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[OCI Skill Mapping] AWSユーザーのためのOCI – IaaS編(Comp...

[OCI Skill Mapping] AWSユーザーのためのOCI – IaaS編(Compute/Storage/Networking) (2025年10月8日開催)

本セミナーでは、AWSに精通した技術者を対象に、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)のIaaS基盤を「知っているAWSの概念」とマッピングしながら体系的に整理します。
Compute、Storage、Networkingを中心に、EC2 / EBS / S3 / VPC などの主要サービスに相当するOCI構成を比較し、設計思想や運用上の違い、コスト面での特徴を解説。
特に、OCIの柔軟なFlexシェイプやシンプルなネットワーク設計、コスト効率の高いBlock Volumeなど、実務に直結する設計観点をAWSとの対比を通じて理解いただけます。
AWSからOCIへスキルをスムーズに転換し、マルチクラウド提案の幅を広げたい方におすすめの内容です。

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October 16, 2025
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  1. Oracle Training for Partner Learning Path - FY26 使える! 公開ドキュメント

    600以上の 技術解説スライド 技術資料の ポータル&リンク集 OCI の事例は ここで探せます OCI を触って学べる ハンズオンチュートリアル 開発者のためのポータル 毎週更新 OCI 版の ベストプラクティス 600以上の リファレンスアーキテクチャー 営業/Mrktg 販促/主幹 プリセールス ソリューションSE アカウントSE 構築 SE OCI Expert DB Expert 資格取得者 職種/ロール Foundations Associate Professional 対象 オプション 招待制 凡例 ハンズオン テキスト 技術資料 (活⽤資料集) Speaker Deck 開発者向け セミナー& コミュニティー 事例 リンク集 Well- Architected Framework アーキテク チャーセンター Learning Subscription (無償) Live Class (有償) Self-Paced Subscription (有償) 概要 ⼊⾨解説 スタート アップ セールス トーク ⾒積り Industry Day 売り⽅ 説明の仕⽅ ⾒積り ツール使い⽅ 業種ごとの シナリオ Breakout Session Deep Dive Success Journey Skill Mapping Win Story OCS* ⽅式設計 FY26 注⼒シナリオ 注⼒製品 深堀り 顧客事例 深堀り 他社クラウド 経験者向け 招待制 ワークショップ コンサル 有償メニュー Oracle University 資格 初級 中級 上級 *OCS = Oracle Consulting Service Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 3 お申し込みページ https://go.oracle.com/OPN-seminar
  2. 8⽉コンテンツ 資料・録画公開してます︕ Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 4

    8⽉のSkill Mappingコンテンツを公開しました︕ 資料・録画ともに営業現場で使える内容になっていますので、⽇々の提案活動にお役⽴てください。 今後も10⽉以降のセッション資料を順次公開予定です。 https://speakerdeck.com/oracle4engineer/oci_skill_mapping_aws_20250820 https://www.youtube.com/watch?v=e-KXLMjYdzg
  3. マルチクラウド展開による、新たなエコシステムの広がり 6 Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates エコシステムの広がり

    Oracle Cloud のデータベース・サービスを Azure、Google Cloud、AWSのデータセンター内に配置 全て同じ機能、同じ価格で利⽤可能 各社のクラウドサービスとシームレスに連携 Azure OpenAI Google Gemini AWS Bedrock
  4. 本セミナーの構成 Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 7 お客様の課題感(コスト・柔軟性・運⽤・設計)に沿ったOCI活⽤のポイントとAWSとの違いをお伝えします

    本セミナーでは、AWSのソリューションとマッピングしながら OCIの“違いと強み”を分かりやすく整理してご紹介します。 ⽇本オラクルがOCI提案を⾏う中で実際に受けた質問をベースに、 お客様に響いたキーワードを交えて解説します。 〇〇なんでしょ︖ 〇〇です︕
  5. Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 8 提案ポイント 本⽇お持ち帰りいただきたいテーマとキーワードは

    このスライドでお伝えさせていただきます。 お客様に響くキーワードのご紹介
  6. Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 11 任意の物理CPUコア数とメモリサイズの指定が他社と⽐較して柔軟である インスタンス⽐較

    – 最適サイズを選びやすい「フレキシブル・シェイプ」 OCI Compute VM Flex E4 では、任意の物理CPUコア数とメモリを指定して IaaSインスタンスをご利⽤可能です。 最適なサイズのインスタンスを構成可能です。 インスタンス vCPU メモリ (GiB) m5.large 2 8 m5.xlarge 4 16 m5.2xlarge 8 32 m5.4xlarge 16 64 m5.8xlarge 32 128 m5.12xlarge 48 192 m5.16xlarge 64 256 m5.24xlarge 96 384 AWS EC2 m5シリーズ OCI Compute VM標準 Flexible シェイプ (1物理コア=2 vCPU) インスタンス vCPU メモリ(GiB) Flexible シェイプ 2 8 4 16 8 32 16 64 32 128 48 192 64 256 96 384 例えばメモリが 100GB必要な場 合。。
  7. Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 12 任意の物理CPUコア数とメモリサイズの指定が他社と⽐較して柔軟である インスタンス⽐較

    – 最適サイズを選びやすい「フレキシブル・シェイプ」 OCI Compute VM Flex E4 では、任意の物理CPUコア数とメモリを指定して IaaSインスタンスをご利⽤可能です。 最適なサイズのインスタンスを構成可能です。 インスタンス vCPU メモリ (GiB) m5.large 2 8 m5.xlarge 4 16 m5.2xlarge 8 32 m5.4xlarge 16 64 m5.8xlarge 32 128 m5.12xlarge 48 192 m5.16xlarge 64 256 m5.24xlarge 96 384 AWS EC2 m5シリーズ OCI Compute VM標準 Flexible シェイプ (1物理コア=2 vCPU) シェイプ変更 1.5-2倍 インスタンス vCPU メモリ(GiB) Flexible シェイプ 2 8 4 16 8 32 16 100 32 128 48 192 64 256 96 384 例えばメモリのみ増 やしたい場合 16vCPU 100GB という構成も可能
  8. コンピュートのサイジング 真のクラウドの柔軟性を実現 15 GB 120 GB 16 4 メモリ 64

