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女子商アプリ開発の軌跡
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アシアル情報教育研究所
March 18, 2025
Education
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女子商アプリ開発の軌跡
アシアル情報教育研究所
March 18, 2025
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Transcript
女子商アプリ開発の軌跡 福岡女子商業高等学校 情報科 池田 和貴
自己紹介 名前:池田和貴 年齢:30歳 部活:AI・情報処理部 科目:情報科 (理科) 趣味:ゲーム、 Youtube 休日:コメダ珈琲で動画編集 特技:ゲーム制作
女子商に入社する前の趣味 Unityでゲーム制作 約30本作りました! (Googleでアプリも 出したことあります )
女子商に入社する前の趣味
女子商1年目の7月 商業科主任より「これ参加しない?」 全国商業高校Webアプリコンテスト(第1回) 池田の心境 「やった!ようやく俺の時代きた!渡りに船!」 早速、食堂へ希望生徒を募り2チーム参加へ
放課後の課外活動として実施 (開発エンジン:Unity) ⏩池田の持っていた 素材と教材を使って。 結果:2チームとも「 入選」 もっと時間をかけて授業内で作成したい!
結果:2チームとも「 入選」 ・自分たちでイラストを作成 ・背景も音楽もすごくこだわる ・家庭科の先生へ質問へ ・ドキュメントに沢山のメモ
結果:2チームとも「 入選」 ・難しいプログラムに挑戦! ・複数のパターンを用意 ・最後の最後までデバック作業!!
①提出時期が「女子商マルシェ」というイベントとほぼ 被っていた (準備が遅くなった ) (池田の)反省点 ⏩ もっと時間的な余裕がほしい!! ②自分1人でやることに限界を感じる
2年目 プログラミング (週2コマ)で実施! 情報科 2年生情報実践コース 担任 丸山 愛子先生 参戦! 対象:2年生の情報実践コース
61人(13チーム)
プログラミングの授業の 到達目標 ①プログラミングの基礎的な技術の習得 ②チームで 1つのプログラムを完成させる ③「社会や身の回りの課題解決」を考える! 開発エンジン: Monaca Education
4月:オリエンテーション 「どんなアプリを開発したいのか考えさせる」
チームリーダー(エントリーシート) イラスト、音楽のダウンロードと導入担当 動画担当 プログラマー チーム編成 (1チーム、4,5人) チームの中で『解決したい課題』を考える &役割分担(作業は全員でする! )
チームの決め方 自分たちで決めていい! (コチラから指定しない ) 理由:2年生なのである程度、仲が出来ている 難しい作業のために、せめて仲良し同士で
None
5月から8月 Monacaで学ぶはじめてのプログラミング 1章から12章までを全て作成 前にスライドを映して解説 (前もって作成したコード ) その後に、 生徒がコードを書いてみる。
入力ミスが多発!エラー祭り! ⏩生徒に少しづつ変化が、 「慣れてきた!」 「分かってきた!」 池田(これ、どうしようかな …) ただ写しているだけになっている
7月:テスト 単語の4択問題 &悩ませる問題も
問題発生① どうやってアプリを作っていいか分からない プログラミング難しい。 アイデアを形にするの、 どうすれば? 9月:開発開始
まず、これを伝えなきゃいけない!(夏休みで忘れている生徒も) ・画像、音楽 をMonacaに入れる方法 ・新しいページの入れ方&ページの遷移方法 ・文字の入れ方、文字の装飾 ・背景の入れ方(変更方法) ・新しいスクリプト の入れ方(反映方法) ・画像の入れ方(変更方法) ・BGMの入れ方(変更方法)
コードをchatGPTに考えてもらう ※注意 HTML、CSS、JavaScriptを組み合わせたコード例を出す 検索ワード 『Monacaエデュケーションで◯◯アプリを作りたいです。 HTML、CSS、JavaScriptでコードを考えてください』 慣れたら5分で作成完了します
勿論、これだけで上手くできません!! chatGPTへ更なる質問 ①プロンプトを変えてみる。 ②より詳しい条件を記入してみる。 ③上手くいかないところを直接聞いてみる。 思った通り完成しない!
それでも解決しない場合は 先生出動!! 「質問においで!!!」
問題発生② アイデアの難易度が高すぎる (日頃の自分たちが使っているアプリとのギャップ ) 世界平和 マッチング アプリ 環境問題 ⏩さすがに、無理 解決すべき課題を
考えることにも苦戦 途中で内容を変更した班も
本校生徒の特徴 ・女子商のスローガン『挑戦を、楽しめ』 ⏩プロジェクト活動をたくさんしている! 【社会や身の回りの課題解決】を考えるのは得意! ・表現力が高い!日頃から自己表現している! ・色々な視点から物を考えることができる。 (ダイエット、旅行、おみくじ、恋愛、目覚まし ) 新しいアイディアを生み出すのが得意!
問題発生③ 衝突はかなりありました。 ・アプリの開発案で揉める (案が複数あって、自分の案が通らないことも ) ・難しいことを理由に何もしない生徒 ・理想が高過ぎてなかなかコードが作れない chatGPTのコードを書いても全然そのようにならない ⏩諦めや妥協はしない!
10,11月:エントリーシート ・タイトルを皆んなで決める! (タイトルが一番大事だ、と何度も忠告! ) ・実際の商品のように、ちゃんと問題解決出来て い るか、悩みに寄り添えているかを指示 ・実際に商品 (アプリ)の紹介をするように!
12月:動画制作 ⚠全部完成しないと出来ない ⚠ 少しづつ11月から作成していた班もいた が、多くがギリギリになってしまった。 なるべく劇にするよう指示 ドラえもんを意識
助けてドラえもん〜 このアプリを使うと解決するよ! 何か事件が起こる! こんな感じで指示しました。
今年の結果は1チームが 「プレゼン賞」 を頂きました! 賞状とトロフィーも頂いております。
完成した作品をいくつか紹介させてください。 ほいっぷわんわん モーニングマスターズ 恋愛相談 みんなの自己管理さいきょう計画
(今年度の反省 ) ・13チーム、約 60名の人数を見るのが難しい ・「プログラミングって難しい」と思わせてしまった。 ・基礎的なプログラミングの力が身についていない 😢 ⏩これが来年度の一番の課題です。 ・探究授業としては大成功! ・チーム同士の協力、スケジュール管理
アイディアを出し合い形にする!
ご視聴 ありがとうございました!!!