Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
オンラインコミュニケーションの課題と、その乗り越え方
Search
chanyou0311
September 28, 2022
Business
0
480
オンラインコミュニケーションの課題と、その乗り越え方
UUUO Developers Meetup リモート開発ノウハウを語る会の登壇資料です。
https://uuuo.connpass.com/event/259693/presentation/
chanyou0311
September 28, 2022
Tweet
Share
More Decks by chanyou0311
See All by chanyou0311
5分でわかるDuckDB
chanyou0311
10
3.2k
データプロダクトの定義からはじめる、データコントラクト駆動なデータ基盤
chanyou0311
3
890
データの信頼性を支える仕組みと技術
chanyou0311
6
2k
Pulumi に入門してみた
chanyou0311
1
180
What is DRE? - Road to SRE NEXT@広島
chanyou0311
3
950
release-please で実現する手軽で不変な Docker イメージタグ付け方法
chanyou0311
0
300
データ基盤を支える技術
chanyou0311
8
4k
おうちk8s入門 - すごい広島 IT初心者の会 [84]
chanyou0311
1
280
データ分析基盤のはじめかた
chanyou0311
1
1.3k
Other Decks in Business
See All in Business
株式会社miibo|採用デック
natsumidnx
0
160
いま、データに必要な解像度
hik0107
33
13k
Go See!で見つけるプロダクト開発の突破口とその実践法
ta0o_o0821
0
160
ドコドア_採用ピッチ資料_20241205
docodoor_hr
3
7.6k
スーパーマーケットのこれまでとこれから
10xinc
3
2k
概要
_connect
0
700
行動なしに良い仮説思考はできない
tumada
PRO
6
880
Sales Marker Culture Book(English)
salesmarker
PRO
1
3k
Sasuke Financial Lab_会社説明資料
mayuko_nishida
1
5k
Canary Inc. Company Deck
canaryinc
0
41k
株式会社カオナビ】会社紹介資料 for business / kaonavi/introduction-for-business
kaonavi
0
110
LayerX AI・LLM Division Deck
layerx
PRO
0
1k
Featured
See All Featured
GraphQLとの向き合い方2022年版
quramy
44
13k
The Power of CSS Pseudo Elements
geoffreycrofte
73
5.4k
Designing for Performance
lara
604
68k
[RailsConf 2023 Opening Keynote] The Magic of Rails
eileencodes
28
9.1k
Statistics for Hackers
jakevdp
796
220k
Testing 201, or: Great Expectations
jmmastey
40
7.1k
The MySQL Ecosystem @ GitHub 2015
samlambert
250
12k
Templates, Plugins, & Blocks: Oh My! Creating the theme that thinks of everything
marktimemedia
28
2.1k
個人開発の失敗を避けるイケてる考え方 / tips for indie hackers
panda_program
95
17k
Designing Experiences People Love
moore
138
23k
Building an army of robots
kneath
302
44k
Documentation Writing (for coders)
carmenintech
66
4.5k
Transcript
オンラインコミュニケーションの課題と、その乗り越え方 中村 優 / @chanyou0311 1
中村 優 ちゃんゆー / @chanyou0311 広島出身広島在住のエンジニア、高専出身 お仕事はデータ分析基盤の構築、運用 趣味はクルマと工作 2
PyCon JP 2022 を 10 月に開催します 3
PyCon JP 2022 日程: 10/14( 金) から 10/16( 日) まで
会場: TOC 有明コンベンションホール ウェブサイト: https://2022.pycon.jp connpass よりお申込みください! 4
オンラインコミュニケーションの課題と、その乗り越え方 5
今日お話すること オンラインコミュニケーションの課題とは? オンラインコミュニケーションの課題の乗り越え方 6
注意 学術的な裏付けや根拠はなく、自身の経験と推測に基づいた解釈を お話します。 「そういう見方もあるかも」くらいで、さらっと聞いてもらえると 嬉しいです。 7
今日お話しないこと リモートワークのメリット リモートワークのコツ あえて今日は触れません! 8
オンラインコミュニケーションの課題とは? 9
あらゆる状況において、情報の偏りを生んでしまう 10
あらゆる状況において、情報の偏りを生んでしまう 個人 チーム 組織全体 11
日々インプットする情報に偏りが出てしまう 読んだ書籍、チェックしているニュースサイト等が偏ってしまう 12
日々インプットする情報に偏りが出てしまう 読んだ書籍、チェックしているニュースサイト等が偏ってしまう chanyou は普段 Python を書いているので関心がそちらに寄りがち 一方で Ruby の動向は何もわからない 13
