing for Performance
lara
611
70k
Transcript
Oracle Database@AWSの 設計構築体験談! ーNWの目線からー 2026/8/4 矢儀丈博
◆自己紹介 名前:矢儀 丈博(やぎ たけひろ) 年齢:28歳 #NW_JAWS でツイー トお願いします! 出身:山口県 業務:カード会社様のAWS基盤保守など
好きなAWSサービス: Amazon VPC Oracle Database@AWSの設計構築体験談! -NWの目線から- 2
◆目次 1. イントロダクション 2. Oracle Database@AWSの基礎 - AWSとOCIの関係性 - 主要コンポーネント
3. 設計構築体験談 –NWの目線から- - Exadata Infrastructureの最小構成が大きすぎて、「基盤化」せざるを得なかった - 自動生成されるVCNのルートテーブルとNSGの仕様に悩まされた 4. まとめ Oracle Database@AWSの設計構築体験談! -NWの目線から- 3
◆目次 1. イントロダクション 2. Oracle Database@AWSの基礎 - AWSとOCIの関係性 - 主要コンポーネント
3. 設計構築体験談 –NWの目線から- - Exadata Infrastructureの最小構成が大きすぎて、「基盤化」せざるを得なかった - 自動生成されるVCNのルートテーブルとNSGの仕様に悩まされた 4. まとめ Oracle Database@AWSの設計構築体験談! -NWの目線から- 4
◆イントロダクション – Oracle Database@AWSとは AWSのデータセンター内でOracle社が管理するOracle Databaseを AWSのプラットフォームを通して利用できるサービス Oracle RACが使えてうれしい!! 本日の主役はコレです
※OracleRAC (Real Application Clusters) はRDSでは非サポート Oracle Database@AWSの設計構築体験談! -NWの目線から- 5
◆イントロダクション – Oracle Database@AWSとは AWSのデータセンター内でOracle社が管理するOracle Databaseを AWSのプラットフォームを通して利用できるサービス 東京リージョンと大阪リージョンでも GAされました(大阪は1AZのみ) Oracle
Database@AWSの設計構築体験談! -NWの目線から- 6
◆イントロダクション – サービス名表記について Oracle AI Database 26aiのリリース以降、 Oracle側は「Oracle AI Database@AWS」と表記を統一していますが
AWS側はまだ「Oracle Database@AWS」のまま… 今回のスライドでは 「Oracle Database@AWS」 または「ODB@A」と表記します Oracle Database@AWSの設計構築体験談! -NWの目線から- 7
◆目次 1. イントロダクション 2. Oracle Database@AWSの基礎 - AWSとOCIの関係性 - 主要コンポーネント
3. 設計構築体験談 –NWの目線から- - Exadata Infrastructureの最小構成が大きすぎて、「基盤化」せざるを得なかった - 自動生成されるVCNのルートテーブルとNSGの仕様に悩まされた 4. まとめ Oracle Database@AWSの設計構築体験談! -NWの目線から- 8
◆ Oracle Database@AWSの基礎 – AWSとOCIの関係性 • AWSのデータセンター(子サイト)は OCIのデータセンター(親サイト)の”拡張”扱い • AWS/OCI間は低遅延のNWで接続
AWSリージョン(子サイト) OCIリージョン(親サイト) 東京(apne1-az1/az4) 東京(ap-tokyo-1) 大阪(apne3-az2) 大阪(ap-osaka-1) 【参考】 Exadata Databaseのプロビジョニング手順 https://docs.oracle.com/ja-jp/iaas/Content/database-at-aws/oaawsgetting-started-architecture.htm 1. ODB Networkを作成 2. Exadataインフラストラクチャを作成 3. Exadata VMクラスタを作成 4. ODBピアリングを設定 5. Exadata Databaseを作成 Oracle Database@AWSの設計構築体験談! -NWの目線から- AWS のコンソールから OCI のコンソールから 9
◆ Oracle Database@AWSの基礎 – 主要コンポーネント ODB Network ・OCIインフラをホストする専用のプライベート ネットワーク ・「ODBピアリング」でVPCと接続する
・ODB Networkを作ると、OCI側では VCNとして認識され、ODB Networkと 同じCIDRがマッピングされる Exadata Infrastructure ・DBの基盤となるハードウェア ・ExaInfraの上に「VMクラスタ」を作成し、 そのVMクラスタの上でDBを動かすイメージ ・DBサーバとStorageサーバの組み合わせで 構成される https://aws.amazon.com/jp/blogs/database/provision-oracle-databaseaws-resources-using-terraform/ ・DBサーバ2台+Storageサーバ3台が 最小構成 Oracle Database@AWSの設計構築体験談! -NWの目線から- 10
