Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

滑空スポーツ講習会2025 滑空記章試験員講習会 第1回 / JSA Badge Examin...

Sponsored · Ship Features Fearlessly Turn features on and off without deploys. Used by thousands of Ruby developers.

滑空スポーツ講習会2025 滑空記章試験員講習会 第1回 / JSA Badge Examiner Seminar 2025

公益社団法人日本滑空協会
2026/1/24
講師 公益社団法人日本滑空協会 佐志田 伸夫

Avatar for JSA seminar

JSA seminar

January 24, 2026
Tweet

More Decks by JSA seminar

Other Decks in Technology

Transcript

  1. 目次 1. 日本滑空記章と国際滑空記章 2. 日本滑空記章規程、2025年7月改定とガイドラインの新設 3. 日本滑空記章(距離章) 4. 試験内容(2025年7月改定) 5.

    報告書式・報告要領 6. 会員特典 7. FAIスポーティングコード/日本航空協会規程 8. 国際滑空記章 9. 世界記録、アジア大陸記録、日本記録、日本国内記録 2
  2. 1.日本滑空記章と国際滑空記章 3 日本滑空記章 国際滑空記章 発行者 日本滑空協会が発行する FAI正会員(NAC)の資格に基づき 日本航空協会が発行する 準拠規程 日本滑空記章規程

    (2025年7月1日改定) FAI国際滑空記章交付規程 FAI Sporting Code Section 3 (SC3) 認定を受ける要件 知識・技量の認定 記録の認定 認定者 日本滑空記章試験員が試験を実施して 技量を認定する 公式立会人が飛行に立ち会って記録を認定 する (成績・パフォーマンスの証明) 種類 A章:単独飛行試験 B章:単座機移行試験、連続旋回飛行試験 C章:滑翔試験、連続急旋回飛行試験、 指定地着陸試験 銅章:滑翔試験、制限地内着陸・停止試験、 学科試験 距離章:30㎞章、100㎞章、200㎞章 銀章、金章 ダイヤモンド距離章(500kmの距離飛行) ダイヤモンド目的地章(300km目的地飛行) ダイヤモンド高度章(5,000mの獲得高度) 3ダイヤモンド章 750km以上章(250kmごと) スポーティング ライセンス(SL) 記章獲得には不要 試験員は日本滑空協会会員であること 記章獲得には不要 ただし、日本記録等には必要 公式立会人はSLを所持していること
  3. 日本/国際滑空記章発行数 (2011~2024年度) 4 年度 2011 2012 2013 2014 2015 2016

    2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 A章 65 71 86 110 95 83 100 112 88 46 74 103 144 123 B章 53 71 54 85 70 69 70 71 76 39 58 92 101 117 C章 53 64 46 80 61 56 55 55 64 34 47 70 78 105 銅章 47 42 44 48 52 48 33 47 55 21 42 42 54 86 銀章 4 5 9 5 2 8 1 5 10 1 2 2 7 5 金章 1 1 2 2 4 0 0 2 5 0 1 0 0 1 国内での銀章50kmの距離飛行 2011年度 4件 2018年度 1件 2012年度 4件 2019年度 4件 2013年度 5件 2020年度 1件 2014年度 1件 2021年度 4件 2015年度 3件 2022年度 5件 2016年度 4件 2023年度 4件 2017年度 0件 2024年度 2件 国内での 500kmの距離飛行 5件 国内での 750kmの距離飛行 3件 国内での1000㎞の距離飛行 1件 国内での金/ダイヤ章300kmの距離飛行 2021年度 1件 2022年度 1件 2025年度 30㎞章 2名
  4. 5 DO級一般 記録 パイロット 機体 飛行日 認定日 自由距離 182.18km 田上

    研之 DG400 2024/4/27 2024/8/23 自由三旋点距離 355.73km 田上 研之 DG400 2024/4/27 2024/8/23 自由三角コース距離 271.51km 市川 博一 アーカスT 2024/4/27 2024/8/23 三旋点距離 762.53km 石山 滋 ベントゥス2cT 2025/3/22 2025/6/16 自由往復距離 227.26km 市川 博一 アーカスT 2024/4/27 2024/8/23 日本国内記録証 D15級一般 記録 パイロット 機体 飛行日 認定日 三旋点距離 760.14km 川原 明紘 ディスカスbT 2025/4/27 2025/6/16
  5. 2.日本滑空記章各章、関連規則 関連規則 • 滑協規第005号 日本滑空記章規程 • 記則第001号 日本滑空記章(A章~銅章)規程細則 • 記則第3号様式

