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地域コミュニティへの「感謝」と「恩返し」 / 20250726jawsug-tochigi

地域コミュニティへの「感謝」と「恩返し」 / 20250726jawsug-tochigi

2025/07/26 (土) JAWS-UG栃木 オフライン #3 にて発表した資料

イベントページ
https://jawsug-tochigi.connpass.com/event/355727/

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kasacchiful

July 25, 2025
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Transcript

  1. 地域コミュニティへの「感謝」と「恩返し」 2 0 2 5 / 0 7 / 2

    6 (Sat.) JAWS-UG栃 木 オフライン #3 笠原 宏
  2. 自己 紹介 2 笠原 宏 wクラスメソッド株式会社 データ事業本部ソリューションアーキテクト w新潟県新潟市在住 w好きなAWSサービス: S

    3 、Lambda、Step Functions wJAWS-UG新潟 支 部 / Python機械学習勉強会in新潟 / JaSST新潟 / ASTER / SWANII / Cloud fl are Meetup Niigata / AI CRAFT Hacks Niigata / etc. wAWS Community Builder (Serverless) / 2 0 2 5 AWS Top Engineer (Service) / 2 0 2 5 Japan AWS All Certi fi cations Engineer @kasacchiful @kasacchiful
  3. 7/27 ( 日 ) AI CRAFT Hacks Niigata # 4

    × DERTA Gig 4 IUUQTBJDSBGUIBDLTOJJHBUBDPOOQBTTDPNFWFOU
  4. 8/9 ( 土 ) JAWS-UG 北陸新幹線 #4 in 長 野

    5 IUUQTKBXTVHOBHBOPDPOOQBTTDPNFWFOU
  5. みのるん登壇決定! 8/23 ( 土 ) JAWS-UG 新潟 × Python機械学習勉強会 in

    新潟 6 IUUQTKBXTVHOJJHBUBDPOOQBTTDPNFWFOU
  6. JAWS-UG 新潟 開催形式 7 本編勉強会 • 不定期開催 / 2〜3時間程度 /

    オフライン • 事前にテーマ決めて開催 プチキャッチアップ会 • 毎週 木 曜夜21時 / 1時間程度 / オンライン • その場で気になる記事 見 たり、お悩み相談受けたり
  7. 話の流れ 9 以下の流れでお話しします • コミュニティ運営を始めたきっかけ • 地域との関係性と巻き込み 方 • 運営の壁と乗り越え

    方 • 得られたもの ・ 失ったもの • これからコミュニティ運営してみたいと考えている 方 へ
  8. 当時の私の状況をふりかえる 12 • エンジニア歴7年弱 (2013年1 月 当時) • 一 番最初に勉強会

    ・ カンファレンス参加したのはOSC Tokyo 2 0 0 7 Spring ✦ 新潟から出張して参加した • 新潟に勉強会 自 体は少なかったが、当時所属してた会社の技術部 長 (いたさん)がRubyの勉 強会コミュニティを 立 ち上げてたので、ここから新潟の勉強会コミュニティに参加し始めた • JaSST Niigata 立 上げメンバーによる、ソフトウェアテストの勉強会にも参加 • 新潟の勉強会参加者から、懇親会後に「 長 岡に超 面白 い勉強会あるから、参加した 方 がい いよ」と誘われる
  9. JAWS-UG新潟を 立 ち上げるまでの軌跡 13 • 2016年   AWS Cloud Roadshow

    2 0 1 6 金 沢 参加 ◦ 新たにAWSを知るきっかけ ◦ 夜のJAWS-UG 金 沢は参加できず( 日 帰りのため) • 2017年   JAWS DAYS 2 0 1 7 初参加 ◦ この年の春から、仕事でもAWSを触ることに • 2018年   NEM 8 参加 ◦ JAWS-UG上越妙 高 の植 木 さんと出会う • 2018年   JAWS-UG新潟#1 初開催 • 2013年   JAWS-UG 長 岡#1 (NDS# 3 0 ) 参加 ◦ AWSアカウント作成して、初めてAWS触る • 2014年   AWSの無料枠終了 ◦ その後、しばらくAWSを触らず • 2015年   JAWS-UG 長 岡#2 (NDS# 4 4 ) 参加 ◦ EC 2 / S 3 / RDS を触った程度で 止 まっている状態 ◦ SQS ? Beanstalk ? Cloudfront ? Lambda ? ◦ AWS知らなすぎて、会話が成り 立 たないため、 AWSを学び直すことを決意 → でもどうしたら? ◦ 仕事ではIBMのクラウドサービス使っている状況
  10. どうして 立 ち上げようと思ったか? 17 • 新潟はそこまでITコミュニティの勉強会が開催されていなかった • JAWS-UG 長 岡やJAWS-UG上越妙

