Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

OCI見積もり入門セミナー

 OCI見積もり入門セミナー

OCI(Oracle Cloud Infrastructure)の見積もり入門セミナーの資料です。
OCIの基礎知識をお持ちのかたを対象に、実際にOCIの簡単な見積もりを実施できるようになっていただける内容となっています。
見積もりのポイントをお伝えした後で、無償ですぐに使えるOCIの見積もりツールでデモ行います。

見積もりツール:Cloud Cost Estimator
(https://www.oracle.com/jp/cloud/costestimator.html)

oracle4engineer

March 25, 2025
Tweet

More Decks by oracle4engineer

Other Decks in Technology

Transcript

  1. 本セッションでは、Oracle Cloud Infrastructureの見積り方に関する 初歩的な内容について、以下にポイントを絞って解説させて頂きます。 • 構成イメージ • Compute • Database

    • Storage • Network ※本資料をご活用頂くにあたっての注意事項 • 最新のサービス情報や価格情報などは、本資料の公開のタイミングから変更になっている可能性がございます。 実際のお見積りの際は、必ず最新情報をご確認下さい。 • 本内容および本資料は、Oracle Cloud Infrastructureの見積りの入門レベルの内容としてまとめた資料となります。 実際のお見積りの際は、詳細情報をご確認頂き、ご対応頂きますようお願い申し上げます。 本セッションでお話しさせて頂く内容について
  2. Oracle Cloud Infrastructureの構成イメージ 一般的な構成例 Tokyo AD1 Private Private Private Web

    Server ×2 AP Server ×2 DB Server データ バックアップ WAF DNS Customer Data Center Dynamic Routing Gateway Load Balancer Block Storage Block Storage Block Storage Object Storage Compute Compute Database System VPN Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 4
  3. Oracle Cloud Infrastructureの構成イメージ 一般的な構成例 Tokyo AD1 Private Private Private Web

    Server ×2 AP Server ×2 DB Server データ バックアップ WAF DNS Customer Data Center Dynamic Routing Gateway Load Balancer Block Storage Block Storage Block Storage Object Storage Compute Compute Database System VPN Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 6
  4. コンピュート/インスタンス/シェイプとは • コンピュート サーバーを借りることができるサービス インスタンスをプロビジョニング/管理する • インスタンス コンピュートサービスにおける仮想マシンやサーバーのこと ➢ 必要なときに必要なだけの計算リソースを利用

    ➢ アプリケーションやウェブサイトの開発や運用を柔軟に行うことができる • シェイプ インスタンスのサイズや性能を決めるテンプレート ➢ CPU、メモリーなどのサイズをユーザーが決めて使用できる シェイプ ・CPU:xx ・メモリー:xx … ブロック・ボリューム Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 7
  5. 1コアからスタート、ベアメタル、GPUなど、高いコストパフォーマンスで幅広く提供 用途に応じてインスタンスのシェイプを選択可能 • VMもベアメタルも、同じインフラ(ネットワーク、ハードウェア、ファームウェア、API)上で提供 コンピュート: シェイプの選択 インスタンス の種類 シェイプ タイプ

    VMインスタンス ベアメタルインスタンス • 仮想マシン環境 - OCPU数、メモリサイズを必要に応じて 柔軟に選択可能 - 開発環境から本番環境まで利用可 能な汎用的なインスタンス • 専有サーバー環境 - コンピュートリソース(CPU、メモリー)を必 要とするワークロード用の物理サーバー 環境 - 性能重視アプリケーション向け Standard 汎用タイプ 一般的なワークロード 向け Dense I/O NVMe SSD内蔵タイ プ I/O性能重視ワークロード 向け GPU GPU搭載タイプ AI、機械学習、HPC 向け Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 8 HPC/Optimized HPCワークロード用の高ク ロック数のコアとクラスタリン グ用ネットワーク Bare Metal Compute Virtual Machine シェイプの選択 見積に必要な情報 ストレージについて OCIで利用できるOS
  6. シェイプの選択 Compute シェイプの選択 見積に必要な情報 ストレージについて OCIで利用できるOS VM.Standard.E5.Flex インスタンスの種類 (シェイプタイプ) 世代

