Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
バイアスを凌ぐデザインとコード ―異動直後にどうふるまうか―
Search
kkaru
April 25, 2025
Design
0
700
バイアスを凌ぐデザインとコード ―異動直後にどうふるまうか―
kkaru
April 25, 2025
Tweet
Share
Other Decks in Design
See All in Design
デザイナーがはばたく未来の入り口『hatch』が描く、新しいデザイナー育成のカタチ
goodpatch
3
3.2k
Connpass-Xperia_Camera_App_by_HCD.pdf
sony
0
520
デザイナーとエンジニアで 同じ山に登ろう
moco1013
0
170
コムデマネージャーがプロダクトデザインに挑戦した。むずかしくて楽しかった。
payatsusan213
0
230
From the Visible Crossroads: Turning Outputs into Outcomes
takaikanako
2
1.2k
セブンデックス プロジェクト事例 / innovation Scenes
sevendex
1
110
TUNAG BOOK 2024
stmn
PRO
0
1.4k
アンエシカルデザインの枠組みの提案 -HCD-Netダークパターン研究会活動報告-
securecat
0
210
情報を翻訳する-伝わる可視化3原則とオープンデータ活用-
hjmkth
1
160
Figma MCPを活用するためのデザインハンドブック
vivion
3
9.4k
OSO2025-マサカリと太陽:伝え方の情報デザイン
majimasachi
0
720
越境するデザイン人材:デザイナーが社会資本となる世界へ
goodpatch
2
530
Featured
See All Featured
The Web Performance Landscape in 2024 [PerfNow 2024]
tammyeverts
12
1k
Pawsitive SEO: Lessons from My Dog (and Many Mistakes) on Thriving as a Consultant in the Age of AI
davidcarrasco
0
80
Fashionably flexible responsive web design (full day workshop)
malarkey
408
66k
Evolving SEO for Evolving Search Engines
ryanjones
0
140
The Spectacular Lies of Maps
axbom
PRO
1
580
Google's AI Overviews - The New Search
badams
0
930
Navigating the Design Leadership Dip - Product Design Week Design Leaders+ Conference 2024
apolaine
0
210
[RailsConf 2023] Rails as a piece of cake
palkan
59
6.3k
Un-Boring Meetings
codingconduct
0
220
SEOcharity - Dark patterns in SEO and UX: How to avoid them and build a more ethical web
sarafernandez
0
130
Prompt Engineering for Job Search
mfonobong
0
180
How to Think Like a Performance Engineer
csswizardry
28
2.5k
Transcript
バイアスを凌ぐデザインとコード 異動直後にどうふるまうか kkaru 2025.04.25 デザインエンジニアMeetup #1
kkaru @hikrrr 株式会社estie デザインエンジニア デザインエンジニアリングを追究したく、 2021年にestieへ入社しました。 2024年10月からSaaS「estie 案件管理」の 開発に携わっています。 つい最近、意匠権を3件取得しました!
自己紹介
はじめに バイアスとは何か?
ある特定の方向や考え方に偏った傾向や態度を示すことである。 偏見や先入観といった意味合いも含まれる。 また、統計学やデータ分析の分野では、測定や評価の誤差を指すことがある。 引用元:https://www.weblio.jp/content/%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%82%B9 バイアスとは ― 語義 要するに「思い込み」「前提のズレ」「わかった気になっている状態」
バイアスとは ― 現場にて プロジェクトを異動した直後には、誰もがバイアスにぶつかるはず 誤認しがち a ユーザーの目的・優先順$ a ユーザーの操作フロ2 a
事業戦略における担当プロダクトの位置付け など ※入社の直後は(相対的に)周りのサポートが手厚いので まぁ甘えればいいんじゃないすか
バイアスとは プロダクトを 静かに腐らせる
ふたつの段階 バイアスを凌ぐ バイアスを凌ぐ
バイアスを乗り切る バイアスを上回る ふたつの段階
ふたつの段階 Assigned On board 1st Release 2nd Release Kick off
バイアスを乗り切る バイアスを上回る
ふたつの段階 Assigned On board 1st Release 2nd Release Kick off
バイアスを乗り切る バイアスを上回る 見聞きした情報を鵜呑みにする情けなさ 自分の誤解に対する絶望感
バイアスを乗り切る
バイアスを乗り切る 責任を果たす 乗り切る?いや、
バイアスを乗り切る:責任を果たす ― 最初期 課題 いち早くチームと並走できるよう、自分の理解を追いつかせる 対策 いまの理解を仮説 → UIにして共有し、自分のバイアスを露見させる
バイアスを乗り切る:責任を果たす ― 初期 課題 見えたギャップを、チームの認識共有のきっかけに変える 対策 ドラフト実装を意思決定の土台として機能させ、プロダクト全体の方向づけに貢献する
バイアスを乗り切る:責任を果たす ― On board 課題 アウトカムをつくり出すプロセスそのものには寄与する 対策 チームの議論がユーザーの文脈にどれだけ近づくか?を意識してアウトプットを繰り返す
バイアスを乗り切る:責任を果たす 価値を届ける側に立っていくために 理解の浅さを 共有可能なかたちに変えて 意思決定に参加する
バイアスを上回る
バイアスを上回る 思い込みを壊す どうやって上回る?
バイアスを上回る:思い込みを壊す ― 対自分 課題 初期実装に染み込んだ思い込みを放置しない 対策 初期実装を「仮説の表明」として捉え、影響の大きい箇所から再検証する
バイアスを上回る:思い込みを壊す ― 対チーム 課題 チーム内にある習慣や確証バイアスによって、設計判断が妨げられないようにする 対策 言葉だけで議論するより、プロトタイプで対話のきっかけをつくる
バイアスを上回る:思い込みを壊す ― 対ユーザー 課題 認知がズレていると、ユーザーはプロダクトの価値にたどり着けなくなる 対策 UIの学習可能性を意識し、ユーザーの認知負荷やつまずきを定性・定量ともに検出する
バイアスを上回る:思い込みを壊す 一度決めた“正しさ”が プロダクトの価値を遠ざける── なんてことを防ぐために 仮説を見直せる構造を持つ
総論 ― バイアスを凌ぐとは 問い続けられる構造を設計し、それをチームで扱える状態にしておくこと t 仮説を実装し、構造のズレを発見す ¦ わからないままではなく「仮説としての実装」によって理解と設計のズレをあぶり出 ¦ デザインエンジニアは、自らこの検証ループを回せ
y UIは意思決定の解像度を高める手e ¦ UIがユーザーの迷いや誤解を映すレイヤーであることを活かして、チームの意思決定精度を引き上げ 設計を巻き戻せる状態こそ、バイアスを凌ぐ構¬ ¦ 正しさを前提に固定するのではなく、「問い直せる設計」ができるかどうかが、バイアスを超える鍵