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cazoeTell_カウントまでの流れ

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April 25, 2025

 cazoeTell_カウントまでの流れ

AI個数カウントアプリ cazoeTell でのカウントまでの流れを説明します。

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April 25, 2025
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Transcript

  1. 01 02 03 04 カウントまでの流れ CazoeTell 画像収集 アノテーション 学習 カウント

    ver.2 カウントを行うまでの流れを説明します。 iPhone端末上で カウントを行うためのアプリケーション カウントを行うための 学習モデルを作成するアプリケーション カウントアプリ 学習アプリ
  2. 高 速 ・ 高 精 度 の AI カ ウ

    ン ト SKYLOGIQ cazoeTell cazoeTellは カウントアプリ と 学習アプリ の2つがあり、 これらを連携して使用するシステムの総称となっています。 iPhone上(アプリケーション内)でカウントをします。 カウントアプリはAppStoreから無料でダウンロード ができます。 スマホで撮影した画像に対して アノテーション(カウント対象物を教える作業)を 行い、学習モデルを作成するWindows アプリです。 カウントアプリ 学習アプリ 2 IOS14.0以上のiPhone iPad、iPod touch androidには対応していません。 スカイロジックから送られたインストーラーでインストールしてください。 USBドングルが接続されていないと起動できませんのでご注意ください。
  3. カウントアプリ 01 02 03 画像収集 iPhone端末上のカウントアプリまたはPCに接続したカメラを使用して、学習に使用するための画像を収集します。 今回は iPhone 端末で画像収集する例でご説明します。対象物として、木ダボを使用しています。 ※ここで作成する品種は画像を収集するためだけに使用し、

    最終的には削除します。 カウントに使用する学習モデルは PC側で別途作成し、後からiPhone側でダウンロードします。 cazoeTell iPhone でカウントアプリを起動し モデルの「作成」をタップします。 モデル名をつけて、サムネイルを 撮像し、作成を実行します。 教師画像取得で撮像画面に進み、 対象物を撮像します。 高 速 ・ 高 精 度 の AI カ ウ ン ト SKYLOGIQ cazoeTell 4 画像収集で撮影した画像は端末内には残りますが、 クラウド上にアップロードされることはありません。
  4. 04 06 05 cazoeTell 今回はモデル作成の元となる画像と して、カメラを近付けたり遠ざけた りして、10枚画像を用意しました。 iPhoneとPCを同じネットワーク上に接続 し、送信先となるPCのIPアドレスを指定し ます。PC側で学習アプリが起動した状態で

    転送を実行すると、PC側の既定のフォルダ に画像が転送されます。 撮像が完了したら 画像をPCに転送します。 転送された画像は下記のフォルダに格納されます。 C:\Users\[ユーザー名] \AppData\Local\SKYLOGIQ\cazoeTell\Settings_IOS 学習アプリ 起動 注意 転送中にアプリを閉じないでください 高 速 ・ 高 精 度 の AI カ ウ ン ト SKYLOGIQ cazoeTell 5 距離や角度などのバリエーションは 実際のカウント時と同様にして下さい
  5. 画像撮影時の注意点 cazoeTell 高 速 ・ 高 精 度 の AI

    カ ウ ン ト SKYLOGIQ cazoeTell 良い例 悪い例 1 対象物が重なったり隠れたり していると、正確なカウント が困難になるためです。 対象物の端面をなるべく揃えて撮影してください。 端面が揃っている 重なり、隠れている 良い例 悪い例 斜めから撮影すると、 画像内の対象物サイズにばら つきが生じ、正確なカウント が困難になるためです。 2 対象物が極端に斜めから撮影されている場合 対象物は出来る限り正面から撮影してください。 撮影条件が一定の場合、 同じサイズの対象物だけがカウントされ、 正確なカウントが困難になるためです。 3 対象物の大きさが一定になってしまっている場合 撮影距離や角度を変え、対象物をさまざまな大きさで撮影してください。 正面から撮影が出来ている 斜めから撮影をしている 画像上の大きさに変化がある 画像上の大きさに変化がない 対象物が重なったり隠れたりしている場合 6 良い例 悪い例 ※距離や角度などのバリエーションは 実際のカウント時と状況に合わせてください
  6. 学習アプリ 01 02 03 cazoeTell 高 速 ・ 高 精

