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DXとセキュリティ - IPA Digital Symposium 2021

DXとセキュリティ - IPA Digital Symposium 2021

2021/10/11 IPA Digital Symposiumでのスピーチとトーク

岡田良太郎

Riotaro OKADA

October 11, 2021
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Transcript

  1. ίϩφՒͰফඅऀαΠυͰ͸%9͸ࣗવʹਐΜͩɻ اۀͰ΋σδλϧωΠςΟϒͳଧͪख͕ग़͍ͯΔɻ 消費者向けサービス • D2C・デリバリー • サブスク 就業環境・就業条件 • リモートワーク

    • 分散型・ジョブ型 出張・観光 • バーチャルツアー • SNS・動画共有情報 • 安全確保 アパレル • お出かけ消費壊滅 • 使い⼼地など実質優先 コミュニケーション • オンライン会議 • チャット 医療・ヘルスケア • 電話・オンライン診療 • カルテ連携 セールスプロモーション • デジタル・ツール • SFA 業務プロセス改⾰ • 専⾨SaaS活⽤ • 電⼦契約 教育・訓練 • オンライン教育 • ⾮同期・余裕時間 組織ガバナンス • フラットへの再設計 • 中間管理職不要論 融資決済 • ネット融資 • キャッシュレス 多様化する連携 • 専⾨サービス • クラウドソーシング
  2. チャット系 グループウェア オンライン会議系 社内SNS インストール型 総合 ナレッジ共有 日報 社内報 総合

    ワークフロー 総合 エンジニア コンサル マーケティング プラットフォーム型 Webサイト クラウドソーシング型 総合 クリエイティブ テスター・入力 翻訳・ライティング・編集 オンラインセミナー・イベント 人事 コミュニケーション 営業 周辺ツール ホワイトボード ノーコード iPaaS HP ECサイト フォーム ハード系 MA / CRMツール 名刺管理 メール 商談関連 フォームアタック D セールス支援 顧客管理 セールス セールス HR系 人事評価 エンゲージメント向上 エンゲージメント測定ツール 日程調整 デザイン 採用関連 人事関連 オンライン1on1 オンライン福利厚生 リモート人材活用 エージェント型 エンジニア 2021/02/08 現在 (c) Riotaro OKADA / Asterisk Research, Inc. اۀ΋ੜ͖࢒ΓΛ͔͚ͯ σδλϧʹେ͖͘ґଘͤ͟ΔΛ ಘͳ͘ͳͬͨɻ
  3. マルウェア ウェブの仕組みを 利⽤した攻撃 フィッシング ウェブアプリケー ションへの攻撃 スパム DDoS id盗難 データ漏洩

    内部脅威 ボットネット 物理的な操作/損 害/盗難/紛失 情報漏洩 ランサムウェア サイバースパイ クリプトジャッキ ング 年 逆⾵:脅威は変化している
  4. ʮࣄۀܧଓ Մ༻ੑ ΛͰ͖ͳ͘ͳΔෆ҆ʯ͸ґવେ͖͍ 個⼈ 順位 組織 スマホ決済の不正利⽤ 1位 ランサムウェアによる被害 フィッシングによる個⼈情報等の詐取

