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脱 雰囲気実装! AgentCoreを良い感じに WEBアプリケーションに組み込むために

脱 雰囲気実装! AgentCoreを良い感じに WEBアプリケーションに組み込むために

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Takuya Yonezawa

March 18, 2026
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  1. 1 © 2026 Japan Digital Design, Inc. Takuya Yonezawa 2026.03.19

    脱 雰囲気実装! AgentCoreを良い感じに WEBアプリケーションに組み込むために AgentCore Lunch オンライン 〜本格アプリ開発ノウハウ編!〜
  2. 2 © 2026 Japan Digital Design, Inc. 米澤 拓也 Software

    Engineer Technology & Development Div. and Corporate Culture室 プロフィール 前職ではCCoE、現職ではSoftware Engineer。 フロント/バックエンドの実装からインフラ構築など何でもやってます 証券系→銀行系 と 金融×IT なキャリアを歩んでいます 生息地:大阪 & 奈良 Community Builder (Serverless) 2023~ AgentCore/Strandsは先月入門して趣味でやってます takuya_y0ne
  3. 5 © 2026 Japan Digital Design, Inc. 本日のターゲット - AgentCoreを本格的にアプリケーションへ

    組み込んでいく予定の方 - 「とりあえずヌルヌルした画面作って!」 と言われてしまった方 AgentCore自体の話は少なめです。 その辺は神野さんが語ってくれます。
  4. 11 © 2026 Japan Digital Design, Inc. Server Sent Eventは

    技術としては昔からあるもの Server Sent Event (SSE) 2004年に初めて仕様化 ※1 ※2 サーバからクライアントに逐次的に データを送信するための仕組み HTTPベースで実現される サーバ→クライアントの単方向通信 ▪ なんで今さら? LLMの回答生成には時間がかかる。 回答生成が完了してから一発で レスポンスを返すような従来方式だと、 UX的に微妙なので再注目されている。 ※1 https://html.spec.whatwg.org/multipage/server-sent-events.html Client Server https://developer.mozilla.org/ja/docs/ Web/API/Server-sent_events/Using_server-sent_events ※2 HTTPで接続 データ データ データ HTTP接続終了 ・・・
  5. 12 © 2026 Japan Digital Design, Inc. WebSocketは? クライアント側のポーリングは? 玄人の方向け

    WebSocketやクライアント側の ポーリングだと、 - 双方向のハンドシェイク - クライアント側の処理負荷増大 などをケアして上げる必要があり、 アプリケーションが複雑になる WebSocketに対応していない プラットフォームもある その点 Server Sent Eventは単方向の HTTPベースなのでトータルすっきりする (ロジックミスで無限Client Pollingとか しちゃったら泣ける) Client Server データ取得 データ取得 データ取得 ・・・ Client Server WebSocketコネクション確立 データ送受信 WebSocket Client Polling
  6. 13 © 2026 Japan Digital Design, Inc. Server Sent Eventの中身

    https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/API/Server-sent_events/Using_server-sent_events
  7. 14 © 2026 Japan Digital Design, Inc. Server Sent Eventの中身

    https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/API/Server-sent_events/Using_server-sent_events AgentCoreで特に意識しないといけないのは この”data”という項目
  8. 15 © 2026 Japan Digital Design, Inc. 実際に Strands on

    AgentCore が 返してくるSSEデータの中身を眺めてみる
  9. 19 © 2026 Japan Digital Design, Inc. この細切れのデータを組み立てると 「こんにちは!今日はお手伝いできることはありますか」 になる(=Strandsの応答)

