Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
バックログを導入し やっぱやめた話
Search
ota42y
September 02, 2024
Technology
0
240
バックログを導入し やっぱやめた話
渋谷アジャイル#2 ゼロからのアジャイル試行錯誤
の発表資料です
https://shibuyagile.connpass.com/event/327530/
ota42y
September 02, 2024
Tweet
Share
More Decks by ota42y
See All by ota42y
PFNにある2つのKubernetes
ota42y
10
5.4k
ゼロから作るDeep Learning 2 3章 word2vec 3.1〜3.2
ota42y
1
460
Q&A for How to use OpenAPI3 for API developer
ota42y
0
2.5k
How to use OpenAPI3 for API developer (RubyKaigi 2019)
ota42y
5
20k
How should we face with microservices (我々はマイクロサービスとどう向き合うべきか)
ota42y
20
4.7k
DeepLearningの本番環境にSageMakerを利用してる話
ota42y
1
6.2k
検索結果の良さを計測して定量的に改善していく
ota42y
3
2.4k
Flutterを広めるために技術同人誌を作った話
ota42y
1
1.6k
何も考えずにCIや継続的デリバリーしたら辛くなった話.pdf
ota42y
0
2.9k
Other Decks in Technology
See All in Technology
SRE×AIOpsを始めよう!GuardDutyによるお手軽脅威検出
amixedcolor
0
170
BLADE: An Attempt to Automate Penetration Testing Using Autonomous AI Agents
bbrbbq
0
320
DynamoDB でスロットリングが発生したとき_大盛りver/when_throttling_occurs_in_dynamodb_long
emiki
1
430
マルチプロダクトな開発組織で 「開発生産性」に向き合うために試みたこと / Improving Multi-Product Dev Productivity
sugamasao
1
310
AWS Lambda のトラブルシュートをしていて思うこと
kazzpapa3
2
180
TypeScriptの次なる大進化なるか!? 条件型を返り値とする関数の型推論
uhyo
2
1.7k
Introduction to Works of ML Engineer in LY Corporation
lycorp_recruit_jp
0
140
アジャイルでの品質の進化 Agile in Motion vol.1/20241118 Hiroyuki Sato
shift_evolve
0
170
強いチームと開発生産性
onk
PRO
35
11k
[CV勉強会@関東 ECCV2024 読み会] オンラインマッピング x トラッキング MapTracker: Tracking with Strided Memory Fusion for Consistent Vector HD Mapping (Chen+, ECCV24)
abemii
0
230
Lambda10周年!Lambdaは何をもたらしたか
smt7174
2
110
OS 標準のデザインシステムを超えて - より柔軟な Flutter テーマ管理 | FlutterKaigi 2024
ronnnnn
0
210
Featured
See All Featured
4 Signs Your Business is Dying
shpigford
180
21k
Designing Dashboards & Data Visualisations in Web Apps
destraynor
229
52k
Optimising Largest Contentful Paint
csswizardry
33
2.9k
Fight the Zombie Pattern Library - RWD Summit 2016
marcelosomers
232
17k
Fireside Chat
paigeccino
34
3k
Writing Fast Ruby
sferik
627
61k
Fontdeck: Realign not Redesign
paulrobertlloyd
82
5.2k
Docker and Python
trallard
40
3.1k
It's Worth the Effort
3n
183
27k
The Pragmatic Product Professional
lauravandoore
31
6.3k
XXLCSS - How to scale CSS and keep your sanity
sugarenia
246
1.3M
Music & Morning Musume
bryan
46
6.2k
Transcript
バックログを導入し やっぱやめた話 渋谷アジャイル#2 ota42y
自己紹介 • おおた @ota42y (X/Github) • Engineer Manager in PFN
◦ ML以外だいたい全部やるエンジニアもやっています ◦ 最近作っていたサービスがでました、今ならトライアル期間で無料です! ▪ https://plamo.preferredai.jp/ ▪ 登録してね!
