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いろいろ試行錯誤して辿り着いたシンプルがゆえに使い勝手がいいプラス/デルタ
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kawanotron
April 09, 2022
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いろいろ試行錯誤して辿り着いたシンプルがゆえに使い勝手がいいプラス/デルタ
2022.04.09 ふりかえりカンファレンス2022
kawanotron
April 09, 2022
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Transcript
いろいろ試行錯誤して辿り着いた シンプルがゆえに使い勝手がいい プラス/デルタ 2022.04.09 ふりかえりカンファレンス2022 1
河野圭一郎(かわのけいいちろう)@kawanotron Scrum Alliance®認定スクラムマスター 2011年頃よりアジャイルを学び始める ベンチャーでの自社サービス開発 中小企業での受託開発 大企業での自社サービス開発を経て 最近、星野リゾートにスクラムマスターとして参画 ミッションは 「星野リゾートのアジャイルをブーストすること」
2
3 実際に miro を使ってプラス/デルタやってみましょう! このセッションで感じたことを書き出してみよう! ※専用の miro を用意してもらってましたが 各セッションの感想を書くフレームに移しました プラス
良かったこと 学んだこと やってみたいこと などなど デルタ もっと良くなること もやもやすること 気になったこと などなど
プラス/デルタまでの道のり 1.まずは形から【KPT】時代 2.「気になったこと」を追加してみた【KPCT】時代 3.ふりカン2021の影響を受けて自作した【4つのコト】時代 4.シンプルさを追及して辿り着いた【プラス/デルタ】時代 4
1.まずは形から【KPT】時代 ふりかえりの文化/習慣がなかった頃、ベタな KPT を採用 でも 「そもそも良い悪いって誰が決めるんやろ?」 「立場や視点が変われば良くも悪くも取れるし…」 「コーチングでは評価しないって言われてるし…」 「みんなが抱えてる“もやもや”が出てこないよね?」 Keep
Problem Try 5
そうだ!良いでも悪いでもない 『気になったこと(Concerned)』を追加してみよう! 『気になったこと』 を追加することで“もやもや”が出てくる ※当時のメンバーからのフィードバック 「逆に普段は明らかに困っていることでないと相談できない」 「細かいモヤっとしたことが相談できる」 「普段発言しない人が発言できる」 「他の人の気になることが聞けて勉強になる」 「気になったところが取り除かれていく」
「ふりかえるきっかけになる」 2.「気になったこと」を追加してみた【KPCT】時代 Keep Problem Try Concerned 6 追加
ふりかえりカンファレンス2021に参加する 7
3.ふりカン2021の影響を受けて自作した【4つのコト】時代 ふりかえりカンファレンスの感想 「みんな自由にオリジナルなふりかえりやってるな」 「良い悪いではない独自のふりかえりを作ってみよう!」 『できごと』 ふりかえりやすいように事実を書き出す 『印象的なこと』逆にこっちは感情的に書き出す 『気になること』もやもやを書き出す 『次にすること』今までの流れから改善に繋げる ふりかえりはものすごく盛り上がる、、、 でも、、、時間が足りない、、、掘り下げ足りない、、、
できごと 次にすること 気になること 印象的なこと 8 自作
3.ふりカン2021の影響を受けて自作した【4つのコト】時代 9 『できごと』ってふりかえりやすいように事実を書き出すけど パッと思い出せないってことは重要ではないってことでは? 少なくとも優先順位低そうなので割愛してもいいよね? そもそも時間に限りがあるのですべては扱えないし 『次にすること』っていわゆるアクションだけど アクション出しが義務になると自己目的化しちゃわない? ムリにアクション捻り出そうとする時間ももったいないし アクションが自然と出てくることが理想
できごと 次にすること 気になること 印象的なこと 事実やアクションはファシリテーションでなんとかできそうじゃん! 『印象的なこと』と『気になること』だけでいいじゃん!
4.シンプルさを追及して辿り着いた【プラス/デルタ】時代 10 書籍『ふりかえりガイドブック』でのプラス/デルタは 「良かったこと」と「変えてみたいこと」とあり ふりかえりのふりかえりに使うといいと書いてある 『印象的なこと』『気になること』にも似てる 拡大解釈することで普段のふりかえりに使えるのでは!? +プラス:過去のポジティブな話 「良かったこと」「続けたいこと」「感謝したいこと」 △デルタ:未来のポジティブに繋がる話
「より良くしたいこと」「やってみたいこと」「気になること」 +プラス 良かったこと 続けたいこと 感謝したいこと △デルタ より良くしたいこと やってみたいこと 気になること できごと 次にすること 気になること 印象的なこと
プラス/デルタのファシリテーション ※シンプルがゆえにファシリテーションが重要 1.グランドルールは作らず、文化/習慣を作る 2.ドット投票でも小さな声を拾う 3.付箋は氷山の一角、水面下を掘り下げる 4.アクションはムリに出さず、出てくるように促す 11
ルールがあると決められたから仕方なくやる文化になる ふりかえりをファシリテートしながら文化や習慣を作っていく 『ふりかえりはチームのもの』という文化が生まれるように促す 無記名➡特定の誰かの意見ではない➡チームの意見 「これってどういうことですか?」 と本人ではなくチームへ問いかける 問いかけを繰り返すことで自分たちから話し出す習慣が生まれる 「あれとこれって似てませんか?似てたらくっつけてもらっていいですか?」 「右下空いてますよ、追記しやすいようにバランスよく配置してもらえますか?」 ※ファシリテーターが手を動かさないことが重要 1.グランドルールは作らず、文化/習慣を作る
12
2.ドット投票でも小さな声を拾う 項目を減らしてもやっぱり時間は足りない、、、ドット投票 ドット投票は多数決、、、少数意見が取り上げられない、、、 でも大丈夫!投票するためにはみんな一通り目を通すことになる これにより最低限の共有は行われる、小さな声もちゃんとみんなに届いてる 時間が足りなくて全部掘り下げられなかったでもいい 「どうしてもこれだけは話しておきたいことはありませんか?」 最後にみんなの関心は得られなかったけど 誰かが大切にしていることはしっかり拾う 13
◦◦さんあ りがとう
3.付箋は氷山の一角、水面下を掘り下げる 付箋として現れてくるのは表面的なものが多い その下に大切なことが隠れているのでそれを引き出す 「具体的にはどういうことですか?」 「この件に一番想い入れがある人何かありますか?」 こうチームに問いかけて誰かが話はじめるのを待つ 沈黙も大事!沈黙は考えているということ、その内誰かが話はじめる 「どうしてそうなったと思います?」 「他の人はどう思ってました?」 などさらに掘り下げると本質が見えてくる
出てきた話はちゃんと書き出し見える化する(水上に出す) 14 前提 マインド 構造上の問題 行動 〇〇だと 思い込んでた
アクションは出てこなかったら出てこなかったでいい 掘り下げて水面下にあったことが共有できただけでも価値はある その上でさらに話を掘り下げていくと次に活かせるアイデアが出てくる 話の流れの中で引き出し、それを赤い付箋に書き留める わざわざ「アクション」とか「次にやること」という項目はなくていい 「ここから学べることは何かありますか?」 「次同じようなことがあったらどうしますか?」 『改善に繋がる何かがないか?』を意識してファシリテートする 4.アクションはムリに出さず、出てくるように促す 15
アク ション くぁwせdrftgyふじこlp
独自解釈のプラス/デルタやってみませんか? ご清聴ありがとうございました。 16