    日本滑空記章試験報告書 • 記則第4号様式 日本滑空記章証明書/日本滑空記章 交付・再交付申請書 • 記則第002号 日本滑空記章(距離章)規程細則 • 記則第6号様式 日本滑空記章(距離章)証明書 • 記則第7号様式 日本滑空記章(距離章)試験報告書 • 記則第003号 日本滑空記章(A章~銅章)試験ガイドライン • 滑協規第006号 日本滑空記章試験員規程 6
  6. 2.日本滑空記章規程 (2024年1月改定・施行) • 距離章の追加(細則を新設) • 滑空記章試験は日本滑空記章試験員が実施することとし、公式立会人削除 (試験員と立会人の役割の分離・明確化) • 試験員認定の資格の変更 所属団体の主席指導員または同等以上の役割を担当し、

    かつ所属団体責任者の推薦があること 単独飛行に係る安全基準「最初の単独飛行の技能認定は担当教官を含む 原則として2名以上の教官に実施させること(主席飛行教官を含むことが望 ましい)」を考慮 • 試験員が「試験の実施のため助手を任命し補佐させる」を削除 →各団体で初ソロに出す役割を担当する教官は試験員になってください • 試験免除規定の削除(事例が無かったため) 7
  7. 2.日本滑空記章規程 (2025年7月改定・施行) 【背景となった懸念事項】 1. 接地点にこだわり過ぎるあまり、記章試験飛行において正常(安全)でない 接地が散見される。(改定前の規程細則では、「こすりつけるような接地」と 表記されているような着陸) 2. C章、銅章と比べ、B章の指定地着陸の基準は要求される接地精度(指定 地の範囲)が厳しい。

    3. B章試験の位置付けが曖昧となっている。 4. 銅章の規程のうち「野外飛行のできる技量を有する」の部分が実情と合致 していない。 (銅章を持っているからといって、すぐに野外飛行ができるわけではない。) → A章~銅章規程の見直し → 試験ガイドラインの新設 9
  8. 2.日本滑空記章規程 (2025年7月改定・施行) 記 章 試験名称 飛行実績 認定する 旋回技量 認定する 着陸技量

    日本滑空記章試験員が認定する技量および確認す る知識 A 章 単独飛行 試験 単独飛行 - 滑走路内に安全 に着陸すること • 単独飛行に必要な知識を有することの確認。 • 単独飛行の技量を有することを認定。 • 飛行をすべて安全に行い、滑空場内に安全に着 陸する技量を認定。 B 章 単座機 移行試験 連続旋回 飛行試験 単座機移行 又は 複座機での 同等技量 左右720度バンク 30度以上の安定した 連続旋回と 見張り技量 安全で安定 した着陸技量 • 単座機に搭乗でき、C章トライに出られる安定し た技量を認定。 • 左右720度バンク30度以上での安定した連続旋回 の技量を認定。 • 連続旋回時に遷移する機首方位を正しく把握し、 意図した旋回停止目標に正確に旋回を停止でき る技量を認定。 • 連続旋回中の適切な見張りの技量を認定。 • 適切なパスによる進入と安全で正しい姿勢によ る着陸が安定してできる技量を認定。 10
  9. 2.日本滑空記章規程 (2025年7月改定・施行) 記 章 試験名称 飛行実績 認定する 旋回技量 認定する 着陸技量

