Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
情報共有戦略と戦術
Search
patorash
November 27, 2021
Technology
1
1.2k
情報共有戦略と戦術
2021-11-27(土)に行われました、オープンセミナー岡山@2021での登壇資料です。
patorash
November 27, 2021
Tweet
Share
More Decks by patorash
See All by patorash
exists?で起きるN+1問題にSetで対処する
patorash
0
720
DBのメタデータを管理する文化を作る
patorash
0
580
Stimulusのススメ
patorash
0
68
ActiveRecordの速度改善Tips2020冬
patorash
0
62
わかった気になる!OpenID Connect
patorash
2
1.9k
Indexの種類
patorash
1
740
Start-SQLの紹介
patorash
0
680
RailsアプリにGraphQLを導入してみた話
patorash
1
630
Other Decks in Technology
See All in Technology
Making your applications cross-environment - OSCG 2024 NA
salaboy
0
200
Python(PYNQ)がテーマのAMD主催のFPGAコンテストに参加してきた
iotengineer22
0
520
TypeScript、上達の瞬間
sadnessojisan
46
13k
EventHub Startup CTO of the year 2024 ピッチ資料
eventhub
0
130
アジャイルでの品質の進化 Agile in Motion vol.1/20241118 Hiroyuki Sato
shift_evolve
0
180
OCI Vault 概要
oracle4engineer
PRO
0
9.7k
強いチームと開発生産性
onk
PRO
35
11k
100 名超が参加した日経グループ横断の競技型 AWS 学習イベント「Nikkei Group AWS GameDay」の紹介/mediajaws202411
nikkei_engineer_recruiting
1
170
Amplify Gen2 Deep Dive / バックエンドの型をいかにしてフロントエンドへ伝えるか #TSKaigi #TSKaigiKansai #AWSAmplifyJP
tacck
PRO
0
390
SREが投資するAIOps ~ペアーズにおけるLLM for Developerへの取り組み~
takumiogawa
1
460
AI前提のサービス運用ってなんだろう?
ryuichi1208
8
1.4k
生成AIが変えるデータ分析の全体像
ishikawa_satoru
0
170
Featured
See All Featured
Happy Clients
brianwarren
98
6.7k
The Illustrated Children's Guide to Kubernetes
chrisshort
48
48k
Exploring the Power of Turbo Streams & Action Cable | RailsConf2023
kevinliebholz
27
4.3k
The Power of CSS Pseudo Elements
geoffreycrofte
73
5.3k
The Art of Programming - Codeland 2020
erikaheidi
52
13k
Keith and Marios Guide to Fast Websites
keithpitt
409
22k
Rebuilding a faster, lazier Slack
samanthasiow
79
8.7k
The Web Performance Landscape in 2024 [PerfNow 2024]
tammyeverts
0
110
ピンチをチャンスに:未来をつくるプロダクトロードマップ #pmconf2020
aki_iinuma
109
49k
GraphQLとの向き合い方2022年版
quramy
43
13k
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
50
7.2k
A better future with KSS
kneath
238
17k
Transcript
情報共有 戦略と戦術 2021-11-27(土) オープンセミナー岡山2021 株式会社リゾーム システム企画・開発部 第四グループ 尾古 豊明
目次 自己紹介 経歴の深堀 転機 インプット・アウトプットの捉え方 インプット手法 アウトプット手法 情報共有戦略 情報共有戦術 最後に
名前:尾古 豊明(おこ とよあき) twitter, GitHub: @patorash 所属:株式会社リゾーム システム企画・開発部 役職:専門職 仕事内容:
ショッピングセンターに関連するサービス開発 Ruby on Railsで自社サービスの開発・運用(8年目) 自己紹介
岡山県岡山市にある会社。31期目を迎える。 ショッピングセンター向けのシステム開発・コンサル等 基本的に自社開発。MS系とRails系の2チームがある。 Rails系のチームでは、AWS・Heroku・CircleCI・Mackerel等を使用。 株式会社リゾーム
経歴の深堀 その1 愛媛大学理学部生物科に進学 サイクリング部に入部 二十歳のお祝い金でデスクトップPCを買う 初めてのPCはIBM Aptiva(スリムタワー) Windows 98 SE
Pentium3 667MHz・メモリ128MB・HDD 20GB テレホーダイを契約 先輩から私がテレホーダイを契約したというだけの理由で、サ ークルのホームページを作るように言われる
経歴の深堀 その2 就職浪人して昼夜バイトしながら某Web制作コースを受講 なぜかネットワークの資格を取っておくことを薦められる ネットワークの資格を持っていたため、某社を薦められる 某社に就職。ネットワークエンジニアとなる(3交代制) 会社都合でPHPプログラマに転身(プログラミング未経験) リーマンショックを迎えるまで、デスマーチの日々
デスマーチの日々 動かない納期 オレオレフレームワーク 短納期・低単価 ボーナスカット 届かない仕様書 技術力不足 決まらない要件 納期直前の人員投入
こんなの絶対おかしいよ!
