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改めて考えるOSSのあり方について

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April 02, 2026

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April 02, 2026

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  1. 自己紹介 • 名前 ◦ 松永勇太(@ufoo_yuta) • 出身学科 ◦ 大阪工業大学ロボット工学科 •

    職業 ◦ Webエンジニア • すきなこと ◦ シンプルなものづくり
  2. 改めてOSSとは何か Open Source Softwareのこと。 • ソースコードが入手可能 • 誰でも配布できる • 改変して配布できる

    重要なのはOSSは無料で利用できるソフトではなく 、 ライセンスによって自由が保証されたソフトウェア ということ。
  3. 二つの事件から改めて認識したこと OSSとは • インフラである • 保守が個人に依存 している そして非対称性がある • OSSを利用する企業は利益を得る

    • OSSを開発する個人は無償でありながら責任を追及 される 反乱事件はこの非対称性に対する抗議 でもあった
  4. OSSの管理は大体こうなっている • ライブラリ ◦ ユーティリティレベルのもの ◦ これはまだ個人単位での管理が多い • フレームワーク ◦

    ソフトウェアの構造レベルに影響するもの ◦ 企業単位での管理が主流 • プログラミング言語 ◦ 言うまでもなく全ての開発に影響するもの ◦ これに関しては中立的であることが必要なので財団管理が主流 あくまで傾向、もちろん例外はたくさんある
  5. 企業が主体で管理する OSS例 フレームワークの例として、VercelとNext.js • Vercel ◦ フロントエンド特化のホスティングサービス ◦ 細かな設定なしでもデプロイ可能 ◦

    GitHub連携をすればgit pushから自動化もできる • Next.js ◦ Vercelが開発したWebフレームワーク ◦ React.jsというライブラリを利用 ◦ VercelはNext.jsの利用に特化
  6. 企業で管理するメリット • 利用者側 ◦ セキュリティ問題があった時の責任を負ってくれる ◦ 長期での運用サポートをしてくれやすい ◦ アップデートの意思決定が早い •

    企業側 ◦ ソフトウェア開発の標準を作ることができる ◦ 自社サービスへの誘導がしやすい ◦ 自社の技術スタックに適合したエンジニアを採用しやすい
  7. そのことによる問題点 • ベンダーロックイン ◦ フレームワークとクラウドが強く結びつくと他の環境に移行しにくい • 方向性が企業の利益に左右される ◦ 自社サービスに有利な機能が優先される可能性 •

    コミュニティの影響力が小さくなる ◦ 個人開発者の意見が通りにくい • UNIX哲学との剥離 ◦ 企業はオールインワンの OSS開発になりがち ◦ 小さな機能単位の提供にはなりにくい