    768 GB 1 2 8 24 30 GB 60 GB 〜 320 GB 240 GB 真の”Flexible”を提供できれば 不要なリソース 他社クラウド シェイプ単位のサイジングにより 不要なリソースが発⽣ 4 CPU/60 GB だと⾜りない 8 CPU/120 GB を選択しないと いけない 2倍の 費⽤に 実際は 5 CPU 60 GB マシンが欲しい Oracle Cloud Infrastructure CPU数とメモリ量を 柔軟にカスタマイズ可能 • CPUとメモリのどちらかに縛られない無駄のないインスタンス • 1 - 114コア、1 - 1760GBメモリ を⾃由に組合せ • 利⽤するCPUライセンスのソフトウェアのコストも最適化 Compute Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 13
  9. Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 14 ⽼舗のブログサービス「Seesaaブログ」をAWSからOCIに移⾏し、約50%の劇的なコスト削減を実現 Seesaaブログ

    • 2003年にサービス開始。⽇記やアフィリエイト、まとめブログなど様々 なブログライフをサポート。200万⼈以上のユーザーが利⽤ 従来の課題 • 既存のAWS環境のコスト削減の必要性があった • VMのサイズが柔軟に選択できず、CPUコア数とメモリサイズがアンバ ランスで過剰なリソースコストを⽀払っていた 採⽤ポイントと導⼊効果 • 既存AWS環境と⽐較して、約50%のコスト削減ができた • OCIのフレキシブル・シェイプのVMはCPUコア数とメモリサイズに対し てシンデレラフィットの設定が可能で、サーバ利⽤全体にて、必要な 性能に関して適切なコストで利⽤できるようになった • コスト削減フレームワークの利⽤により、AWSユーザー観点での移 ⾏アセスメントなど、Oracleメンバーの適切な⽀援を気軽に得られた。 また、Oracleから提供されるMySQLのQ&Aサポートは安⼼感があ り有益だった • OCI Cache with Redisでは、既存利⽤のAmazon ElastiCache for Redisから約25%のコスト削減効果があった システム構成イメージ 利⽤サービス(クラウドサービス/その他) • Compute VM, Block Volume, MySQL Database Service, OCI Cache with Redis, OCI Registry (Container Registry), etc. • コスト削減フレームワーク 顧客事例︓ファンコミュニケーションズ様
  10. Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 15 提案ポイント OCI

    の IaaS は、フレキシブルシェイプを活⽤することで、 無駄なリソースの使⽤を未然に防ぐことができ 運⽤中でもリソース量を変更可能なことより 真の柔軟性・弾⼒性のメリットを享受できます。 お客様に響くキーワードのご紹介
  11. Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 17 ComputeでOCIを選択するとおのずと単価が下がりコスト削減 インスタンス単価⽐較

    –バーストタイプ サーバインスタンスの費⽤ Linux Computeを⽐較 Shape CPU Mem 従量 1年リザーブ 全額前払 3年リザーブ 全額前払 Shape CPU Mem 従量 t3a.nano 2 vCPU 0.5GB ¥668 ¥400 ¥250 E5 Baseline 12.5% 1 OCPU 1GB ¥663 t3a.micro 2 vCPU 1GB ¥1,337 ¥788 ¥504 AWS EC2 シリーズ OCI Compute VM標準 Flexible E5 シェイプ AWS 費⽤は、1 USD= 150 JPYで換算 https://www.oracle.com/jp/cloud/costestimator.html https://calculator.aws/#/
  12. • 通常はCPU使⽤率が低く、時々スパイクが発⽣するようなワークロードのコストを最適化 • インスタンス作成時にOCPU数とベースラインCPU使⽤率 (12.5% or 50%) を設定 • 通常時にベースライン以下でCPUを利⽤し、必要な際に⾃動でベースラインを超えて最⼤100%までバースト(最⼤1時間連続)

    • いつでも必要なだけバーストできるとは限らず、CPU使⽤状況とサーバーのリソース状況に応じてバースト • 複数のバースト可能インスタンスでコアを共有(オーバーサブスクリプション)しているため、必ずしも必要な時にバーストできるとは限らない • おおよそインスタンスのCPU使⽤率が⼀定期間ベースラインを下回った分、後にバースト可能に • VM.Standard3.Flex, VM.Standard.E3.Flex, VM.Standard.E4.Flex , VM.Standard.E5.Flexをサ ポート (2024/8現在) • バースト可能インスタンスのSKUがあるわけではなく、元のOCPUの価格にベースラインCPU使⽤率をかけて計算 • メモリは通常のインスタンスと同様に設定したサイズで課⾦ • 例︓1 OCPU ベースライン12.5% + メモリー 2GB のインスタンスの場合 • 標準単価︓E4 - OCPU ¥3.875 OCPU Per Hour • 標準単価︓E4 - Memory¥0.2325 Gigabyte Per Hour • OCPU ¥3.875 x 1 x 0.125 + メモリー ¥0.2325 x 2 = ¥0.484 + ¥0.465 = ¥0.949 / hour バースト可能インスタンス (Burstable Instance) Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 18 50% 100% 0% 注)Windows OS課⾦もベースラインOCPUで計算される Burstable Instance
  13. Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 19 提案ポイント バースト可能インスタンスなら、平常時は低コストで

    維持しつつ、必要時のみ⾼性能に。 ムダを極限まで削減しながら、 安⼼して検証・運⽤を進められます。 お客様に響くキーワードのご紹介
  14. Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 22 ピークに合わせてAWSのリザーブドインスタンス(RI)を調達すると、ピーク期間以外はコスト効率が悪化 (参考)インスタンス単価⽐較

