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寺沢拓敬「日本の英語教育の学術トレンド 社会学的考察」LET関西2023年春季大会

TerasawaT
September 23, 2024
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寺沢拓敬「日本の英語教育の学術トレンド 社会学的考察」LET関西2023年春季大会

2023.5.27(土) 外国語教育メディア学会(LET) 関西支部2023年度春季研究大会
寺沢拓敬「日本の英語教育の学術トレンド 社会学的考察」LET関西2023年春季大会基調講演

TerasawaT

September 23, 2024
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  1. 英語教育学の学術 トレンド分析 ネタ元 寺沢拓敬. 2023 (出版予定).「日本の英語 教育学の特徴:テキストマイニングに よる国際比較」『関東甲信越英語教育 学会学会誌』第37号 http://bit.ly/3OF0bAF

    -0.4 -0.2 0.0 0.2 0.4 -0.2 -0.1 0.0 0.1 0.2 Dimension 1 (64.1%) Dimension 2 (11.9%) #1 文化 #2 listen #3 speak #4 指導1 #5 授業1 #6 語彙1 #7 w rite1 #8 方法1 #9 文法1 #10 media #11 評価1 #12 混1 #13 CLU #14 音声 #15 翻訳 #16 interact #17 評価2 #18 w rite2 #19 評価3 #20 混2 #21 ICT #22 小学 #23 教師1 #24 語彙2 #25 教材 #26 read1 #27 情意1 #28 Prgrm #29 教科書 #30 政策 #31 idnty #32 正義 #33 カ リ #34 教師2 #35 情意2 #36 指導2 #37 社会 #38 文法2 #39 FB #40 語彙3 #41 read2 #42 家庭 #43 困難 #44 文学 #45 方法2 #46 留学 #47 授業2 #48 評価4 #49 文法3 #50 情意3 #51 ESP #52 混3 #53 流暢 #54 戦略 #55 会話 AsiaTEFL TESOL CELES JACET JALT JASELE KATE NKG 6
  2. 1.2. トレンド分析の先行研究 学会誌の量的内容分析 • Stapleton & Collett (2010), 寺沢 (2010),

    Mizumoto et al. (2014), Honda et al. (2018), 本田ほか (2020), 深澤 (2020) 課題 (1) △包括性:学会誌に限定すると、論文化されやすいテーマに偏る (2) △特徴描写:比較の視点がない単一学会の分析では特徴を明らかにするのは困難 (3) △大ケースの分析の困難:学会誌を解釈的にコーディング&集計する作業には膨大なリソー スが必要。大ケース(例、1000以上の研究)を分析するのは困難。そのため、国際比較・通 時比較が難しくなる 対案 (1’) 学会発表(自由研究発表)を対象にして、包括性を確保する (2’) 国際学会・他領域学会も対象にする (3’) 解釈的コーディングに代えて、テキストマイニングを用いる 9
  3. 1.3. 膨大な量のテキストを分析する問題 対案:テキストマイニング(瀧川, 2019) • 正確性:生起する単語をベースにするので客観的。仮説生成→検証が非常に容易 • 発見性:探索的な分析が可能。 • 分析時間:非現実的な分析量にはならない

    10 正確 発見 現実的な 分析時間 大雑把な解釈的コーディング。印象批評的なレ ビュー × ◦ ◦ 無難な枠組みをもとに、決め打ち的にコードを 割り振る。コーディングは計1-2回程度 ◦ × ◦ 探索的に文献を解釈しながらコードを帰納的に 立ち上げる。それに応じてコーディングを多数 回実施。 ◦ ◦ × テキストマイニング △ △ ◦ 正確性 vs. 発見性 vs. 分析時間というトリレンマ • 分析業務が長期におよび、解釈にブレ • ブレ低減のため無難なコーディング→発見性が犠牲に • 探索的な発見を重視→正確性が犠牲に
  4. 1.5. (構造的)トピックモデル • 文書内の単語の共起情報を利用して、文書の背後にあって各単語を確率的に生起させているトピッ クを推定する手法(佐藤, 2015; 石田 2020: 3章) •

    「1文書=1トピック」ではなく、複数のトピックが重複可 12 Image source: https://fi.wikipedia.org/wiki/Tiedosto:Topic_modeling_oversimplified.png Source: https://upload.wikimedia.org/wi kipedia/commons/4/43/Tripletsnew201 2.png?uselang=ja 以下のような単語図示型のテキストマイ ニングと違い、トピックモデルでは比較 的少数のトピックに縮減可能
  5. 2.1. 分析対象 対象:「自由研究発表」枠の要旨(ティーチングデモ、ワークショップ、企業発表、スポンサーあり発表等は割愛) 期間:2017-2022(注1. 休止年度あり、注2 入手に失敗した年度あり) 国内ELT系 全国英語教育学会 JASELE(18年版入手失敗), n