◆目次 1. イントロダクション 2. Oracle Database@AWSの基礎 - AWSとOCIの関係性 - 主要コンポーネント
3. 設計構築体験談 –NWの目線から- - Exadata Infrastructureの最小構成が大きすぎて、「基盤化」せざるを得なかった - 自動生成されるVCNのルートテーブルとNSGの仕様に悩まされた 4. まとめ Oracle Database@AWSの設計構築体験談! -NWの目線から- 11
◆Exadata Infrastructureの最小構成が大きすぎて、「基盤化」せざるを得なかった コスト 性能 シングルAZ/最小構成の1階部分だけで、毎月170万円!!!! 1つのシステムだけでROIを説明できる気がしない!!!! 1,520ECPU、2,780GB、240TBが最小構成!!!! 1つのシステムで使い切れる気がしない!!!! https://speakerdeck.com/oracle4engineer/exadata-databasecloud-technical-detail?slide=14 https://docs.oracle.com/en-us/iaas/exadatacloud/doc/exa-servicedesc.html?utm_source=chatgpt.com#ECSCM-GUID-43F48F95-31074983-AB29-D95A54A01152
Oracle Database@AWSの設計構築体験談! -NWの目線から- 12
◆Exadata Infrastructureの最小構成が大きすぎて、「基盤化」せざるを得なかった システムA システムB システムC VPC VPC VPC ODB@A基盤 システムA用
ODB Network システムB用 ODB Network システムC用 ODB Network VMクラスタ VMクラスタ VMクラスタ Exadata Infrastructure Oracle Database@AWSの設計構築体験談! -NWの目線から- 13
◆自動生成されるVCNのルートテーブルとNSGの仕様に悩まされた ODB Networkを作って、VPCとピアリングもして VMクラスタも作ったぞ!! OCI側でVCNも見えてる!! ルートテーブルにはどんな設定が入ってるかな https://aws.amazon.com/jp/blogs/database/provision-oracle-databaseaws-resources-using-terraform/ Oracle Database@AWSの設計構築体験談! -NWの目線から-
14
◆自動生成されるVCNのルートテーブルとNSGの仕様に悩まされた VCN内のローカル通信のルートは暗黙的なのね (AWSみたいに、一応表示しといてくれると分かりやすいのに) ODB@Aの内部NWはDRG(OCIの仮想ルータサービス) として認識されるの面白い!! Service Gateway(AWSのVPC Endpoint的なもの) へのルートは自動設定されててうれしい!! 172.31.0.0/16はピアリングしたVPCで…
129.224.0.0/20って誰?? デフォゲがないやん!! 直接ピアリングしたVPCとの通信しかできないってこと!? https://blogs.oracle.com/cloud-infrastructure/the-aws-oracle-database-network Oracle Database@AWSの設計構築体験談! -NWの目線から- 15
◆自動生成されるVCNのルートテーブルとNSGの仕様に悩まされた 172.31.0.0/16はピアリングしたVPCで… 129.224.0.0/20って誰?? この人 https://repost.aws/ja/articles/AR2TOdAL0KT-mTYZUefV_hPQ/accessing-aws-managed-services-from-odb-network-usingamazon-vpc-lattice Oracle Database@AWSの設計構築体験談! -NWの目線から- 16
◆自動生成されるVCNのルートテーブルとNSGの仕様に悩まされた デフォゲがないやん!! 直接ピアリングしたVPCとの通信しかできないってこと!? そんなことはない POINT!! https://repost.aws/ja/articles/AR4zNLqp-CSmq-8MRjInUUcw/connecting-aws-cloud-wan-to-oracle-database-aws-odb-aws Oracle Database@AWSの設計構築体験談! -NWの目線から- 17
◆自動生成されるVCNのルートテーブルとNSGの仕様に悩まされた デフォゲがないやん!! 直接ピアリングしたVPCとの通信しかできないってこと!? ここに入れたCIDRがVCNのルートテーブルにも追加されて 宛先がODBピアリングに向くようになる https://www.ateam-oracle.com/oracle-dbaws-tgw Oracle Database@AWSの設計構築体験談! -NWの目線から- 18
◆自動生成されるVCNのルートテーブルとNSGの仕様に悩まされた 「Peer network CIDRs」に 0.0.0.0/0 入れたら デフォゲっぽく設定できるやん!! ピアリングされたCIDRブロックごとに、 新しいセキュリティルールセットが デフォルトNSGに追加されます!!
