Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
プロダクトの一番の理解者を目指してQAが取り組んでいること 〜現場・マネジメント各視点のプラク...
Search
hacomono Inc.
PRO
March 13, 2025
Technology
1
440
プロダクトの一番の理解者を目指してQAが取り組んでいること 〜現場・マネジメント各視点のプラクティス〜
プロダクト成長を支えるQA組織立ち上げの取り組みと課題
株式会社hacomono
望月真仁
hacomono Inc.
PRO
March 13, 2025
Tweet
Share
More Decks by hacomono Inc.
See All by hacomono Inc.
カナリアリリースの異常検知を SLOバーンレートを用いて実装した話
hacomono
PRO
0
47
NewSQLや分散データベースを支えるRaftの仕組み - 仕組みを理解して知る得意不得意
hacomono
PRO
3
260
hacomonoらしさをデザインする
hacomono
PRO
2
160
IoTの沈黙をどう検知する?Web系エンジニアが挑んだ苦難と改善記録
hacomono
PRO
1
170
AWS Step Functionsで実現するジョブ基盤 -プロダクトチームを支える基盤づくり-
hacomono
PRO
1
180
アウトカムを最大化させるプロダクトエンジニアの動き
hacomono
PRO
1
710
プロダクトエンジニア 360°フィードバックを実施した話
hacomono
PRO
0
680
hacomonoの品質とQA[Findy Job LT]
hacomono
PRO
0
360
社運懸かった大型機能をゼロから作り直した話
hacomono
PRO
0
300
Other Decks in Technology
See All in Technology
メモ整理が苦手な者による頑張らないObsidian活用術
optim
1
180
【CEDEC2025】大規模言語モデルを活用したゲーム内会話パートのスクリプト作成支援への取り組み
cygames
PRO
2
680
バクラクによるコーポレート業務の自動運転 #BetAIDay
layerx
PRO
1
670
人に寄り添うAIエージェントとアーキテクチャ #BetAIDay
layerx
PRO
8
1.7k
Tableau API連携の罠!?脱スプシを夢見たはずが、逆に依存を深めた話
cuebic9bic
2
190
With Devin -AIの自律とメンバーの自立
kotanin0
2
1k
AIエージェントを支える設計
tkikuchi1002
12
2.9k
東京海上日動におけるセキュアな開発プロセスの取り組み
miyabit
0
220
AI エンジニアの立場からみた、AI コーディング時代の開発の品質向上の取り組みと妄想
soh9834
8
630
地域コミュニティへの「感謝」と「恩返し」 / 20250726jawsug-tochigi
kasacchiful
0
120
GMOペパボのデータ基盤とデータ活用の現在地 / Current State of GMO Pepabo's Data Infrastructure and Data Utilization
zaimy
3
180
AI時代の経営、Bet AI Vision #BetAIDay
layerx
PRO
1
1.3k
Featured
See All Featured
Easily Structure & Communicate Ideas using Wireframe
afnizarnur
194
16k
実際に使うSQLの書き方 徹底解説 / pgcon21j-tutorial
soudai
PRO
182
54k
個人開発の失敗を避けるイケてる考え方 / tips for indie hackers
panda_program
110
19k
Fashionably flexible responsive web design (full day workshop)
malarkey
407
66k
Designing Dashboards & Data Visualisations in Web Apps
destraynor
231
53k
Raft: Consensus for Rubyists
vanstee
140
7k
Responsive Adventures: Dirty Tricks From The Dark Corners of Front-End
smashingmag
251
21k
[RailsConf 2023 Opening Keynote] The Magic of Rails
eileencodes
29
9.6k
Practical Tips for Bootstrapping Information Extraction Pipelines
honnibal
PRO
21
1.4k
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
357
30k
Balancing Empowerment & Direction
lara
1
520
Cheating the UX When There Is Nothing More to Optimize - PixelPioneers
