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安全で使いやすいCarPlayアプリの 魅せ方:HIGと実例から学ぶ
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NAVITIME JAPAN
PRO
August 26, 2024
Technology
1
220
安全で使いやすいCarPlayアプリの 魅せ方:HIGと実例から学ぶ
2024/08/22-24に開催された「iOSDC Japan 2024」で発表した資料です
https://iosdc.jp/2024/
NAVITIME JAPAN
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August 26, 2024
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Transcript
IOSDC JAPAN 2024 #IOSDC #B @MARUNOMI_ TRACK B 17:30 安全で使いやすいCarPlayアプリの
魅せ方:HIGと実例から学ぶ
自己紹介 MARU iOS / Android(最近) X:@marunomi_
CarPlayで 押さえたいポイント紹介します!
CarPlayで 押さえたいポイント リストの内容は情報の優先度を考慮する 1. ダークモード用の色を設定して、車内ではっきり 見やすくする 2. ユーザーの判断が楽になるような、文章や色使い にする 3.
シンプル... 🤔
目次 HIGで見るCarPlay 1. CarPlayでのレイアウト 2. 具体例 3. 分かったこと 4.
Human Interface Guidelines(HIG) Appleのプラットフォームにおいて 優れた体験を設計するためのガイドと ベストプラクティス 引用:https://developer.apple.com/jp/design/human-interface-guidelines 2. HIGで見るCarPlay
2. HIGで見るCarPlay 2-1. 操作制限 2-2. 視覚要素 (デザイン) 2-3. エラーの表示 2-4.
車による制限
2-1. 操作について 画面に集中させない 最小限で素早く完了できるタスク iPhoneで入力する状況は避ける
レイアウト ユーザーに有益な情報を、運 転席から見やすくする 不要な情報や装飾を避ける 同じような機能を持つ要素の 見た目を揃える 2-2. 視覚要素(デザイン)
色 色を付けて、インタラクティブであることを表現 操作可能な要素と、そうでないものは同じ色にしない ダークモード・ライトモードの両方で見栄え良くする 2-2. 視覚要素(デザイン)
2-3. エラーの表示 エラーの表示はCarPlayする どうしても必要な場合のみ、ユーザーに 知らせる iPhoneで解決させる操作をさせない
2-4. 車種による制限 リストの項目や地点数の制限 リストは車種により12個まで 地図上のピン表示は12個まで 📍限られた数の中で、 ユーザーに関連性のある情報を表示
テンプレートがある中で どのようにHIGが使えるだろうか... 🤔
4. 具体例 4-1. 一貫した見た目にする 4-2. リストの内容は重要度を考慮する 4-3. ダークモード・ライトモードで見栄えを良くする
4-1. 一貫した見た目にする 似たような操作には同じ色を使う タップ不可の要素には色を使わない など、 、 でも、各ボタンの色が水色で固定されている、 、 、 🤔
4-1. 一貫した見た目にする 同じ優先度のアクションに対しては同じボタンを使う HIGのCarPlayより
4-2. リストの内容は重要度を考慮する ユーザーが選択するときに重要度の高い情報に絞る! 選択させやすくするため
4-2. リストの内容は重要度を考慮する CPListTemplate 車種によってはリストの項目数が12個 CPPointOfInterestTemplate 地点ピンが12個まで リストなど、表示できる数に制限がある
CPSessionConfigurationのlimitedUserInterfaces 0 →制限なし 1→キーボードの制限あり 2→リストの表示数に制限あり 制限の確認方法 4-2. リストの内容は重要度を考慮する
何も考慮していないとき 修正前 見切れる住所 評価や金額が長い 4-2. リストの内容は重要度を考慮する
行きたい場所を選びやすく情報を並び替える 修正後 評価や値段は簡略 どのくらいの時間で 行けるか, 分表示 4-2. リストの内容は重要度を考慮する
4-3. ダーク・ライトモードで見栄えを良くする 車内のどんな照明でも 鮮明に表示したい
4-3. ダーク・ライトモードで見栄えを良くする Appleのシステムカラーを参考に ダーク用の色を用意 https://developer.apple.com/jp/design/human-interface-guidelines/dark-mode
4. 分かったこと テンプレートによるデザインの制限が厳しい CarPlayでアプリの特色を出すだけの色を使いにくい その中でも、ユーザーが直感的に選択しやすい表示に する工夫が大切
CarPlayで 押さえたいポイント リストの内容は情報の優先度を考慮する 1. ダークモード用の色を設定して、車内ではっきり 見やすくする 2. ユーザーの判断が楽になるような、文章や色使い にする 3.
1 ご静聴ありがとうございました!