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pmconf2024_プロダクトチームの成長を加速させる組織戦略とは / prodops

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December 10, 2024

pmconf2024_プロダクトチームの成長を加速させる組織戦略とは / prodops

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りょーま

December 10, 2024
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  1. Delight Mission 喜び つくろう。 「よかった」が めぐる世界を。 Value Exciting わくわく こなすより、

    夢中になろう。 Value Eager 熱心 傍観者より、 冒険者になろう。 Value Exceed 超える 前例にならうより、 前例になろう。 Mission & Value めぐる世界を。 小さな変化の積み重ねが革新に繋がる ADWAYS DEEEが世界を変える つくろう。 「よかった」が 会社紹介
  2. 事業モデル WEBサービス向けアフィリエイト広告 国内最⼤級のメディアネットワークを運営。 2003年からサービス提供を開始し、常に右肩で成 ⻑を続けている。⻑年培ったノウハウにてリスク を最⼩限に抑え、最⼤の広告効果を⽣み出す。 APPサービス向けアフィリエイト広告 インストールで成果はもちろんの事、エンゲージ メントを⾼めるCPEなど多彩な成果地点にて広告 主のKPIに合わせた運⽤が可能。国内トップクラ

    スのCPI配信在庫を保有。 メディア向けオファーウォール広告 コンテンツ運営しているメディアに対し、コンテ ンツ内で使⽤できるポイントやコインをアフィ リエイト成果報酬としてユーザーへ付与するサー ビス。 掲載メディア WEBサイト、アプリメディア、SNS等 広告主 代理店 ⽣活者 オファーウォール広告 事業紹介
  3. チームの成長を鈍化させる因子 プロダクト戦略の誤解 • 認知/理解されていない • 目的と手段が噛み合わない • 目標が一人歩きしてしまう 意思決定の遅延 •

    自明なことに対して必要以上に議論 • 後から同じことが何度も掘り返される • 決定のための材料不足している 関心ごとの増加 • Aやっている間にBとCが始まる • リソース効率的な動きになっている • 情報の非対称性が生まれる プロセスの欠如 • 何をどんなタイミングでやるのか曖昧 • タスクが後手に回り非効率になる • チームのリズムが乱れる(習慣ができない) 成長を鈍化させる因子
  4. チームの成長を鈍化させる因子 プロダクト戦略の誤解 • 認知/理解されていない • 目的と手段が噛み合わない • 目標が一人歩きしてしまう 意思決定の遅延 •

    自明なことに対して必要以上に議論 • 後から同じことが何度も掘り返される • 決定のための材料不足している 関心ごとの増加 • Aやっている間にBとCが始まる • リソース効率的な動きになっている • 情報の非対称性が生まれる プロセスの欠如 • 何をどんなタイミングでやるのか曖昧 • タスクが後手に回り非効率になる • チームのリズムが乱れる(習慣ができない) 成長を鈍化させる因子
  5. チームの成長を鈍化させる因子 プロダクト戦略の誤解 • 認知/理解されていない • 目的と手段が噛み合わない • 目標が一人歩きしてしまう 意思決定の遅延 •

    自明なことに対して必要以上に議論 • 後から同じことが何度も掘り返される • 決定のための材料不足している 関心ごとの増加 • Aやっている間にBとCが始まる • リソース効率的な動きになっている • 情報の非対称性が生まれる プロセスの欠如 • 何をどんなタイミングでやるのか曖昧 • タスクが後手に回り非効率になる • チームのリズムが乱れる(習慣ができない) 成長を鈍化させる因子
  6. チームの成長を鈍化させる因子 プロダクト戦略の誤解 • 認知/理解されていない • 目的と手段が噛み合わない • 目標が一人歩きしてしまう 意思決定の遅延 •