    2位 標的型攻撃による機密情報の窃取 ネット上の誹謗・中傷・デマ 3位 テレワーク等のニューノーマルな働き⽅を狙った攻撃 メールやSMS等を使った脅迫・詐欺の⼿⼝による⾦銭要求 4位 サプライチェーンの弱点を悪⽤した攻撃 クレジットカード情報の不正利⽤ 5位 ビジネスメール詐欺による⾦銭被害 インターネットバンキングの不正利⽤ 6位 内部不正による情報漏えい インターネット上のサービスからの個⼈情報の窃取 7位 予期せぬIT基盤の障害に伴う業務停⽌ 偽警告によるインターネット詐欺 8位 インターネット上のサービスへの不正ログイン 不正アプリによるスマートフォン利⽤者への被害 9位 不注意による情報漏えい等の被害 インターネット上のサービスへの不正ログイン 10位 脆弱性対策情報の公開に伴う悪⽤増加 ৘ใηΩϡϦςΟେڴҖ  ৘ใॲཧਪਐػߏൃද 逆⾵:事業継続が脅かされている
  5. ࣄۀ෦໳ͷηΩϡϦςΟϦςϥγʔͷෆ଍͕ ૊৫త੬ऑੑͱͯ͠ࣄۀϦεΫʹͭͳ͕Δ ೝূΩʔͷͧΜ͍͟ͳѻ ͍ɺΞΧ΢ϯτ؅ཧෆࡏ ΏΔ͗͢Δ ݖݶઃఆ มߋ؅ཧෆ଍ σʔλอଘͷ ෆಁ໌ੑ ෆ༻ҙͳ

    "1*ར༻ίʔυ ίϯτϩʔϧͰ͖ ͳ͍ ύϑΥʔϚϯε σʔλΤΫεϙʔ τແཧͳαʔϏε αʔϏεαΠυͷ ηΩϡϦςΟϨϕ ϧෆ໌ ো֐ରԠ͕ ͹Β͹Β © Asterisk Research, Inc. 
  6. ڥքઢ๷ޚͷऴ͑Μ (c) Riotaro OKADA / Asterisk Research, Inc.  endpoint

    endpoint • Endpoint • Network • Application • User • Data
  7. 2ɿ%9ͷηΩϡϦςΟ͸Ͳ͏ͨ͠Β͍͍Ͱ͠ΐ͏͔  ϓϩτλΠϓ  ύΠϩοτɾࢼݧతಋೖ  ૊৫తల։ D 3JPUBSP0,"%""TUFSJTL3FTFBSDI *OD

     1.プロトタイプの挑戦 •アドホックが当然 2.仕組み化導⼊の挑戦 •ユーザ・部⾨は限定的 3. 組織的展開と発展へ の挑戦 •⼊れ替えを⾒据えた組織展開
  8. ରཱతηΩϡϦςΟ͸ήʔτ΢ΣΠɻ ʠηΩϡϦςΟʡ • ϙϦγʔઈର • طଘͷηΩϡϦςΟɾ৘ใอޢϙϦγʔ • ϗϫΠτϦετ • ໰୊ࢦఠத৺

    • ར༻લͷηΩϡϦςΟ੬ऑੑ਍அ • ୈࡾऀతՁ஋ • ݱ৔ʹϑΟοτ͠ͳ͍ݖݶઃఆ ݱ৔ʡ • ࣮ݱɺεϐʔυɺϝϦοτ༏ઌ • ϙϦγʔ९क͸ɺ્֐ཁҼͱͷೝࣝ • *%ɾύεϫʔυ࢖͍ճ͠ • 1P$༻ແྉϢʔβΞΧ΢ϯτͷཚൃ • ϕϯμʔϓϩμΫτධՁͳ͠Ͱͷਪਐ D 3JPUBSP 0,"%""TUFSJTL3FTFBSDI *OD 
  9. ର࿩తηΩϡϦςΟ͸ΨʔυϨʔϧɻ ४උ࡞ۀͷର࿩  %9ؔ࿈ςΫϊϩδͷௐࠪͱબఆ  αʔϏεϓϩόΠμͷධՁ  ҆શͳ࣮ݧ৔ͷߏங Ϋϥ΢υઃఆ σʔλϨΠΫ΍1P$ͳͲʣ

     ৘ใͱॿݴͷௐୡ ࣮ફஈ֊ͷର࿩  %FW0QTνʔϜͷΤϯύϫʔ  ΞΫηε੍ޚ αʔϏεͱϢʔβΛؚΉ  ϞχλϦϯάͷઃܭͱߏங ར༻ঢ়گͱҟৗͷ೺Ѳ  ؀ڥͷΞοϓσʔτࢧԉ  ϢʔβɾτϨʔχϯάࢧԉ D 3JPUBSP0,"%""TUFSJTL3FTFBSDI *OD 
  10. 2ɿ%9ͷηΩϡϦςΟ͸Ͳ͏ͨ͠Β͍͍Ͱ͠ΐ͏͔ 1.プロトタイプの挑戦フェーズ • コンセプト:アドホックは当然 / POCの壁にならないように。 • データレイク:安全な実験場の確保が⼤事 • アクセス制限関連:アカウント管理と運営

