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Slack at Code for Japan

Slack at Code for Japan

Slack Community Hub 一般公開記念 ウェビナー
4/23(金)17:00-19:00
Code for Japan(コミュニティ運営事例)

mamisada

April 23, 2021
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Transcript

  1. 武貞 真未
 Twitter: @mamisada
 Slack: @takesada_c4j 
 Code for Japan

    / Community lead
 SOMA / Public Relations
 大阪大学大学院 / 連合小児発達学研究科(D3)
 Code for コミュニティでの経緯
 2016- 前職が会議室をCfJに貸していた (らしい 
 2018- イベント参加・共催企画などで関わり始める 
 2019- プロボノとして広報・コミュマネなど 
 2020- 夏から週4勤務で入社、社員になる 
 

  2. 公共モデルを「依存」から
 
 
 
 シビックテック コミュニティ
 オープンにつながり、社会をアップデートする
 4 市民 行政

    「共創」へ
 行政と市民 (エンジニア、デザイナー、 民間企業、NPO、学生など) Conflicts
 Work together
 社会課題
  3. Code for Japanは2013年に設立
 はじまり
 Code for Americaは2009年設立
 
 
 


    日本のCode for Japanは東日本大震災がきっかけとなって、スタート。

  4. 改修したこと
 • エントリー向けガイダンス
 ◦ テンプレート導入
 ◦ リアクション絵文字・リプライ
 • プレフィックスで整理
 ◦

    #interests-cats
 ◦ #overseas-herstory
 • 共通チャネルの番号付け
 ◦ #01_general
 ◦ #02_introduction
 • CoC(行動規約)の改訂
 • 多言語対応
 コロナ以降の取り組み

  5. 1. エントリー向けの対応を増強
 • 自己紹介をまだしていない人にメン ション飛ばしまくる
 • welcomeといいつつ、やんわりとintro 記入をお願いする
 • 書いてくれた人にはあらゆる人から

    リプライ・絵文字が飛んでいく
 -> 「とりあえず書いとかなきゃいけないん だな」的な状況を演出
 Code for all を真似て、introをお節介目に対応

  6. 1. エントリー向けの対応を増強
 • 登録した時点でテンプレお渡し
 ◦ how: きっかけ
 ◦ when: いつから知ってた


    ◦ who: 普段の活動・仕事
 ◦ where: どこにいる
 ◦ why: どんなことがしたい
 ◦ free: 自由記述(任意)
 • コミュニティチームか、同じ地域の活 動チームか、同じテーマのプロジェク トか…誰かが返していく
 Wataruさん@バンクーバーからの助言で、introのテンプレ設定

  7. 2. プレフィックスと説明文で住所設定・交通整理
 全員に入って欲しいチャンネル
 1. general - 全体
 2. introduction -

    自己紹介
 3. events - イベント案内
 4. join_project - 参加募集
 5. flyinghigh - 🙌
 6. random - 雑談
 7. questions - 相談窓口
 8. photos - 写真共有
 全体に関わるチャンネルだけにナンバリング

  8. 2. プレフィックスで住所整理
 カテゴリごとに接頭を
 • brigade- 地域ごと
 • cfj-    全体に関わるもの
 •

    interest- 興味関心ごと
 ◦ github/design 技術系
 ◦ cat/minecraft 趣味系
 • overseas- 海外連携・共有
 • proj-   活動ごと
 前職のエンジニアSlackを思い出して、プレフィックスを導入

  9. ツールと場面の組み合わせ
 心理的ハードルが低いSlackから、段階的にオンラインイベントへ
 
 ビデオ
  ↑
 音声
  ↑
 テキスト
 緊張 高


    緊張 低
 ストック情報
 フロー情報
 • アーカイブ動画置いておく 
 • ライブ参加でもzoom以外で聞 き専OK会場併設
 #03_eventに情報発信 
 慣れたらこっちへ

  10. ツールと場面の組み合わせ
 イベントはzoom、インプット系はYouTube(Live & アーカイブ動画)
 
 ビデオ
  ↑
 音声
  ↑
 テキスト


    緊張 高
 緊張 低
 ストック情報
 フロー情報
 • LT会・事例共有
 • カンファレンス
 • 学生の作品発表会
 • 国内ハッカソン
 • 台湾合同ハッカソン