    自明なことに対して必要以上に議論 • 後から同じことが何度も掘り返される • 決定のための材料不足している 関心ごとの増加 • Aやっている間にBとCが始まる • リソース効率的な動きになっている • 情報の非対称性が生まれる プロセスの欠如 • 何をどんなタイミングでやるのか曖昧 • タスクが後手に回り非効率になる • チームのリズムが乱れる(習慣ができない) 成長を鈍化させる因子
  7. チームの成長を鈍化させる因子 プロダクト戦略の誤解 • 認知/理解されていない • 目的と手段が噛み合わない • 目標が一人歩きしてしまう 意思決定の遅延 •

    自明なことに対して必要以上に議論 • 後から同じことが何度も掘り返される • 決定のための材料不足している 関心ごとの増加 • Aやっている間にBとCが始まる • リソース効率的な動きになっている • 情報の非対称性が生まれる プロセスの欠如 • 何をどんなタイミングでやるのか曖昧 • タスクが後手に回り非効率になる • チームのリズムが乱れる(習慣ができない) 成長を鈍化させる因子
  8. プロダクトとチームを同時に考えるのは難しい プロダクトの要素 • ユーザーストーリー • ビジネス価値(マネタイズ) • マーケット戦略 • アイディエーション

    • ソリューション作り チームの要素 • コミュニケーション • 心理的安全性 • プロセス/ルール • 役割/権限 • 体制作り それぞれ専門スキルが異なり、スイッチングコストもかかるため チーム内だけで改善するのは難易度が非常高い プロダクトvsチーム
  9. ProdOpsチームの立ち上げ • ProdOps(Product Oparetions) =プロダクト開発を上手く進めるための仕組 みや習慣を作ること • 専門チームをプロダクトチームの外に作成 • 組織の中にある複数のプロダクトチームに横断的に関わり、問題のキャッチ

    アップから解決までをトータルで支援する • 以上のことをプロダクトチームの成長を加速させる(鈍化させない)ために、 組織戦略として行う ProdOpsチームの立ち上げ
  10. ProdOpsチームの活動サイクル • 基本的にはスクラムを荒く回すような イメージ • 定例でプランニングや振り返りを実施 • 施策は計画外の事も必要に応じて勝手 にやる •

    四半期ごとに中期戦略やロードマップ も立てる • 非同期でも問題提起や情報共有は行う ProdOpsチームの立ち上げ
  11. ProdOpsチームの取り組み コミュニケーションラインの透明化 • ステークホルダーマップ • コミュニケーションマップ プロセスと役割の明確化 • バリューストリームの振り返り •

    ドラッカー風エクササイズやRACI チームの検査と改善計画 • Criteriaを活用したチーム健康診断 • 振り返りやフィードバック文化の構築 ツール導入と活性化 • デザインやプロダクトマネジメント関連のツールや サービスの導入支援 プロダクト戦略の強化 • プロダクト戦略のアップデート支援 • ストーリーライティング支援 サポート体制の充実 • 日々の相談 • 「ちょっといいですか」を聴く ProdOpsチームの取り組み
  12. チームの成長を鈍化させる問題(再掲) プロダクト戦略の誤解 • 認知/理解されていない • 目的と手段が噛み合わない • 目標が一人歩きしてしまう 意思決定の遅延 •

    自明なことに対して必要以上に議論 • 後から同じことが何度も掘り返される • 決定のための材料不足している 関心ごとの増加 • Aやっている間にBとCが始まる • リソース効率的な動きになっている • 情報の非対称性が生まれる プロセスの欠如 • 何をどんなタイミングでやるのか曖昧 • タスクが後手に回り非効率になる • チームのリズムが乱れる(習慣ができない) 問題は解決できたか
  13. 問題は解決できたのか プロダクト戦略の誤解 ✅理解や浸透度が上がってきた ✅目的/目標/課題の解像度が高くなった ⚠ステークホルダー全体で考えるともう一つ 意思決定の遅延 ✅戦略に基づいた判断が早くなってきた ✅決めるヒト/コトの解像度が上がってきた ⚠本当にこれで進める?の迷いがまだある 関心ごとの増加

