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コンテナ監視って何見るの?~初心者編~
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kaojiri
July 26, 2021
Technology
8
5.5k
コンテナ監視って何見るの?~初心者編~
OpsJAWS Meetup #19でのLT登壇資料です。
kaojiri
July 26, 2021
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Transcript
コンテナ監視って何見るの? ~初心者編~ Koji Aizawa 2021/07/26 OpsJAWS
Agenda 1. コンテナの課題とオーケストレーションの必要性 2. 監視の基本的な考え方 a. アプローチの仕方 b. コンテナの状態変化を継続的に把握する重要性 3.
まとめ
コンテナって何見ればいいの? コンテナって何を見ればいいの?
1. コンテナの課題とオーケストレーションの必 要性
本番環境では各コンポーネントを 冗長化するのが基本 • コンテナの障害対策 ◦ 複数台のコンテナを起動 ◦ ロードバランサーでアクセス分散 • サーバの障害対策
◦ 各コンテナは別々のサーバで起動 コンテナ単体の課題とオーケストレーションの必要性 出典:『Kubernetes on AWS』(リックテレコム刊 2020年)
コンテナ単体の課題とオーケストレーションの必要性 本番環境では各コンポーネントを 冗長化するのが基本 • コンテナの障害対策 ◦ 複数台のコンテナを起動 ◦ ロードバランサーでアクセス分散 •
サーバの障害対策 ◦ 各コンテナは別々のサーバで起動 コントロールプレーン コンテナ単体の課題とオーケストレーションの必要性 出典:『Kubernetes on AWS』(リックテレコム刊 2020年)
オーケストレーションサービスの構成要素 • コントロールプレーン ノードはどれか、コンテナをどのノード に配置すべきかなどの管理を行うもの • データプレーン コンテナを実行するサーバそのもの AWS Blog(Docker
on AWS)より引用: https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/jp-docker-on-aws-container-service-selection-example/
オーケストレーションサービスの構成要素 コントロールプレーン データプレーン コンテナたち
2. 監視の基本的な考え方
監視の基本的な考え方 1/3 • コントロールプレーン ノードはどれか、コンテナをどのノード に配置すべきかなどの管理を行うもの • データプレーン コンテナを実行するサーバそのもの コントロールプレーンの監視
→マネージドなので不要 AWS Blog(Docker on AWS)より引用: https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/jp-docker-on-aws-container-service-selection-example/
監視の基本的な考え方 2/3 • コントロールプレーン ノードはどれか、コンテナをどのノード に配置すべきかなどの管理を行うもの • データプレーン コンテナを実行するサーバそのもの コントロールプレーンの監視
→マネージドなので不要 データプレーンの監視 →EC2なので今までと同じ (Fargateなら管理から解放) AWS Blog(Docker on AWS)より引用: https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/jp-docker-on-aws-container-service-selection-example/
監視の基本的な考え方 3/3 • コントロールプレーン ノードはどれか、コンテナをどのノード に配置すべきかなどの管理を行うもの • データプレーン コンテナを実行するサーバそのもの コントロールプレーンの監視
→マネージドなので不要 データプレーンの監視 →EC2なので今までと同じ (Fargateなら管理から解放) AWS Blog(Docker on AWS)より引用: https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/jp-docker-on-aws-container-service-selection-example/ コンテナの監視 ・EC2ベース(プロセス監視に近い ) ・オーケストレーションならではのコン テナ挙動を捉える
具体例:Amazon ECSのタスク起動フロー 1. タスク定義で指定したキャパシティ(CPU・メモリ)でノードのリソースを 確保 2. コンテナレジストリからイメージをpull 3. コンテナを起動 4.
ヘルスチェック 5. ユーザーからのリクエストを受け付ける Running Pending Task Status
具体例:Amazon ECSのタスク起動フロー 1. タスク定義で指定したキャパシティ(CPU・メモリ)でノードのリソースを 確保 → リソースを確保できない 2. コンテナレジストリからイメージをpull → イメージをPullできない 3.
コンテナを起動 → コンテナを正常に起動できない(起動処理失敗など) 4. ヘルスチェック → ヘルスチェック失敗 5. ユーザーからのリクエストを受け付ける → 高負荷などによるリソース過剰使用など Running Pending Task Status
具体例:この時何が起こるか? いずれもタスクの再作成(問題のタスクは停止され、新しいタスクが作成)が 繰り返される • Pendingから停止した場合は、一定間隔で再試行&試行回数上限あり。 • Runningから停止した場合は、無期限で再作成される ※AWS公式Docより つまり、予期しないタスクの再作成が発生する可能性がある、ということ Amazon EC2時代も、何らかのサーバー異常により
Amazon EC2のTerminate・再作成がないわけ ではないが、コンテナ(=プロセス)の停止・起動の方がよりカジュアルに発生しやすいと言える コンテナの状態変化を”継続的”に把握することが重要
3. まとめ
ああ コンテナ監視のポイント コントロールプレーンの監視 マネージドサービスを使えばノータッチで OK データプレーンの監視 EC2時代と同じ コンテナの監視 EC2時代と同じ + オーケストレーション固有の挙動(状態変化)を継
続的に捉える 本番でコンテナを使うための構成を理解する コンテナ単体の課題とオーケストレーションの必要性を 理解する ※ブログで同内容を公開中: https://blog.newrelic.co.jp/container/container-monitoring-practice/
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Thank you @kaojiri