  11. 各種イベント(現在は全面オンライン)
 定期開催:Civictech Live! / Social Hack Day
 年1開催:Code for Japan

    Summit / Civictech Challenge Cup
 不定期: Facing the Ocean(g0v/CfKorea共催)
 大規模
 小規模
 input/
 啓発
 output/
 開発

  12. ツールと場面の組み合わせ
 イベント後の継続交流はSlackへ戻って続いていく…
 
 ビデオ
  ↑
 音声
  ↑
 テキスト
 緊張 高


    緊張 低
 ストック情報
 フロー情報
 普段のコミュニケーションは 
 Slack(テキストメイン) 
 
 まとまった時間で開発を進めるときは 
 zoom など(ビデオ通話) 
 
 延長戦に入ったときとかに 
 Discord など(音声通話) 

  13. 
 連携チャネルの名前を同じに+翻訳botを試行錯誤
 CfJ(日本) ⇄ g0v(台湾)
 CfJ(日本) ⇄ Code for Korea(韓国)


    お互い母語ではない英語での会話
 前に使っていた翻訳botが
 動かなくなってしまっていた…。
 この前、Slack Japanの方に
 素敵な方法を教えてもらいました💡
 https://github.com/seratch/deepl-for-slack
 
 DeepLを使った自動翻訳機能にバージョンアップ(準備中)
 

  14. 増加後の活動内容
 東京都COVID-19対策サイト 
 台湾のデジタル大臣唐鳳さんがコントリ ビュートしたことで話題になり、全国の47 都道府県+海外へ派生
 Civictech Challenge Cup U-22


    コロナ禍の高校生・高専生・大学生のた めの開発イベントをインターンが企画・ 運営
 Facing the Ocean
 台湾・香港・韓国・日本のシビックテッ カーが集まり、一緒に議論・開発(2020 年はオンライン参加)
 身近な社会課題に、ITを活用しながら自分たちで取り組む

  15. Civictech Challenge Cup U-22
 コロナがきっかけで、CfJインターンを始めた 
 高校生・高専生・大学生が企画・運営。 
 全国から100名を超える学生が応募し、 


    オンライン上で27組のチームを形成。 
 Slack+ビデオ通話等でチーム開発に取り組み 
 身近な社会課題をテーマにしたプロトタイプを提出。 
 Civichatは法人化し、熊本市の
 「Urban Innovation Kumamoto」に採択。 
 高校生インターンとCivichatは台湾のカンファレンスで 
 セッション応募し、自分たちで準備し英語で登壇。 

  16. 今後取り組みたいこと
 社会課題に興味があって、プ ログラミングなどは未経験の 人も、シビックテック に参加で きる環境づくり
 e.g.
 Tech for Non-tech(T4NT)


    from Code for Australia
 高校生・高専生などが増えた ので、20代・30代の中間層に もリーチしていきたい…!
 e.g. g0v台湾のような多様性
 プログラミング言語やオープン ソースなど毎に存在している、 技術者コミュニティとの連携・ 協働、デザイナーコミュニティ との交流もしていきたい…!
 non-techとの連携
 世代を超えた連携
 外部コミュニティ連携

  17. まとめ
 • エントリーした人の
 ◦ 不安と恐怖を拭う:何からすればいいのかを導線を引いておく 
 ▪ テンプレートを使って、最初の発言へ 
 ◦

    楽しそうだなと思わせる:賑やかな感じ、迎え入れている印象が伝わるように 
 ▪ リアクション絵文字・リプライ 
 • 参加しようとするときの
 ◦ 視認性を高めておく:ここにあるよ プレフィックス
 ◦ 心理的負荷を下げる:他愛もない話も置いておく 趣味・小ネタチャンネル 
 ◦ 心理的安全性の担保: CoC(行動規約)
 ◦ 言語の壁を超える:多言語対応
 • 参加してくれたあとの
 ◦ チラ見・覗き見できる: アーカイブ動画・イベント案内 
 ◦ 状況に応じて使い分け:密度に合わせた ツールの組み合わせ