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靴下って片方無くなるよねー
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kudaranaishiryo
October 06, 2026
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靴下って片方無くなるよねー
kudaranaishiryo
October 06, 2026
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Transcript
PAIRSO Crafting the Pair QCサークル活動報告書 洗濯工程における 靴下ペア不成立率の低減 ― 片方だけの靴下、ゼロへの挑戦 ―
2026年10月7日 家庭内カイゼン事例発表会 洗濯工程QCサークル「ペアリング」 ※本資料はフィクションです
サークル紹介 役割 STEP 0 氏名 経験年数 担当・備考 リーダー 父 47年
脱衣担当。真因(後述) 書記 長男 15年 データ集計担当 メンバー 母 45年 洗濯・干し工程の主担当 メンバー 長女 11年 たたみ工程担当 アドバイザー 猫 6年 乾燥工程(洗濯物の上)に常駐 サークル概要 結成:2026年4月 会合:毎週日曜 20:00〜20:15(リビング) 累計会合回数:26回(出席率 92.3%) 活動テーマ:1件目 サークル名の由来 靴下が「ペアリング(2本1組で揃うこと)」できる状態を当 たり前にしたい、という願いを込めた。 ※経験年数は当該工程の従事年数(年齢とほぼ一致する)。アドバイザーは発言権を持たない PAIRSO QCサークル活動報告書 / 2026年10月 © PAIRSO HOUSEHOLD All Rights Reserved. ※本資料はフィクションです 2/15
テーマ選定理由 STEP 1 14テーマから評価点の最も高い「靴下ペア不成立」をテーマに選定した 家庭内の困りごと 評価マトリクス 重要度 緊急度 拡大傾向 計
靴下ペア不成立 5 4 5 14 リモコン所在不明 4 4 3 11 タッパーの蓋の不一致 3 2 4 9 風呂の栓の閉め忘れ 3 3 2 8 候補テーマ 選定理由 1. 朝の「靴下がない」による出発遅延が月平均3.4回発生 2. 片方だけの靴下を保管する引き出しが満杯(23枚)に到達 3. 衣類の中で最も単価が低いにもかかわらず、最も家族の口論を誘発 している 4. 全員が加害者であり被害者であるため、全員参加の活動に適してい る 5点満点で全員投票(4名の平均・四捨五入) PAIRSO QCサークル活動報告書 / 2026年10月 © PAIRSO HOUSEHOLD All Rights Reserved. ※本資料はフィクションです 3/15
現状把握① ペア不成立の発生状況 STEP 2 毎週欠かさず1〜2件のペア不成立が発生しており、慢性的な不具合である 【単位:件】 調査期間:2026年4月〜6月(13週) 2 13週累計 2
1 2 1 2 2 1 2 1 1 1 1 洗濯投入数 364足 ペア不成立 19件 不成立率 5.2% 52,198 ppm換算 ppm 1 2 3 4 5 6 7 週 8 9 10 11 12 13 ※洗濯投入数=家族4名×7日=週28足で一定。ペア不成立=洗濯工程を経た靴下が、たたみ工程終了時点で片方しか存在しない状態(1足につき1件)。工場の目標値(数十ppm)と比較すると約1,000倍の水準 PAIRSO QCサークル活動報告書 / 2026年10月 © PAIRSO HOUSEHOLD All Rights Reserved. ※本資料はフィクションです 4/15
現状把握② 発生工程別・発生者別の内訳 STEP 2 「洗濯機内残留」と「干し工程での落下」の2工程に集中している 発生工程別(パレート図) 100.0% 94.7% 78.9% 63.2%