    日本滑空記章試験員が認定する技量および確認す る知識 C 章 滑翔試験 連続 急旋回 飛行試験 指定地 着陸試験 30分滞空飛行 左右720度バンク 45度の安定した 連続急旋回と 見張り技量 指定地5x60m への 安全で安定 した着陸技量 • 30分以上の滞空飛行の技量を認定。 • 左右720度バンク45度での安定した連続急旋回の 技量を認定。 • 連続旋回時に遷移する機首方位を正しく把握し、 意図した旋回停止目標に正確に旋回を停止でき る技量を認定。 • 連続急旋回中の見張りの技量を認定。 • 適切なパスによる進入と安全で正しい姿勢によ る指定地(5×60m)内への着陸とその後の正常 な地上滑走と停止ができる技量を認定。 銅 章 滑翔試験 制限地内 着陸・停止 試験 学科試験 2時間滞空飛行 又は 1時間×2回 滞空飛行 ー 制限地50x250m 内への 着陸及び停止技量 • 2時間以上の滞空飛行もしくは1時間以上の滞空2 回の技量を認定。 • 野外着陸を想定した制限地(50×250m)内への 着陸および制限地内に停止ができる技量を認定。 • 野外飛行に必要な知識を有することの確認。 11
  10. 2.日本滑空記章規程 (2025年7月改定・施行) 【ガイドライン】 1. ガイドラインの趣旨 ガイドラインは前述したように、日本滑空記章規程細則の内容に関して、各試験員及 び受験者が理解を深め、共通の認識を持ち、以て安全かつ適切に試験が実施される ことを目的として定めました。 2. 各試験に対する基本的な考え方

    (1)受験生の技量認定においては、1回の飛行試験のみで判断するのではなく、試 験員が総合的に判断してください。 (2)飛行試験においては、試験員は受験者生に対して、特に指定地や制限地内の着 陸を目指すことを強調し、受験生に過度な心的ストレス等を与えるようなことをしな いように留意してください。 3. ガイドラインの改定 ガイドラインは、環境変化に合わせて必要な変更、改定を適宜適切に行います。改定 内容は日本滑空協会インストラクター委員会に諮り、決定します。 12
  11. 3.日本滑空記章(距離章) (2024年1月新設・施行) 日本のグライダー界の現状では、銅章と銀章課目 50㎞との間、銀章課目 50㎞と金章課目300㎞との間には大きなギャップがあります このギャップを埋める記録認定制度として、24年1月「距離章」を新設 30㎞章: 30㎞以上の直線距離飛行(リモートスタート可) 100㎞章: 直線距離、往復、または三角コースの100㎞以上の飛行

    200㎞章: 直線距離、往復、または三角コースの200㎞以上の飛行 距離章は日本滑空記章の一部とし、日本滑空記章試験員が認定する 距離章については証明証のみで日本滑空記章(バッジ)は交付しない 日本滑空記章規程改定、規程細則新設 13 2025年 30㎞章 第1号、第2号が出ました!
  12. 4.試験内容 A章: 単独飛行試験 • 単独飛行を要件とし、インストラクターによって管理された環境・条件下で単 独飛行できる技量を認定 • 実際には必ず実施される単独飛行に必要な知識(下記)の確認を明文化 • 単独飛行に係る安全基準の「Ⅰ

    離着陸及び空中操作、練習生に必要な 知識、技能及び経験」で要求されているレベル ア 飛行する滑空機の諸元、運用限界、重量重心位置 イ 飛行する滑空機の点検 ウ 滑空場規則、周辺の地形、場周経路および着陸進入要領 (指定地に拘らない) エ 緊急時の処置 (索切れやエンジントラブル等の曳航中の不具合に係る処置) オ 具体的な見張りの方法 15
  13. 4.試験内容 B章: 単座機移行試験、連続旋回飛行試験 • 上昇気流のある条件下で30分の滞空を目指す C章トライに出られる技量(滑翔 飛行ができるような環境・条件で相当程度自己の判断により単独飛行を行える 技量)を認定 • 練習用単座機への移行レベルとして、単独10回程度が各団体の平均的な実績値

    • 左右720度連続旋回飛行試験は必要に応じて複数の試験で技量認定 • 指定地内に接地できたかではなく、適切なパスでの進入、安全な姿勢で接地・地滑 • 練習用単座機を運航していない団体では、受験生の単独飛行の技量が毎回安定 しているかに重点を置き、連続旋回、着陸を含めて総合的にB章認定 16
  14. 4.試験内容 C章: 滑翔試験、連続急旋回飛行試験、指定地着陸試験 • 試験員同乗で左右720度バンク45度連続急旋回(適切な見張りを含む) • B章レベルの練習生でも30分以上の滞空は達成できることがあるが、C章の判定 は「指定地着陸を安定して実施できる技量」を見極めて認定。 • 損失高度の救済規程