「Peer network CIDRs」に 0.0.0.0/0 を入れたら デフォルトNSGで 0.0.0.0/0 からの DBアクセスが許可されます!! Oracle Database@AWSの設計構築体験談! -NWの目線から- 19
◆自動生成されるVCNのルートテーブルとNSGの仕様に悩まされた https://docs.oracle.com/en-us/iaas/Content/database-at-aws/oaaws-network-odb-network.htm Oracle Database@AWSの設計構築体験談! -NWの目線から- 20
◆自動生成されるVCNのルートテーブルとNSGの仕様に悩まされた https://docs.oracle.com/en-us/iaas/Content/database-at-aws/oaaws-network-odb-network.htm Oracle Database@AWSの設計構築体験談! -NWの目線から- 21
◆自動生成されるVCNのルートテーブルとNSGの仕様に悩まされた VMクラスタからデフォルトNSGを全てデタッチして カスタムNSGで通信統制を一本化 ODBピアリングの「Peer network CIDRs」に 社内のプライベートIPレンジを設定 ⇒0.0.0.0/0からの接続許可するNSGが 存在してしまうのは、それ自体が危険と判断 https://aws.amazon.com/jp/blogs/database/provision-oracle-databaseaws-resources-using-terraform/
Oracle Database@AWSの設計構築体験談! -NWの目線から- 22
◆目次 1. イントロダクション 2. Oracle Database@AWSの基礎 - AWSとOCIの関係性 - 主要コンポーネント
3. 設計構築体験談 –NWの目線から- - Exadata Infrastructureの最小構成が大きすぎて、「基盤化」せざるを得なかった - 自動生成されるVCNのルートテーブルとNSGの仕様に悩まされた 4. まとめ Oracle Database@AWSの設計構築体験談! -NWの目線から- 23
◆まとめ • Oracle Database@AWSは、AWSのデータセンター内でOracle社が管理するOracle Databaseを AWSのプラットフォームを通して利用できるサービス。 • ODB Network・ODBピアリングを通してVPCと接続する。 •
Oracle Database@AWSは最小構成が大きく、単一のシステムで利用するにはTooMuchな場合がある。 ROIを考えて、複数システムで共用するのが一つの選択肢。 (もちろんシステム間の分離/統制の設計はちゃんとしないといけない) • VCNのルートテーブルとNSGの仕様に注意。 「VMクラスタを作ったら、とりあえずデフォルトNSGはデタッチして、カスタムNSGに乗り換える」 「その後、ODBピアリングのPeer network CIDRsに社内のプライベートIPレンジを設定する形で VCNのルートテーブルにルート設定を追加する」 というのがグッドプラクティスなのでは。 Oracle Database@AWSの設計構築体験談! -NWの目線から- 24
Oracle Database@AWSの 設計構築体験談! ーNWの目線からー 2026/8/4 矢儀丈博