    – (AMD)サーバインスタンス(E5)の費⽤⽐較 ⽉ vCPU OCPU 換算 OCI Flexible E5 シェイプ オンデマンド AWS m7a.4xarge RI 3年 差分 1 10 5 32,058 51,704 19,646 2 8 4 28,599 51,704 23,105 3 12 6 35,518 51,704 16,186 4 15 8 42,437 51,704 9,267 5 14 7 38,978 51,704 12,726 6 10 5 32,058 51,704 19,646 7 9 5 32,058 51,704 19,646 8 8 4 28,599 51,704 23,105 9 9 5 32,058 51,704 19,646 10 10 5 32,058 51,704 19,646 11 13 7 38,978 51,704 12,726 12 10 5 32,058 51,704 19,646 405,457 620,448 214,991
  15. Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 23 ComputeでOCIを選択するとおのずと単価が下がりコスト削減(従量/リザーブとも) インスタンス単価⽐較

    – (AMD)サーバインスタンス(E5)の費⽤ AMD第四世代コア搭載のLinux Computeを⽐較 Shape CPU Mem 従量 RI 1年 全額前払 実質⽉額 RI 3年 全額前払 実質⽉額 Shape CPU Mem 従量 m7a.large 2 vCPU 8GB ¥16,395 ¥10,138 ¥6,463 E5 1 OCPU 8GB ¥5,304 m7a.xlarge 4 vCPU 16GB ¥32,792 ¥20,275 ¥12,925 2 OCPU 16GB ¥10,609 m7a.2xlarge 8 vCPU 32GB ¥65,582 ¥40,563 ¥25,850 4 OCPU 32GB ¥21,218 m7a.4xlarge 16 vCPU 64GB ¥131,163 ¥81,113 ¥51,704 8 OCPU 64GB ¥42,437 AWS EC2 シリーズ OCI Compute VM標準 Flexible E5 シェイプ AWS 費⽤は、1 USD= 150 JPYで換算 https://www.oracle.com/jp/cloud/costestimator.html https://calculator.aws/#/
  16. コンピュートのサイジング 真のクラウドの柔軟性を実現 15 GB 120 GB 16 4 メモリ 64

    768 GB 1 2 8 24 30 GB 60 GB 〜 320 GB 240 GB 真の”Flexible”を提供できれば 不要なリソース 他社クラウド シェイプ単位のサイジングにより 不要なリソースが発⽣ 4 CPU/60 GB だと⾜りない 8 CPU/120 GB を選択しないと いけない 2倍の 費⽤に 実際は 5 CPU 60 GB マシンが欲しい Oracle Cloud Infrastructure CPU数とメモリ量を 柔軟にカスタマイズ可能 • CPUとメモリのどちらかに縛られない無駄のないインスタンス • 1 - 114コア、1 - 1760GBメモリ を⾃由に組合せ • 利⽤するCPUライセンスのソフトウェアのコストも最適化 Compute Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 24
  17. Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 25 提案ポイント オンデマンド運⽤&フレキシブルシェイプを活⽤すれば、

    リソースを“必要な分だけ”で稼働できます。 常に最適なコストパフォーマンスでシステムを運⽤できます。 お客様に響くキーワードのご紹介
  18. コンピュート・インスタンスの課⾦は、コンピュート課⾦とストレージ課⾦の合計額となる。 • コンピュート • CPU部分 • OCPU数 × OCPU単価 ×

    時間 • メモリ • メモリ・サイズ × メモリ単価 × 時間 • (Windows Serverの場合)OS • OCPU数 × OS単価 × 時間 • ストレージ • ブート・ボリュームや追加のブロック・ボリューム • ボリューム容量 × ボリューム単価 × 時間 コンピュート・インスタンスで課⾦が発⽣するポイント Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 26 Computeの詳細はこちら→ https://speakerdeck.com/ocise/ociji-shu-zi-liao-konpiyutosabisu-gai-yao
  19. Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 29 AWSの標準ストレージよりも安価な料⾦で⾼性能ストレージが利⽤できる ストレージ⽐較

    –IOPS保証とスループット AWS OCI 標準 ストレージ 14.5円/GB GP3のGB単価 6.59円/GB Lowの場合 3.96円/GB DB等の⾼性能なストレージが必要な場合 例えば1Tで、16,000IOPSの場合 性能保証 25,563円/TB (最⼤16,000IOPS) 6,587円/TB (最⼤25,000 IOPS)
  20. ⾼速ブロック・ストレージ基盤 NVMe SSD をベースにしたストレージ・インフラストラクチャー • 1ボリューム当たりの容量︓ 50 GB – 32

    TB (1 GB単位) • 1インスタンス当たり、最⼤32個までアタッチ可能 (合計1 PB) 冗⻑化された永続ブロック・ストレージ • iSCSI もしくは 準仮想化 接続 インスタンスのライフサイクルに依存せずに利⽤可能 • アタッチをはずしてもデータは永続 • 必要に応じてボリュームを追加したり別インスタンスにアタッチすることも可能 デフォルトで暗号化 ユースケース • 永続的で耐久性のある汎⽤ストレージとして利⽤ • インスタンスのストレージ拡張 • インスタンスのスケーリング ブロック・ボリューム Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 30 AWSの標準ストレージ価格で オラクルは⾼性能ストレージを提供 コンピュート インスタンス ブート ボリューム ブロック・ ボリューム アタッチ コンピュート インスタンス デタッチ Block Volume
  21. ⾼速ブロック・ストレージ基盤 ⽤途に応じて4タイプから選択可能 Ø より低いコスト / バランス (デフォルト) / より⾼いパフォーマンス /

    超⾼性能(UHP) ブロック・ボリューム Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 31 * 価格︓ストレージ単価 ¥3.9525 x 容量 + VPU単価 ¥0.2635 x VPU数 x 容量 (2025年9⽉現在) 項⽬ より低いコスト バランス より⾼いパフォーマンス 超⾼性能(UHP) ⽤途 コスト最適型でシーケンシャル IOのスループット重視のワーク ロード向け ランダムIOを実⾏する様々な ワークロードに最適なバランス 型 UHPレベルのパフォーマンスを 必要としない⾼I/O要件の ワークロード向け I/O要件が⾮常に⾼く、最⼤ 限のパフォーマンスを必要とす るワークロード向け IOPS 2 IOPS/GB (最⼤3,000 IOPS/volume) 60 IOPS/GB (最⼤25,000 IOPS/volume) 75 IOPS/GB (最⼤50,000 IOPS/volume) 90 〜 225 IOPS/GB (最⼤300,000 IOPS/volume) スループット 240 KBPS/GB (最⼤ 480 MB/s/volume) 480 KBPS/GB (最⼤ 480 MB/s/volume) 600 KBPS/GB (最⼤ 680 MB/s/volume) 720 〜 1800 KBPS/GB (最⼤ 2,680 MB/s/volume) Performance SLA No Yes Yes Yes VPU 0 10 20 30 〜 120 (10刻み) 価格 (ストレージ+VPU) ¥3.9525/GB-month ¥6.59/GB-month ¥9.22/GB-month ¥11.86 〜 35.57/GB-month Block Volume
  22. デタッチ済ボリューム⾃動チューニング Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 33 •