    高 は、開催頻度が少なかった ✦ そもそも新潟市から 長 岡市や上越市へは移動が 大 変 • 東京出張ついでに、JAWS-UGの勉強会に参加していた • 過去に、新潟で勉強会開催経験があった (単発開催) • NEMで、JAWS-UG上越妙 高 の 方 に 立 ち上げ 方 法聞いてみよう! 無いなら、 自 分で作ればいいんじゃん? って、勉強会参加前から思ってた
  11. 参考: 他のコミュニティに関わるきっかけ 18 • JaSST Niigata 実 行 委員会 ✦

    JaSST Niigataに参加して「 人手 が 足 りないなら 手 伝うよ」 • ASTER ✦ ソフトウェアテスト研修受講後、講師らと飲んでいたら「来年から研修アシスタントやってよ」 • Python機械学習勉強会 in 新潟 ✦ 病院勤務の 方 が 立 ち上げ → いたさんが引き継ぐ → 笠原が引き継ぐ • Cloudflare Meetup Niigata ✦ 亀田 さんからお声がかかる • AI CRAFT Hacks Niigata ✦ 菊池さんが 生 成AIの利 用方 法の情報共有がしたいというので「なら勉強会 立 ち上げますか?」
  12. JAWS-UG新潟県 22 新潟 × 長 岡 × 上越妙 高 合同開催

    IUUQTTJUFTHPPHMFDPNTJUFOETTJUFOPKBXTVH
  13. 地域との関係性と巻き込み 方 28 そこまで意図して巻き込んでいるわけではない • 勉強会開催していたら、たまたま地域のキーマンと出会えた ✦ 「勉強会でやった内容を、こっちでも再演して」 ✦ 「新潟でたくさん知

    見 を持っているから、こっちでもお話しして」 ✦ 色 々サポートしてたら 大 学の教授で「 大 学の講義に出てほしい」 ✦ 突然DMが来て「勉強会開催してくれませんか?」 人 との出会いは、どこかで繋がる
  14. 地 方 勉強会あるある 30 参加者がなかなか集まらない • 開催 日 前 日

    ギリギリまで、なかなか申込が集まらない ✦ 特にLT枠が埋まらないため、急遽LTを 用 意することも • 参加者が固定化 運営がなかなか集まらない • 運営メンバーが初期メンバーで固定化 ✦ 世代交代ができずに、いずれ運営が困難になる
  15. もっと勉強会に参加してほしい 31 • 「初 心 者向け」ハンズオン勉強会を積極的に実施 ✦ それでも「ハードル 高 そう」と

    言 われるけど、めげない ✦ 熟練者向けコンテンツの勉強会も実施してバランスをとる • 新潟の他のコミュニティとコラボ ✦ JAWS-UG新潟を知るきっかけをつくる • 新潟の他のイベントに絡める ✦ イベントのついでにJAWS-UG新潟にも参加するきっかけをつくる
  16. 運営体制 34 • まだまだ改善の余地あり • 現在の運営メンバー ✦ JAWS-UG新潟 立 ち上げ時:

    笠原1名 ✦ 初回勉強会懇親会で2名追加 ✦ 今年1名追加 • 仕事と家庭とコミュニティの両 立 は 大 変 ✦ でも、無理はさせたくない • ずっとこの体制が続くとは考えていない ✦ 世代交代を 見 据えた体制作りをしていかないといけない
  17. 運営体制どう変えていく? 35 • 運営メンバーを増やす ✦ 懇親会で声をかける ✦ 新潟にゆかりのある 方 に声をかける

