Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Slack at Code for Japan
Search
mamisada
April 23, 2021
How-to & DIY
1
830
Slack at Code for Japan
Slack Community Hub 一般公開記念 ウェビナー
4/23(金)17:00-19:00
Code for Japan(コミュニティ運営事例)
mamisada
April 23, 2021
Tweet
Share
More Decks by mamisada
See All by mamisada
Science, technology, and Citizenship
mamisada
0
110
市民・当事者・各種専門家が共創しインクルーシブな支援を実現する_SY-7_日本認知療法_認知行動療法学会シンポ_武貞スライド
mamisada
0
120
BloombergJapanOnline
mamisada
0
180
Civictech Challenge Cup U-22 [intro]
mamisada
0
26
"power of the community" of Civictech
mamisada
1
190
Other Decks in How-to & DIY
See All in How-to & DIY
240420MapillaryMeetup2024Tokyo
tosseto
0
170
Discover the Quality Coach role and their Toolbox
emna__ayadi
0
120
IoT×サーモに挑戦する第一歩
runrunsan
0
290
一番やさしいDJ入門 2024
stefafafan
6
1.8k
【技術カンファレンス運営の裏側】Iwaken Lab 技術好き学生の近況報告 & ことみんさんに技術カンファレンス運営の裏側を聞いちゃう会
kotomin_m
4
220
Learning from Firefighters
ksatirli
PRO
0
140
わたしと技術コミュニティとキャリア
kotomin_m
2
180
ファシリテーターの美意識_株式会社コミュカル Mitz
comucal
PRO
0
250
#相席食堂 ちょっと待てぃボタンダイジェスト+ソラコムボタン #iotlt
n0bisuke2
0
330
【バスケ】ボックススコアを用いたオールインワンメトリクス作成手続き
rnsr0371
0
430
How to create better speaker proposals
logico_jp
2
370
LT(Lightning Talk)のドキドキ感を共有する IoT ぼっとを作った話
scbc1167
1
150
Featured
See All Featured
The Art of Delivering Value - GDevCon NA Keynote
reverentgeek
8
890
Thoughts on Productivity
jonyablonski
67
4.3k
Build your cross-platform service in a week with App Engine
jlugia
229
18k
Design and Strategy: How to Deal with People Who Don’t "Get" Design
morganepeng
126
18k
Designing on Purpose - Digital PM Summit 2013
jponch
115
7k
The MySQL Ecosystem @ GitHub 2015
samlambert
250
12k
Writing Fast Ruby
sferik
627
61k
[RailsConf 2023] Rails as a piece of cake
palkan
52
4.9k
Sharpening the Axe: The Primacy of Toolmaking
bcantrill
38
1.8k
StorybookのUI Testing Handbookを読んだ
zakiyama
27
5.3k
The Pragmatic Product Professional
lauravandoore
31
6.3k
Fantastic passwords and where to find them - at NoRuKo
philnash
50
2.9k
Transcript
Civictechコミュニティの Slackコミュニケーション - local & global - 2021/04/23 @Slack Community
HUB
武貞 真未 Twitter: @mamisada Slack: @takesada_c4j Code for Japan