    利⽤されていないボリュームのコストを最⼩に抑えることが可能 • ボリュームに対してデタッチ済ボリューム⾃動チューニングをONにすると、インスタンスにアタッチされている時は選択したデ フォルトのパフォーマンスタイプに、デタッチされている時はより低いコストに⾃動調整される • デタッチ済ボリューム⾃動チューニングは、設定を⾏ったりインスタンスからデタッチしてから14⽇後にスタート
  23. ブロック・ボリューム仕様 Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 34 VM.Standard2.2

    2 core, 30 GB RAM, ネットワーク帯域︓2 Gbps 50 GB Block Volume 480 KBPS x 50 = 23 MB/s VM.Standard2.1 1 core, 15 GB RAM, ネットワーク帯域︓1 Gbps 500 GB Block Volume 480 KBPS x 500 = 234 MB/s 性能上限 性能上限 VMインスタンスにアタッチした場合、 性能はインスタンスのネットワーク帯域の性能にも依存 容量 50GBから 32TB まで (1GB 単位) ディスク・タイプ NVMe SSDベース レイテンシ ミリ秒以下 インスタンス単位 の制限 インスタンスあたり32ボリュームのアタッチ、 1 PB (32 TB/ボリューム x 32 ボリューム) まで 永続性 AD内で複数ストレージ・サーバー間での複数レプリカを持つ セキュリティ データ格納時、もしくは転送時に暗号化 バックアップからの リストア (RTO) サイズに関係なく1分未満 バックアップ性能 (RPO) スナップショットで~30分以内 (2 TBの場合)
  24. Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 35 提案ポイント OCI

    Block Storageは、標準で⼗分な性能を提供。 さらにIOPSやスループットは後から⾃由に設定変更でき、 コストは“使った分だけ”の課⾦で済みます。 これにより性能とコストの最適バランスをシンプルに実 できます。 お客様に響くキーワードのご紹介
  25. ローカルNVMeの永続性 - リブート/⼀時停⽌ Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates

    37 OCIではインスタンス再起動後もデータは保持されるため、永続データ領域としてローカルNVMeを利⽤可能 • インスタンス削除時にはローカルNVMe上のデータは消去される インスタンスのリブートや 停⽌を⾏うとデータは 消去される ローカルNVMe SSD 101011010101010 100101010101010 010101010010101 00010011110101 インスタンス (VM/BM) ローカルNVMe SSD 101011010101010 100101010101010 010101010010101 00010011110101 インスタンス (VM/BM) インスタンスのリブートや 停⽌時にもデータは 保持される 「オラクルのクラウド・インフラストラクチャでは、永続的なストレージに NVMe を活⽤して、データベースやアプリケーションをホストできます。 ただし、他のクラウドプロバイダーは通常、このような機能を提供しません。他のベンダーではNVMe ストレージは永続的ではありませんでした。 これは、サーバーが停⽌したときに、このストレージにロードした数テラバイトのデータベースが失われることを意味します。 パートナーコメント
  26. Dense I/Oシェイプのインスタンスに内蔵されたローカルNVMeデバイス • ストレージのパフォーマンス要件が⾼いワークロード向け • OCIは、ローカルNVMe SSDのRAID、スナップショット、バックアップなどの機能を提供しないため、データ耐久性についてはユーザー が実装責任を持つ ローカルNVMe SSDデバイス

    Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 38 インスタンス シェイプ ローカル NVMeデバイス サポートされる 最⼩IOPS VM.DenseIO.E5.Flex 8 OCPU 6.8 TB (1ドライブ) 290 k 16 OCPU 13.6 TB (2ドライブ) 580 k 24 OCPU 20.4 TB (3ドライブ) 870 k 32 OCPU 27.2 TB (4ドライブ) 1160 k 40 OCPU 34 TB (5ドライブ) 1450 k 48 OCPU 40.8 TB (6ドライブ) 1740 k VM.DenseIO.E4.Flex 8 OCPU 6.8 TB (1ドライブ) 230 k 16 OCPU 13.6 TB (2 ドライブ) 460 k 32 OCPU 27.2 TB (4 ドライブ) 920 k VM.DenseIO2.8 6.4 TB (1 ドライブ) 206 k VM.DenseIO2.16 12.8 TB (2 ドライブ) 420 k VM.DenseIO2.24 25.6 TB (4 ドライブ) 843 k [opc@somehost ~]$ lsblk NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINT sda 8:0 0 46.6G 0 disk ├─sda1 8:1 0 512M 0 part /boot/efi ├─sda2 8:2 0 8G 0 part [SWAP] └─sda3 8:3 0 38G 0 part / nvme0n1 259:6 0 2.9T 0 disk nvme1n1 259:8 0 2.9T 0 disk nvme2n1 259:0 0 2.9T 0 disk nvme3n1 259:1 0 2.9T 0 disk nvme4n1 259:7 0 2.9T 0 disk nvme5n1 259:4 0 2.9T 0 disk nvme6n1 259:5 0 2.9T 0 disk nvme7n1 259:2 0 2.9T 0 disk nvme8n1 259:3 0 2.9T 0 disk [opc@somehost ~]$ 例)BM.DenseIO1.36。NVMeデバイスはnvmeで始まる。
  27. Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 39 提案ポイント OCI

