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万博非公式マップとFOSS4G

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 万博非公式マップとFOSS4G

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K.Sakanoshita

July 05, 2025
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  1. 万博非公式マップとFOSS4G 坂ノ下 勝幸 諸国・浪漫 / OpenStreetMap Foundation Japan Code for

    OSAKA, Harima, Kusatsu/ 淀川アートネット Facebook: K.Sakanoshita X(Twitter): @K_Sakanoshita P.1 本資料で利用している地図: © OpenStreetMap contributors
  2. P.2 自己紹介 - 坂ノ下 勝幸 ◼ 主な所属コミュニティ・団体 ⚫ OpenStreetMap Foundation

    Japan ⚫ Wikimedians of Japan User Group ⚫ 諸国・浪漫 / 淀川アートネット ⚫ Code for OSAKAなど ◼ 主な活動内容 ⚫ マッピングパーティの開催および協力 ⚫ ウィキペディアタウンの開催および協力 ⚫ オープンソース/データの活用(アプリ開発など) ◼ 目指していること ⚫ 地元の情報は、自分たちで発信する文化を作る ⚫ 現場こそ最強のツールとデータが使えるように P.2
  3. P.5 どうして作ったのか ◼ 「万博非公式マップ」で検索すると… ⚫ 自分で作ったと主張しているが、どうみても背景地図は 公式マップをそのままコピーしたもの ✓ 万博非公式マップ(直接リンクしたくないのでGoogle検索してね) ✓

    万博公式マップ https://www.expovisitors.expo2025.or.jp/map ⚫ しかも、「非公式マップ」はかなりたくさんの方たちから 支持を受けて、万博会場内でも、「うちわに印刷」などで たまに見かけるほど普及している 完全なパクリだけど「誰も気付かない」? そもそも、地図は著作物だとは知らない? P.5
  4. P.6 どうして作ったのか ◼ 結局の所 ⚫ 「自由に使える地図が無い」のが本質的な問題かなと ⚫ OpenStreetMapに万博の情報を充実させる必要があると ⚫ 世界中のマッパーがマッピングした結果、開幕から3日間で

    かなり充実し、普通の地図として使えるレベルに! ⚫ それと、nyampireさんが 大阪市から許可を得て、 令和6年度航空写真を公開 してくれて助かった! ⚫ 他もパビリオンの写真が Wikimedia Commonsに アップされてきました P.6
  5. P.8 スマホで現地マッピングが便利 P.8 ◼ Every Door ⚫ https://every-door.app/ ◼ 便利な所

    ⚫ 写真を撮影するモチベーションはあっても、 帰宅後のマッピングは正直難しい ⚫ Every Doorを使えば、GPSで現在地を確認 しつつ、その場で簡単マッピングできる!
  6. P.9 データは揃ってきたけど ◼ OpenStreetMapの知名度が低い ⚫ オープンデータは充実したが、知名度が低いと知られない ◼ OpenStreetMapの使い方が分からない ⚫ osm.org

    の標準地図(のレンダリング)は万博向けではない ⚫ そもそも osm.org の標準地図はマッパー向けの地図だしね ⚫ QGISなどでレンダリングするのは高いスキルが求められる データを整備しても活用しないと意味がない 一般の来場者が使える仕組みを提供したいなと P.9
  7. P.12 コミュニティマップメーカーの仕組み ◼ アプリの独自データとOSMのデータを組み合わせることで 「何処に何があるか」を写真を含めて可視化ができる P.12 Wikimedia Commons データベース OpenStreetMap

    データベース アプリの独自データ 国際的なオープンデータの プラットフォーム(保管先) 地域の方たちが必要な情報だけを 分かりやすく地図表示するアプリ
  8. P.26 データが整備された結果 P.26 ◼ 個人的なおすすめ ⚫ 「Organic Maps」は、オープンソースで 開発されているオフラインマップ ⚫

    万博会場内の徒歩ナビゲーションが出来る ⚫ オフラインなので電波が無くても完全動作 ⚫ 無駄な宣伝や写真も無くて使い勝手が良い https://organicmaps.app/
  9. P.28 データ整備とアプリ開発の両輪が大事 ◼ 非公式マップから始まった問題の本質 ⚫ 「オープンデータ」が不足している状況を解消させる ⚫ OpenStreetMapやWikimedia Commonsなどの充実が大事 ◼

    データを整備しても使われないと意味がない ⚫ 一般の方が気軽に使えるWebアプリを開発して提供する ⚫ オープンデータなことは免罪符とはならない、一般の方が 使えるレベルのデータとアプリの完成度が必要となる ◼ 万博マニアックマップを開発(コミュニティマップメーカー) ⚫ 一般の方でも気軽に使える完成度(のつもり) ⚫ 万博ボランティアの方も案内に使われていたり P.28
  10. P.29 最後に ◼ 万博は半年で終わるお祭り ⚫ 半年後にはパビリオンは営業を終了し、一年もしたら建物も 大半が解体されたり、別の場所へ移設される運命 ◼ 今のうちにしっかり記録して将来に伝えたい ⚫

    今は情報があふれているけど、何十年後にも残るのは少ない ⚫ 万博協会やマスコミ、研究者はデータを持っている可能性は ありますが、幅広い検証や活用にオープンデータは有用 ◼ でも、記録するだけでは面白くない ⚫ 今を生きている私たちも、データを使って遊んでいきたい ⚫ その仕組みをFOSS4Gとして作れたら良いなと思います P.29