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3ヶ月で20万行を消すためにやったこと

 3ヶ月で20万行を消すためにやったこと

Naoto Sato

June 29, 2019
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  1. 不要なAPIをリストアップする (3/3) • 抽出されたAPI(526個) ◦ 別リージョンでのみ使われていたAPI i. メルカリでは元々全リージョン同一リポジトリだった ◦ どこからも呼び出されていないAPI

    ◦ 呼び出し元が既に使われていないAPI • 抽出されたが削除NGになったAPI(156個) ◦ 直近アクセスがないだけで使用されているAPI 526 - 156 = 370 個が削除対象
  2. プロジェクトチームを作る (1/3) • 一緒にコード削除をやってくれる仲間を探す ◦ バックエンドエンジニア x 7 ◦ フロントエンドエンジニア

    x 1 ◦ QAエンジニア x 1 • 削除手順を決める ◦ APIリストをどう管理するか ◦ どのようにQAを行うか
  3. コードを削除する (1/2) • 再度直近のアクセスログをチェックする ◦ リストを作ってから消すまでにタイムラグがあるため • Controllerを起点に再帰的に消す ◦ `git

    grep` をひたすら叩く ◦ IDEのシンボルサーチも役に立つ ◦ Controller, Service, Exception, Entity, DB table, DB schema, test, etc… ◦ 中途半端に残すと後の混乱の種になるので徹底的に消す ▪ ただしリファクタはスコープが大きくなりすぎるのでほどほどに
  4. コードを削除する (2/2) • 「デグレリスクが怖いです…」 ◦ 単体テストと結合テストがある程度書かれている前提 ◦ メルカリはテストが充実しているので思い切って削除できた ▪ 新機能実装時に必ずテストを書く文化

    ▪ QAチームによる自動e2eテストもある ◦ クリティカルな機能をさわった場合にはQAエンジニアにマニュアルのテストも お願いした ◦ 複雑度が高すぎるAPIは消さない判断もアリ
  5. 結果サマリー • 349個のAPIを削除 ◦ 3ヶ月で20万行 • Reverted 9 PRs ◦

    DBテーブルを削除したら別のサービスで使っていた ◦ 使われていたAPIを誤って消してしまい大量のエラーが発生 ◦ 突っ込んだ話はAsk the Speakerや懇親会でぜひ