    DenseIOシェイプなら、ローカルNVMeストレー を再起動後も保持可能。 ⾼速性とデータ持続性を両⽴し、安⼼して本番運⽤ 活⽤できます。 お客様に響くキーワードのご紹介
  28. オブジェクト・ストレージ/S3 (Amazon Simple Storage Service)概要 Copyright © 2025 Oracle and/or

    its affiliates 41 https://d1.awsstatic.com/webinars/jp/pdf/services/20190220_AWS-BlackBelt_S3_Glacier.pdf https://docs.oracle.com/cd/E97706_01/Content/Object/Concepts/objectstorageoverview.htm#limits https://www.oracle.com/cloud/storage/object-storage-faq.html https://docs.oracle.com/cd/E97706_01/Content/Object/Concepts/objectstorageoverview.htm#resources 1 ファイルのサイズ制限 冗⻑化 耐久性 データ読取り 構成要素 Object Storage 10TB データを3つのADに格納 ※ADが1つのリージョンはFDで冗⻑化 99.999999999% (イレブンナイン) 強い⼀貫性 バケット ・データ格納先のこと ・初期設定では最⼤10,000個まで作成可能 ・⾃テナントのリージョン毎に⼀意な名前である必要あり オブジェクト ・データ⾃体のこと ・コンソール/CLI/SDKからカスタムメタデータを指定可能 ・名称は⼀意である必要があるが、プレフィックスを使って ディレクトリのような概念を再現できる 名前空間 ・アカウント作成時に割り当てられた⼀意で編集不可な システム⽣成⽂字列 (Amazon S3にない要素) Amazon S3 5TB データを3つのAZに格納 ※S3標準の場合 99.999999999% (イレブンナイン) 強い⼀貫性 バケット ・データ格納先のこと ・初期設定では最⼤100個まで作成可能 ・グローバルで⼀意な名前である必要あり オブジェクト ・データ⾃体のこと ・コンソール等 からメタデータ(Content-Type等)を指定可能 ・名称は⼀意である必要があるが、プレフィックスを使って ディレクトリのような概念を再現できる キー ・⼀意にオブジェクトを特定できる⽂字列 ・プレフィックス + オブジェクト名 = キー
  29. オブジェクト・ストレージ/S3 (Amazon Simple Storage Service)概要 42 Copyright © 2025 Oracle

    and/or its affiliates https://d1.awsstatic.com/webinars/jp/pdf/services/20190220_AWS-BlackBelt_S3_Glacier.pdf Amazon Simple Storage Service オブジェクト 1 ファイル 5TBまで HTTP/HTTPS https://mybucket.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com /prefix/memo.txt OCI AWS オブジェクト 1 ファイル 10TBまで HTTP/HTTPS https://objectstorage.eu-frankfurt-1.oraclecloud.com /n/orasejapn/b/mybucket/o/prefix%2Fmemo.txt バケット名 プレフィックス名 オブジェクト名 名前空間 バケット名 プレフィックス名 オブジェクト名 ¥197.625 / 50 GB /⽉ ¥3,952.5 / 1 TB /⽉ ※リクエスト数は 1万で算出 (毎⽉最初の5万リクエストは無料) ※アウトバウンドNW転送量は未考慮 (とはいえ インターネット経由でも10TBまで無料 /FastConnect利⽤時は制限なく無料) ¥195 ($1.25 + $0.05) / 50GiB /⽉ ¥3,847.5 ($25.60 + $0.05) / 1TiB /⽉ ※リクエスト(PUT)数は 1万で算出 ※アウトバウンドNW転送量は未考慮 ※価格は東京リージョン、$1 = ¥150 で計算 Object Storage
  30. オブジェクト・ストレージの種類 43 Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates ストレージ階層

    特徴 耐久性 可⽤性(SLA) 標準ストレージ階層 (ホット) ⾼速、即時、頻繁なアクセスが必要なデータ向けストレージ。 データの取り出しは即時に実⾏可能。 標準バケットからアーカイブ・ストレージへのダウングレードは不可。 99.999999999% (イレブンナイン) 99.9% 頻度の低いアクセス (クール) アクセス頻度の低いデータ向き。標準ストレージ階層と⽐較して安価に 利⽤可能だが、アクセスする際にData Retrieval費⽤がかかる。 最⼩保存要件がある(31⽇) 同上 同上 アーカイブ・ストレージ 階層 (コールド) ほとんどアクセスされず、⻑期間保持、保存する必要があるデータ向きのス トレージ。 最⼩保存要件は90⽇ (90⽇以内に 削除、上書き、名前変更すると、 90⽇分の料⾦がかかる) ダウンロード前にオブジェクトをリストアする必要がある。 アーカイブ・バケットから標準ストレージへのアップグレードは不可。 同上 同上 《ステータス変化について》 ü 普段は「Archived」ステータス になっている。 ü リストアを実⾏後、データのダウンロードができるようになると、 「Restored」ステータス になる。 ü そこから ⼀定時間(デフォルトでは24時間)が過ぎると、 「Archived」ステータス に戻る。 クライアント アーカイブ・バケット アップロード ダウンロード不可 ダウンロード可 再アーカイブ リストア (最⼤ 1 時間) Archived Restored
  31. オブジェクト・ストレージの種類 44 Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates ストレージ階層

    特徴 耐久性 可⽤性(SLA) 標準ストレージ階層 (ホット) ⾼速、即時、頻繁なアクセスが必要なデータ向けストレージ。 データの取り出しは即時に実⾏可能。 標準バケットからアーカイブ・ストレージへのダウングレードは不可。 99.999999999% (イレブンナイン) 99.9% 頻度の低いアクセス (クール) アクセス頻度の低いデータ向き。標準ストレージ階層と⽐較して安価に 利⽤可能だが、アクセスする際にData Retrieval費⽤がかかる。 同上 同上 アーカイブストレージ 階層 (コールド) ほとんどアクセスされず、⻑期間保持、保存する必要があるデータ向きのス トレージ。 最⼩保存要件は90⽇ (90⽇以内に 削除、上書き、名前変更すると、 90⽇分の料⾦がかかる) ダウンロード前にオブジェクトを リストア する必要がある。 アーカイブ・バケットから標準ストレージへのアップグレードは不可。 同上 同上 《ステータス変化について》 ü 普段は「Archived」ステータス になっている。 ü リストアを実⾏後、データのダウンロードができるようになると、 「Restored」ステータス になる。 ü そこから ⼀定時間(デフォルトでは24時間)が過ぎると、 「Archived」ステータス に戻る。 クライアント アーカイブ・バケット アップロード ダウンロード不可 ダウンロード可 再アーカイブ リストア (最⼤ 1 時間) Archived Restored S3 Standard (標準) のストレージクラス に相当 S3 Standard-IA (標準低頻度アクセス) のストレージクラス に相当 S3 Glacier のストレージクラス に相当
  32. Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 45 提案ポイント OCI