雑食で本を読みまくっていた 自己啓発 ノート術・速読・速聴 プログラミング システム開発・バグ管理 経営 SEO 資格取得 CCNA、基本情報技術者、ソフトウェア開発技術者、LPIC、簿記3級 会社にOSSフレームワークを採用することの提案・採用
TiDD(チケット駆動開発)の提案・採用 勉強を頑張った20代
転機
勉強会に参加 データベース系の勉強会だった記憶 懇親会に参加 他の勉強会のことも教えてもらう twitterやってる人が多いことに気付く twitterを始める 他の勉強会に参加 香川・徳島・岡山・広島辺りに遠征する日々 徐々に主催したり、登壇したりするようになった
経歴の深堀 その3 30歳で一度独立するも、色々大変だったので1年でやめて就活 31歳でリゾーム入社で岡山に引越し。RubyとRailsを始める 岡山の勉強会に参加。 岡山の勉強会が戦国時代に突入。 勉強会が毎週のようにある。被りまくる。 社内・社外で勉強会、読書会を開催。 Ruby, Railsを中心に活動
Rubyの勉強会以外に中国地方DB勉強会やOkayama.jsで発表 会社的にはデスマーチとは無縁の生活を送る
None
インプット=著者との対話 インプット=著者との対話
None
アウトプット=行動の一つ アウトプット=行動の一つ
他人には行動でしか伝わらない 〇〇しようと考えている 〇〇のほうがいいと思っていた 〇〇しないように気を付けている では、他人には伝わらない。 行動で表現しなければならない。アピールしなければならない。 その方法の1つがアウトプットである。
エンジニアの生存戦略と働き方(2018) 戦略的アウトプットでセルフブランディング 資格をアピールして周囲との差別化 「〇〇を頼める人」になる アウトプットが信頼を生む エンジニアリング×〇〇(なんか)(2020) リモートワークにおけるコミュニケーション 非同期コミュニケーションを前提とした徹底的なドキュ メント化(アウトプット) オープンセミナー岡山での学び
インプット手法 読書 SNSの紹介記事 はてなブックマークの記事 勉強会 読書会 ポッドキャスト
アウトプット手法 ブログ 勉強会 分報 Wiki チケット UML
情報共有戦略
戦略と戦術の 違いとは? 戦略 戦術 現状分析を行い、 課題や問題を整理し、 それを解決するための手立て 戦略を実行するために実行可能な レベルまで落とし込まれた行動
None
コミュニケーション を活性化させること
個人としての戦略 なんでも記事にする 発表駆動勉強 ラストマン戦略 組織として動くときの戦略 継続的にイベントを開催する 発表のハードルを下げる ドキュメント化して暗黙知から形式知に変換する 共通の知識を増やしてコミュニケーションコストを減らす 過疎化を防ぐ
情報共有戦略
戦略あっての戦術 戦略あっての戦術
戦略:「なんでも記事にする」に対する戦術 ハマったことはすぐにブログに書く ハマっている最中は逐一、分報に書く 読書の感想をブログに書く 勉強会の感想をブログに書く ふりかえりをブログに書く
どうして俺はいつも トラブルに遭うんだ…
ブログのネタが できたぜー!
戦略:「なんでも記事にする」に対する戦術 ハマったことはすぐにブログに書く ハマっている最中は逐一、分報に書く 読書の感想をブログに書く 勉強会の感想をブログに書く ふりかえりをブログに書く 会社のことをブログに書く
アウトプットするときの心得
アウトプットするときの心得 ディスらない その技術を好んで使っている人たちがいる 炎上の火種となりうる 釣りタイトルをつけない 後で見返すと恥ずかしい 炎上の火種となりうる 検索でヒットしやすいようにエラーメッセージは載せる 自分ならではのコンテンツを意識する 何事も自分事に絡めて書く
過去のインプット・アウトプットと繋げる
戦略:「発表駆動勉強」に対する戦術 とりあえず発表枠で申し込む 「なんか話します」 ネタをストックしておく 大体ブログに書いてるからそれをアレンジする
戦略:「ラストマン戦略」に対する戦術 ラストマン戦略とは? 何かに一番詳しい人を目指す戦略のこと。 部署やチーム内で一番詳しい、でいい 存在価値をアピールしやすい 若手でも取り組みやすい 私のラストマン戦略 「Railsチーム内でPostgreSQLに一番詳しくなる」 戦術 PostgreSQLの資格を取る(OSS-DB)
スロークエリ対策に取り組む
戦略:「継続的にイベントを開催する」に対する戦術 社内勉強会を月一で開催する イベントの1週間前であることを周知するBotを運用する 誰もネタがない場合は雑談会に切り替える ネタがないからといって、中止にはしない
戦略:「発表のハードルを下げる」に対する戦術 発表ネタはなんでもいいことを公言する 相談とか 近況報告とか 趣味の話とか
戦略:「ドキュメント化していく」に対する戦術 レビュー時にコードドキュメントを書くように促す 状況を見て、開発チームのルールに上記を入れる 思いついた課題はすぐにチケットにする チケットテンプレートを準備する READMEを保守する 口頭で伝えた後、その内容を即チャットで送る モブレビュー時は対象行にコメントを残す
戦略:「共通の知識を増やす」に対する戦術 チームで読書会を行う モブプログラミングを行う ベテランがどう作業するかを見せられる 便利なツールの使い方を指南する モブレビューを行う プルリクの修正点を担当者に説明してもらう その場で修正したほうがいい理由を伝えられる 即時でコメントでも残す
戦略:「過疎化を防ぐ」に対する戦術 雑談部屋になるべく投稿する おススメの本の話とか 本のセール情報とか 仕事には直接関係ないけれど当たりさわりのない情報 毎日15時からの雑談ルームにはできるだけ参加する 継続することで雑談する文化を育てる 雑談しなくとも、とりあえず場があれば、参加しやすい
以上!
最後に
頑張らなくてもいい
継続することだけは守る
あなたのアウトプットが 誰かのインプットになる