① IPアドレスが涸渇してPodが起動できなくなった! どうやって解決した?(暫定対応) 3. EKS運用で直面した問題とその解決策 ◼ 暫定対策1: VPC CNIプラグインのパラメータチューニング ⚫ VPC CNIプラグインはPod起動より前にワーカーノード内にIPアドレスを前持って確保する仕様 ⚫ VPC CNIプラグインのパラメータを変更して、IPアドレスの事前確保の数を小さくする事で空きIPアドレスを増やしてしのぐ • WARM_IP_TARGET:warm pool として確保する IP アドレス数 • MINIMUM_IP_TARGET:Amazon VPC CNI のコンポーネントにより最低限確保する IP アドレス数 ◼ 暫定対策2: ワーカーノードに割り当てるサブネットの追加 ⚫ ワーカーノードの自動拡張機能は、新規ワーカーノードをどのサブネットで起動させるかの判断にIPアドレスの空き状況を見ない仕様 ⚫ その結果、小さいCIDRのサブネットにワーカーノードが偏って起動してしまい、再びIPアドレスが涸渇した サブネット EKSワーカーノード IPアドレス IPアドレス EKSワーカーノードはPod起動より前 にIPアドレスを複数確保する VPC CNIプラグイン ・WARM_IP_TARGET ・MINIMUM_IP_TARGET Az-a サブネット(/24) Az-a サブネット(/21) NEW EKS ワーカーノード EKS ワーカーノード IPアドレス IPアドレス IPアドレス サブネットを追加しても ワーカーノードが偏って起動する事で IPアドレスの涸渇が発生 暫定対策1: VPC CNIプラグインのパラメータチューニング 暫定対策2: ワーカーノードに割り当てるサブネットの追加