    Object Storageは、アクセス頻度に応じてクラ を選択可能。 特にArchive Storageなら、業界最安⽔準のコスト ⻑期保管が可能。必要な時だけ取り出せるため、無 なコストを払う必要がありません。 お客様に響くキーワードのご紹介
  33. • NFS v3でアクセスするPOSIX準拠の共有ファイル・ストレージのマネージドサービス • 最⼤8エクサバイトまでスケーリング • 使った分(容量 x 時間)だけ課⾦ •

    機能 • NFS v3、 POSIX準拠、Network Lock Management(NLM) • 任意の時点での状態を保存するスナップショット機能 • スナップショットを切り離して独⽴させるクローニング機能 • 同⼀/他リージョンへのレプリケーション • ファイルシステムはデフォルトで暗号化 • オプションで転送中TLS暗号化もサポート(oci-fss-util / stunnel) • NFSエクスポートオプションによるセキュリティ • Kerberos認証、LDAP認可 • 管理コンソール、API/CLI、Terraform • Linux⽤のパラレルツール(partar, pRcp, parrm) OCIファイル・ストレージ・サービス Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 47 ・・・ NFSマウント ファイル・ストレージ インスタンス
  34. ファイル・ストレージ・サービス – ユースケース Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates

    48 汎⽤ ファイルシステム ビッグデータ・ 分析 HPC スケールアウト構成の アプリケーション Oracleアプリケーションの Lift & Shift 検証開発⽤ データベース マイクロサービス コンテナ EBS
  35. Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 49 提案ポイント OCI

    File Storage Serviceなら、完全マネージド NFSサービスを提供。 容量はペタバイト級まで拡張でき、 オンプレのNFSサーバをそのままクラウドに置き換えるよう 利⽤できます。 お客様に響くキーワードのご紹介
  36. Oracle Cloud Infrastructure ストレージ・サービス Copyright © 2025 Oracle and/or its

    affiliates 50 ローカル NVMe ブロック・ ボリューム ファイル・ ストレージ オブジェクト・ ストレージ アーカイブ・ ストレージ タイプ NVMe SSDベースの ⼀時ストレージ NVMe SSD ベースの ブロックストレージ NFSv3 互換 ファイルシステム 耐久性の⾼い オブジェクトストレージ ⻑期アーカイブと バックアップ 耐久性 耐久性はないが、 再起動後もデータは存続 耐久性あり (1AD内に複数のコピー) 耐久性あり (1AD内に複数のコピー) ⾼耐久性 (AD間で複数のコピー) ⾼耐久性 (AD間で複数のコピー) 容量 テラバイト以上 ペタバイト以上 エクサバイト以上 無制限 無制限 ユニット サイズ BM ︓ 51.2 TB VM ︓ 6.4〜25.6 TB 50 GB 〜 32 TB/Vol 32vol/インスタンス 最⼤8エクサバイト 10 TB/オブジェクト 10 TB/オブジェクト ユース ケース ビッグデータ、OLTP、⾼パフ ォーマンスのワークロード SAN のような機能を 必要とするアプリ (Oracle Database、エン タープライズアプリケーション) 共有ファイルシステムを 必要とするアプリ (EBS、HPC) ログ、画像、動画など ⾮構造化データ ⻑期的なアーカイブと バックアップ(Oracle Database バックアップ)
  37. カテゴリ OCIサービス名 AWSサービス名 ⽤途 オブジェクトストレージ OCI Object Storage Amazon S3

    ⾮構造化データ格納⽤。⾼耐久 (AWS: 11ナイン、OCI: 99.99999999%耐久性)、バケッ ト単位管理、REST API対応。アー カイブ階層も提供(S3 Glacier ⇔ OCI Archive Storage)。 ブロックストレージ OCI Block Volume Amazon EBS VMやベアメタルの永続ブロックデバイ ス。パフォーマンスをIOPS/スループッ ト単位で設定可能。スナップショットに よるバックアップ対応。 アーカイブストレージ OCI Archive Storage S3 Glacier S3 Glacier Deep Archive ⻑期保存⽤の低コストストレージ。 AWSは復元時間の階層が複数、 OCIはシンプルに低価格(2023年 以降の仕様)。 ファイルストレージ (NFS) OCI File Storage Amazon EFS NFSベースの共有ファイルシステム。ス ケールアウト可能で複数VMから同時 アクセス可能。 OCI ストレージサービスととAWSストレージサービスのマッピング表 Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 51 https://speakerdeck.com/ocise/ociji-shu-zi-liao-burotukuboriyumu-gai-yao
  38. ネットワークサービス サンプル構成 Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 53

    VPC AWS Public subnet Internet gateway NAT gateway AWS Transit Gateway Elastic Load Balancing AWS Site-to- Site VPN Private subnet VPC OCI Ste-to- Site VPN Subnet Subnet Internet Gateway NAT Gateway DRG Load Balancer OCIは、AWSと同等の機能を備えたネットワーク構成を設計・運⽤することが可能です。
  39. 仮想ネットワーク概要︓OCI VCN / AWS VPC AWS Cloud Region AZ1 AZ3