    キー名が”event”のデータのみ抽出 Agent実行で消費されたトークン数 キー名が”event”のデータのみ抽出
  10. 24 © 2026 Japan Digital Design, Inc. messageStart contentBlockStart contentBlockDelta

    contentBlockStop messageStop metadata ▪ メッセージ開始イベント アプリケーション上は無視してOK ▪ ツール利用時に出力される どのツールを利用するか?等が出力される ▪ 回答生成時/ツール利用時に出力される モデルの回答やツールへのインプットなどが出力される ▪ 回答生成時/ツール利用時に出力される モデルの回答停止やツール利用時の停止イベント ▪ メッセージの停止イベント 各ブロック毎にモデルの回答生成が完了したら出力される ▪ モデル回答が完了する際に出力される トークン利用量やレイテンシーが出力される
  11. 35 © 2026 Japan Digital Design, Inc. 設計の大方針: - インフラの面倒を見たくないのでサーバレス

    - API-GWの周辺機能に乗っかりたい (APIキーによる流量制御/CognitoによるAPI認証) - CDK(Pipelines)で良い感じにデプロイ回したい - AgentCoreとかAPI-GWがサ終しても移植可能
  12. 36 © 2026 Japan Digital Design, Inc. Strandsの中の構成。ただの私の趣味です Master Agent

    WEB検索Agent (MCP) What’s New 検索Agent AWS環境 調査Agent 不動産情報 取得Agent フロント実装Tips 取得Agent Knowledge Bases Knowledge Bases StrandsTools RSS tavily
  13. 39 © 2026 Japan Digital Design, Inc. Lambdalith - Lambda+Monolith

    - Lambdalith ? REST APIのルーティング処理を 単一のLambda関数に集約するという 設計アプローチ 非Lambdalithでは、APIのパス毎に Lambda関数を定義し、ミニマムな処理 構成を目指すのが一般的 (HTTPパス×メソッド毎に切るというケースもある) Lambdalisth / 非Lambdalith もちろんどちらもトレードオフである。 非 Lambdalith Lambdalith API-GW API-GW Lambda Lambda /history /search /user /history /user /search Logs Logs
  14. 40 © 2026 Japan Digital Design, Inc. Lambdalith - Lambda+Monolith

    - Lambdalith ? REST APIのルーティング処理を 単一のLambda関数に集約するという 設計アプローチ 非Lambdalithでは、APIのパス毎に Lambda関数を定義し、ミニマムな処理 構成を目指すのが一般的 (HTTPパス×メソッド毎に切るというケースもある) Lambdalisth / 非Lambdalith もちろんどちらもトレードオフである。 API-GW API-GW Lambda Lambda /history /search /user /history /user /search Logs Logs Lambdalith 非 Lambdalith - 各Lambdaごとに関心の分離 ex.) アクセス先リソース/IAM権限 etc… - Lambdaロジックのスリム化 - Lambda関数のバンドルサイズ圧縮 - バグった時の影響範囲が小 良い点 - 付随リソースの集約 ex.) IAMロール/CloudWatch Logs - コールドスタート発動確率の低減 - 移植/開発容易性(シングルソース) - ローカルでの開発体験◦ 良い点
  15. 43 © 2026 Japan Digital Design, Inc. Lambda Web Adapter

    (LWA) パターン #1 LambdaでWEBフレームワークを 動かすためのOSS。 通常のDockerファイルに1行追加する だけでLambda互換仕様にできる。 実は JAWS DAYS 2025、 JAWS PANKRATION 2024のサイトも LWAで動かしている。 (App Runnerから引っ越した) たまに動き遅いけど許してね いつものDockerfileに魔法のコマンドを1行追加 上記はJAWS PANKRATIONのLWA版Dockerfile (モノレポ構成でのNext.js) もちろんNest.jsやExpress, FastAPIも行ける
  16. 45 © 2026 Japan Digital Design, Inc. CDK × パターン

    #2 CDKプロジェクト配下で組むと最高 CDKのNodejsFunctionを利用すると 丸ごとjsにバンドルしてLambdaへ展開可能 (コンテナイメージを作らなくて良い!) CDKの世界線でロジックを書きつつ、 ローカルでのDevEx向上(後述) https://hono-ja.pages.dev/docs/getting-started/aws-lambda Hono(Lambda)の ロジックコード CDKでの Lambdaリソース定義
  17. 46 © 2026 Japan Digital Design, Inc. ローカルでLambda用のHonoを ガシガシ開発/検証したい! パターン

