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1on1を50本ノックしてわかったこと.pdf
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nitt-san
December 16, 2018
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1on1を50本ノックしてわかったこと.pdf
nitt-san
December 16, 2018
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Transcript
1on1 5060本ノックして わかったこと 2018/12/18 【初心者向け】WEB系なんでもLT会 #1
about me - おなまえ : nitt-san (ニット=サン) - Twitter :
@nitt_san - 年齢 : もうすぐ33歳 - 職業 : SaaS提供企業でシステムエンジニア - エンジニアリングマネージャー - 趣味 : バンド(ギターボーカル)
今日話さないこと SPA Service Service Service Service Service
index 1. 1on1はじめました 2. 20回やってみた 3. 40回やってみた 4. このままではダメだ 5.
50 60回やってみた 6. わかったこと 7. これからやりたいこと
1on1 はじめ ました
前職を辞めるまで ひとりSES 君イイじゃん、助かる〜 御社にもよく言っておくよ ありがとう ございます SES先のA社 顧客
前職を辞めるまで 部下 君が何やってるかよく知らないけど 多分何やらせてもダメだから 評価はD 来年からは一ランク降格する は? SES先のA社 弊社 上司
前職を辞めるまで えー?最低じゃん。 弊社来る? ということがあった SES先のA社 弊社 ギター ボーカル 趣味のバンド 行く行く〜
教訓 • 上司/管理者/マネージャーになったら メンバーを理解する努力を 怠らないこと • 人の縁はどこに転がってるか わからないので大切にすること
弊社の現・組織体制 部長 課長代理 ← New!!
弊社の現・評価体制 部長 課長代理
蘇る苦い記憶 部下 君が何やってるかよく知らないけど 多分何やらせてもダメだから 評価はD 来年からは一ランク降格する は? 弊社 上司
自分の配下メンバーなんで 評価は自分にやらせてください いいよ どんどんやってよ
蘇る教訓 • 上司/管理者/マネージャーになったら メンバーを理解する努力を怠らないこと
上司/管理者/マネージャーになったら メンバーを理解する努力を怠らないこと 毎週メンバーと話せば 理解が進むのでは?
• 30min/weekで1on1を実施します • (メンバー)さんが業務をスムーズに行えるように するために活用してください • 話す内容は 「nitt-sanに聞いておいてほしいこと」です その範疇であれば内容は何でも構いません •
開始前までにアジェンダを考えておいてください テンプレートを作った
20回 やってみた
じゃじゃじゃあ きょきょ今日はなな何話しましょうか?(緊張) そうですね… 担当案件の進捗が芳しくありません ある回の例① あー、はい。把握してます あれはまずBさんに△の状況を聞いて その上でCさんに◦をやってもらうよう依頼を あと振り返りもやりましょう、メンバー全員のカレンダーを うんたらかんたら ふじこふじこ
そそそそそれでは きょ今日は何をははは話しましょうか? (緊張) 昨日のライダー見ました!? ある回の例② いや見てないんだよね 最近朝起きれなくて ビースト出ましたよビースト! マジで!?
• テーマが雑談だと距離を縮めることが出来る • メンバーが普段何を考えているのかを 知ることが出来る 良かった点
• 答え・意見・次のアクションを 言っちゃう →メンバーのことを知りたいから始めた なのに自分ばかり話しちゃう • 緊張する 悪かった点
メンバーからの感想 • これからも続けて欲しい • 日々業務に忙殺されてしまいがちな中 この時間は一息つけてとてもよい • メンバーを理解したいという意図は理解出 来る
40回 やってみた
じゃあ、今日は何話しましょうか 例の案件の進捗ですが 現状オンスケで進んでいます ただバックエンド製造にリスクがあ り 例えば◦◦が◦◦で hogehoge piyo 進捗は以上です ある回の例①
はい
じゃあ、今日は何話しましょうか 最近仕事がつまらなくて… ある回の例② なるほど あなたにとって仕事が楽しいって どういう時ですか? 仕事が楽しい時ですか? そうですね……………………… ……………………… ほら、例えばプログラム組んでる時だとか
• 雑談以外の仕事の悩みなどが出だした • さすがに緊張しなくなった 良かった点
• ただの進捗報告で終わる人が出てきた →進捗が聞きたいわけじゃなく、 あなたのことが知りたい。 • 『黙って待つ』が出来ない →つい次の発言を促す言葉が 出てしまう 悪かった点
メンバーからの感想 • うーん、これ 毎週やる意味無くない?