    AZ2 VCN(Virtual Cloud Network) • OCI 上に作成するプライベートネットワーク空間のこと • リージョン内に構築する • CIDRブロックは IPv4 、IPv6が使⽤可能で、⼀度定義した CIDR範囲の変更が可能 VPC VPC(Virtual Private Cloud) • AWS 上に構築したプライベートネットワーク空間のこと • リージョン内に構築する • CIDRブロックは IPv4 または IPv6 が使⽤可能で、⼀度定 義したCIDR範囲は変更不可(※ただしセカンダリ CIDR の追加 が可能) Tenancy Region AD1 AD3 AD2 VCN Region OCI AWS https://d1.awsstatic.com/webinars/jp/pdf/services/20190313_AWS-BlackBelt-VPC.pdf https://speakerdeck.com/ocise/ociji-shu-zi-liao-jia-xiang-kuraudonetutowaku-vcn-gai-yao?slide=5 Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 55
  40. Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 56 提案ポイント OCIでは

    VCNに後からCIDRブロックを変更可能。 既存構成を維持したままアドレス空間を柔軟に拡張で るため、重複問題にもスムーズに対応できます。 お客様に響くキーワードのご紹介
  41. Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 57 お客様の声 セキュリティの専⾨家ではないので、

    設定ミスで将来リスクが残るのが不安… なるべく仕組みで守りたい。
  42. 仮想ネットワーク概要︓OCI VCN / AWS VPC Region Security List & Network

    Security Group • Security List ︓ All Deny • Network Security Group ︓ All Deny VPC NACL & Security Group • NACL ︓ All Allow • Security Group ︓ All Deny Region VCN OCI AWS Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 58 VCN Subnet Subnet VPC Subnet Subnet 特徴 OCIはSubnet or VNICが空いていれば通信可能 AWSはSubnet and ENIが空いていれば通信可能 VM VM VM VM VM VM
  43. • サブネットに所属する仮想NICに適⽤されるファイア ウォールのルール • 各セキュリティ・リストには、インバウンド⽅向(イングレ ス)とアウトバウンド⽅向(エグレス) のルールを定義す る • ルールには通信の許可リストのみが定義可能

    • ステートフル・ルールとステートレス・ルールを両⽅サ ポート • 作成したセキュリティ・リストはサブネットに対してのみ 紐づけ可能で、サブネット内のすべてのインスタンスの 仮想NICにルールが⼀括適⽤される セキュリティ・リスト(=NACLに近い) Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 59 SUBNET A, 10.0.1.0/24 SUBNET B, 10.0.2.0/24 VCN, 10.0.0.0/16 Security List Security List SUBNET C, 10.0.2.0/24 Security List Direction CIDR Protocol Source Port Dest Port Stateful Ingress 0.0.0.0/0 TCP All 80 Stateful Egress 10.0.2.0/24 TCP All 1521
  44. SUBNET A, 10.0.1.0/24 VCN, 10.0.0.0/16 SUBNET B, 10.0.1.0/24 NSG-A NSG-B

    NSG-A Directio n CIDR Protocol Source Port Dest Port NSG-A Stateful Ingress 0.0.0.0/0 TCP All 80 NSG-B Stateful Ingress 0.0.0.0/0 TCP All 22 • 任意の仮想NICの集まりに適⽤されるセキュリティ・ ルールの設定 • NSGを使うと、セキュリティ・ルールの設定をサブネット と分離できる (セキュリティ・リストの場合はサブネット 単位でのみ適⽤可能) • NSG⾃⾝をソースまたは宛先としてルールに指定でき る (セキュリティ・リストではCIDRのみが指定可能) ネットワーク・セキュリティ・グループ (NSG) (=Security Groupに近い) Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 60
  45. Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 61 提案ポイント OCIのセキュリティリストは

    デフォルトで全て閉じられた状態。 そこから必要な通信だけを開ける⽅式なので、 ヒューマンエラーを最⼩化し、 “安全を前提にした運⽤”を実現できます。 お客様に響くキーワードのご紹介
  46. 忘れがちな部分で実はかかるコスト ネットワークに関連するコスト Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 63

    OCI AWS インターネット接続 10TB/⽉まで無料 ※FastConnect利⽤時無料 100GB/⽉まで無料 アウトバウンド転送 └ リージョン間 転送料 有料 ※FastConnect利⽤時無料 ※Backbone経由時10TB/⽉まで無料 有料 └ リージョン内 転送料 無料 ※AD内、AD間、別VCN間すべて無料 ⼀部有料 ※AZ内転送料は無料、AZ間*、別VPC間は有料 NAT Gateway 無料 有料 パブリックIPアドレス 無料 有料 Private Subnet ⇔ 仮想ネット ワークに属さないサービスとの接続 無料(Service Gateway) ⼀部無料 ※Gateway型のVPCエンドポイントは無料 (S3、DynamoDB) /Private Linkは有料 仮想ルータ 無料(DRG) 有料(Transit Gateway) * AWS PrivateLink、AWS Transit Gateway、AWS Client VPN経由の場合は無料 ※2022年4⽉調査時点
  47. OCI 外部データ転送 (Outbound Data Transfer) 課⾦のポイント Copyright © 2025 Oracle

    and/or its affiliates 64 リージョンA リージョンB AD AD AD Oracle バックボーン回線 インターネット 顧客データセンター Outbound Data Transfer 課⾦対象 (⽉10TBまでは無料) 無料 AD間 リージョン内は 無料 AD内 FastConnect プライベート・ピアリング FastConnect パブリック・ピアリング VPN接続
  48. Oracle Cloud Infrastructure は圧倒的低価格 ⾒落とされがちな、クラウドから外部へのデータ転送コスト ポイント1︓ 最初の10TBまで無償 (他社では100GBまで) ポイント2︓ 単価が安価

    (3.875円/GB) (他社の1/3-1/4) ポイント3︓ 閉域網接続では課⾦なし (接続ポート料⾦のみ) 外部へ(アウトバウンド通信)のデータ転送コスト 0 50 100 150 200 250 300 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 千円/月 送信データ(TB/月) オラクル 他社 100GBまで 無償 10TBまで無償 ¥12-17/GB ¥3.875/GB クラウド オンプレミス 他リージョン 他クラウド 発⽣ Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 65 * as of September 2024, Tokyo Region, 他社クラウドは1$=145円で計算 Network
  49. Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 66 提案ポイント OCIは

    アウトバウンドの最初の10TBが無料。 さらにネットワーク料⾦は 業界最安⽔準で、 予期せぬコスト膨張を防ぎます。 安⼼して⼤規模データを扱えるクラウドです。 お客様に響くキーワードのご紹介
  50. ネットワークサービス 仮想ネットワーク⽐較 Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 67

