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復号できなくなると怖いので、AWS KMSキーの削除を「面倒」にしてみた CODT 2025 ...
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September 05, 2025
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復号できなくなると怖いので、AWS KMSキーの削除を「面倒」にしてみた CODT 2025 クロージングイベント版
2025-09-05
Cloud Operator Days Tokyo 2025
https://cloudopsdays.com/
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September 05, 2025
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Transcript
復号できなくなると怖いので、 AWS KMSキーの削除を「面倒」にしてみた CODT 2025 クロージングイベント版 2025-09-05 Cloud Operator Days
Tokyo 2025 https://cloudopsdays.com/ ENECHANGE株式会社 岩本隆史
どんな話? 暗号化データの復号に必要なキーを、うっかり削除できないようにした話 得られるもの:クラウド運用における、うっかりミスを防ぐ視点 ポイント: 「簡単」ではなく、あえて「面倒」にするという発想
自己紹介 岩本 隆史 @iwamot ENECHANGE株式会社 VPoT 前職:AWS 技術サポート AWS Community
Builder (Cloud Operations)
「面倒」にした経緯
サービス終了に伴い、AWS環境を削除 事業部からの削除リクエストを受諾 DBの最終スナップショットを作成 各種リソースを削除
11日後:復号できなくなることに気づく DBの暗号化キーまで削除しようとしていた(ぼくのうっかりミス) ありがたいことに、削除は保留されていた(デフォルト30日待機) このまま待機期間が過ぎると、スナップショットが復号できなくなる 虫の知らせで、たまたま気づけた
気づいて助かったが、 「うっかり削除」は怖い キーの削除をキャンセルし、事なきを得た とはいえ、今後も「うっかり削除」のリスクが残る
そこで、キーの削除を「面倒」にしてみた deletable = true タグが付いたキーのみ削除を許可するルール AWS Organizationsというサービスのポリシーで実装
リソースコントロールポリシーの実例 { "Version": "2012-10-17", "Statement": [ { "Effect": "Deny", "Principal":
"*", "Action": "kms:ScheduleKeyDeletion", "Resource": "*", "Condition": { "StringNotEquals": { "aws:ResourceTag/deletable": "true" } } } ] }
Slack通知も実装し、本格導入
タグがないキーは削除が拒否される
タグの付いたキーは削除が待機される
うっかりミスを防ぐ視点
不可逆で、とくに危険な操作はないか 例:クラウド側で、待機期間や復旧可能期間が用意されている操作 AWS Secrets Managerシークレットの削除(デフォルトで7日は待機) Azure Key Vaultの論理的な削除(デフォルトで90日は復旧可能) Google Cloudプロジェクトの削除(デフォルトで30日は待機)
「リーエン」という仕組みで削除を拒否することも可能
ルールによる拒否や、イベントの検知は不要か うっかりミスは原理的に防ぎたい 危険な操作が行われたら、念のためアラートしたい これらのニーズは十分に満たせているか
対応のポイント
あえて「面倒」にするという発想 危険な操作が本当に必要な場合もある → 無条件に拒否はできない 手間をかければ操作できる状態を目指す タグでなくても「面倒」ならよい 承認フェーズを設ける リソースロックをかける(Azureなど)
まとめ
こんな話でした 暗号化データの復号に必要なキーを、うっかり削除できないようにした クラウド運用における、うっかりミスを防ぐ視点 不可逆で、とくに危険な操作はないか ルールによる拒否や、イベントの検知は不要か あえて「面倒」にすべき操作はないか、考えてみませんか?