    • 運営の主導をやってもらう ✦ 今は基本的に笠原中 心 で企画運営している ✦ プチキャッチアップの運営ができない 日 は、他のメンバーに任せている ✦ 今後は本編勉強会も、他のメンバーに任せる回を設けようと検討中 まだ引退はするつもりはないけど、 自 分がポックリ逝ってしまっても 大 丈夫な体制にはしていきたい
  18. コミュニティで得られたもの 37 1 . 技術の知 見 • 元々コミュニティには、 自 分の技術

    力 向上のために参加していた ✦ 当時の所属会社では、最新の技術を持っている 人 がほとんどいなかっ たため、新しい技術を学ぶには、社外 ・ 県外に出るしかなかった • 今もコミュニティベースで、新たな知 見 を習得している ✦ プチキャッチアップ開催の動機は「インプット時間の確保」 ✦ 主催勉強会だけでなく、他の勉強会にも積極的に参加
  19. コミュニティで得られたもの 38 2 . 人 との出会い • 世の中には 色 んな

    人 がいるが、世間は意外と狭くて繋がっている • 地域のキーマンとの出会いは、偶然のもの ✦ 出会いを活かすのも 自 分次第
  20. コミュニティで得られたもの 39 3 . 認定 • JAWS-UGに出会わなければ、AWSに触れる機会は無かったかも • JAWS-UGを通してAWSに関する知 見

    を増やして、AWS認定全冠取得 • JAWS-UGをベースに、さまざまな地 方 の勉強会で登壇しアウトプット ✦ AWS Community Builderの申請項 目 の1つは、常に地 方 での登壇 • 得られた知 見 を仕事に活かし、AWS Top Engineer 認定
  21. コミュニティで得られたもの 40 4 . 感謝 • コミュニティ参加者の困り事を解決できると、かなり感謝される ✦ 個 人

    的には、困っていることを解決できたこと 自 体が楽しい ✦ 感謝されると、単純にうれしい • コミュニティ参加者が成 長 して、Community Builder や Top Engineer になってくれると、かなりうれしい ✦ コミュニティを通じて「恩返し」ができている気がする
  22. コミュニティで失ったもの 41 1 . プライベートな時間 • 平 日 夜や休 日

    は、コミュニティ運営に時間を割く必要がある ✦ 全ての時間をコミュニティに捧ぐ訳にはいかない ✦ 仕事 ・ 家族 ・ プライベートと、うまく調整する必要がある
  23. コミュニティで失ったもの 42 2 . お 金 • 運営に意外とお 金 がかかる

    ✦ 会場費 ・ 交通費 ・ Zoom利 用 料 ・ 懇親会費 ・ etc. ✦ なるべくお 金 かからないように 工 夫する • 県外遠征すればするほど、お 金 がかかる ✦ 時間もかかるので、無茶しないこと • ただ、コミュニティを通じてお仕事もらうケースがあると臨時収 入 を得る場 合もある
  24. コミュニティを運営してみたい 方 へ 44 自 分たちのペースで、できることをコツコツと • 無理のない範囲で、運営を続けていきましょう ✦ 無理をすると

    色 々持ちません ✦ 毎回新たな挑戦をする必要はありません • たまには、新たな試みを試してみましょう ✦ 刺激になり、マンネリ化が抑えられます • 「参加者が知りたいこと ・ 得たいこと」は気にかけておきましょう ✦ 特に地 方 では、最近のトレンドとは異なるニーズがあることが多い
  25. コミュニティを運営してみたい 方 へ 45 人 との出会いを 大 切にしましょう • 意外なところで、

    人 同 士 が繋がっていることがあります • 困ったことがあったら、相談してみましょう ✦ 「会場、タダで使わせてもらえますか?」 • 依頼があったら、なるべく応えてあげましょう ✦ もちろん、無理しない範囲で
  26. KomeKaigi 2 0 2 5 50 新潟で新たなITカンファレンス 2 0 2

    5 / 1 1 / 0 1 (Sat.) 開催決定! ハッシュタグは #komekaigi https://komekaigi.dev