    仮想ネットワークに関するクラウドサービスの対応名称と、OCIにおける該当サービスの特徴について解説します。 機能 AWS OCI OCIサービス特徴 Address space CIDR CIDR - 最⼤5CIDR設定可能 - CIDR変更可能 Subnet Subnet Subnet - パブリックサブネット/プライベートサブネット IP Address IP Address IP Address - パブリックIPはエフェメラルまたは予約可能でどちらも無償 - プライベートIPは⼿動または⾃動割当 Security Network ACLs, Security Groups Security Lists(SL), Network Security Groups(NSG) - SLはサブネット単位、NSGはVNIC単位でアクセス制御 - ステートフル/ステートレス対応 - 許可のみ設定(拒否はない) - 初期値は許可なし Route Table Route Table Route Table - VCN外への経路を設定 Internet Gateway Internet Gateway Internet Gateway - パブリックサブネット〜Internet間の双⽅向通信 NAT Gateway NAT Gateway NAT Gateway - プライベートサブネットからInternetへの通信 - 無償(別途Outbound通信費⽤が必要) Service Gateway VPC Endpoint Service Gateway - VCNからOCIサービスへの通信 Peering VPC Peering Local VCN Peering - リージョン内のVCN間通信 - 基本的にはDynamic Route Gateway利⽤を推奨
  51. ネットワークサービス サービス⽐較 Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 68

    ネットワークサービスに関するクラウドサービスの対応名称と、OCIにおける該当サービスの特徴について解説します。 機能 AWS OCI OCIサービス特徴 Routing Transit Gateway Dynamic Route Gateway - VCN間、Site-to-site VPN, Fastconnectやリモートリージョンを接続 - 無償 LB Application Load Balancer, Network Load Balancer Flexible Load Balancers(FLB), Network Load Balancer(NLB) - FLBは保証帯域とバースト帯域を設定可能 - NLBは無償 Site-to-Site VPN Site-to-Site VPN Site-to-Site VPN - 無償(別途Outbound通信費⽤が必要) Dedicated line Direct connect Fastconnect - ポート料⾦のみ、Outbound通信費⽤無償
  52. カテゴリ OCIサービス名 AWSサービス名 ⽤途 DNS OCI DNS Amazon Route 53

    ドメイン登録・DNSホスティング・トラフィッ クルーティング。 ロードバランサー (L4/L7) OCI Load Balancer(FLB / NLB) AWS ELB(ALB/NLB/CLB) L4/L7ロードバランシング、ヘルスチェック、 SSL終端対応。 ファイアウォール Security List、NSG(Network Security Group) Security Group(SG)、Network ACL(NACL) インスタンスやサブネット単位の通信許可 ルール。OCIはNSGでリソース単位のセ キュリティ制御が可能。 VPN接続 IPSecVPN AWS Site-to-Site VPN オンプレとクラウドをIPsec VPNで接続。 専⽤線接続 OCI FastConnect AWS Direct Connect オンプレとクラウドを専⽤線で接続。帯域・ 接続ポイント選択可。 ピアリング(VPC間接 続) VCNピアリング VPC Peering(同リージョン / リージョン 間) 別VPC/VCN間のプライベート通信。リー ジョン間接続も可。 仮想ネットワーク︓OCIとAWS 主要サービスマッピング ② Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 69
  53. Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 71 「Skill Mapping」シリーズとは︖

    本シリーズは、オンプレミスや他クラウド(AWS/Azure/GCP)に精通した技術者が、既存の知識をベースにOCI(Oracle Cloud Infrastructure)を効率よく習得できるよう、サービスや設計思想の対応関係を整理・⽐較する学習セッションです。 「知っているもの」とのマッピングを通じて、OCIの理解と実践を加速させることを⽬的としています。 Ø 次回12⽉中旬予定 Ø 開催時間 13:30-14:30(13:15 接続開始) Webinar : OCI Skill Mapping Ø 問合せ ⽇本オラクル株式会社 アライアンス統括 セミナー事務局 [email protected] 実施⽉ セッション内容(予定) 内容 8⽉ AWSユーザーのためのOCI OCIとAWSのソリューションマッピング 基礎 10⽉ AWSユーザーのためのOCI NW編 外部接続・内部NW編 12⽉ AWSユーザーのためのOCI Database編 Oracle Database/MySQL/ PostgresSQL 等 2⽉ AWSユーザーのためのOCI 移⾏編 システムクラウド移⾏編 4⽉ 未定 GCP、Azure AWS以外のクラウド向け
  54. Oracle Training for Partner Learning Path - FY26 使える! 公開ドキュメント

    600以上の 技術解説スライド 技術資料の ポータル&リンク集 OCI の事例は ここで探せます OCI を触って学べる ハンズオンチュートリアル 開発者のためのポータル 毎週更新 OCI 版の ベストプラクティス 600以上の リファレンスアーキテクチャー 営業/Mrktg 販促/主幹 プリセールス ソリューションSE アカウントSE 構築 SE OCI Expert DB Expert 資格取得者 職種/ロール Foundations Associate Professional 対象 オプション 招待制 凡例 ハンズオン テキスト 技術資料 (活⽤資料集) Speaker Deck 開発者向け セミナー& コミュニティー 事例 リンク集 Well- Architected Framework アーキテク チャーセンター Learning Subscription (無償) Live Class (有償) Self-Paced Subscription (有償) 概要 ⼊⾨解説 スタート アップ セールス トーク ⾒積り Industry Day 売り⽅ 説明の仕⽅ ⾒積り ツール使い⽅ 業種ごとの シナリオ Breakout Session Deep Dive Success Journey Skill Mapping Win Story OCS* ⽅式設計 FY26 注⼒シナリオ 注⼒製品 深堀り 顧客事例 深堀り 他社クラウド 経験者向け 招待制 ワークショップ コンサル 有償メニュー Oracle University 資格 初級 中級 上級 *OCS = Oracle Consulting Service Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates 72 お申し込みページ https://go.oracle.com/OPN-seminar