Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
生成AIとの付き合い方 / Generative AI and us
Search
Sponsored
·
Your Podcast. Everywhere. Effortlessly.
Share. Educate. Inspire. Entertain. You do you. We'll handle the rest.
→
kaityo256
PRO
October 03, 2025
Education
13
7.2k
生成AIとの付き合い方 / Generative AI and us
講義のガイダンス
kaityo256
PRO
October 03, 2025
Tweet
Share
More Decks by kaityo256
See All by kaityo256
渡辺研Slackの使い方 / Slack Local Rule
kaityo256
PRO
11
11k
卒論の書き方 / Happy Writing
kaityo256
PRO
56
28k
モンテカルロ法(3) 発展的アルゴリズム / Simulation 04
kaityo256
PRO
10
1.7k
UMAPをざっくりと理解 / Overview of UMAP
kaityo256
PRO
13
4.5k
SSH公開鍵認証による接続 / Connecting with SSH Public Key Authentication
kaityo256
PRO
8
800
論文紹介のやり方 / How to review
kaityo256
PRO
18
90k
デバッグの話 / Debugging for Beginners
kaityo256
PRO
18
2k
ビット演算の話 / Let's play with bit operations
kaityo256
PRO
8
740
GNU Makeの使い方 / How to use GNU Make
kaityo256
PRO
16
5.5k
Other Decks in Education
See All in Education
2025-12-19-LT
takesection
0
110
Future Trends and Review - Lecture 12 - Web Technologies (1019888BNR)
signer
PRO
0
3.2k
東大1年生にJulia教えてみた
matsui_528
7
12k
Postcards
gabrielramirezv
0
140
✅ レポート採点基準 / How Your Reports Are Assessed
yasslab
PRO
0
280
Padlet opetuksessa
matleenalaakso
11
15k
Introduction - Lecture 1 - Advanced Topics in Big Data (4023256FNR)
signer
PRO
2
2.2k
IHLヘルスケアリーダーシップ研究会17期説明資料
ihlhealthcareleadership
0
1k
The Next Big Step Toward Nuclear Disarmament
hide2kano
0
250
React完全入門
mickey_kubo
1
130
1111
cbtlibrary
0
270
The Director’s Chair: Orchestrating AI for Truly Effective Learning
tmiket
1
110
Featured
See All Featured
Getting science done with accelerated Python computing platforms
jacobtomlinson
2
130
The Anti-SEO Checklist Checklist. Pubcon Cyber Week
ryanjones
0
78
Color Theory Basics | Prateek | Gurzu
gurzu
0
210
Fireside Chat
paigeccino
41
3.8k
RailsConf 2023
tenderlove
30
1.4k
Why Our Code Smells
bkeepers
PRO
340
58k
Evolution of real-time – Irina Nazarova, EuRuKo, 2024
irinanazarova
9
1.2k
Design of three-dimensional binary manipulators for pick-and-place task avoiding obstacles (IECON2024)
konakalab
0
360
Refactoring Trust on Your Teams (GOTO; Chicago 2020)
rmw
35
3.4k
State of Search Keynote: SEO is Dead Long Live SEO
ryanjones
0
130
How to Talk to Developers About Accessibility
jct
2
140
SERP Conf. Vienna - Web Accessibility: Optimizing for Inclusivity and SEO
sarafernandez
1
1.3k
Transcript
1 16 生成AIとの付き合い方 慶應義塾大学理工学部物理情報工学科 渡辺
2 16 生成AIとレポート 不正だから? Q:なぜ生成AIでレポートを作成してはならないか?
3 16 生成AIとレポート Q:なぜ生成AIでレポートを作成してはならないか? 不正だから? (もちろんそれもあるけど) A:学習の機会を失うから
4 16 生成AIとレポート 文章を正しく読み、正しく書くのは極めて重 要な能力であり、是非大学で学んで欲しい 生成AIに文章生成を任せてしまうと、文章を書く能 力が身につかない
5 16 生成AIとレポート AIにできることを、なぜ人間がやらないといけな いの? Q: AIの出力に責任を取れるようにするため A:
6 16 AIと仕事 上司からなにかの仕事を頼まれ、それをAIに丸投げした 仕事依頼 丸投げ 生成された仕事 そのままパス この人は、生成された結果について理解できていない
7 16 それはXだから だそうです なぜAではなく Bなのですか? AIと仕事 質問 丸投げ 回答
そのままパス 上司から仕事に関して質問されても、内容を理解していない ので全てAIに聞くことになる なぜAではなく Bなのですか? それはXだからです
8 16 それはXだから だそうです なぜAではなく Bなのですか? AIと仕事 質問 丸投げ 回答
そのままパス この人、必要なくない? 上司から仕事に関して質問されても、内容を理解していない ので全てAIに聞くことになる なぜAではなく Bなのですか? それはXだからです
9 16 AIとの付き合い方 AIの活用はOK AIによる手抜きはNG AIはどこまで使って良いのだろう?
10 16 読書感想文 全くAIを使わずに自分で書く 完全にAIに書かせる 絶対OK 絶対NG この間は?
11 16 読書感想文 全くAIを使わずに自分で書く 完全にAIに書かせる 自分で書いた文章をAIに添削させる 箇条書きで書いたものをAIに膨らませる 中心テーマをAIにいくつか提案させ、その 中から選んで書く AIに書かせたものに修正指示を出し、何度
も提出させて完成させる 絶対OK 絶対NG どこまで OK?
12 16 AIの仕事・人間の仕事 今後ますますAIができることが増えていく その全てを人間が行うのは現実的ではない 人間の仕事は以下の2つ AIの出力に責任を負うこと AIの出力に付加価値をつけること
13 16 責任を取るということ AIの活用はOK ただし、その出力に責任をとること 「どうしてここはこうなっているのですか?」 「ChatGPTがそう言っていたので」 これは絶対だめ
14 16 責任を取るということ ファクトチェックして はい、これは事実です。確かにXが原因でYと なることがあります。その理由は…… この出力が、AIがもともと持っていた知識(事実)なのか、それとも 推論なのか判別できなければファクトチェックにならない。 しかし、AI出力が事実なのか推論なのか判断できるならもともと ファクトチェックは不要
「ファクトチェックして」というプロンプトは無意味 「事実かどうか判別できる資料を教えて」などと聞いて、外部資料にあたっ てチェックする。そもそも「真実」と「嘘」の二元論で捉えず、「どの程度 確からしいか」を自分なりに分類して判断を保留すること。 「AIがこう言っていたから自分の責任ではない」は通用しない
15 16 付加価値をつけるということ AIの出力に対してリテイクを出すためには専門知識が不可欠 AIの出力の質を保証、改善する • AIが出力したコードのセキュリティホールに気づいて修正 • AIが出力したコードの計算量が無駄に大きいことに気づいて修正 •
AIが出力した文章の言葉遣いが業界では一般的でないことに気づいて修正 • 上記の問題がないことを確認してから自分の責任で提出 AIに投げるプロンプトのレベルを上げる • 「面白いゲームを作って」←誰でも思いつく • 「XとYを組み合わせたゲームを作って」←XとYを両方知らないと思 いつかない 「あなたらしさはなにか?」に答えられるようにする 「AIの出力にあなたが付加価値をつける」から 「あなたにAIが付加価値をつける」状態へ
16 16 結局、AIはどこまで使って良いの? 自分で考えてください 大事なのは「不正になるかどうか」ではなく、 「自分の学びになるかどうか」で判断すること