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「顧客の声を聞かなければ何も始まらない」 ── 顧客の声から生まれた『AI返信補助機能』の開発...

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「顧客の声を聞かなければ何も始まらない」 ── 顧客の声から生まれた『AI返信補助機能』の開発プロセス / AICon2026_shikata_imai

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Rakus_Dev

July 20, 2026

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Transcript

  1. はじめに|自己紹介 自己紹介 大輔 四 四方 楽楽自動応対AI開発課 陸斗 今 今井 楽楽自動応対AI開発課

    担当:本セッション前半(開発の出発点〜方針転換) 経歴:(※要確認・プロフィール記入欄) ひとこと:(※要確認) 担当:本セッション後半(AIネイティブ開発プロセ ス) 経歴:(※要確認・プロフィール記入欄) ひとこと:(※要確認) 1人15秒・計30秒で簡潔に。※経歴・顔写真は登壇者情報が未提供のためプレースホルダ(要確認)。顔写真を差し込む場合は左のアイコン枠に配置可。 #RAKUSMeetup © RAKUS Co., Ltd. 2
  2. はじめに|アジェンダ 本日の流れ ── 2部構成のリレーセッション 前半 良かれと思った「自動生成」のつまずき 後半 正解がない中、顧客が本当に求めている機能を見つけ出すAIネイティブ開発 四方 今井

    #RAKUSMeetup 目標精度は達成、しかし使われない。原因を探り、顧客起点への方針転換にたどり着くまで。 「超速PoC」で候補機能を載せ切って、顧客に動くものを見せる。 そこから得られる本音を元に、本当に必要な機能とターゲットを絞り込むまで。 © RAKUS Co., Ltd. 3
  3. 01 出発点 2025年10月、メール作成エージェント機能をリリース 狙いは「メール作成にかかる時間を極小化し、業務を楽にする」 受信メール AI が読み取り 返信文案を自動生成 → →

    問い合わせ本文 過去の送信メール(ナレッジ)を参照 ワンクリックで下書き 受信メール本文をAIが読み取り、過去の送信メール(ナレッジ)を参照して返信文案を自動生 成 #RAKUSMeetup © RAKUS Co., Ltd. 5
  4. 02 つまずき 悪くない、でも使われない ── 原因不明の半年 リリース前の精度検証 本番環境での利用率 目標精度は担保できていた 事業部から「“コレじゃない”感」 目標達成

    低迷 LLMのトレースの仕組みを用意しておらず、本番でどんな生成が起きているかが見えない ブラックボックス状態 改善の糸口を掴めないまま、半年間が経過 #RAKUSMeetup © RAKUS Co., Ltd. 6
  5. 03 転機 業務フロー解剖 ── 増やしてしまった「確認の手間」 作成 メール確認 → アサイン →

    AIが自動生成 → レビュー → 送信 自動生成の導入後も、「作成」以外の工程(確認・アサイン・レビュー)は不変 変化点:AIが作った返信文が正しいか確認・修正する手間が増えた 楽にしたつもりが、かえって現場の業務負荷を増大させていた #RAKUSMeetup © RAKUS Co., Ltd. 8
  6. 04 学びと再出発 方向転換 ── 材料を先に見せる『AIメールアシスタント機能』へ BEFORE いきなり本文を自動生成する AFTER:プランモード → 作成に必要な“材料”を先に見せる

    (要約 / 類似の過去問い合わせ / テンプレート) 狙い:生成前の段階で方針と根拠を提示し、ユーザーの納得感と安心感を担保 直面した壁:必要な機能やUI/UXの「正解」が誰にもわからない ── 議論では決められない → “正解”を見つけるために、再び顧客に訊く。 #RAKUSMeetup © RAKUS Co., Ltd. 10
  7. 05 プロセスのAIネイティブ化 正解不明を突破する ── プロセスのAIネイティブ化 BEFORE 仕様書で議論して合意 AFTER → 作ったら「なんか違う」が繰り返される

    → 動くものを見ながら仕様を決める 今までのやり方を捨てて、開発プロセス自体を作り替えた 環境変化:コーディングの大半をAIに任せられる時代 ── "書くコスト"が激減したから可能に 議論の土台を「ドキュメント」から「動くもの」へ #RAKUSMeetup © RAKUS Co., Ltd. 11
  8. 05 プロセスのAIネイティブ化 Claude Code × バイブコーディングによる超速PoC構築 STEP 1 仮説立案 仮説が立った瞬間に着手

    STEP 2 → Claude Code で爆速実装 → 数時間〜1日でPoC作成 STEP 3 即・実機デモ 顧客に判定してもらう 思いつく機能を全部乗せて顧客に見せる ── 事前に絞らず、選別は顧客に任せる 目的は綺麗に動くことではなく、使える/使えないを議論するための 「たたき台」 を作ること #RAKUSMeetup © RAKUS Co., Ltd. 12
  9. 05 プロセスのAIネイティブ化 現場に見せて初めて分かる「要・不要」 選別の主体は開発者ではなく顧客。動くものを見せた時だけ、現場は業務に当てて本音を返せる。 × CUT(不要) 要約・回答方針など、AIの主観が入る機能 「AIの判断が正しいか結局確認するので、かえって 邪魔になる」 ◦

    KEEP(必須) テンプレート提案機能 文章の添削機能 ── 「極めて便利」 → 候補を全部乗せて見せたからこそ、業務フロー上で本当に必要なコア機能だけを抽出できた。 #RAKUSMeetup © RAKUS Co., Ltd. 13
  10. 05 プロセスのAIネイティブ化 ターゲット解像度の向上 ── 「新人」の1点に収束 BEFORE メール返信業務をする人 全員 曖昧なターゲット像 →

    AFTER 文章を一から作れない 新人 AIの価値と現場のペインが噛み合う唯一のセグメント ヒアリングで見えたこと:ベテランは既にスラスラ書ける ── AI補助はむしろノイズ 新人は「一から文章を作る」ことに時間と精神的負荷がかかっている エンジニア自らが顧客と対話し、業務フローを把握 = 「顧客志向」の具体的実践 #RAKUSMeetup © RAKUS Co., Ltd. 14
  11. 06 まとめ 明日から実践するアクションプラン 最速で「使われるAIプロダクト」を創る3ステップ まず顧客の業務フローを聞きに行く 1 仕様書より先に、現場の一次情報を取りに行く 2 AIツールで、1日で動くPoCに仕立てる 綺麗さより判定できることを優先

    ── 思いつく機能を全部乗せる 動くものを見せて、顧客に選別してもらう 3 実際に使うのは顧客 ── 使える機能かどうかは顧客が知っている #RAKUSMeetup © RAKUS Co., Ltd. 16