    以前の規程では損失高度600m以下とされていたが、離脱高度がこれを超えた 場合の救済規程を設け、30mごとに1分延長(沈下率-0.5m/s相当)とする。 • 多くのインストラクターの意見として、自家用実地試験合格の技量レベルはC章と 銅章との間と想定できる、とのことから自家用レベルの指定地 5m x 60m を設定 • 30分の滞空を達成したC章受験候補者には、決して無理・無謀な着陸をすること が無いよう、正しいパスでの進入と正しい姿勢での接地を指導してください。 17
  15. 4.試験内容 銅章: 滑翔試験、制限地内着陸・停止試験、学科試験 • 滑翔技量と制限地内着陸・停止技量、および野外飛行ができる基礎知識 • 滑翔は2時間以上1回、もしくは1時間以上2回 • 制限地内着陸・停止は、野外に設定もしくは野外を想定して設定された50m x

    250mの制限地内に安全で正しい姿勢で接地し、直進で滑走、正常な姿勢で制限 地内に停止 • 学科試験(筆記または口頭) 単独飛行に係る安全基準の「Ⅱ野外飛行及び生地 離着陸の場合」レベル + 場外着陸した後の処理ができる知識 • 従来、銅章試験合格により直ぐにクロスカントリー飛行に出られる技量を認定した ように解釈される恐れがあった。実際には30㎞や50㎞トライのクロスカントリー 飛行をインストラクターの指導の下で開始することが望ましい • 損失高度の救済規程はC章と同じ 18
  16. 4.受験資格 日本滑空記章はA章から順に受験をし、その証明を受けるものとする。 • A章試験を受けようとする者は、滑空機操縦教員の推薦または承認を得なけれ ばならない。 • B章試験を受けようとする者は、A章保持者またはA章試験合格者で、滑空機 操縦教員の推薦または承認を得なければならない。 • C章試験を受けようとする者は、B章保持者またはB章試験合格者で、滑空機

    操縦教員の推薦または承認を得なければならない。 • 銅章試験を受けようとする者は、C章保持者またはC章試験合格者で、滑空機 操縦教員の推薦または承認を得なければならない。 • 距離章受験者は銅章保持者又は銅章試験合格者。 距離章の中の順番は不問。(いきなり200㎞から取得してもOK) 20
  17. 6.報告書式・報告要領 1. 最新版の報告書式(第3号様式)を協会ホームページからダウンロード 2. 受験者:Word書式に記入、もしくはPDF書式に住所、氏名、試験日等を記入 3. 試験員: 内容を確認し試験員氏名、番号を記入 チェックリストで確認 ☑

    4. (できるだけ)試験員がPDFファイルにしてメールに添付して提出 [email protected] 宛 5. 受験者が滑空協会に入会 or 登録料を払い込み 6. 記章(バッジ)希望者は交付申請書(第4号様式)で申請し申請料納入 但し、会員もしくは入会者は申請書不要でバッジを送ります。 注)オンライン報告システム開発予定 24
  18. 6.報告書式・報告要領 *合格者が記章試験員名で直接申請 →記入に間違いが多い。試験員からの報告が原則。 *6カ月以上前の試験の報告がある →練習生の技量変化は大きいので、古い試験結果は認めない →初ソロから6か月以上経過したら直近のソロフライトで申請 *複数章の同時申請 A章・B章同時 NG:B章試験はA章所有者・合格者に対して試験実施 C章・銅章同時

    NG: 1段階前の章の所有者・合格者に対して試験実施 注)登録された「所有者」でなくても試験に受かった「合格者」であればよい *国内記章は飛行記録ではなく、技量に対して記章を授与 30分飛んだからC章申請→NG +連続急旋回飛行試験+指定地着陸試験 2時間飛んだから銅章申請→NG +制限地内着陸・停止試験+学科試験 27
  19. 6.報告書式・報告要領 * C章、銅章の滑翔試験相当の経歴は古いフライトでもOKなので、 試験を実施してから6か月以内に報告 試験員が経歴飛行に立ち会っていなかった場合には、滑空場の公式飛行記 録を試験結果として採用できる(試験員規程 第5条2) * 報告書はできるだけPDF化してメールで送付 申請書をスマホで撮影したものを送られても、書類が読めません