    度 の AI カ ウ ン ト SKYLOGIQ cazoeTell 設定 1 のアノテーションの項目で 「開く」を実行すると教師画像を 格納するための【Labels】という フォルダが表示されます。 アノテーション アノテーションとはカウント対象物 1 つ分の情報を与える作業です。 アノテーションを行うために学習アプリで品種を新規作成します。 新規作成 任意の名前をつけます。 アノテ開始を実行するとアノテー ションウィンドウに移動します。 7 転送された画像は下記のフォルダに格納されます。 C:\Users\[ユーザー名] \AppData\Local\SKYLOGIQ\cazoeTell\Settings_IOS ここに画像収集で用意した画像を 貼り付けします。
  7. 04 05 cazoeTell アノテーションウィンドウでは対象物1個に対し 1個のペンで塗りつぶすような形式でマー カーを 配置していきます。 アノテーションが完了したら画像のデータ拡張を 行います。cazoeTellの学習では合計で 200枚以上

    の教師画像を使用することが望ましいです。 マーカーの大きさは対象物の輪郭より一回り小さ いくらいが丁度良いです。 アノテーションは全ての対象物に対して行う必要 があります。また同様の作業を10枚の画像全てに 対して行います。 今回は10枚の画像に対し、 上下反転、左右反転、90度ずつの回転、明るさの調整 を行い、 合計で360枚の画像としています。 高 速 ・ 高 精 度 の AI カ ウ ン ト SKYLOGIQ cazoeTell 8 データ拡張は、実際のカウント時に起こりうる状況 (角度や明るさ)のバリエーションを含めて行います。
  8. アノテーション時の注意点 cazoeTell 高 速 ・ 高 精 度 の AI

    カ ウ ン ト SKYLOGIQ cazoeTell 1 アノテーション時の良い例・悪い例 良い例 悪い例 2 3 アノテーションが 繋がっている アノテーションが対象 物からはみ出している アノテーションを し忘れている 1 対象物に合わせて ペンの太さを調整して アノテーションを行います 9
  9. cazoeTell 高 速 ・ 高 精 度 の AI カ

    ウ ン ト SKYLOGIQ cazoeTell 2 形状別のアノテーション方法例 各対象物の形状に応じて適切なアノテーションを行うことで、正確なカウントに繋がります。 2 ※悪い例は前ページの  を参考にして下さい。 アノテーションの悪い例   四角・棒状 1 T字・L字型 の対象物 の対象物 10
  10. 学習アプリ 01 02 学習 アノテーションと水増しが完了したら学習を実行します。 cazoeTell 学習を開始するとグラフが表示されます。 グラフは学習を停止する目安として使用します。 モデルが完成したら画像を読み込ませて カウントの状況を確認します。

    縦軸のLOSSの値が0.1を下回り、ある程度横ばいの状態 になったら学習を停止してモデルの状況を確認します。 LOSSが下がって安定した状態のグラフ 問題なくカウントできることが確認でき たら、モデルは完成です。 高 速 ・ 高 精 度 の AI カ ウ ン ト SKYLOGIQ cazoeTell 11
  11. カウントアプリ 01 02 03 カウント モデルをダウンロードしてカウントを行います。 cazoeTell カウントアプリ側で モデルをダウンロードします。 品種名をタップすると

    ダウンロードが始まります。 ダウンロード後、 使用するモデルを選択します。 ダウンロードが完了すると保存済と表示されます 高 速 ・ 高 精 度 の AI カ ウ ン ト SKYLOGIQ cazoeTell 13
  12. cazoeTell 高 速 ・ 高 精 度 の AI カ

    ウ ン ト SKYLOGIQ cazoeTell カウント数の してカウントができます。 エリアを指定 カウント追加機能 指定したエリア内をカウントします タップして、数量を調整します カウントしたいエリアを指定します 調整した数量でカウントします ができます。 調整 15
  13. cazoeTell 高 速 ・ 高 精 度 の AI カ

    ウ ン ト SKYLOGIQ cazoeTell セキュリティについて 16 モデル作成の際に設定するサムネイル画像 に関しては、暗号化されずにクラウド上にアップロード されますので、外部に出ても問題のない画像をご登録ください。 サーバーにアップロードされる学習モデルに対して SHA256 を用いて暗号化を施しております。 そのためモデルが仮に盗聴されたとしても、モデルで扱っている対象物の情報や学習に使用した画像が 外部に流失する危険性はございません。 SHA256はいわゆる暗号学的ハッシュ関数の一つで、出力値には規則性がなく計算過程に逆算困難な一方向関数を含むため ハッシュ値から入力値を割り出したり同じハッシュ値となる別の入力値を生成するのは容易ではありません。 現在でも広く安全とされ、多くのセキュリティプロトコル(TLS、デジタル署名など)に使用されています。 cazoetellが運用されているサーバーは ISMS (Information Security Management System)の国際規格 ISO/IEC27001 の認証を取得しています。 これは情報資産を保護するための組織的・技術的な管理体制を評価・認証する国際基準です。 この認証を通じて当サーバーの機密性、完全性、可用性が国際的に信頼性の高い水準であることが 証明されています。 サーバーについて 暗号化について