    = 725 (* n: 分析に利用した要旨ケースの数) 大学英語教育学会 JACET(17-19年版入手失敗), n = 267 全国語学教育学会 JALT(17年版入手失敗), n = 1602 関東甲信越英語教育学会 KATE, n = 262 中部地区英語教育学会 CELES, n =371 国内隣接分野 日本語教育学会 NKG, n = 785 海外ELT系 AsiaTEFL(18年・19年版入手失敗), n = 1720 TESOL International Association (17年版入手失敗), n = 1895 解析対象 • 「発表題目+要旨」を統合したもの • 日本語文を解析(英文要旨は、DeepL翻訳を用いて日本語に完全自動変換) 15
  6. 2.2. 分析方針 統計パッケージ R.4.2.0 • 形態素解析 {RMeCab} • 構造的トピックモデル {stm}

    分析&解釈方針 • 数十個のトピックを抽出し、各トピックの出現度合いが学会間でいかに異なるかを検討 • ただし、構造的トピックモデルの出力は、モデルの設定、辞書への単語登録方法、使用 された乱数、そして、入力データである発表要旨の量・種類により、結果が大幅に変わ る • 対処方針 1. 解釈しやすさを、再現可能性より優先 2. 解釈可能性の高いトピック、つまり、該当キーワードとの関連が明らかで、かつ、適度に具体性・限定性 を備えたトピックを出力するモデルを試行錯誤 • 新たな単語の積極的な辞書登録 • バイアスを引き起こす多義語を分析から割愛 3. 精度の良い複数のモデルに共通して現れる特徴を、解釈的に抽出する。 16
  7. 3.2. 推定結果:例として Topics 1-3 19 トピック名 Prob 出現確率の高い語上位5つ FREX 当該トピックを特徴づける語上位5つ

    #1 文化 文化 異文化 コミュニ ティ ICC 感受性 文化 異文化 コミュニ ティ 社会 理解 #2 リスニング リスニング メタ認知 講義 ボトム アップ メモ リスニ ング 理解 メタ認知 講義 インプット #3 スピーキン グ 向上 グループ プレゼン テーション スピーキ ング ディスカッ ション 向上 能力 グループ スピーキン グ スキル 出力されたキーワードと実際の要旨テクスト の両方を解釈し、事後的にトピック名を付与
  8. 3.3. 全 55 トピック (番号に実質的な意味はありません) 3領域 #14: 音声・発音 #06: 語彙1(認知メカニズム)

    #24: 語彙2(具体的な単語) #40: 語彙3(実際の言語使用の分 析) #09: 文法1(名詞) #38: 文法2(習得・指導法) #49: 文法3(全般) 5技能 #03: スピーキング #16: やり取り #07: ライティング1(全般) #18: ライティング2(アカデミッ ク) #26: リーディング1(多読) #41: リーディング2(認知メカニズ ム) #02: リスニング 教材 #29: 教科書 #25: 教材論 #10: メディア素材 教師 #23: 教師の成長1(自律的・反省 的) #34: 教師の成長2(介入的・研修) 授業・カリキュラム・プログラム #21: ICT #33: カリキュラム #13: 教室内言語使用 #28: 言語教育プログラム #04: 指導法1(全般) #36: 指導法2(新しいテクノロ ジー) #39: フィードバック #05: 授業論1(オンライン) #47: 授業論2(授業全般) 評価 #11: 評価1(自己評価) #17: 評価2(標準化テスト) #19: 評価3(標準化テストの下位技 能・パート) #48: 評価4(評価全般) 社会的テーマ #37: 言語教育の社会的役割 #31: 言語使用者・学習者のアイデ ンティティ #32: 社会正義、特にジェンダー #30: 政策 情意 #27: 情意要因1(態度・感情・信 念) #35: 情意要因2(不安) #50: 情意要因3(動機づけ) 方法論 #08: 方法論1(調査) #45: 方法論2(言語知識測定) その他 #55: 会話・相互行為 #44: 文学 #53: 流暢性 #15: 翻訳 #43: 学習における困難さ #42: 学校外言語学習(家庭、バイ リンガル児) #22: 小学校 #54: ストラテジー #51: 特定目的のための言語教育 #01: 文化 #46: 留学 混在* #12:語用論と調査研究 #20:コーパスと学会論 #52: CLILとAI 20 *: 単一概念or単一キー ワードの抽出に失敗 したトピック
  9. トピックの出現確率 学会別 全 55トピック #1_文 化 #2_listen #3_speak #4_指 導