stephaniewalter
283
13k
Transcript
Last Update 2025.03.13 プロダクトの一番の理解者を目指して QAが取り組んでいること 〜現場・マネジメント各視点のプラクティス〜 株式会社 hacomono 望月真仁 [プロダクト成長を支えるQA組織立ち上げの取り組みと課題]
2 自己紹介 ◾ 名前 望月 真仁(もちづき まさひと) ◾ 所属
株式会社hacomono 2024/09入社 CTO室・QA部 ◾ 好き マーベル映画 / モンスターハンター
3 会社紹介
4 会社紹介 : 導入企業
5 プロダクト機能群と組織 フルタイム 7名 その他 9名 QA部
6 2025.03 hacomono QAのこれまで 2020.09 2021.12 2022.06 2023.11 2024.02 第三者検証参入
業務委託2名 開発作成のテスト整理から QAチームはまだない E2E自動テスト開始 mablを本格的に利用 体制拡大と専属化 Shift-leftの推進 インプロセス型のQAに QAチーム誕生 正社員1名 + 業務委託3名 SETチーム誕生 SETエンジニア2名 2019.03 hacomonoリリース 新たな課題へ挑戦 (20) (50) (90) (100) (120)
7 hacomono QAの現在 内部品質 現在hacomono QAが直面している課題とその取り組み内容をご紹介 リグレッションテスト インシデント • 手を入れたコードと全く関係ないところで不具合発生
• この機能に手を入れるの怖いよね • だがしかし個人の感覚値ベースでしか会話できない • 機能網羅的な設計でプロダクト成長に比例してボリューム増 • 手動・自動が混在 • 意図が不明なテストケースなどメンテナンス性が良くない • 類似インシデントが別の箇所で発生 (例えばパフォーマンス ) • 再発防止策が棚上げ状態のまま • ポストモーテムの精度にばらつきがある
8 内部品質と向き合う まずは既に取得できている メトリクスを活用 メトリクスベースで開発者と会 話 内部品質とは?の認識合わせ 今回カバレッジが下 がっているのってど んな背景ですか?
いやー、実はこの実 装がこうなってて結 果こうなったんです よ あーそれは大変だ、 じゃあ今回はこの辺 りのテストを厚めに した方が良さそうで すね 軌道に乗ったらメトリクスを拡充 数値を上げたくなるが、まずは自分た ちがコントロールできることから Test coverage Code smells
9 リグレッションテストの再構築 機能網羅から出荷判定へ 効率化と再設計 オールインワンプロダクト故の辛み CUJをどこまで掘り下げるか? 総合フィットネスジ ムの運用 24時間ジムの運用 スイミングスクール
の運用 リリース頻度アップします E2Eに限らずテストの信頼性 を上げたいね IoTデバイスのテストどうする 皆さんの取り組み・知見を ぜひ教えてください🙏 違い 違い mablをPlaywrightに移行 Maintenan ceability Flaky Observabil ity 全員がPlaywrightに習熟しているわけ ではないのでフォローし合い テスト基盤(環境・データ)を ちゃんと管理したい
10 型化やナレッジ共有など組織としてのポ ストモーテム力の強化を図る インシデントとの関わり インシデント対応 ポストモーテム プロセスへのフィードバック テストベース この機能は以前こんなインシ デントが発生したのか、今回こ
ういった視点を取り入れてみ よう 要件 設計 インシデント記 録 インシデント コマンダー ハドル参加 調査・再現確認 チャンネル参加 キャッチアップ 松 竹 梅 New! インシデント・ポストモーテムのデータ を一元管理
11 チームをまたいだ取り組みが見えにく いので今は週一で共有 日々の活動は日報やSlackや1on1でも吸い 上げ
12 今後に向けたマネジメント課題 等級基準 QAマネジメントとして取り組んでいる&今後やりたいことをご紹介 エンジニアスキル AI • QAの成果を評価するのは難しい • リリース後しばらくしてから問題が発生するといったケース
• 今回は素晴らしい成果であったが次回も再現でき得るのか • hacomono QAはhacomonoプロダクト一番の理解者となる • 現状は内部観点の理解が弱い • QA領域だけではなくエンジニアとしてのスキルアップ • QA業務にAIを適用するのはもちろん • AIを活用した新たな開発プロセスへの対応 (AIによるコード生成 など)
13 等級基準 hacomonoの人事制度は等級・評価・給与制度がベースとなっている 前述の通り評価は難しいため、まずは等級ごとの期待値を整理するところから切り込んでいる hacomonoのカルチャーや開発組織を前提にした場合、 ロールで分けるのは馴染まなそうと感じている QA力(QMファンネ ル) エンジニア力 バリュー体現
hacomono力 ソフトスキル
14 プロダクト理解とエンジニアとしての成長基盤 ちょうど取り組みを開始したところ 開発者とコラボレーションしたりしていけると良いな ワークショップ 今後やりたい
15 株式会社hacomono エンジニア採用HP https://www.hacomono.co.jp/recruit/engineer/ QAメンバー募集しています! QAスペシャリスト QAマネージャー QAエンジニア
https://www.hacomono.jp/