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【LT】ユーザインタフェース評価入門

 【LT】ユーザインタフェース評価入門

RyokaNAKAI

June 26, 2020
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  1. ユーザビリティとは ヤコブ・ニールセン博士の定義 ・学習しやすさ ・効率性 ・記憶しやすさ ・ヒューマンエラー ・主観的満足度 参考文献 ・Nielsen, J.

    (1989). Usability engineering at a discount. In Salvendy, G., and Smith, M.J. (Eds.), Designing and Using Human–Computer Interfaces and Knowledge Based Systems, Elsevier Science Publishers, Amsterdam. 394-401. ・Nielsen, J. (1990). Big paybacks from ‘discount’ usability engineering. IEEE Software 7, 3 (May), 107–108.
  2. 評価実験の設計 範囲        何をテストするのか。 目的       

    何のためにテストするのか。 日時と場所  テストの期間および実施する場所の設定。実験室が必要なのか、被験者は遠隔地でテストするのか。       どんな頻度でテストするのか。複数の場所でテストを実施するのか。レンタル費用は発生するのか。 セッション  サンプルサイズはいくつか。 設備        どのような技術、材料、リソースが必要か。 被験者      ターゲットユーザーは誰か。どこで調達するのか。被験者の時間または交通費を補償するのか。 シナリオ    ユーザーは誰か。被験者は何のためにいるのか。ユーザーにはどんな目的があるのか。 指標        各シナリオにおいて、被験者の行動を測る指標を設定する 参考文献: ・UsabilityGeek ・実験心理学の基礎(1992)
  3. ユーザビリティの評価指標 学習しやすさ        操作練習時間 効率性       

          タスク処理時間 記憶しやすさ        各実験ごとの操作練習時間とタスク処理時間の比較 ヒューマンエラー    タスク処理中の操作ミス回数 主観的満足度        アンケート、インタビュー
  4. ユーザビリティの評価指標2     タスクの完遂 :もっとも率直かつ重要なユーザビリティの尺度で、被験者が正しく完了したタスクの割合を測る     重大なエラー :ユーザーがワークフローから逸脱するなど、ユーザーがタスクを完了できなくなるエラー 重大でないエラー:被験者が自分で解消できる、タスクの完了に影響を及ぼさないエラー

        エラーフリー率 :エラーなしにタスクを完了した被験者の割合   タスクの完了時間 :被験者がタスクを完了するまでにかかった時間 タスクレベルの満足度:難しいタスクにフラグを立てる テストレベルの満足度:被験者の全体を通した体験の感じ方を評価する
  5. まとめ UI設計の目的 ユーザビリティの向上 ユーザインタフェース設計に必要な能力 ・ヒューマンインタフェース工学 ・認知心理学 ・カウンセリング能力 ・統計学 ・研究リテラシー ユーザビリティとは

    ・学習しやすさ ・効率性 ・記憶しやすさ ・ヒューマンエラー ・主観的満足度 ユーザビリティの評価方法 ・ユーザビリティテスト ・アンケート ・アイトラッキング ・ヒューリスティック評価 ・ユーザインタビュー