    * 最初の申請時、登録料1000円(記録システム維持、B章以降の郵送料) 申請はあったが1000円を払い込んで来ない。記章証明証を送れません 連絡無く、突然1000円振り込まれる。なぜ振り込まれたか分かりません * 学生さん、卒業等で住所変更がある場合には受け取れる連絡先住所記入 連絡先住所にバッジ等を郵送するが不達で戻って来ることがあります 28
  20. 7.FAI スポーティングコード General Section (総則編) ・・・ 定義、エアスポーツ全般 Section 3 –

    Gliding (Class D: グライダー、Class DM: モーターグライダー) • Chapter 1 General definitions and rules (定義) • Chapter 2 FAI badges and badge procedures (記章) • Chapter 3 Records and record procedures (記録) • Chapter 4 Official Observers and certification (公式立会人) • Chapter 5 Glider classes (クラス) 29
  21. 7.用語の定義(SC3 1.1~1.4から抜粋) 1/2 1.1.6 フライトレコーダー:気圧高度・GPS位置・高度を記録するIGC認定機器 機種により使用できる認定が異なる(バッジ用、記録用など) 1.1.8 動力 (MoP)レコーダー:騒音レベル等により動力の使用を記録する機器 1.2.1

    飛行成績 (SOARING PERFORMANCE):グライダー飛行の内のスタート地点 からフィニッシュ地点までの部分 1.2.6 観測ゾーン (OBSERVATION ZONE):旋回点を達成するために通過する必 要がある空域 a) 旋回点を中心とした半径500mの円柱、b) 旋回点を要とする1/4扇形 1.2.7 フィックス (FIX):フライトレコーダーに記録された、時間、グライダーの位置と 高度を含む1行のデータ 30
  22. 7.用語の定義(SC3 1.1~1.4から抜粋) 2/2 1.2.9 スタート地点:飛行成績の開始点(座標) a) 離脱点、b) 宣言されたスタート地点、飛行後に選んだフィックス 1.2.10 フィニッシュ地点:飛行成績の終了点(座標)

    a) 着陸地点、b) 宣言されたフィニッシュ地点、c) 飛行後に選んだフィックス d) MoPを始動したフィックス 1.3.4 高度損失 (LOSS OF HEIGHT):スタート高度-フィニッシュ高度 高度損失が大きい場合には補正が必要になる 1.3.5 獲得高度 (GAIN OF HEIGHT):高い高度とそれ以前の低い高度との差 1.3.7 公式距離:WGS84楕円体に基づいて計算する 1.4.1 記章・記録要求 総則:別に規定する場合を除き、電子的なフライトデータと 宣言が要求される 33
  23. 7.GNSSフライトレコーダー • IGC認定フライトレコーダー https://www.fai.org/page/igc-approved-flight-recorders • Cambridge • LXNAV • Naviter

    • Zander など • 機種により“全てのフライト”、“ダイヤモンドまで”、などがある • 気圧高度の較正(2023年10月改正) • 銀・金章 較正データがない場合にはGPS高度採用(100mの裕度) • 銀・金章 較正データがある場合には最新のデータ(5年の期限なし) • ダイヤモンド高度 飛行前5年以内もしくは飛行後2カ月以内の較正データが必要 34
  24. 7.FAI国際滑空記章交付規程(日本航空協会) • 飛行成績(SOARING PERFORMANCE)の認定 • 挑戦者の資格:日本滑空記章銅章の保有者、又は同等の技能 • 銀章:直線距離50km以上、滞空時間5時間以上、獲得高度1,000m以上 • 金章:距離300km以上、滞空時間5時間以上、獲得高度3,000m以上

    • ダイヤモンド距離章:距離 500km以上 • ダイヤモンド目的地章:飛行宣言に従った300km以上の往復または三角コース 目的距離 • ダイヤモンド高度章:獲得高度 5,000m以上 • 3ダイヤモンド章 (上記3章の達成) • 750km以上章:750km、1,000km、1,250km、1,500km・・・ 250km刻み 36
  25. 7.飛行成績証明(日本航空協会) • 課題飛行が達成されたことをNACとして証明 • 機長は飛行前に公式立会人に立会いを依頼し、十分に打ち合わせる • 1,000m高度飛行ならびに滞空時間については日本滑空記章試験員も立会うことができる • 海外で課題飛行に挑戦する場合、機長は飛行場所を管轄する国のNACが認定した公式立会人に、飛 行立会いならびに飛行証明発行を依頼する