    1 #5_授 業 1 #6_語 彙 1 #7_write1 #8_方 法 1 #9_文 法 1 #10_media #11_評 価 1 #12_混 1 #13_CLU #14_音 声 #15_翻 訳 #16_interact #17_評 価 2 #18_write2 #19_評 価 3 #20_混 2 0.00 0.01 0.02 0.03 0.04 0.05 #21_ICT #22_小 学 #23_教 師 1 #24_語 彙 2 #25_教 材 #26_read1 #27_情 意 1 #28_Prgrm #29_教 科 書 #30_政 策 #31_idnty #32_正 義 #33_カリ #34_教 師 2 #35_情 意 2 #36_指 導 2 #37_社 会 #38_文 法 2 #39_FB #40_語 彙 3 0.00 0.01 0.02 0.03 0.04 0.05 #41_read2 #42_家 庭 #43_困 難 #44_文 学 #45_方 法 2 #46_留 学 #47_授 業 2 #48_評 価 4 #49_文 法 3 #50_情 意 3 #51_ESP #52_混 3 #53_流 暢 #54_戦 略 #55_会 話 AsiaTEFL TESOL CELES JACET JALT JASELE KATE NKG 0.00 0.01 0.02 0.03 0.04 0.05 22
  10. 23 学会間差(最大) が .025 以上のト ピックを抜粋 (※全て統計的有意) AsiaTEFL TESOL CELES

    JACET JALT JASELE KATE NKG 0.00 0.01 0.02 0.03 0.04 0.05 #49: 文法3( 全般) AsiaTEFL TESOL CELES JACET JALT JASELE KATE NKG 0.00 0.01 0.02 0.03 0.04 0.05 #16: やり 取り AsiaTEFL TESOL CELES JACET JALT JASELE KATE NKG 0.00 0.01 0.02 0.03 0.04 0.05 #41: リ ーディ ング2( 認知メ カニズム) AsiaTEFL TESOL CELES JACET JALT JASELE KATE NKG 0.00 0.01 0.02 0.03 0.04 0.05 #29: 教科書 AsiaTEFL TESOL CELES JACET JALT JASELE KATE NKG 0.00 0.01 0.02 0.03 0.04 0.05 #23: 教師の成長1( 自律的・ 反省的) AsiaTEFL TESOL CELES JACET JALT JASELE KATE NKG 0.00 0.01 0.02 0.03 0.04 0.05 #31: 言語使用者・ 学習者のアイデンティ ティ AsiaTEFL TESOL CELES JACET JALT JASELE KATE NKG 0.00 0.01 0.02 0.03 0.04 0.05 #5: 授業論1( オンラ イン) AsiaTEFL TESOL CELES JACET JALT JASELE KATE NKG 0.00 0.01 0.02 0.03 0.04 0.05 #47: 授業論2( 授業全般) AsiaTEFL TESOL CELES JACET JALT JASELE KATE NKG 0.00 0.01 0.02 0.03 0.04 0.05 #17: 評価2( 標準化テスト )
  11. -0.04 -0.02 0.00 0.02 0.04 -0.04 -0.02 0.00 0.02 0.04

    Multi-dimensional scaling (MDS) AsiaTEFL TESOL CELES JACET JALT JASELE KATE NKG 学会の類似度 25 全55トピックの8学会別出現確率行列(8行×55列) ↓ ユークリッド距離 ↓ 多次元尺度構成法(MDS)で次元縮減 日本的学会 国際的ELT学会 日本的ELT学会
  12. 対応分析 26 -0.4 -0.2 0.0 0.2 0.4 -0.2 -0.1 0.0

    0.1 0.2 Dimension 1 (64.1%) Dimension 2 (11.9%) #1 文化 #2 listen #3 speak #4 指導1 #5 授業1 #6 語彙1 #7 w rite1 #8 方法1 #9 文法1 #10 media #11 評価1 #12 混1 #13 CLU #14 音声 #15 翻訳 #16 interact #17 評価2 #18 w rite2 #19 評価3 #20 混2 #21 ICT #22 小学 #23 教師1 #24 語彙2 #25 教材 #26 read1 #27 情意1 #28 Prgrm #29 教科書 #30 政策 #31 idnty #32 正義 #33 カ リ #34 教師2 #35 情意2 #36 指導2 #37 社会 #38 文法2 #39 FB #40 語彙3 #41 read2 #42 家庭 #43 困難 #44 文学 #45 方法2 #46 留学 #47 授業2 #48 評価4 #49 文法3 #50 情意3 #51 ESP #52 混3 #53 流暢 #54 戦略 #55 会話 AsiaTEFL TESOL CELES JACET JALT JASELE KATE NKG
  13. トレンドまとめ • 多くのトピックにおいては、学会間の違いはそれほど見られない • ただし、いくつかのトピックにおいては、各学会の特徴が観察でき る 1. 特定の言語現象に焦点化した言語分析志向の研究が多い一方で、言語現象 を社会的文脈に置き直して理解する研究は少ない(例、学習者のアイデン ティティ)、