おいうち
じゃあ、今日は 何話しましょうか そうですね……… ある回の例③
特に… 話したいこと無いです… ある回の例③
えっ ある回の例③
…… …… ある回の例③
……じゃあ 今日は終わりましょうか… はい 失礼します ある回の例③
• メンバーがマネージャーに 話したいことがない →『関係に興味が無いこと』の示唆 →『話しても意味がないと 思っていること』の示唆 まずい①
• 『話したいことが無い』に 切り返せない →話術スキルの不足 →自分は話したいことはあるが 遠慮してしまう関係性の露呈 まずい②
このまま では ダメだ
• エンジニアリング組織論への招待 • ヤフーの1on1 • マネジャーの実像 • 具体と抽象 • エンジニアのためのマネジメントキャ
リアパス 読んだ本
• Management Lab bySELECK ~1on1のスキルを高める シャドーコーチング #4~ 行った勉強会
1on1の目的は チームのスループットを 最大化するため 1on1の目的を再構築する
• 相手の自己成長を促す ◦ 内省による経験学習を促進し 成長を促す 1on1の目的を再構築する
• 心理的安全性を高める ◦ リスクある言動でも 恐れず言える関係を作り上げる ◦ 失敗を恐れずチャレンジ 成功からは達成感を得ることを 失敗からは学びを得ることを 促進させる
1on1の目的を再構築する
アクション-発言を伴わない行動- • 対面ではなく、90度に座る • 笑顔を作る • 黙って待つ • どちらかが話す時は目を見続ける •
長考時に目が合ったら ゆっくり首を傾げる 学びを具体的な行動に落とす①
トーク -発言を伴う行動- • 話された内容を 自分の理解した言葉でオウム返し • 話された内容の意図を汲み 少し問題に迫りにいく • あいづちを過剰なほど大げさに打つ
• 出来るだけ 具体的なアクションまで落とす 学びを具体的な行動に落とす②
5060回 やってみた
じゃあ、今日は何話しましょうか リーダーになって しばらく経つのですが… リーダーって難しいっす ある回の例 なるほど… Lさんはリーダーの業務が難しいと 感じているわけですね Lさん 話された内容を
自分の理解した言葉で オウム返し
あ、いえ。 業務というより… ………… ある回の例 ………………… ………………… ………………… 黙って待つ
ある回の例 ………人に作業を振るのが苦手で 気づいたら自分でやってしまいます なるほど!!!!! Lさんが自分で作業をしてしまい、 メンバーに作業を振れないんですね? あいづちを 過剰なほど 大げさに打つ
ある回の例 そうですね (メンバーの)Mさんは 参画して間もないので 仕様はわからないだろうと つい自分で… Lさんが自分でやってしまう。 すると、具体的に どういう困ったことが 起きていますか?
話された内容の 意図を汲み 少し問題に迫りにいく
結局Mさんはいつまでも 仕様の理解が深まらず 自分のタスクがどんどん 積み上がってしまいます ある回の例 なるほど、これは大きな問題ですね では、どうすれば Mさんの仕様理解は深まりそうですか? 話された内容の 意図を汲み
少し問題に迫りにいく
ある回の例 うーん……………… 例えば、仕様を一緒に検討するとか? LさんとMさんの二人で一緒に 仕様を検討しながら調査を進めれば、 Mさんの仕様理解は深まるかもしれない 話された内容を 自分の理解した言葉で オウム返し
そうですね… しかも定期的に行えば もっといいかもしれない… ある回の例 素晴らしいですね。最高です。 どのくらいの頻度で 行えばよさそうですか? 出来るだけ 具体的な アクションまで落とす
あいづちを 過剰なほど 大げさに打つ
ある回の例 毎日30分〜1時間顔を付き合わせてやれば なかなか効果が出そうじゃないかと いいですね。 それ、是非いってみましょう。 直近でMさんと お話する機会はありますか? はい この後の定例MTGの後に 話をしようと思います
出来るだけ 具体的な アクションまで落とす
• 明らかに内省を促すことが出来る回 • 一番非協力的だったメンバー相手に ただの雑談から学びへ繋げることができた • 学びを自らアクションに繋げた • 黙って待てた 良かった点
• 全ての回が内省に繋がるにはまだ遠い • ただの雑談に終始 • 進捗報告に終始 • 具体的アクションまで 落としきらない •
長考のまま時間が過ぎ去っていく 悪かった点
メンバーからの感想 • 今日の1on1はすごくよかった 何事からも学ぶことに意味があると気づいた • 悩んでいたことが冗談みたいに 気づいたら次にやるべきことが決まっていた なんだかうまく行動まで誘導されたような感じ
わかった こと
わかったこと • 1on1の目的は、自分なりに考えて定義する チームのステージに合わせて再定義もする いまはチームのスループットを最大化するため • 上司/管理者/マネージャーになったら メンバーを理解する努力を絶対に怠らず 自分でPDCAを回して、断続的にやり抜く
これから やりたい こと
• 1on1の目的を メンバーへ明確に伝える • 他部門へも1on1を導入する • 他部門メンバーや 上司相手に1on1をする これからやりたいこと
このスライドは基本的にノンフィクションですが 一部フィクションです。 実在の人物・団体・出来事とは 部分的に関係ありません 弊社の部長はハゲていません
ご静聴 ありがとうございました