/ Community lead SOMA / Public Relations 大阪大学大学院 / 連合小児発達学研究科(D3) Code for コミュニティでの経緯 2016- 前職が会議室をCfJに貸していた (らしい 2018- イベント参加・共催企画などで関わり始める 2019- プロボノとして広報・コミュマネなど 2020- 夏から週4勤務で入社、社員になる
WHO: 市民(civic)自身が HOW: テクノロジー(tech)を活用して WHAT: 地域課題・社会課題に取り組んでいく シビックテック
公共モデルを「依存」から シビックテック コミュニティ オープンにつながり、社会をアップデートする 4 市民 行政
「共創」へ 行政と市民 (エンジニア、デザイナー、 民間企業、NPO、学生など) Conflicts Work together 社会課題
Code for Japan 「ともに考え、ともにつくる」をビジョンに掲げる、シビックテックコミュニティ
Code for Japanは2013年に設立 はじまり Code for Americaは2009年設立
日本のCode for Japanは東日本大震災がきっかけとなって、スタート。
活動範囲 海外: 世界中のシビックテックコミュニティがアラ イアンスを組むCode for All 国内: 各地域に80+のブリゲードやプロジェクト 毎のチームが存在 グローバルとローカルの両方で活動しながら、その間を繋ぐ
2020年Slackユーザーが10倍に… 新型コロナウイルス感染症対策サイトがきっかけとなり、 GithubやTwitterを介して全国のコントリビューターがSlackへ集結🙌 ▼アクティブユーザー(日次) Slackの参加者が400+から4,900+へ…
突如増えた Slackコミュニティの 改修工事
改修したこと • エントリー向けガイダンス ◦ テンプレート導入 ◦ リアクション絵文字・リプライ • プレフィックスで整理 ◦
#interests-cats ◦ #overseas-herstory • 共通チャネルの番号付け ◦ #01_general ◦ #02_introduction • CoC(行動規約)の改訂 • 多言語対応 コロナ以降の取り組み
課題1: 入ったものの 何していいか わからない
1. エントリー向けの対応を増強 • 自己紹介をまだしていない人にメン ション飛ばしまくる • welcomeといいつつ、やんわりとintro 記入をお願いする • 書いてくれた人にはあらゆる人から
リプライ・絵文字が飛んでいく -> 「とりあえず書いとかなきゃいけないん だな」的な状況を演出 Code for all を真似て、introをお節介目に対応
1. エントリー向けの対応を増強 • 登録した時点でテンプレお渡し ◦ how: きっかけ ◦ when: いつから知ってた
◦ who: 普段の活動・仕事 ◦ where: どこにいる ◦ why: どんなことがしたい ◦ free: 自由記述(任意) • コミュニティチームか、同じ地域の活 動チームか、同じテーマのプロジェク トか…誰かが返していく Wataruさん@バンクーバーからの助言で、introのテンプレ設定
課題2: チャンネルが たくさんあってど こが何なのか わからない
2. プレフィックスと説明文で住所設定・交通整理 全員に入って欲しいチャンネル 1. general - 全体 2. introduction -
自己紹介 3. events - イベント案内 4. join_project - 参加募集 5. flyinghigh - 🙌 6. random - 雑談 7. questions - 相談窓口 8. photos - 写真共有 全体に関わるチャンネルだけにナンバリング
2. プレフィックスで住所整理 カテゴリごとに接頭を • brigade- 地域ごと • cfj- 全体に関わるもの •
interest- 興味関心ごと ◦ github/design 技術系 ◦ cat/minecraft 趣味系 • overseas- 海外連携・共有 • proj- 活動ごと 前職のエンジニアSlackを思い出して、プレフィックスを導入
課題3: 実際の活動に 参加するまでの 心理的ハードル
ツールと場面の組み合わせ 心理的ハードルが低いSlackから、段階的にオンラインイベントへ ビデオ ↑ 音声 ↑ テキスト 緊張 高
緊張 低 ストック情報 フロー情報
ツールと場面の組み合わせ 心理的ハードルが低いSlackから、段階的にオンラインイベントへ ビデオ ↑ 音声 ↑ テキスト 緊張 高
緊張 低 ストック情報 フロー情報 • アーカイブ動画置いておく • ライブ参加でもzoom以外で聞 き専OK会場併設 #03_eventに情報発信 慣れたらこっちへ
ツールと場面の組み合わせ イベントはzoom、インプット系はYouTube(Live & アーカイブ動画) ビデオ ↑ 音声 ↑ テキスト