    2. 学校教育制度を前提にした研究が多い反面、制度の枠の外にある事象や制 度化が進展途上の事象を扱った研究は少ない(例、教師の自律的成長、オ ンライン授業)、 3. 近年の教育改革に敏感に反応したと考えられる研究が多い。 28
  14. Kubota (2022) 基本のメッセージ • 批判的言語研究が盛んになっているが、‘academic bubble’ (象 牙の塔) でのみ通用する「批判」「変革」ではないか •

    単に批判的・変革的に考えるだけではなく、批判的・変革的 に行動せよ • もっと発信を。学術論文だけではなく、様々なメディア (ローカル言語のメディア、投書、ブログ、ソーシャルメ ディア、Youtube、ドキュメンタリ映画)で訴えるべし 35
  15. 運動の「効果」? 過去の運動例 • 2010年代後半の大学英語入試への民間試験導入反対。→2019延期決定 • E-SATJ都立高入試利用に対する反対運動 • 小学校英語必修化反対運動(大津、2006) • 1980年代初頭の英語週3時間反対運動(大浦・阿原

    1982、若林・隈部 1982) • 朝鮮学校無償化除外への反対運動(寺沢, 2019a) • 入管の非人道的行動への抗議、入管法改正への反対運動 英語教育学・学会組織の困難さ • 政治的チャンネルが伝統的に不足 • 集合的行動を行うプラットフォームが不足(寄り合い所帯的性格の強い学会組織ゆえ?) • 集合的行動の影響力に対する自覚が不足 • 集合的行動を促進する規範意識、つまりノブレス・オブリージュの不足 38
  16. 社会分析に使 える調査不足 • 社会調査 • 世論調査・大規模意識調 査 右の発言(寺沢 2015)から8 年が経過・・・

    ※学校調査、とくに官製学校調査(例、 「英語教育実施状況調査」)の問題は 後述 40
  17. 日本社会における言語教育に関する丁寧な記述 • 英語で書かれたものが少ない • 体系的・教科書的に書かれたものがない • 一部の英文文献だけをピックアップして日本社会分析・批判を行う(JALTalisation?) 事例1 「日本の英語教育政策」の論文だが、日本の教育行政制度をあまり理解していないと思われる研究。例、教育委 員会制度や学習指導要領の法的位置づけ、文科省の各提言の政治的拘束力。→ローカルの制度を理解していない

    と、グローバルに流通している超国家的なフレームワークに依拠するしかない 事例2 Native-speakerism in Japan. 2010年代以降に出版ラッシュがあったが、日本社会研究の引用がほとんどない。とくに 決定的に重要であるはずの、日本の労働市場および高等教育、マスメディア、広告に関する研究もあまり引用さ れない。和文文献が引用されないだけでなく、英文でも大学紀要や国内学会誌に載っているものは引用されない。 41
  18. 権力によるフレーミング • 政府、企業、さらに、両者の意向を忖度した業界誌による知識のフレーミ ング • 学問が扱うべき課題が、権力側の意向に引きづられる • CEFR • 主体的・対話的(略)

    • Society 5(略) 対処 • 逆張り? • 構造的条件(例、学会大会が参加費に依存)によっては、多くの人が関心があるフ レームをあえて無視するのは難しい? 48
  19. 政策形成に流用される学術概念 • 伝統的には、早期英語教育の根拠にされた俗流臨界期仮説や脳科学神話 (neuromyths) ケーススタディ • 入試改革に流用されたウォッシュバック概念(Terasawa et al. Under

    review; 寺沢, 2019b) • 受験者だけを調べる非因果推論的モデルのウォッシュバック概念=妥当性検証の一要素 が、なぜか「入試を変えれば、学習者や指導者の行動変容が起こり、英語教育が改善す る」という因果的モデル=政策評価論に読み替えられた(寺沢, 2019b; 須藤 2022) • 2014年以降の文科省内の入試改革論議でも「ウォッシュバック効果」が魔法の呪文のよ うに使われる(Terasawa et al. Under review ) 49
  20. References (1/2) アセモグル, D. & ロビンソン, J. (櫻井祐子訳)2020. 『自由の命運 上:

