Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
デザイナーと協業しているNuxtプロジェクトを、ChromaticによるVRTでさら...
Search
Masayuki Takahashi
May 23, 2023
Programming
0
900
デザイナーと協業しているNuxtプロジェクトを、ChromaticによるVRTでさらに改善した話
【Vue.js v-tokyo Meetup #17】
https://vuejs-meetup.connpass.com/event/279254/
Masayuki Takahashi
May 23, 2023
Tweet
Share
Other Decks in Programming
See All in Programming
Goで実践するドメイン駆動開発 AIと歩み始めた新規プロダクト開発の現在地
imkaoru
4
820
その面倒な作業、「Dart」にやらせませんか? Flutter開発者のための業務効率化
yordgenome03
1
120
Devvox Belgium - Agentic AI Patterns
kdubois
1
120
理論と実務のギャップを超える
eycjur
0
130
Your Perfect Project Setup for Angular @BASTA! 2025 in Mainz
manfredsteyer
PRO
0
160
Server Side Kotlin Meetup vol.16: 内部動作を理解して ハイパフォーマンスなサーバサイド Kotlin アプリケーションを書こう
ternbusty
3
180
Go Conference 2025: Goで体感するMultipath TCP ― Go 1.24 時代の MPTCP Listener を理解する
takehaya
9
1.7k
NixOS + Kubernetesで構築する自宅サーバーのすべて
ichi_h3
0
640
Cloudflare AgentsとAI SDKでAIエージェントを作ってみた
briete
0
140
いま中途半端なSwift 6対応をするより、Default ActorやApproachable Concurrencyを有効にしてからでいいんじゃない?
yimajo
2
400
Range on Rails ―「多重範囲型」という新たな選択肢が、複雑ロジックを劇的にシンプルにしたワケ
rizap_tech
0
110
After go func(): Goroutines Through a Beginner’s Eye
97vaibhav
0
370
Featured
See All Featured
Designing for Performance
lara
610
69k
Learning to Love Humans: Emotional Interface Design
aarron
274
41k
A designer walks into a library…
pauljervisheath
209
24k
Bash Introduction
62gerente
615
210k
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
53
7.8k
10 Git Anti Patterns You Should be Aware of
lemiorhan
PRO
657
61k
Optimising Largest Contentful Paint
csswizardry
37
3.4k
Building Applications with DynamoDB
mza
96
6.7k
Making the Leap to Tech Lead
cromwellryan
135
9.6k
The MySQL Ecosystem @ GitHub 2015
samlambert
251
13k
Statistics for Hackers
jakevdp
799
220k
Unsuck your backbone
ammeep
671
58k
Transcript
デザイナーと協業しているNuxtプロジェクトを、 ChromaticによるVRTでさらに改善した話 Vue.js v-tokyo Meetup #17 もず(@mozu1206)
⾃⼰紹介 職歴 ASP事業会社 - バックエンドエンジニア(2021/04 ~ 2022/03 ) 株式会社HRBrain -
デザインエンジニア(2022/04 ~ 現在) 現在の技術スタック Vue.js/Nuxt, React/Next, TypeScript, Storybook, Chromatic 趣味 コーヒー
アジェンダ - Nuxtプロジェクトについての現状 - 現状の問題点 - 解決⽅針 - 解決⽅法 -
やってみた結果 - まとめ - 今後やりたいこと
Nuxtプロジェクトについての現状 役割:サービスサイト(https://www.hrbrain.jp/) デザイン:Figma 使⽤技術:Vue.js/Nuxt, Storybook, Chromatic, Contentful デプロイ:Netlify
Nuxtプロジェクトについての現状 Vue.js / Nuxt それぞれを絶賛バージョンアップ中! ついでにコンポーネントも整理しようと思いきや、新旧3つの流派のコンポーネン トが存在していて絶望
現状の問題点 プロジェクト内のコンポーネントと、Figmaのコンポーネントで同期しきれてい ない部分がある - 同じような部品が複数存在しており、共通化されていない部分がある
現状の問題点 Figmaに登録されていない Figmaに登録されている
現状の問題点 ジョインしたてのデザイナー‧エンジニアが困る Figmaに登録されていない Figmaに登録されている
現状の問題点 • ジョインしたてのエンジニアがコンポーネント探しに時間がかかる • サイト内で微妙なデザインの差異が発⽣しやすい状態のため、統⼀感を維持 するための確認コストが余計にかかる • 無駄なコミュニケーションコストがかかる - 「ここのボタンを変えると別のここのボタンも変わるけど⼤丈夫?」
- 「そもそもこのボタンってどのボタン?」
• ジョインしたてのエンジニアがコンポーネント探しに時間がかかる • サイト内で微妙なデザインの差異が発⽣しやすい状態のため、統⼀感を維持 するための確認コストが余計にかかる • 無駄なコミュニケーションコストがかかる - 「ここのボタンを変えると別のここのボタンも変わるけど⼤丈夫?」 -
「そもそもこのボタンってどのボタン?」 現状の問題点 プロジェクトとFigmaを同期するルールを作って解決しよう! (当たり前のことを⼀つずつ)
解決⽅針 エンジニア側で定義したルールに従ってコンポーネント作成し、それをデザイ ナーが後追いでFigmaに反映する動きで合意をとった
解決⽅針 エンジニア側で定義したルールに従ってコンポーネント作成し、それをデザイ ナーが後追いでFigmaに反映する動きで合意をとった エンジニアが新規で登録した or 変更したコンポーネントを デザイナー側で検知できない新たな問題が発⽣
ChromaticのVRT(Visual Regression Test)を コンポーネントをFigmaに反映する必要があるかを判断する フラグのような使い⽅で利⽤できるのでは? 解決⽅針
Storybook - コンポーネントを独⽴して開発することを⽀援するツール Chromatic - Storybookの公開‧テスト‧議論活性化を⽀援するツール VRT(Visual Regression Test) -
変更前後のスクリーンショットを⽐較し、意図せぬ変更が⽣じていないか確認するテスト 登場⼈物の補⾜
解決⽅法 Chromatic の VRT でコードの差分を検知させ、デザイナーがその差分を確認し、 必要があればFigmaに反映する運⽤にしてみた(反映したらAcceptedにする) 反映done →
やってみた結果 • 現在使われていない古いコンポーネントの存在をお互いに認識できた • ジョインしたてのエンジニアがコンポーネントを探す⼯数を削減できた • デザイナーとコンポーネントを中⼼にした会話をしやすくなった
やってみた結果 コミュニケーションコスト削減と、 サイト全体の統⼀感を持たせやすくなった • 現在使われていない古いコンポーネントの存在をお互いに認識できた • ジョインしたてのエンジニアがコンポーネントを探す⼯数を削減できた • デザイナーとコンポーネントを中⼼にした会話をしやすくなった
やってみた結果
まとめ • エンジニア側のコンポーネントの変更をFigmaに同期させるタスクリストの 様な役割で運⽤しても、フェーズによってはワークしそう。 • Chromatic の導⼊⾃体は Storybook の公式ドキュメントにも記載があるた め、⽐較的簡単に⾏える。
• Figmaと同期させることで、様々な無駄なコストの削減に繋がる。
今後やりたいこと • 単純なUIのVRTはできるようになったが、複雑なUIやページ単位でのテスト はまだできていないので、ここのVRTも今後やっていきたい。