    インスタンスサイズ || プロセッサの種類や ワークロードのタイプ || CPU数/メモリサイズ コンピュートシェイプ サーバ種別 BM : ベアメタル VM : 仮想マシン DVH:専用仮想 マシンホスト Flexタイプでは、ユーザーが 任意のCPU数/メモリサイズを 指定可能 Standard : 汎用インスタンス DenseIO : 内蔵SSD付き GPU : GPUカード搭載 …など Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 10
  7. 1. VM(仮想マシン環境) or Bare Metal(専有サーバー環境) - お客様の要件に応じて選択 見積に必要な情報 5項目 Compute

    シェイプの選択 見積に必要な情報 ストレージについて OCIで利用できるOS 2. 各Computeのシェイプ - 用途に応じてインスタンスのシェイプを選択します。 - 必要OCPU数、必要メモリ数の情報が必要です。 *OCPUとは OCPU = 物理コア OCPU は、ハイパースレッディングが有効になっている IAプロセッサの1つの 物理コアに相当する CPU 容量として定義されます。 Intel Xeon、AMD EPYC プロセッサの場合、各 OCPU は vCPU と呼ばれる 2つのハードウェア実行スレッドに対応します (1 OCPU = 2 vCPU) 「OCPU」の考え方 コア 1 OCPU = 1 コア Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 11
  8. 見積に必要な情報 5項目 Compute 4. 利用するストレージ容量 - ブート・ボリューム用のストレージ(ブロック・ボリューム)が必須です。 - その他データ格納用のストレージが必要なことがあります。(Storageの項目を参照下さい) 5.

    各ComputeのOS - OCIで利用できるOSをご確認ください。 - Windowsを利用する場合は、Windowsのライセンス費用を含める必要があります。 数量はOCPU数に合わせます。 - その他Oracleが提供するOSは無償ですので、見積もる必要はありません。 シェイプの選択 見積に必要な情報 ストレージについて OCIで利用できるOS 3. 利用時間 - お客様が利用する予定の時間 - ただしストレージに関しては、課金を停止できませんのでご注意ください。 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 12
  9. • ComputeにはOS領域として使うブート・ボリュームが必須です - 課金はブロック・ボリュームに準ずるものとなります。 - イメージごとにデフォルトのサイズが決まっています。 - 必要に応じて拡張することも可能です。 • ブート・ボリューム以外にもブロック・ボリュームを追加できます

    - データはブート・ボリュームと別のボリュームに格納、というような使われ方をします。 詳しくはStorageの項目をご参照ください。 ストレージについて – ブート・ボリューム Compute シェイプの選択 見積に必要な情報 ストレージについて OCIで利用できるOS Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 13
  10. • Oracle提供のイメージ - Oracleから提供されるイメージの一覧です。 Compute作成時に選択するだけなので、お客様の準備は不要です。 OCIで利用できるOS Compute • 持ち込み(BYOI)可能なイメージ -

    お客様の環境からOCIに持ち込めるOSの一覧です。 Oracleから提供がなくても、お客様環境から持ち込むことでOCI上で利用できます。 - Red Hat Enterprise Linuxなどの一部サブスクリプション等持ち込みが必要なものもあります。 対応OSは随時更新されるので、かならず最新情報をご確認ください シェイプの選択 見積に必要な情報 ストレージについて OCIで利用できるOS Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 14
  11. Oracle Cloud Infrastructureの構成イメージ 一般的な構成例 Tokyo AD1 Private Private Private Web

    Server ×2 AP Server ×2 DB Server データ バックアップ WAF DNS Customer Data Center Dynamic Routing Gateway Load Balancer Block Storage Block Storage Block Storage Object Storage Compute Compute Database System VPN Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 16
  12. データベース・サービス (Oracle Database) Oracle Database on Virtual Machines 1-64 OCPUs

