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WAKE Career 主催「生成AI×社会課題ハッカソン」中間発表
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mae616
June 06, 2025
0
12
WAKE Career 主催「生成AI×社会課題ハッカソン」中間発表
こちらに参加しました。
https://wake-career-socialai-hackathon-2025.studio.site/
mae616
June 06, 2025
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Transcript
「感情の置き場」 のアプリ ma e61 6(個人参加) WAKE Career主催 生成AI×社会課題ハッカソン 中間発表
チーム紹介 mae616(まえ) : 個人参加
解決したい社会課題: 「孤独・孤立」 • コロナ禍で自殺者数が増えたこと • 自身の8年間のエンジニア経験の中で、 関わった女性の後輩5人中3人が「泣いて辞めていく」という現実があった →「孤独・孤立」について考える機会が多かった (出発は「女性の」孤立だった) →そこから、アンケートを実施
「孤独・孤立」に関するアンケートの結果 「とても思う」+「まあ思う」が 80% 「どちらとも言えない」 「いいえ」 「自分の気持ちがわからない」 が 75% 「話せる相手がいなかったことがある」 「話しても伝わらない気がした」
「自分を守るために黙っていた」が多い 感情を表せる場と、感情を表す方法に慣れていく必要性があり
ソリューション(プロダクト概要) アプリ名: 灯る森(ともるもり) • 森の中のキャンプ場を舞台にした没入型・匿名チャットアプリ • 匿名・一期一会の対話体験 • 感情によって焚き火や環境が変化する演出 アプリの目的
• 感情の自覚が難しい孤独な人の「気づき」のサポート • 評価や役割から解放された“存在承認体験” • 攻撃せずに感情を出す「対話の学習」
ソリューション(実装状況) 機能 デモあり 未実装 トップ画面(サインイン / サインアップ) ホーム画面(森の入り口) / 今日の気分の入力
/ AIによるマッチング(今日 の気分と共感する人や凹凸を埋め合える人など) 他の人とのチャット画面 / AIが参加者の発言時に感情分析をして、焚き火の火の粉な どで感情を演出へ変える / 誤解を招きそうな言葉は、AIが代替表現を表示する 一人の場(何も考えずぼーとする画面)/ 他の人が焚き火に残した文字が浮かび上がる 森の動物(AI)とのチャット / 主に内省(自分の気持ちや行動の振り返り)用 最小限のプロトタイプの 実装のみ
生成AI活用、技術スタック 生成AIの活用 • 感情分析による演出の変化 • 攻撃的な発言をやわらげるフィ ルター • 感情に応じたマッチングや対話 支援
技術スタック • Frontend: SvelteKit (TypeScript, TailwindCSS), p5.js • Backend : Supabase (Deno) • AI : Azure AI(感情分析), にじジャーニー(ビジュアル), Suno AI(音楽), ElevenLabs(効果音) 実装あり 未実装
デモ • デモをご覧ください
社会的インパクトがどれくらいあるか? 解決することで何が起こるか • 人が安定し、前向きな行動が取りやすくなる • 「助けて」「つらい」が言える社会の空気が生まれ、子育てや介護、働くことに余裕が生まれる • 「どうせ言っても無駄」と消えていた声が、社会に届くようになる 社会全体への波及効果 •
社会全体の幸福度・満足度の向上 • 人が「誰かのため」ではなく「自分のために生きる」未来の後押しになる このアプリの狙いは何か • 心理的孤立の可視化・誰かに届く感情体験の場の提供
ユーザーレビューの結果 孤独をやわらげる効果は 「まあまそう思う」が多いものの曖昧 1回目のアンケート 「自分の気持ちを整理する助け」になるは77% 「こんなことがあると安心できる」 間接的に孤独をやわらげられる(感情を表現する場が 増えることによって孤独感が減る)期待があり ただ、デザインや伝え方に対して 「もっとわかりやすくしてほしい」や、
「アプリの意図が唐突すぎて何がしたいかわからない」 の意見も多めでした...(改善必須 ) 世界観を作ることには肯定的な意見が多く励まされました。
今後の課題 • 伝え方の見直しと、UI/UXの整理 • AI機能の強化、 AIマッチングの具体化 • 表現の強化 • 再度ユーザーレビュー
最後にメッセージ 人が ここに『居てもいい』と思える場所 を作り出す、その 一歩を補助 できるように ご清聴ありがとうございます