2023年11月9日に開催された、オンライン勉強会 studyCOでの登壇資料です。
講演概要
日常の世界は3次元によって構成されています。その3次元的な情報を2次元の画像から再構成する場合においても、機械学習は有効です。近年、NeRF (Neural Radiance Field) と呼ばれる手法が注目を集めています。この手法では、ある点をその角度で見たときの色情報などを学習します。それにより、カメラで取得した2次元の画像から対象の3次元的な情報を再構成することができます。さらに、NeRFを利用すれば、見る角度によって変わる、反射の具合などもうまく再現することができます。 機械学習を利用せず、対象の3次元情報を計測する従来の手法も紹介しつつ、それらとの違いや、それぞれの得意な点なども紹介します。なお、本勉強会では、以下のMildenhallら (2021)の論文に沿って説明を行います。
Mildenhall, B., Srinivasan, P. P., Tancik, M., Barron, J. T., Ramamoorthi, R., & Ng, R. (2021). Nerf: Representing scenes as neural radiance fields for view synthesis. Communications of the ACM, 65(1), 99-106. https://arxiv.org/abs/2003.08934