    (RAC: 4-128 OCPUs) BaseDB (Base Database Service) 1コアからスタート エディション選択可能 RAC対応 ADB (Autonomous Database) Autonomous Data Warehouse Autonomous Transaction Processing AI/機械学習を活用した 自律型データベース 完全なマネージドサービス ExaDB-D (Exadata Database Service on Dedicated Infrastructure) あらゆるワークロードで 高性能を実現する Exadataの専有環境 Oracle Exadata 16-24,320 ECPUs (4-6,080 OCPUs) Automated (今までのOracle Databaseを便利に利用できる) Full-Managed ExaDB-XS (Exadata Database Service on Exascale Infrastructure) あらゆるワークロードで 高性能を実現する Exadataの共有環境 Oracle Exadata 16-2,000 ECPUs (4-500 OCPUs) Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 17
  13. 1. エディションの選択 - 選択できるエディションは次ページをご参照ください。 2. 利用時間 - 利用していない間停止することで費用を抑えることができます。 - ただしストレージに関しては、課金を停止できませんのでご注意ください。

    3. シェイプ(OCPU/メモリ) - 選択できるシェイプはこちらをご参照ください。 見積に必要な情報 – Base Database Service (Base DB) Database 見積に必要な情報 Base Database Service Autonomous Database Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 18
  14. 4. ストレージ容量 - Base DBでは容量が選択式になっています。 データ格納に必要な容量を確認後、それに近い容量を選択します。 5. バックアップ方式 - バックアップ方式に応じて、オブジェクト・ストレージの容量を算出します。

    6. BYOLライセンスの確認 見積に必要な情報 – Base Database Service (Base DB) Database 見積に必要な情報 Base Database Service Autonomous Database Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 19
  15. 全エディションが従量制で利用可能、サポートもサービス費用に含まれます (ご参考) Base Database Service: エディション Extreme Performance High Performance

    Enterprise Edition Multitenant Partitioning Advanced Compression Advanced Security, Label Security, Database Vault Real Application Clusters DB In-Memory Active Data Guard • 完全なデータベース・インス タンス • 表領域暗号化 Standard Edition • 全てのEE 標準機能 - Data Guard - Hybrid Columnar Compression(HCC) - パラレル処理 etc Real Application Testing OLAP Management Packs (Data Masking and Subsetting Pack, Diagnostics and Tuning Packs) 全てのデータベース・オプション機能 が利用可能 Base Database Serviceでは、 全てのエディションで 表領域暗号化機能を提供 主なデータベース・オプション機能 が利用可能 Management Packs (Database Lifecycle Management Pack, Cloud Management Pack for Oracle Database) ¥33.3/h ¥137.5/h ¥66.7/h ¥208.3/h * 料金:CPU当たり https://www.oracle.com/cloud/price-list.html 見積に必要な情報 Base Database Service Autonomous Database Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 20
  16. 1. ADW or ATP - 分析などに使うカラムナのDBが欲しい場合はADW - 普通のRDBMSが欲しい場合はATP 2. 利用時間

    3. ECPU数 - 処理性能を示す価格メトリック(現時点では1OCPU=4ECPU) 4. ストレージ容量 - ATPは20GBからGB単位で指定可能 - ADWは1TBからTB単位で指定可能 5. BYOLライセンスの確認 見積に必要な情報 – Autonomous Database Database 見積に必要な情報 Base Database Service Autonomous Database Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 21
  17. (ご参考)Autonomous Databaseの選択肢 行型フォーマット 列型フォーマット インデックス作成 データ集計を作成 I/O削減のためデータキャッシュ メモリ上で結合、集計 オプティマイザ統計をリアルタイムで更新し、実行計画の劣化を予防 AUTONOMOUS

    DATABASE Autonomous Transaction Processing (ATP) Autonomous Data Warehouse (ADW) OLTPおよび混合ワークロードに最適化: • トランザクション、バッチ、レポーティング、IoT • アプリケーション開発、機械学習 すべてのデータ分析処理に最適化: • データ・ウェアハウス、データ・マート • データレイク、機械学習 見積に必要な情報 Base Database Service Autonomous Database Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 22
  18. 注意事項: • ECPUの最少構成は2ECPU、追加・縮小は1ECPU単位で変更可能です。 • BYOLの適用可能 • Oracle Database Enterprise Editionでは1Processorライセンスあたり