日々インプットする情報に偏りが出てしまう 読んだ書籍、チェックしているニュースサイト等が偏ってしまう chanyou は普段 Python を書いているので関心がそちらに寄りがち 一方で Ruby の動向は何もわからない 重要な情報を見逃しているかも…
14
社内メンバーのスキルや人間関係がわからない 組織に長くいればいるほど、誰と誰が一緒に仕事していたか把握で きる 15
社内メンバーのスキルや人間関係がわからない 組織に長くいればいるほど、誰と誰が一緒に仕事していたか把握で きる 新しくリモートの組織に入ると、今の状況はわかっても過去のこと を把握するのは困難 16
社内メンバーのスキルや人間関係がわからない 組織に長くいればいるほど、誰と誰が一緒に仕事していたか把握で きる 新しくリモートの組織に入ると、今の状況はわかっても過去のこと を把握するのは困難 今のプロダクトオーナーが、実は以前テックリードとして働いて いてバリバリコード書けたとか リモートだとなぜか過去の話題になりにくい 17
チームの仕事が属人化してしまう 「この仕事はあの人が前やったから、今回もお願いしよう」 18
チームの仕事が属人化してしまう 「この仕事はあの人が前やったから、今回もお願いしよう」 ドキュメント化されない秘伝の知見がその人に閉じてしまう 19
チームの仕事が属人化してしまう 「この仕事はあの人が前やったから、今回もお願いしよう」 ドキュメント化されない秘伝の知見がその人に閉じてしまう オフィスだと教えてもらうきっかけを作りやすいのに… 20
チームの動きが局所最適化されてしまう コミュニケーションがチーム内に閉じてしまうと、社内であっても 他のチームがどんなことをやっているかわからない 21
チームの動きが局所最適化されてしまう コミュニケーションがチーム内に閉じてしまうと、社内であっても 他のチームがどんなことをやっているかわからない 似たような調査や課題解決を、別のチームがそれぞれやってしまう ことも 同じ轍を踏む… 22
情報の偏りが様々な弊害を及ぼす 個人 日々インプットする情報に偏りが生じてしまう 社内の人間関係の経緯を把握するハードルが高い チーム チームの仕事が属人化してしまう 組織全体 チームの動きが局所最適化されてしまう 23
情報の偏りの性質と原因 24
情報の偏り自体はリモートワークと関係なく生じてしまうもの リモートワークだと顕著に出やすい印象 25
情報の偏りの原因はなんだろう … ? 26
色々考えたり経験した結果… 結局は「雑談不足」が原因 もう少しロジカルに考えてみる 27
コミュニケーションを分類して考えてみる 28
同期的かどうか、双方向か一方向かで分類できそう 29
オフラインでのコミュニケーションを考えてみる 30
オンラインでのコミュニケーションを考えてみる 同期的で双方向のコミュニケーションが少ない… 31
オフライン / オンライン 32
同期的な双方向コミュニケーションが貴重 … ! 貴重な時間を雑談に使いにくい 33
情報の偏りの原因 雑談不足が情報の偏りを大きくしてしまう ふとした会話が知識の共有や組織改善のきっかけにつながる 34
情報の偏りの原因 雑談不足が情報の偏りを大きくしてしまう ふとした会話が知識の共有や組織改善のきっかけにつながる 雑談が不足するのは「同期的な双方向コミュニケーション」が貴重 だから 雑談は後回しにして、本題に入ってしまう 35
オンラインコミュニケーションの課題の乗り越え方 36
雑談増やせばいいんでしょ? でも、いきなり雑談してくださいと言われても… 37
原因を逆手に取ると、 同期的な双方向コミュニケーションが雑談を生みやすい 38
同期的な双方向コミュニケーションを 戦略的に増やしていこう 39
やってよかった施策の紹介 40
モブプロ・ペアプロの実践 41
モブプロ・ペアプロの実践 42
モブプロ・ペアプロの実践 どういうときにモブプロ・ペアプロをやるのかチームで決めておくの がおすすめ 初回リリースまでは意思決定が多いのでモブプロで行う 30 分やって原因がわからないバグがあれば、ペアプロを行う 常にモブプロを実践する 43
アサカイで 1 人 1 ネタ、 気になったニュースと見解を共有する 44
アサカイでニュース共有 45
双方向を意識したコミュニケーション アサカイに限らず、ちょっとした工夫で双方向要素を加えられる 46
究極的にはオフラインで会う 47
究極的にはオフラインで会う 48
究極的にはオフラインで会う 会社の規模やオフィスと自宅の距離によりますが、以下のペースで会 うことが多い チームメンバーとは1 〜2 ヶ月に1 回程度 部署単位だと四半期に1 回程度 会社全体だと年に1
回程度 49
オフラインで会って何をするか 特に以下のような場合に、積極的にオフラインで会うようにしている 中長期のロードマップを計画するとき チームや組織全体に影響する根深い問題に気づいたとき 通常業務をなるべく入れずに、今後の方針策定などにじっくり時間を 使うことが多い 50
やってよかった施策の紹介 同期的な双方向コミュニケーションの場を設ける モブプロ・ペアプロ 51
やってよかった施策の紹介 同期的な双方向コミュニケーションの場を設ける モブプロ・ペアプロ 既存のコミュニケーションに双方向の要素を加える アサカイでニュース共有 52
やってよかった施策の紹介 同期的な双方向コミュニケーションの場を設ける モブプロ・ペアプロ 既存のコミュニケーションに双方向の要素を加える アサカイでニュース共有 オフラインで顔を合わせる機会を設ける ロードマップ策定、開発合宿、社内LT 大会 53
まとめ 54
まとめ オンラインコミュニケーションの課題とは? 雑談不足が情報の偏りを生み、様々な弊害をもたらす 55
まとめ オンラインコミュニケーションの課題とは? 雑談不足が情報の偏りを生み、様々な弊害をもたらす 雑談不足なのは同期的な双方向コミュニケーションが貴重だから 56
まとめ オンラインコミュニケーションの課題の乗り越え方 雑談を増やす、同期的な双方向コミュニケーションを増やす 57
まとめ オンラインコミュニケーションの課題の乗り越え方 雑談を増やす、同期的な双方向コミュニケーションを増やす モブプロ・ペアプロ アサカイでニュース共有 オフラインで会う 58
日々のコミュニケーションを整理してみると、 不足しがちなコミュニケーションに気づけるかも? ぜひやってみてください! 59