Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
人間コーチとつくる大人の学習習慣
Search
Mutz
June 05, 2025
Business
0
35
人間コーチとつくる大人の学習習慣
Mutz
June 05, 2025
Tweet
Share
More Decks by Mutz
See All by Mutz
地味に効く、ドキュメント作成の AI 活用術
mutsumix
0
45
技術書典18結果報告
mutsumix
2
200
水耕栽培に全部賭けろ
mutsumix
0
480
Beyond Coding: The Power of Diverse Paths
mutsumix
0
29
AIフレンドリーアーキテクチャについて考える
mutsumix
0
110
技術書典で一儲けを狙ったエンジニア かく戦い、かく敗れたり
mutsumix
0
58
Other Decks in Business
See All in Business
ソリューションデザイナの紹介
laboroai2016
0
240
Bwell Group Recruit
yuyaokagawa
0
1.7k
Gemini CLI ハンズアウト
mickey_kubo
2
170
エンジニアの紹介
laboroai2016
0
240
REVISIO 会社説明
revisio
0
300
採用説明資料
recruit_mitsukaru
0
750
【DearOne】Dear Newest Member
hrm
2
9.9k
CSRレポート2025_ギークス株式会社
geechs
PRO
0
550
フルリモートで社内にどうやって自分の居場所を作るのか?
satoshi256kbyte
1
210
LayerX AI・LLM Division Deck
layerx
PRO
1
36k
【全ポジション共通】㈱エグゼクション/会社紹介資料
exe_recruit
1
1.3k
企業向けチーム間交渉ゲーム「トレード&グロース」
chibanba1982
PRO
1
110
Featured
See All Featured
Let's Do A Bunch of Simple Stuff to Make Websites Faster
chriscoyier
507
140k
A designer walks into a library…
pauljervisheath
206
24k
Keith and Marios Guide to Fast Websites
keithpitt
411
22k
The Myth of the Modular Monolith - Day 2 Keynote - Rails World 2024
eileencodes
26
2.9k
Java REST API Framework Comparison - PWX 2021
mraible
31
8.6k
Documentation Writing (for coders)
carmenintech
71
4.9k
Building Flexible Design Systems
yeseniaperezcruz
328
39k
BBQ
matthewcrist
89
9.7k
The Success of Rails: Ensuring Growth for the Next 100 Years
eileencodes
45
7.4k
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
694
190k
The Art of Delivering Value - GDevCon NA Keynote
reverentgeek
15
1.5k
Being A Developer After 40
akosma
90
590k
Transcript
学びを楽しむ! エンジニアによる勉強法発表会・勉強法の勉強会 #6 AIに頼らない選択 ⼈間コーチとつくる⼤⼈の学習習慣 2025/6/5 DXソリューション事業部 梶原 睦 株式会社シスマック
誰︖ 株式会社 シスマック DXソリューション事業部 部⻑ 梶原 睦(かじはら むつみ) @Mutsumix_dev •
北海道網⾛市出⾝の36歳 • 出版社勤務後、 IT業界に転職 • エンジニア(8年) • 最近は受託開発の提案やったり 総務やったり営業やったり研修講師やったり
「⼤⼈の学びには痛みが伴う」 Jack Mezirow
「⼤⼈の学びには痛みが伴う」 Jack Mezirow
時間がない これまでの 勉強へのスタンス 仕事をこなした後の空いている時間を 勉強に割く 空いた分だけ仕事が割り込む + 家事・育児・介護 || 空いている時間なんて
そもそも存在しない 現在
これまでの学習⽅法の限界 ・継続して⼀つの本や技術について時間を注げない ・加齢によって、新しい領域やツールの習得がしにくくなる ・AIによる学習の効率化は可能だが、継続するのに課題がある 別のアプローチはないものか🤔 続かない
とあるポストが⽬にとまる テック業界でマネージャーかつ⾃⾝も⼦育て世代の⽅
「課⾦で解決できるなら…」
コーチング開始(2024年11⽉〜) コーチングの内容とサイクル ・Webミーティングを⽉に⼀回、3回で1セット ・最初に個⼈の課題の棚卸し&ゴールを設定 ・隔週単位︓メールでのやり取り ・⽉に⼀回︓進捗報告・コーチからのフィードバック
コーチング開始 コーチの役割 ・具体的なアドバイスはしない ・どんな結論や結果に対しても正解・不正解のジャッジはしない ・⾃分なりの答えや気づきを引き出す 「なぜあなたはそれを重要と思いましたか︖」 「以前こう⾔っていましたが、それが変わったのは理由がありますか︖」 すごく頭を使う(普段使わない筋⾁を使うような感覚、普段かかない汗をかく感覚) ⾃分の考えがほぐされる(アンラーン)感覚 ・進むべき⽅向の調整をサポート
コーチングの5つのメリット 1. 定期的な課題の棚卸しと⽬標の保持 ・優先順位(何に時間を使うべきか/使わないべきか)が整理される ・コーチングでやりたいことを都度整理することで、特定の⽬標にコミットし続けられる 2. 価値あるフィードバック ・IT業界マネージャーによる、価値あるフィードバックがもらえる ・AIより⼈間に⾔われた⾔葉の⽅が記憶に残る 3.
報告というプレッシャー ・怒られることはないけれど、定期的なミーティングが⽣み出す強制⼒と継続効果
4. ⾃分の課題を話しやすい ・利害関係がない相⼿だと本⾳が話しやすい ・会社の⼈には⾔えないこと(例︓特定の社員の話、気恥ずかしい夢の話)でも⾔える 5. 家族と時間の調整がしやすい 🙎「19時から打ち合わせあるからこっちの部屋にいるね」👩「頑張ってね」 →夜のミーティング時間確保が容易 コーチングの5つのメリット
具体的な変化と成果 得られた効果 ・ポジティブフィードバックを楽しみに学習内容・結果を誰かに話す楽しさを思い出した ・継続ができるようになった 難しい課題を分解して取り組みやすくなる 例)エンジニアの教育計画をたてる ・他社の事例調査 ・叩き台作成 ・リーダー、エンジニアマネージャーとのミーティング設定 ・課題の特定、解決策の考案
・再度ミーティング設定
これらの課題に継続して取り組んだ結果、具体的な効果あり ・採⽤の改善 ・⾃社商品の開発 ・教育制度の確⽴ ・レガシーシステムの延命 具体的な変化と成果
なぜ効果的だったか ・⼈間との関係性構築による責任感の発⽣ ・定期的な振り返りと⽬標の調整 ・⾼すぎではないが安くもない課⾦の効果 ⇒痛みを伴った学びができる
まとめ ・AI活⽤しながら⼈間関係から⽣み出される特性をどう活かすが今後求められる ・コーチングは⾃分にとって学びを継続するための最良の選択だった 同じ悩みを持つ⽅へ コーチングという選択肢も検討してみてください
かなざわさん AWSに関する書籍の著者、動画教材も配信中。いい⼈。 私のコーチ紹介 @ketancho
ご清聴ありがとうございました