    8 ECPU、 Standard Editionでは1Processorライセンスあたり 16 ECPUまで。(1インスタンスあたり最大32 ECPU) • 自動バックアップのストレージ費用は別途必要になります。 • ECPUメトリックではバックアップ期間が1-60日の間で設定が可能です。バックアップ費用は1GBあたり ¥3.782 • ECPUメトリックでGraph Studio, Oracle Machine Learning User Interface, Data Transformsを使用する場合は これらのツールの稼働時間に対してECPU課金が行われます。 ECPUの課金モデル ECPU 価格 (時間あたり) ECPUでの ストレージ価格 Autonomous Data Warehouse (ADW) ¥52.08 BYOL : ¥12.509 ¥3.782 GB/月 (= 月額¥3,873/TB) Autonomous Transaction Processing (ATP) ¥52.08 (BYOL : ¥12.2509(ECPU/hour) ¥17.918 GB/月 (= 月額¥18,348/TB) 見積に必要な情報 Base Database Service Autonomous Database Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 23
  19. Oracle Cloud Infrastructureの構成イメージ 一般的な構成例 Tokyo AD1 Private Private Private Web

    Server ×2 AP Server ×2 DB Server データ バックアップ WAF DNS Customer Data Center Dynamic Routing Gateway Load Balancer Block Storage Block Storage Block Storage Object Storage Compute Compute Database System VPN Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 25
  20. ブロック・ボリューム Storage ブロックボリューム オブジェクト・ストレージ ・用途に応じて選択可能な形式となっています。 1. より低いコスト – Lower Cost

    2. バランス (デフォルト) - Balanced 3. より高いパフォーマンス - Higher Performance 4. 超高性能(UHP) – Ultra High Performance * 価格:ストレージ単価 ¥3.95 x 容量 + VPU単価 ¥0.264 x VPU数 x 容量 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 26 性能タイプ より低い コスト バランス (デフォルト) より高い パフォーマンス 超高性能 (UHP) VPU(Volume Performance Unit) 0 10 20 30~120 (10刻み) IOPS 2 IOPS/GB (最大3000 IOPS/vol) 60 IOPS/GB (最大25,000 IOPS/vol) 75 IOPS/GB (最大50,000 IOPS/vol) 90~225 IOPS/GB (最大300,000 IOPS/vol) スループット 240 KBPS/GB (最大 480 MB/s/vol) 480 KBPS/GB (最大 480 MB/s/vol) 600 KBPS/GB (最大 680 MB/s/vol) 720 ~ 1800 KBPS/GB (最大 2,680 MB/s/vol) Performance SLA Yes Yes Yes 1か月の1GBあたりの 価格 (ストレージ+VPU) ¥3.9525 ¥6.5875 ¥9.2225 ¥11.8575 ~ ¥35.5725
  21. • 代表的な利用用途はバックアップやアーカイブ - 長期保管が必要だが普段はあまり使わないログの保管に活用できます。 - 大容量/更新頻度の多くない非構造化データの保持に向いています。 - 画像、動画など非構造化データの保管先として利用できます。 • 課金要素は以下の2点

    - ファイルサイズ(10GBは無料):¥3.95/GB (Standard Object Storageをご利用の場合) - リクエスト数(5万リクエスト/月まで無料):¥0.527/1万リクエスト • 最初にサイズ指定するのではなく、データを格納した分だけ課金が発生します。 オブジェクト・ストレージ Storage ブロック・ボリューム オブジェクト・ストレージ Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 27
  22. Oracle Cloud Infrastructureの構成イメージ 一般的な構成例 Tokyo AD1 Private Private Private Web

    Server ×2 AP Server ×2 DB Server データ バックアップ WAF DNS Customer Data Center Dynamic Routing Gateway Load Balancer Block Storage Block Storage Block Storage Object Storage Compute Compute Database System VPN Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 29
  23. • Flexible Load Balancer - ベースの課金と帯域幅で課金(次スライド) - SSLのオフロードなど、高度な処理をさせる場合に利用 • Network

    Load Balancer - 無料 - ただ単にアクセスを複数のサーバーインスタンスに散らす場合はこちらでOK Load Balancer Load Balancer 外部接続 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 30
  24. 負荷分散によるスケールアウトと高可用性 1つのエントリ・ポイントから複数サーバにトラフィックを自動配信 • パブリックもしくはプライベート・ロードバランサーを選択可能 高可用性 • AD内またはAD間での冗長化済み • コンピュートのスケーリングに応じて、動的に転送先を変更 フレキシブル・ロードバランサ:安定した性能の確保と、拡張性