    #2 もちろんできます @hono/node-server というパッケージを 利用すればローカルでhonoを動かせる (ホットリロードもできる) ストリーミング処理を簡単に書けるのも嬉 Honoのアプリ定義 Lambda用ハンドラ定義 ローカル起動用サーバ定義 [参考] https://www.youtube.com/watch?v=9tR3dYFFyTQ
  18. 47 © 2026 Japan Digital Design, Inc. ローカル開発の体験 デプロイの楽さ LWAよりシンプルに動かせる

    ※1 の観点でHono on Lambdaを採用した (※1) - LWA上のFWが/tmp以外に書き込もうとして異常終了する - SigV4署名のケアが不要 など
  19. 48 © 2026 Japan Digital Design, Inc. Local w/ HotReload

    (Vite Server) Local w/ HotReload (Hono Server) AWS環境 DynamoDB AgentCore/ KnowledgeBase ローカル開発どんな感じでやってるか? フロント部分/Hono部分はローカルサーバで ホットリロードを効かせつつ実装を進める HonoはOpenAPIに対応しているのでスキーマ駆動
  20. 49 © 2026 Japan Digital Design, Inc. Local w/ HotReload

    (Vite Server) AWS環境 API-GW+Lambda(Hono) AWS環境 DynamoDB AgentCore/ KnowledgeBase ローカル開発どんな感じでやってるか? Hono部分をAWS環境(API-GW+Lambda)に 持っていってもローカル環境時と同じように動くので 環境差分による事故が少なくて済む API-GW Lambda (Hono)
  21. 52 © 2026 Japan Digital Design, Inc. - Streamingでぬるぬる表示 -

    Bufferedで一括表示 「異なるレスポンスパターンを同居させたい」 誰もがそう思うはず
  22. 54 © 2026 Japan Digital Design, Inc. API-GWでStreaming、 使えるようになりましたよね Lambdalith構成が裏目に

    Lambda-lithなHono製Lambdaを動かすた め、API-GWでは /{proxy+} というパスを 利用する必要がある Lambdaプロキシ統合では、 - STREAM(ストリーミング) - BEFFERED(一括レスポンス) が選べるが、パスごとに1:1対応となる Lambdalithなパターンだと 1API-GWで STREAM/BUFFEREDの同居ができない API-GW Lambda (Hono) /{proxy+} Client /history /invoke ▪ Buffered ▪ Streaming /history /invoke /invokeは レスポンス形式の 不一致でエラーになる (Buffered vs Streaming) Buffered/Stramingの択一
  23. 55 © 2026 Japan Digital Design, Inc. Cloudfrontでパス毎に振り分け Lambdalith構成が裏目に API-GWはStreaming用、Buffered用の

    2本を生やす Cloudfrontのパスパターンを利用して - API-GW(Streaming) - API-GW(Buffered) - S3(アプリケーション) へのルーティングを振り分ける Hono(Lambda)のハンドラ部分にも 工夫を入れる必要がある。 API-GW (Streaming) Client ▪ Buffered ▪ Streaming Cloudfront API-GW (Buffered) S3 (Web App) Lambda (Hono) Lambda (Hono) /api/history /api/invoke /* AgentCore DynamoDB (呼び出し履歴)
  24. 56 © 2026 Japan Digital Design, Inc. 漂う悪魔構成感。。 Lambdalith構成が裏目に HonoではLambda用のハンドラとして、

    - streamHandle(Streaming用) - handle(Buffered用) の2種類が用意されている Lambdaへのデプロイ時にこの2つのハンド ラを呼び分けることで、シングルソースの Honoアプリで、Streaming/Bufferedに 両対応できるようにしている Hono内 Lambda用ハンドラ定義 (Stream/Bufferd両対応版) CDK Lambda定義抜粋(Streaming) ▪ Buffered ▪ Streaming CDK Lambda定義抜粋(Buffered)