7 36.8% 洗濯機内残留 5 干し工程での落下 3 3 脱衣時の分離 取り込み〜たたみ PAIRSO QCサークル活動報告書 / 2026年10月 © PAIRSO HOUSEHOLD All Rights Reserved. 1 発生者別(脱衣者ベース) 父 長男 母 長女 2件(10.5%) 2件(10.5%) 9件(47.4%) 6件(31.6%) 上位2工程(洗濯機内残留・干し工程での落下)で全体の 63.2%を占める。発生者別では父が47.4%と突出してお り、サークルリーダーとしての責任は重い。 不明 ※本資料はフィクションです 5/15
目標設定 STEP 3 ペア不成立率を 5.2% から 1.0% 以下へ(△80%) 5.2% ➡
1.0%以下 現状(4〜6月) 目標(9月末) 52,198 ppm 10,000 ppm 以下 何を:洗濯工程における靴下のペア不成立率を いつまでに:2026年9月末までに どれだけ:5.2% → 1.0%以下(△80%)にする 設定根拠:「不明」等の管理外要因(1件)を除いても、上位2工程の撲滅だけで1.9%まで低減可能。残る工程の半減で1.0%を狙う、挑戦 的かつ達成可能な水準とした。 PAIRSO QCサークル活動報告書 / 2026年10月 © PAIRSO HOUSEHOLD All Rights Reserved. ※本資料はフィクションです 6/15
要因解析① 特性要因図 人(Man) 脱いだ靴下を丸めたままカゴへ投げる ズボンと一緒に脱ぐ(入れ子状態) 左右を別の部屋で脱ぐ STEP 4 方法(Method) 洗濯ネットを使っていない
洗濯ばさみ1点留め 全員分を一山にしてたたむ 靴下ペア 不成立 5.2% 物干しの位置が手すり際 洗濯機と壁の隙間(15cm) ドラムのパッキンの隙間 機械(Machine) くるぶし丈は体積が小さい ゴムの劣化で滑り落ちる 似た黒靴下が11品番混在 材料(Material) ※4Mの観点から全員でブレーンストーミングを実施し、挙がった要因41件を12件に集約した。うち「方法」「人」の大骨に、パレート図上位2工程(洗濯機内残留・干し工程での落下)の要因が集中している PAIRSO QCサークル活動報告書 / 2026年10月 © PAIRSO HOUSEHOLD All Rights Reserved. ※本資料はフィクションです 7/15
要因解析② なぜなぜ分析(洗濯機内残留) STEP 4 5回の「なぜ」により、真因は工程ではなく人(リーダー)にあることが判明した なぜ1 靴下が片方なくなるのか? 洗濯機から取り出す際、片方がドラム内に残っている なぜ2 なぜドラム内に残るのか?
パッキンの隙間や、他の衣類の袖・ズボンの裾に入り込んでいる なぜ3 なぜ入り込むのか? 洗濯ネットを使わず、他の衣類と混ざった状態で洗っている なぜ4 なぜネットを使わないのか? 脱いだ靴下が丸まった状態でカゴに入っており、ネットに入れる工程が存在しない なぜ5 なぜその工程が存在しないのか? 脱衣所にネットが置かれておらず、父が脱いだ靴下を丸めて約2mの距離からカゴへ投げ入れている 真因 脱衣所にネットがなく、父が靴下を投げている PAIRSO QCサークル活動報告書 / 2026年10月 © PAIRSO HOUSEHOLD All Rights Reserved. 「干し工程での落下」についても同様に分析し、真因を「洗濯ばさみ1点留めの慣 習(標準作業の不在)」と特定した。 ※本資料はフィクションです 8/15
対策立案 STEP 5 評価点18点以上のA案・C案を採用。B案は費用面から中期課題とした No. 対策案 効果 コスト 実現性 評価点
判定 A 脱衣所に靴下専用ネットを常設(投入口を靴下サイズに限定) ◎ ◎ ◎ 27 採用 B 全員の靴下を同一品番に統一(ペアリング不要化) ◎ △ ◦ 6 中期検討 C 洗濯ばさみ2点留めの標準化 ◦ ◎ ◎ 18 採用 D 父の脱衣動作の再教育(ロープレ研修) ◦ ◎ △ 6 不採用 E 全靴下に油性ペンで名前を記入 △ ◦ ◦ 4 不採用 A案は、靴下以外が入らない投入口とすることで「ネットに入れ忘れる」こと自体を物理的に不可能にするポカヨケである。D案(再教育)は効果が見込めるものの、本人が 「気をつける」と述べるにとどまり、実現性が低いと判断した。 ※評価点=効果×コスト×実現性(◎3点・◦2点・△1点) PAIRSO QCサークル活動報告書 / 2026年10月 © PAIRSO HOUSEHOLD All Rights Reserved. ※本資料はフィクションです 9/15