    • 10 Mbps ~ 8000 Mbps で最小帯域幅と最大帯域幅を設定する • 最小のネットワーク帯域幅を確保し安定した性能を提供し、動的にスケール可能 サポートされるプロトコル • TCP, HTTP/1.0, HTTP/1.1, HTTP/2 高度な機能 • SSL処理のオフローディング • リクエスト・ルーティング • ルール・セット ネットワーク: フレキシブル・ロード・バランサ(FLB) Network Load Balancer Metric Load Balancer Base Load Balancer Hour ¥1.7515 Load Balancer Bandwidth Mbps per Hour ¥0.0155 例)10Mbpsの場合: ¥1.7515 + ¥0.0155 x 10 = ¥1.779/hour ロード・バランサ 最大帯域幅 最小帯域幅 を設定 Load Balancer Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 31
  25. 大量トラフィックの分散に最適なネットワーク・ロードバランサ フレキシブル・ネットワーク・ロードバランサ • パススルー型の、layer3, layer4 (TCP,UDP,ICMP) のロードバランサ • クライアントのトラフィックに合わせて柔軟にスケール •

    超低レイテンシーが求められる大量ネットワークトラフィックの分散に最適 • ソース/宛先のIPアドレスの保持が可能 • パブリック、プライベートから選択 • 無償 • サポートされるリスナーのプロトコル • TCP, UDP, ICMP • ロードバランシング・ポリシー • 5-Tuple Hash, 3-Tuple Hash, 2-Tuple Hash ネットワーク: フレキシブル・ネットワーク・ロードバランサ(NLB) 従来から存在するロードバランサか、ネットワー クロードバランサーかを選択して作成開始 Network Load Balancer Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 32
  26. 1. インターネット • グローバルIP通信 • セキュリティはFWとSSL通信等で確保 • 通信速度・帯域はベストエフォート • 月10TBを超える外部へのデータ転送が課金対象

    2. VPN接続 (IPsec) • プライベートIP通信 • IPsecによりセキュリティを確保(認証,暗号化) • 通信速度・帯域はベストエフォート • VPN接続は無料、インターネット通信料金の対象 • OCIのVPN接続サービス、もしくはソフトウェアVPN等 3. FastConnect • プライベートIP/グローバルIP通信 • プライベート回線による高いセキュリティ • 通信キャリアによる速度・帯域・品質の保証 • 固定額のポート料金のみ課金、データ転送に伴う従 量課金なし、回線費用が別途必要 Oracle Cloud Infrastructure への接続方式 お客様 ネットワーク OCI VCN VCN Internet 専用線 インターネット + SSL 閉域網 FastConnect VPN Internet Gateway Dynamic Routing Gateway Customer Data Center Load Balancer 外部接続 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 33
  27. OCI 外部接続まとめ Load Balancer 外部接続 Copyright © 2025, Oracle and/or

    its affiliates | 34 インターネット IPsec VPN FastConnect ユースケース インターネットアプリケーション の本番環境 開発/テスト環境 開発/テスト環境 小規模ワークロードの本番環境 エンタープライズ、ミッションクリティカ ルなワークロードの本番環境、バッ クアップ、DR 帯域 外部のロードバランサー/ インスタンスに依存 ベストエフォート 参考値(保証なし) インターネット経由:約250Mbps FastConnect経由:約1Gbps未満 1Gbps / 10Gbps/ 100Gbps (x N) ルーティング (ユーザ制御不可) 静的/動的ルーテイング 動的ルーテイング 接続の冗長性 OCIサービスで冗長化 active-active active-active 暗号化 SSL通信などを利用 デフォルトで対応 なし 回線によってはMACsec暗号化を利用可能 価格 無料 (外部データ転送課金対象) 無料 (外部データ転送課金対象) ポートの固定価格 SLA なし なし 可用性SLA 99.9%
  28. https://www.oracle.com/jp/cloud/price-list.html VPN接続そのものは無課金、ただしインターネット接続と併せた外部データ送信分が課金対象 FastConnect はポートごとの時間課金のみ、外部データ転送分は無料 * FastConnectの課金は、FastConnectルーターと対向ルーター間の接続が確立されるか、ポートを注文してから30日後のいずれか早いほうで課金が開 始されます VPN接続 / FastConnect