緊張 高 緊張 低 ストック情報 フロー情報 • LT会・事例共有 • カンファレンス • 学生の作品発表会 • 国内ハッカソン • 台湾合同ハッカソン
各種イベント(現在は全面オンライン) 定期開催:Civictech Live! / Social Hack Day 年1開催:Code for Japan
Summit / Civictech Challenge Cup 不定期: Facing the Ocean(g0v/CfKorea共催) 大規模 小規模 input/ 啓発 output/ 開発
ツールと場面の組み合わせ イベント後の継続交流はSlackへ戻って続いていく… ビデオ ↑ 音声 ↑ テキスト 緊張 高
緊張 低 ストック情報 フロー情報 普段のコミュニケーションは Slack(テキストメイン) まとまった時間で開発を進めるときは zoom など(ビデオ通話) 延長戦に入ったときとかに Discord など(音声通話)
課題4: 古参も新規も 居心地のいい 空間づくり
工夫したこと Code for Americaを参考にしていたもの から、オンラインでのコミュニケーションを 想定した上で、説明を具体化し、わかりや すく改訂。 イベント前後で丁寧にアナウンスすること で、初めての人でも、前から参加している 人でも、知って、覚えて、その場から実践
してもらえるように。 Code of Conduct (行動規約) のバージョンアップ
課題5: 台湾・韓国と 関わりたいけど 言語の壁が…
連携チャネルの名前を同じに+翻訳botを試行錯誤 CfJ(日本) ⇄ g0v(台湾) CfJ(日本) ⇄ Code for Korea(韓国)
お互い母語ではない英語での会話 前に使っていた翻訳botが 動かなくなってしまっていた…。 この前、Slack Japanの方に 素敵な方法を教えてもらいました💡 https://github.com/seratch/deepl-for-slack DeepLを使った自動翻訳機能にバージョンアップ(準備中)
増加後の活動内容 東京都COVID-19対策サイト 台湾のデジタル大臣唐鳳さんがコントリ ビュートしたことで話題になり、全国の47 都道府県+海外へ派生 Civictech Challenge Cup U-22
コロナ禍の高校生・高専生・大学生のた めの開発イベントをインターンが企画・ 運営 Facing the Ocean 台湾・香港・韓国・日本のシビックテッ カーが集まり、一緒に議論・開発(2020 年はオンライン参加) 身近な社会課題に、ITを活用しながら自分たちで取り組む
Civictech Challenge Cup U-22 コロナがきっかけで、CfJインターンを始めた 高校生・高専生・大学生が企画・運営。 全国から100名を超える学生が応募し、
オンライン上で27組のチームを形成。 Slack+ビデオ通話等でチーム開発に取り組み 身近な社会課題をテーマにしたプロトタイプを提出。 Civichatは法人化し、熊本市の 「Urban Innovation Kumamoto」に採択。 高校生インターンとCivichatは台湾のカンファレンスで セッション応募し、自分たちで準備し英語で登壇。
今後取り組みたいこと 社会課題に興味があって、プ ログラミングなどは未経験の 人も、シビックテック に参加で きる環境づくり e.g. Tech for Non-tech(T4NT)
from Code for Australia 高校生・高専生などが増えた ので、20代・30代の中間層に もリーチしていきたい…! e.g. g0v台湾のような多様性 プログラミング言語やオープン ソースなど毎に存在している、 技術者コミュニティとの連携・ 協働、デザイナーコミュニティ との交流もしていきたい…! non-techとの連携 世代を超えた連携 外部コミュニティ連携
まとめ • エントリーした人の ◦ 不安と恐怖を拭う:何からすればいいのかを導線を引いておく ▪ テンプレートを使って、最初の発言へ ◦
楽しそうだなと思わせる:賑やかな感じ、迎え入れている印象が伝わるように ▪ リアクション絵文字・リプライ • 参加しようとするときの ◦ 視認性を高めておく:ここにあるよ プレフィックス ◦ 心理的負荷を下げる:他愛もない話も置いておく 趣味・小ネタチャンネル ◦ 心理的安全性の担保: CoC(行動規約) ◦ 言語の壁を超える:多言語対応 • 参加してくれたあとの ◦ チラ見・覗き見できる: アーカイブ動画・イベント案内 ◦ 状況に応じて使い分け:密度に合わせた ツールの組み合わせ
Slackはとても便利ですが、 greenz.jp 編集長の菜央さん曰く、 コミュニティは 「少しずつ手を入れて育てる」が大事。 中の人のこまめなコミュニケーションが あってこそ成り立つものかもしれません。
Code for JapanのSlackにも遊びに来てください。 お時間いただき、ありがとうございました:) @codeforJP @codeforjapan cfj.slack.com
None