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September 12, 2023

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  1. 会社概要 Copyright © miibio, Inc. All Rights Reserved. 株式会社ミーバイオは、東京大学・KISTEC 佐藤守俊教授が開発した「光スイッチタ

    ンパク質」を用いて、任意の遺伝子の破壊や編集・発現のON/OFFを、外部からの 光の照射によってコントロールすることに、世界で初めて成功しました。私たちはこの技 術を用いた、さまざまなリサーチツールを提供しています。 【商品・サービス】 ・ 光スイッチ研究用試薬 ・ 光スイッチ・コンディショナルノックアウトマウス ・ 共同研究・受託研究開発 1
  2. 光スイッチ研究用試薬(PA-Cre試薬) Copyright © miibio, Inc. All Rights Reserved. 3 生命科学分野において、ターゲット遺伝子の同定やスクリーニング・評価系の構築手段と

    して、時空間分解能が非常に高く、薬剤添加では難しい精密なコントロールが実現できる 「光制御技術」に期待が高まっています。 本製品は、Cre-loxP組換えシステムに、光スイッチタンパク質Magnet Systemを組み 合わせた、光誘導型のCre試薬です。この製品を細胞に用いることで、光を当てた場所、 当てたタイミングでCreが活性化されるため、あらかじめloxPで挟んだ遺伝子のノックアウト を時空間特異的に制御することが可能になります。 PA-Cre with Magnet System® ―細胞内の遺伝子発現のON/OFFを制御し、生命現象の操作や評価系に活用―
  3. loxP loxP loxP Gene 遺伝子ノックアウト 遺伝子ノックアウト loxP loxP STOP P

    loxP P Gene Gene Promotor 転写停止シーケンス 遺伝子発現 ノックアウト 遺伝子発現 光刺激で活性化したPA-Creによって DNA組換え反応が起きることにより ①任意の時間 ②任意の部分 での 遺伝子のノックアウト・発現を制御可能に。 ターゲット遺伝子 毒性遺伝子や レポーター遺伝子他 Magnet System® Copyright © miibio, Inc. All Rights Reserved. 4 ※ Nature Chemical Biology 2016 遺伝子の時空間特異的なON/OFFスイッチング
  4. 光スイッチ研究用試薬:アプリケーション例 Copyright © miibio, Inc. All Rights Reserved. 5 PA-Cre試薬を活用した

    Xenograft モデルによる「抗癌治療薬評価試験」 & 高度免疫不全マウス ターゲット遺伝子をloxPで挟み PA-Creをノックインさせた 癌細胞 左右への皮下移植 癌細胞が同時に大きくなる 片方のみ光照射して ノックアウトした後に 抗癌治療薬の評価 【取り扱い商品】 ターゲット遺伝子の「Control」と「光スイッチノックアウト癌細胞」を用いて 同一バックグラウンドで、同じサイズのXenograftに対する評価が可能になります。
  5. 光スイッチ研究用試薬:アプリケーション例 Copyright © miibio, Inc. All Rights Reserved. 6 空間トランスクリプトーム

    イメージングMS これまでにない空間解析が実現 目的遺伝子局在を持つ 組織切片を作製 目的遺伝子の局在部位 (ノックアウトorノックイン) 空間解析装置(空間トランスクリプトーム装置、イメージングMS)は定性解析装置のため、 光スイッチ技術と組み合わせることで、単一切片の中に比較出来る局在組織を作ることができる。 例)肝臓切片 健常部位と腫瘍部位
  6. 光スイッチ・コンディショナルノックアウトマウス(PA-Creマウス) Copyright © miibio, Inc. All Rights Reserved. 8 PA-Creマウス

    with Magnet System® ―光を用いた「超・時空間特異的」遺伝子制御で、標的遺伝子の機能を解析する― 時空間分解能が非常に高い光を用いて、任意の遺伝子の制御を精密に時間特異的・ 場所特異的にできるという、全く新しい「光スイッチ・コンディショナルノックアウトマウス」です。 これまでのコンディショナルノックアウトマウスではできなかった、対になっている臓器(腎臓、 精巣など)の片側だけ、血管の一部だけ、皮膚の一部だけ、腸の一部だけ、といった遺伝 子制御を実現し、標的遺伝子の詳細な機能解析を果たせます。
  7. 特長②:暗所・日常光でのリーク活性がほとんどない Copyright © miibio, Inc. All Rights Reserved. 10 ※

    Nature Chemical Biology 2016 暗所・日常光でのリーク活性がほとんどなく、マウスの実験において通常の実験室の 環境でお使いいただけます。
  8. 特長③:その他の技術との比較 Copyright © miibio, Inc. All Rights Reserved. 11 その他の技術と比較して、以下のような技術の優位性があります。

    タモキシフェン誘導型Creマウスの課題 ・場所特異的ノックアウトはなし(臓器のごく一部など) ・タモキシフェン自体の毒性(マウスに及ぼす影響が大きい) CRY2-CIB1(光スイッチタンパク質)Creマウスの課題 ・活性が弱くノックアウトの効率が悪い