    価格 単位 Pay As You Go Annual Flex Inbound Data Transfer Gigabyte data transfer per month 無料 無料 Outbound Data Transfer - First 10 TB / Month Gigabyte data transfer per month 無料 無料 Outbound Data Transfer - Over 10 TB / Month- Originating in North America and Europe Gigabyte data transfer per month 1.32円 1.32円 Outbound Data Transfer - Over 10 TB / Month- Originating in APAC, Japan and South America Gigabyte data transfer per month 3.88円 3.88円 Outbound Data Transfer - Over 10 TB / Month- Originating in Middle East and Africa Gigabyte data transfer per month 7.75円 7.75円 単位 Pay As You Go Annual Flex FastConnect 1 Gbps Port Hour 32.94円 32.94円 FastConnect 10 Gbps Port Hour 197.63円 197.63円 FastConnect 100 Gbps Port Hour 1,666.25円 1,666.25円 Load Balancer 外部接続 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 35
  29. Cost Estimator操作方法 例1 ・Compute VM: -24時間31日 利用 -VM.Standard.E5.Flex (2 OCPU,

    メモリー16GB) -Autonomous Linux ・Storage: -Block Volume(Balanced) 300 GB -Object Storage 1,024 GB Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 38
  30. 演習 24時間31日利用を想定 ・Compute VM: - VM.Standard.E5.Flex - 2 OCPU, メモリー16GB

    - Autonomous Linux - Block Volume(Balanced) 500 GB ・Base Database Service - Standard Edition - VM.Standard.E5.Flex - 4 OCPU, メモリー64GB - Block Volume(Balanced) 使用可能なデータ・ストレージ:512GB ・Storage: -Object Storage 1024 GB ORACLE CLOUD INFRASTRUCTURE (REGION) AVAILABILITY DOMAIN Virtual Cloud Network BaseDB (Standard Edition) 4 OCPU Disk 968GB Web Server Autonomous Linux 2 OCPU , 16GB Disk 500GB データ バックアップ Object Storage 1024 GB Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 50
  31. 本セッションでは、Oracle Cloud Infrastructureの見積り方に関する 初歩的な内容について、以下にポイントを絞って解説させて頂きます。 • 構成イメージ • Compute • Database

    • Storage • Network ※本資料をご活用頂くにあたっての注意事項 • 最新のサービス情報や価格情報などは、本資料の公開のタイミングから変更になっている可能性がございます。 実際のお見積りの際は、必ず最新情報をご確認下さい。 • 本内容および本資料は、Oracle Cloud Infrastructureの見積りの入門レベルの内容としてまとめた資料となります。 実際のお見積りの際は、詳細情報をご確認頂き、ご対応頂きますようお願い申し上げます。 【再掲】:本セッションでお話しさせて頂く内容について Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates |
  32. 一般的な構成例 【再掲】Oracle Cloud Infrastructureの構成イメージ Tokyo AD1 Private Private Private Web

    Server ×2 AP Server ×2 DB Server データ バックアップ WAF DNS Customer Data Center Dynamic Routing Gateway Load Balancer Block Storage Block Storage Block Storage Object Storage Compute Compute Database System VPN Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | 62
  33. OPN Newsletter Japan 受信設定方法 Copyright © 2025, Oracle and/or its

    affiliates | オラクルからパートナー様にニュースレターをお届けしています 受信登録いただくと毎月1回の定期号と号外でお役立ち情報、重要なお知らせをいち早く入手できます ・パートナー様限定セミナーやイベントのご案内 ・パートナー様限定の製品情報/パートナープログラム情報ほか ・オラクルユニバーシティ キャンペーン情報など これを機会にぜひご購読ください。 OPN Newsletter Japan 受信設定方法 bit.ly/OPN-News2 受信設定お願いします • O.comのアカウントを持っていない • 会社コードと紐つけていない 方は最初にこちらから O.comのアカウント作成 + 会社との紐付け方法 bit.ly/OPN-Profile ご注意 !)初めてオラクルビジネスに関わる方、今までOPNセミナーに申し込んだことがない方など 65