    • 機長は、公式立会人の直接立会いのもとで、飛行の宣言、フライトレコーダー(GNSS)の用意等、飛行 前に必要な準備を行う • 機長は、飛行を終了した場合、すみやかに当該飛行の証明及び証拠を公式立会人に提出する • 公式立会人は課題飛行を達成したことを確認した場合、飛行が適正になされたことを証明するとともに、 国際滑空記章記録適合証明書「飛行成績証明申請書(様式2)の下段」に審査結果を記入署名して課 題飛行達成を証明し挑戦者に飛行成績証明申請書を渡す • 公式立会人はスポーティングライセンスを有効にしておくこと 38
  26. 8.銀章の要件 (Sporting Code Section 3, 2.2) 2.2.1 銀章は以下の飛行実績を完結することで達成される: a. 銀章距離

    索離脱したスタート地点およびフィニシュ地点 (FIX) 間の直線飛行。フィニシュ地点(FIX)は索離脱点および離陸滑走開 始地点(FIX)の両方から少なくとも50㎞以上離れているものとする。 銀章距離および他のより長距離目的地タスクの両方を同一飛行で 申請することが出来る。 Sporting Code Section 3 Annex C Chapter 2.2参照。 銀章距離は他のパイロットの助けを受けて飛行してはならない。 b. 銀章滞空時間 少なくとも5時間以上の滞空飛行。 c. 銀章獲得高度 少なくとも1000m以上の高度獲得飛行。 40
  27. 8.銀章規程 その他制約 (1/2) ・Loss of Height スタートFIX高度‐フィニシュFIX高度<飛行距離の1%以下 (50km飛行 で 500m以下)

    ・Altitude Evidence GPS高度を使う場合、100mのマージンを含むこと。 (獲得1000mは1100m以上でなければならない) 気圧高度を使う場合はマージン不要 43
  28. 8.金章以上の要件 (Sporting Code3, 2.2) 2.2.2 金章は以下の飛行実績を完結することで達成される: a. 金章距離 1.4.2d~1.4.2hの定義に従い少なくとも300㎞以上。 (直線、3旋回点、往復、三角)

    b. 金章滞空時間 少なくとも5時間以上の滞空飛行。 c. 金章高度 少なくとも3000m以上の高度獲得飛行。 2.2.3 ダイヤモンドタスク a. ダイヤモンド目的地 往復、三角の少なくとも300km以上。 b. ダイヤモンド距離 1.4.2d~1.4.2hの定義に従い少なくとも500km以上。 c. ダイヤモンド高度 少なくとも5000m以上の高度獲得飛行。 45
  29. 9.世界記録、アジア大陸記録、日本記録 日本国内記録 46 記録の種類 申請者 飛行エリア 認定 世界記録 誰でも どこでも

    FAI/日本航空協会 アジア大陸記録 誰でも アジア大陸 FAI/日本航空協会 日本記録 日本人 どこでも FAI/日本航空協会 日本国内記録 誰でも 日本国内 日本滑空協会
  30. 9.日本国内記録 (2024年1月1日付で制定) • 日本国内で達成された滑空機/動力滑空機による記録飛行成績を 証明及び認定 • 飛行は FAI スポーティングコードセクション 3

    (SC3) クラス D&DM (滑空機、動力滑空機)に従って日本国内で達成する • 記録の認定を申請する者が、所定の手続きに従って日本国内で達成 した成績であって、当該種目の日本最高と認められた記録 • 記録の挑戦は、日本航空協会が認定した公式立会人が立ち会う • 挑戦者はスポーティングライセンスを保持していること • 飛行には SC3 に規程するフライトレコーダ(FR)を搭載して証拠とする • その他詳細はSC3による • 記録挑戦計画は不要 49 • 日本が素晴らしい記録飛行を達成できるエリアであることをPR • 現在6件が認定されていますが、ドンドン申請してください!