今日の話のまとめ • LLMを応用するチームのEMをやっている • 1チームで複数プロジェクトをやっていて全体像が見えづらかった • バックログを入れてチーム全体の動きややることを整理した ◦ 全プロジェクトを一つの軸で並べて整理できる ◦
相互に何をやっているかを明確にできる ◦ メンバーが複数のプロジェクトに入る・サポートに回るなど、横の協力がしやすい • ある程度動いていたが、徐々にワークしなくなっていった ◦ プロジェクトが独立して動いていき、 POの元チームとして動き始めた ◦ プロダクトバックログでやりたかったことが不可能になってきた • 結果としてチームのプロダクトバックログを廃止した ◦ 各プロジェクトチームでやることが管理されていく ◦ マトリクス組織のようにプロジェクトとは別軸のチームに変化
LLMの応用に特化したチーム • PFNでは純国産の生成AI基盤モデルを作っています • LLMを研究・訓練するチームと協力して LLMの応用を考えるチームのEMをしています LLM研究チーム LLM応用チーム 社内の別チーム LLM
プロダクト 作成したLLMやノウハウ LLMプロダクトの 開発・運用 LLMツールの 提供
結構新しいチーム • もともと別々のことをやっていたが本格化に伴い統合 ◦ Applicationを作っているチーム ◦ R&Dをやっているチーム • 統合したことで別々のことを一つのチームでやっており全体像が分かりづらく 上位のEM
Devチーム R&Dチーム 上位のEM 応用チーム
複数プロジェクトの同時進行 • およそ3つのプロジェクトを1チームで行うことに ◦ ベースとなるLLM周りは共通の部分が多い ◦ 技術Seedを育てるフェーズのため、基本的にプロジェクトはチーム内で完結 ◦ ただし、専任や兼任もあり、人のアサインもまちまち •
このプロジェクトのXをやっているが、他プロジェクトのYのほうが重要では?という ことが分かりづらくなった LLM応用チーム 社内の別チーム LLM プロダクト LLM プロダクト
バックログを導入して全体を一箇所で管理 • プロダクトバックログを整備し、すべてのプロジェクトを一元管理 • スプリントごとにGitHub Projectで管理 No 内容 Point 詳細
3 ユーザはAとBを比較できる 5 devに関連 8 Cにより効果を改善する 13 R&Dに関連 5 Dを確認できる 8 R&Dに関連 プロダクトバックログ スプリントバックログ
バックログを導入して全体を一箇所で管理 • どのプロジェクトで何をやっているか、それは他のプロジェクトのものにくらべて優先 度はどれくらいか?を管理できるように • なぜそれをやるのか?何をやったら完成か?が明確になった No 内容 Point 詳細
3 ユーザはAとBを比較できる 5 devに関連 8 Cにより効果を改善する 13 R&Dに関連 5 Dを確認できる 8 R&Dに関連 プロダクトバックログ スプリントバックログ
徐々にワークしなくなっていく • プロダクトの成長・ツールの本格運用が始まると規模が拡大 ◦ BizDevとの連携が強くなり、 POが配置されるなど ◦ 他チームからの応援 LLM応用チーム 社内の別チーム
LLM プロダクト LLM プロダクト BizDev PO BizDev PO Engineer Engineer
応用チームのバックログの重要度が下がる • POの元で話が動き始める ◦ 応用チームで考える から POを元にしたプロダクトチームが考える という形に ◦ 何を優先するか、誰に何をやってもらうかもそちらで考えるように 社内の別チーム LLM
プロダクト LLM プロダクト BizDev PO BizDev PO Engineer Engineer LLM応用チーム LLM プロダクト LLM プロダクト BizDev PO BizDev PO Engineer
応用チームのバックログは廃止に • 一つのバックログですべてを管理するのをやめた ◦ プロダクトチームでやることを管理してもらう ◦ 応用チームは横方向の協力関係や人のアサインレベルでの管理に特化 ◦ 最終的にマトリクス組織のような構造になっている 社内の別チーム
LLM プロダクト LLM プロダクト BizDev PO BizDev PO Engineer Engineer LLM応用チーム LLM プロダクト LLM プロダクト BizDev PO BizDev PO Engineer
課題は残されている • プロダクトではないものをどう管理するか ◦ ツールやノウハウ提供といった活動 ◦ LLM周りの全チーム共通で使う仕組みのメンテナンス • 人の負荷軽減 ◦
困っているチームメンバーを助けやすい仕組み ◦ 複数PrJにわたった人のタスクの優先順位 • 良い方法を模索中、、、マトリクス組織の運営とかに知見がありそう? 社内の別チーム Engineer LLM応用チーム LLM プロダクト LLM プロダクト BizDev PO BizDev PO Engineer LLM プロダクト LLM プロダクト BizDev PO BizDev PO Engineer