"個"の集まりに"チームというフィクション"をデザインしてみた ― 認知とつながりが変わると、アウトカムの捉え方も変わる ―

2025-05-20【Startup in Agile #4 】みんなの「アウトカムの射程」を語ろう！
https://startup-in-agile.connpass.com/event/349933/

https://x.com/natacoon

Transcript

1. " 個" の集まりに " チームというフィクション" を デザインしてみた ― 認知とつながりが変わると、アウトカムの捉え方も変わる ― Startup in Agile #4 なたこん（PdM + エンジニア）
2. 自己紹介 なたこん / 株式会社スナックミー PdM に転生中 HR Tech → Voicy → → スナックミー X: @natacoon 好きなもの ☕ 浅煎りコーヒー 🎮 Splatoon
3. 今日のLT の元ネタ https://note.com/natacon/n/n4c7b2dfafb70
4. 前置きの前置き ある意味、ただただ当たり前の話をします （実行部分はnote 見てもらえると🙏）
5. 今日話す理由①：問い アウトカムの源泉は 人々の活動 である。 人々の活動は" 何らかの枠組み" で駆動し、制約されている 何らかの枠組みを理解すると、アウトカムの表出の仕方は変わる？
6. 今日話す理由②：気づきの経緯 スクラムからチームで活動する良さを体感 → 「どうすればもっと効果的に協力できる？」 → 組織設計の思想・思考を学習 → そもそも協力できるための仕組みって何？と思うように → " 認知革命" に辿り着いた
7. 今日話す理由③：核心 人々の活動を支えているのは認知の枠組み こういった背景と日々の活動を接続すると、 なぜインセプションデッキやスクラムイベントが重要なのかの腹落ち感が深まる感覚があった → これを伝えてみたい！
8. なぜホモ・サピエンスは協力できる？ 認知革命とは 約7 万年前に言語や想像力が飛躍的に発展し、 人類が共有できる虚構を作り出せるようになった転換期 以降、人類は 共有されたフィクション を信じられるようになり、大規模な協力ができるようになった 共同主観的事実 国家・貨幣・宗教など、実体のない物語を 現実として共同で受け入れる 認知革命で身につけた 柔軟な言語と想像力 がこの仕組みを支える Note: 『サピエンス全史』より： もし私たちが川や木やライオンのように実在するものしか語れなかったら、 大規 模協力は成立しなかった
9. フィクションは「組織OS 」を書き換える 1. 想像上の現実 ≠ 嘘 — だれもが信じるかぎり現実そのものとして機能 2. フィクションは" 書き換え可能" — フランス革命では 王権神授 → 国民主権へダイナミックにシフトした ⏩ 私たちのチームも、ストーリーを更新すれば行動が変わる
10. チームという虚構は存在しないけど、存在する 組織において、それが存在・活動しているとみんなが信じていることが重要 チームを共同主観的事実にするには、儀式が必要 組織設計の宣言 インセプションデッキ スクラムイベント など こういった土壌が、" 人々の活動" に影響し、アウトカム（の射程）が変容する
11. まとめ フィクション → 認知 → 活動 → アウトカム フィクションは「組織OS 」 書き換えは " 機能追加" ではなく "OS アップデート" フィクション ≒ 共同主観的事実 によってアウトカムへのスコープの覗き方・構え方は構造的に変わる
12. おまけ！（宣伝） オフィスでのおやつ選びなら、 スナックミーオフィス はいかが？🍩 https://office.snaq.me/