対策実施 STEP 6 「投げても入らない」から「置けば入る」へ。脱衣位置から30cmにネットを常設した Before(〜7月5日) 洗濯機 投てき(約2m) 父 実施日 7月6日
7月6日 7月13日 After(7月6日〜) 洗濯カゴ 投入口 6cm 隙間に落下 父 対策 A:靴下専用ネット(投入口6cm)を脱衣位置から30cmに設置 C:洗濯ばさみ2点留めを標準化(干し工程の作業要領書を作成) 追加:洗濯機と壁の隙間をすきまテープでふさぐ(横展開) PAIRSO QCサークル活動報告書 / 2026年10月 © PAIRSO HOUSEHOLD All Rights Reserved. 洗濯機 靴下専用 ネット 洗濯カゴ 隙間ふさぎ(追加) 担当 母 母・長女 長男 費用 ※本資料はフィクションです 330円 0円 440円 10/15
効果確認① ペア不成立件数の推移 STEP 7 対策後の不成立率は 0.8% となり、目標(1.0%以下)を達成した(△84.2%) 【単位:件/週】 2 対策実施(7/6)
2 1 1 2 2 1 3 4 2 2 1 5 6 2 1 7 8 4〜6月(対策前) 9 1 10 対策前(13週) 19件 / 5.2% 52,198 ppm PAIRSO QCサークル活動報告書 / 2026年10月 © PAIRSO HOUSEHOLD All Rights Reserved. 1 11 12 1 13 1 14 1 0 15 0 16 17 1 0 18 0 19 0 20 0 21 7〜9月(対策後) 22 0 23 0 24 0 25 0 26 対策後(13週) 3件 / 0.8% 8,242 ppm(目標 10,000 ppm 以下を達成) ※本資料はフィクションです 11/15
効果確認② 有形効果・無形効果 STEP 7 靴下買い替え費は年間 21,120円 の削減。投資は約2週間で回収した 有形効果(年換算) 対策前 対策後
無形効果(メンバーの声) 効果 年間ペア不成立 76件 12件 △64件 靴下買い替え費 25,080円 3,960円 △21,120円 ・父「ネットまで30cm。投げる理由がなくなった」 ・母「片方だけの靴下を見るたびに感じていた徒労感がなくなった」 ・長男「データを取ると、犯人(父)が数字で分かるのが面白かった」 ・長女「洗濯ばさみを2個使うようになったら、ハンカチも落ちなくなっ た」 QC的な成長:全員が「なぜ」を5回繰り返せるようになった。最近は夕 食の献立にも適用されており、やや面倒になっている。 (1足330円) 朝の靴下探し時間 (家族合計・1日あたり) 4.2分 0.8分 △3.4分 片方靴下の在庫 23枚 9枚 △14枚 ※年換算は13週の実績×4。投資額(ネット330円+すきまテープ440円=770円)は約2週間で回収 PAIRSO QCサークル活動報告書 / 2026年10月 © PAIRSO HOUSEHOLD All Rights Reserved. ※本資料はフィクションです 12/15
標準化と管理の定着 ― 作業要領書 STEP 8 対策を「人の注意」ではなく「決まりごと」として定着させた No. 主なステップ 急所 急所の理由
1 靴下を脱ぐ 脱衣所で、左右続けて脱ぐ 別の部屋で脱ぐと分離する(脱衣時の分離 3件) 2 ネットに入れる 裏返しを直してから、2本そろえて投入口へ 丸めたままだと中で片方だけ裏返り、乾かない 3 洗濯する ネットごと洗濯機へ。ネットの口は閉める 口が開いているとパッキンに吸い込まれる 4 干す 洗濯ばさみ2点留め(つま先とかかと) 1点留めでは風で回転し落下する(落下 5件) 5 たたむ 個人別のカゴに分けてからペアにする 一山にすると似た黒靴下(11品番)が混在する 管理の定着:脱衣所に本要領書を掲示。毎週日曜の会合で不成立件数を記録し、2 件/週を超えた場合は臨時会合を開催する。 PAIRSO QCサークル活動報告書 / 2026年10月 © PAIRSO HOUSEHOLD All Rights Reserved. 教育:新規メンバー(来客・帰省した祖父母)には、入浴前に作業要領書の読み 合わせを実施する。 ※本資料はフィクションです 13/15
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