Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Jist swans study
Search
con_mame
May 17, 2009
Technology
0
93
Jist swans study
Jisit/SWANSの勉強会資料
con_mame
May 17, 2009
Tweet
Share
More Decks by con_mame
See All by con_mame
Amazon Aurora
con_mame
6
22k
Amazon Aurora latest update
con_mame
1
220
Amazon RDS for PostgreSQL deep dive 〜 Amazon Redshiftとの連携 〜
con_mame
3
1.5k
Other Decks in Technology
See All in Technology
株式会社ログラス − エンジニア向け会社説明資料 / Loglass Comapany Deck for Engineer
loglass2019
3
32k
DUSt3R, MASt3R, MASt3R-SfM にみる3D基盤モデル
spatial_ai_network
2
190
Opcodeを読んでいたら何故かphp-srcを読んでいた話
murashotaro
0
280
20241220_S3 tablesの使い方を検証してみた
handy
4
630
PHPからGoへのマイグレーション for DMMアフィリエイト
yabakokobayashi
1
170
DevFest 2024 Incheon / Songdo - Compose UI 조합 심화
wisemuji
0
120
10個のフィルタをAXI4-Streamでつなげてみた
marsee101
0
170
レンジャーシステムズ | 会社紹介(採用ピッチ)
rssytems
0
200
Fanstaの1年を大解剖! 一人SREはどこまでできるのか!?
syossan27
2
170
NW-JAWS #14 re:Invent 2024(予選落ち含)で 発表された推しアップデートについて
nagisa53
0
270
TSKaigi 2024 の登壇から広がったコミュニティ活動について
tsukuha
0
160
LINEヤフーのフロントエンド組織・体制の紹介【24年12月】
lycorp_recruit_jp
0
530
Featured
See All Featured
Fontdeck: Realign not Redesign
paulrobertlloyd
82
5.3k
How to Ace a Technical Interview
jacobian
276
23k
Build The Right Thing And Hit Your Dates
maggiecrowley
33
2.4k
The Illustrated Children's Guide to Kubernetes
chrisshort
48
48k
Building Your Own Lightsaber
phodgson
103
6.1k
Six Lessons from altMBA
skipperchong
27
3.5k
Dealing with People You Can't Stand - Big Design 2015
cassininazir
365
25k
実際に使うSQLの書き方 徹底解説 / pgcon21j-tutorial
soudai
169
50k
Unsuck your backbone
ammeep
669
57k
Imperfection Machines: The Place of Print at Facebook
scottboms
266
13k
How to Create Impact in a Changing Tech Landscape [PerfNow 2023]
tammyeverts
48
2.2k
Bash Introduction
62gerente
608
210k
Transcript
JiST/SWANS勉強会 -‐‑‒ 紹介とその他もろもろ -‐‑‒
JiST/SWANSとは? • JAVA in Simulation Time / Scalable Wireless Ad-‐‑‒
Hoc Network Simulator – Pure JAVAで作成されたネットワークシミュレータ – ⼤大規模なシミュレーションが可能 – メモリ消費量量が少ない – ⾼高速なシミュレーションを実現 – イベント駆動型シミュレータ • 現在のVersion1.0.6 – 開発は停⽌止 – 不不具合を含む
特徴など • メモリの消費が少ない • ⾼高速なシミュレーション • ⼤大規模なネットワークに対応 • Javaで記述されているためシナリオ作成 が容易易
• シミュレータのソースが公開されている • 拡張が容易易
しかし いい事ばかりなはずはなく・・・
⽋欠点・・・ • 挙動が仕様通りか怪しい – 修正を施した物があるけど、元が中々曲者な のでまだ残存する不不具合はある • コミュニティが無い – 開発⾃自体が停⽌止 • つまり今後の修正は⾒見見込めない – なのにコミュニティない
• 使⽤用者が増加しているけど、まだまだ少ない
⽋欠点・・・ • JiST/SWANSを使⽤用した論論⽂文にも修正したとし か記述がないので、公開された不不具合情報も少 ない • 期待をこめてIETFのMLを覗いても 質問者「未実装項⽬目があるんですが」 開発者「不不具合なども含めてわれわれも修正を⾏行行っていますが、最終的には皆さんの Labで使いやすいように改変してね」
俺涙⽬目 • そもそもググルと⾃自分のBlogが出てくるとか異異 常 – しかもGoogleランキング2位とか・・・ – 公式の次ってなに??
本当に使えるの??? • ⽋欠点は修正されてきているので論論⽂文での 使⽤用にも耐えられる • 現在も逐次修正中
JiST/SWANSの中⾝身 • OSIモデルに従った階層モデルを使⽤用 – 各層を1クラスとしインターフェイスを使⽤用 した接続を⾏行行っている – 各層はモジュールの概念念を持ち上・下階層の インターフェイス規約に則れば層を⾃自作可能 • ⾃自分の提案モデルに応じて追加 • 基本は3層にルーティングアルゴリズムを実装 – 電波伝搬モデルもモジュール実装
– パケットも単なるクラス – モジュールの集合体という認識識でいればおk
JiST/SWANSの中⾝身 アプリケーション トランスポート ネットワーク データリンク・物理理 フィールド 空間 プレゼンテーション・セッション層 は明確に存在しない データリンク・物理層の明確なモ
ジュール上での区別は無い
JiST/SWANSの中⾝身 • Log4Jやjargsなども含 む • これが主要構成
開発⽅方法 • Eclipse上で開発 – JavaベースのフリーのIDE • JiST/SWANSのNSL版はNAS上から取得 • 公式サイトからのDLはダメ • 後は普通のJavaのコーディング
• Javadocは公式サイト上に
まずやること • サンプルを動かす – src/driverにあるもの – ルーティングプロトコル⾃自体はsrc/jist/swans/route に • サンプルソースの理理解
– 基本的にsend/receiveメソッドで上下に繋がってい る – Eclipseの呼び出し元機能などを使えば⼤大まかなデー タの流流れがわかる • Eclipseすげー
その次にやる事 • ⼤大まかな流流れの理理解が出来たら、早速何 か作る – シナリオに各ノードの作成・各パラメータを 記述しそこから実⾏行行 – driverに相当するもの – アプリケーションソフトと思えばおk
開発の流流れ 1. 提案⽅方式を考案 2. 実装⽅方法を決定 3. シミュレータに実装 4. 実⾏行行 5.
デバッグ • この繰り返し • デバッグ実⾏行行はこまめに⾏行行う事推薦
デバッグの⽅方向性 • 不不具合の切切り分け – JiST/SWANS⾃自体が⼤大きなソフトなので、原 因が⾃自分のコードにあるのかシミュレータに あるのか切切り分ける – ここでシミュレータの理理解が乏しいと苦しむ – 流流れがわかればある程度度⾒見見通しがつく
少し突っ込んだ話 • 詳しくはWEBは使えない・・・ • このシミュレータは書いたソースを内部でバイ トコードレベルで書き換えている • メソッド→エンティティと変換 • イベント駆動に変更更する事でシミュレーション
時間上にイベントを配置する • 再帰を⾏行行ってもヒープエラーなどにはならない
下位層なんて・・・ • 理理解しなくてもシナリオ書ける • そこは上⼿手くモジュール化された恩恵 • しかし、下をしらないと思わぬところで ⾜足をすくわれるかも • 下位層にも⽬目を通すべき