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Enablingチームの動きとは__Devin導入を通じての学び.pdf
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ディップ株式会社
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September 15, 2025
Technology
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Enablingチームの動きとは__Devin導入を通じての学び.pdf
ディップ株式会社
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September 15, 2025
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Transcript
Enablingチームの動きとは? - Devin導入を通じての学び - ディップ株式会社 ソリューション開発本部 CTO室 酒井 駿
アジェンダ 自己紹介 Enablingチームとは? Devin導入を通じてのEnabling 学びのまとめ
自己紹介 音楽 ジャンルこだわらずに聴く 🎧 ドラム 🥁 → ルーツはYOSHIKI ディップ株式会社 ソリューション開発本部
CTO室 (Enablementユニット) 酒井 駿(新卒2年目) 趣味・好きなこと
LTテーマの経緯 Devin導入PJから学んだ“Enablingチーム”としての動き方 もともとは別部署に所属 → 今年6月から今のCTO室Enablementユニットへ 「Enablingってなんだ...?」 「どういう役割のチーム...?」 最初に頂いた大きなタスクがDevin導入PJの主導 「Enablingチームってこう動くのか!」という学びがたくさん
Enablingチームとは?
チームトポロジーについて 「頻繁に」 「安定的に」 「素早く」
4つのチームタイプ チームタイプに応じた目的・役割・責任を担う Stream-aligned(ストリームアラインドチーム) 開発において一番中心となり、他チームは全て本チームの負荷を減らすために存在 Enabling(イネイブリングチーム) 他のチームが新しい技術やスキルを身につけるのを支援するチーム Complicated Subsystem(コンプリケイテッド・サブシステムチーム) 名前の通り、複雑なサブシステムやコンポーネントを扱う専門チーム Platform(プラットフォームチーム)
インフラやツール、共通サービスなどの内部サービスを提供するチーム
4つのチームタイプ チームタイプに応じた目的・役割・責任を担う Stream-aligned(ストリームアラインドチーム) 開発において一番中心となり、他チームは全て本チームの負荷を減らすために存在 Enabling(イネイブリングチーム) 他のチームが新しい技術やスキルを身につけるのを支援するチーム Complicated Subsystem(コンプリケイテッド・サブシステムチーム) 名前の通り、複雑なサブシステムやコンポーネントを扱う専門チーム Platform(プラットフォームチーム)
インフラやツール、共通サービスなどの内部サービスを提供するチーム
dipにおけるEnablementとは Enablementユニットにおけるミッション 技術を通してストリームアラインドチームの 自律性を高めるための仕組み作りを担う
dipにおけるEnablementとは 技術を通してストリームアラインドチームの 自律性を高めるための仕組み作りを担う よりAIネイティブな開発の推進を担う AI Enablementチームとしての側面 Enablementユニットにおけるミッション AIコーディングツールを 組織に浸透させたい!
Devin導入を通じてのEnabling
Devinについて
Devin導入のメリット 人的リソースの確保・保守運用のコスト削減 Devinの特徴:クラウドベースの自律型AIエージェントである ローカル環境の構築不要・メンテナンスの手間が省ける Devinをいちエンジニアとして扱い、保守運用における繰り返しタスクを任せる 組織内に定着させてしまえば、大きなコスト削減に繋がるはず
Enablementチームに期待される役割 大きく分けて以下3つのアクション 各チームへのAI技術の普及、教育、およびサポート AI活用によるプロダクト開発プロセスの最適化と効率化 AI活用による開発の成功事例創出と横展開
各チームへのAI技術の普及、教育、およびサポート PJの現状としてはこのアクションが完了したフェーズ → 何をやった? AI活用によるプロダクト開発プロセスの最適化と効率化 AI活用による開発の成功事例創出と横展開 チームに期待される役割 大きく分けて以下3つのアクション
最初のフェーズで目指した事 とにかく組織内でDevinを使いこなせる人を増やす! 取り組んだ内容 チームごとに「Devinの使い所が分かる人(エバンジェリスト)」を作る 様々な部署に声をかけまくって、Devinを布教 選出したエバンジェリストに対してDevinオンボーディングを行う Devinの基礎をまとめた資料を作成してオンボーディング エバンジェリストがチーム内波及を進めていけるようになるための仕組み作り 知見共有の場を想定し、エバンジェリスト中心のSlackチャンネル作成 そこでの質問・疑問などをエバンジェリスト同士で共有し合うなど
PJで大変だったこと チームごとの“Devinが合う形”の模索 取り組んだ内容 チームごとに「Devinの使い所が分かる人(エバンジェリスト)」を作る 様々な部署に声をかけまくって、Devinを布教 どういう形でDevinを導入するのか?を エバンジェリストにヒアリング&一緒に模索
学びのまとめ
学びのまとめ Enablingチームとしての“責任範囲” チームトポロジーの考えに基づくEnablingチームの役割(再掲) 「他のチームが新しい技術やスキルを身につけるのを支援するチーム」 あくまでも“仕組みづくり”までが役割 新しい技術を波及させるための「種を蒔く」という役割 種を実際に育てて広めるのはエバンジェリストの役割 今後の展望 実際のDevin導入にあたってエバンジェリストへの継続的なサポート 導入後の定量的な効果計測(4keysによる計測など)
ご静聴ありがとうございました