    国家、社会、そして狭い回廊(上・下)』早川書房 江利川春雄. (2018). 『日本の外国語教育政策史』ひつじ書房. 深澤清治 (2020). 「『中国地区英語教育学会研究紀要』第1-49号掲載論文における研究テーマ、研究方法、研究場面の系統的レビュー」『中国地区英 語教育学会誌』第50号, 129–138. Honda, K., Hoshika, M., Aoyama, T., Someya, F., & Yamamoto, T. (2018). A Systematic Review of Articles in KATE 1–31 Changing Trends in the Field of English Education. KATE Journal, 32, 85-98. 本田勝久・田所貴大・星加真実・染谷藤重 (2020). 「小学校英語における研究動向」『小学校英語教育学会誌』第20号, 351–366. 石田基広 (2020). 『実践 Rによるテキストマイニング』森北出版. 岩田具治 (2015). 『トピックモデル』. 講談社. 寿楽浩太 2021「国策学問と科学社会学:原子力工学を中心に」松本三和夫編『科学社会学』(pp.101-136) 東京大学出版会 Kubota, R. (2022). Linking Research to transforming the real world: critical language studies for the next 20 years. Critical Inquiry in Language Studies, 1–16. https://doi.org/10.1080/15427587.2022.2159826 Mizumoto, A., Urano, K., & Maeda, K. (2014). A Systematic Review of Published Articles in ARELE 1-24: Focusing on Their Themes, Methods, and Outcomes. ARELE, 25, 33-48. 森田朗. (2014). 『会議の政治学 II』慈学社出版. 大津由紀雄. (2006). 『日本の英語教育に必要なこと』慶應義塾大学出版会. 大浦暁生・阿原成光 (編). (1982). 『学校英語にいま何が』三友社. Pennycook, A. (2021). Critical applied linguistics: A critical re-introduction. Routledge. 佐藤一誠 (2015). 『トピックモデルによる統計的潜在意味解析』コロナ社 新藤宗幸. (2021). 『権力にゆがむ専門知』朝日新聞出版 56
  21. References (2/2) Stapleton, P., & Collett, P. (2010). JALT Journal

    turns 30: A retrospective look at the first three decades. JALT Journal, 32(1), 75–90. 須藤爽. (2022). 「大学入試改革から見る英語教育政策の現状と課題」. Journal of the English Literary Society of Gakushuin University, 2021, 45–65. 瀧川裕貴 (2019). 「戦後日本社会学のトピックダイナミクス:『社会学評論』の構造トピックモデル分析」『理論と方法』第34巻第2号, 238 –261. 田中幹人 (2021) 「科学知・メディア・ジャーナリズム」松本三和夫編『科学社会学』(pp.201-231) 東京大学出版会 寺沢拓敬. (2010). 「教育研究としての外国語教育学」 駒場言葉研究会・課題提起会 2010年6月26日 https://terasawat.hatenablog.jp/entry/2010 1102/1288721439 寺沢拓敬. (2015). 『「日本人と英語」の社会学』研究社. 寺沢拓敬 (2019a)「改正入管法、英語教育、異文化理解」『英語教育』2019年3月号。Available at https://news.yahoo.co.jp/byline/terasawataku nori/20191111-00150496 寺沢拓敬. (2019b). 「入試が変わらないから英語教育に成果が出ない」に根拠はない:政策効果の観点から見た「外部試験」論議」 ひつじ 書房 未草 これからの英語教育の話を続けよう http://www.hituzi.co.jp/hituzigusa/2019/02/28/letstalk-15/ 寺沢拓敬. (2020). 『小学校英語のジレンマ』岩波書店. 寺沢拓敬 (2021)「英語教育政策研究の理論と方法:政策過程の記述的分析を中心に」『江利川春雄教授退職記念論集』(pp. 147-160)渓水 社 寺沢拓敬 (2022)「『英語力日本一は◦◦県!』と安易に報じる前に考えてほしい:文科省『英語教育実施状況調査』の問題点」Yahoo! ニュース個人 https://news.yahoo.co.jp/byline/terasawatakunori/20220603-00299034 Terasawa, Takunori, So Sudo, Takeshi Kajigaya, Ryosuke Aoyama, Ryosuke, & Ryuko Kubota. (under review) Slogans as a policy distractor: A case of ‘wash back’ discourse in English language testing reforms in Japan. 若林俊輔・隈部直光 (編). (1982). 『亡国への学校英語』英潮社新社. 57