    ✅戦略に則った開発が中心になってきた ✅緊急時には別チームを作って対応している ⚠関心ごとの分類や透明性に課題あり プロセスの欠如 ✅大枠としていつ何をやるのかがわかってきた ✅ボトルネックを特定する動きも出てきた ⚠ディスカバーとデリバリーの行き来が難しい 問題は解決できたか
  14. アンチパターン(をあえて書くなら) • ツールやプラクティス自体が主体になってしまう ◦ 問題やタイミングに対して適切な手段を選ぶこと ◦ うまくいかない時にプラクティスのせいにしない(今、それじゃなかっただけ) • 2次情報だけで判断してしまう ◦

    「誰かから聞いたけど、あのチームはこういう問題を抱えているらしいよ」だけで判断はNG ◦ 直接見る/聞く(ProdOpsチームの一次情報を持っている人を信頼するのはOK) • いきなり全体最適を目指してしまう ◦ 小さく始めて、小さく学ぶ ◦ MVP開発と同じ要領 • 受け身になってしまう(サーバントになりすぎる) ◦ そもそもプロダクトチームが問題に気づいていないこともある ◦ 傾聴のスタンスは前提として、自分達からキャッチアップしにいく アンチパターン
  15. ようやく機能し始めてきた • ProdOpsの使命感がわかってきた ◦ 組織からの期待感が目に見えてきた ◦ プロダクトチームの成長要因の一つになっ てきている • 支援の強度やバランスを掴めてきた

    ◦ ベースは伴走 ◦ 時にはリードする/見守る • ProdOpsのチーム外でProdOpsが始ま る ◦ ProdOpsチームのメンバーが勝手に仲間を 作ってくる好循環 機能期へ ※タックマンモデル (https://teamhackers.io/what-is-a-tuckman-model-how-to-overcome-t he-turmoil/) ↑今この辺↑
  16. まとめ 前提/問題提起 • 良いプロダクトは強いチームから生まれる • チームの問題を放置すると成長が鈍化する • その瞬間は何とかなるが、パンクしたタイヤで走っているようなもの 対策 •

    プロダクトチームを支援するProdOpsチームを作る • ProdOpsチームは職能横断で作ることで、多角的な問題分析や考察が可能 • プロダクトチームの問題キャッチアップから解決までを支援する ポイント • プラクティスや考え方を提供するだけではなく、伴走しながら支援する • プラクティスは打ちどころが重要(失敗をプラクティスのせいにしない) • 何かが起きる前に相談されるようになったら機能し始めた証 まとめ
  17. 問題は解決できたのか(再掲) プロダクト戦略の誤解 ✅理解や浸透度が上がってきた ✅目的/目標/課題の解像度が高くなった ⚠ステークホルダー全体で考えるともう一つ 意思決定の遅延 ✅戦略に基づいた判断が早くなってきた ✅決めるヒト/コトの解像度が上がってきた ⚠本当にこれで進める?の迷いがまだある 関心ごとの増加

    ✅戦略に則った開発が中心になってきた ✅緊急時には別チームを作って対応している ⚠関心ごとの分類や透明性に課題あり プロセスの欠如 ✅大枠としていつ何をやるのかがわかってきた ✅ボトルネックを特定する動きも出てきた ⚠ディスカバーとデリバリーの行き来が難しい 問題は解決できたか
  18. ProdOpsチームの次なる”QUEST” プロダクト戦略の誤解 ⚠ステークホルダー全体で考えるともう一つ   更なる全社的な一体感の創出 意思決定の遅延 ⚠本当にこれで進める?の迷いがまだある   60点で進めるマインドセットの確立 関心ごとの増加

    ⚠関心ごとの分類や透明性に課題あり   インサイトマネジメントの徹底 プロセスの欠如 ⚠ディスカバーとデリバリーの行き来が難しい   デュアルトラックアジャイルへの挑戦 QUEST