    • アプリケーション:後フェーズのための実現技術の⽅式調査 • モニタリング:プラットフォームの監視 D 3JPUBSP0,"%""TUFSJTL3FTFBSDI *OD  データレイク アクセス制限 アプリケー ション モニタリング
  11. (c) Riotaro OKADA / Asterisk Research, Inc.  新設項⽬︓A04安全が確認されない不安な設計 順位上昇︓A01

    アクセス制御の不備 A02 暗号化の失敗 A05 セキュリティの設定ミス A06 脆弱で古くなったコンポーネント A09 セキュリティログとモニタリングの失敗 ॏେηΩϡϦςΟϦεΫ
  12. 2ɿ%9ͷηΩϡϦςΟ͸Ͳ͏ͨ͠Β͍͍Ͱ͠ΐ͏͔ 2.仕組み化導⼊の挑戦フェーズ • コンセプト:仕組みに対話的に貢献する • データレイク:クラウド設定、連携⽅式のレビュー • アクセス制限:ユーザ・部⾨は限定的だが、Weakest Linkはユーザ⾃⾝ •

    アプリケーション:DevOpsサイクル構築のバックサポート/ツール整備 • モニタリング:利⽤状況の定点把握と異常処理の模索 D 3JPUBSP0,"%""TUFSJTL3FTFBSDI *OD  データレイク アクセス制限 アプリケー ション モニタリング
  13. 2ɿ%9ͷηΩϡϦςΟ͸Ͳ͏ͨ͠Β͍͍Ͱ͠ΐ͏͔ 3. 組織的展開と発展への挑戦フェーズ • コンセプト:DX実践のガードレールになる • データレイク:安全な設定と詳細な利⽤モニタリングの導⼊ • アクセス制限:データとアプリケーションの両⽅に展開 •

    アプリケーション:DevOpsチームのエンパワー/柔軟なテスト⼿法の提供 • モニタリング:定期共有とインシデントアラートの構築 D 3JPUBSP0,"%""TUFSJTL3FTFBSDI *OD  データレイク アクセス制限 アプリケー ション モニタリング
  14. ಺੡ԽνʔϜͷΤϯύϫʔɻ %FTJHO r ઃܭ *NQMFNFOUr ࣮૷ “シフトレフト”でセキュアなビジネス を実現 © Asterisk

    Research, Inc.  ⼊⼒データ信頼の 条件 採⽤する認証メカ ニズム 認証と認可 データと制御の分 離 暗号化と機密デー タの識別 外部コンポーネン トの影響 ログ、エラーの取 扱要件 想定脅威の分析 データベースアク セス エンコーディング とエスケープ ⼊⼒値検証 IDと認証管理 アクセス制御 データ保護 ログ、モニタリン グの機能 エラー処理と例外 処理 設計を反映する「コード」の管理と改善がキモ
  15. ·ͱΊ%9ͷηΩϡϦςΟɾόΠɾσβΠϯ 1.プロトタイプフェーズ • アドホックが当然 • 安全な実験場の確保が⼤事 • 技術実現の⽅式調査の⽀援 2.仕組み化導⼊フェーズ •

    Weakest Linkはユーザ⾃⾝ • 利⽤状況の把握と異常の定義 • DevOpsサイクル構築 3. 組織的展開と発展 フェーズ • モニタリングの定期共有 • アラートとインシデント対応 • DevOpsチームのエンパワー D 3JPUBSP0,"%""TUFSJTL3FTFBSDI *OD  データレイク アクセス制限 アプリケー ション モニタリング