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CREによる顧客のキャッチアップを加速する仕組み作り / Creating a mechan...

CREによる顧客のキャッチアップを加速する仕組み作り / Creating a mechanism to accelerate customer catch-up through CRE

2025/08/28 「CRE Camp #2 ユーザー信頼性を支える現場の知見LT大会」で発表した資料です
https://cre-camp.connpass.com/event/363674/
#cre_meetup

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Koda Shuhei

August 28, 2025
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Transcript

  1. 1 • 名前 ◦ 子田 周平(こだ しゅうへい) • X ◦ @woody_kawagoe •

    経歴 ◦ 2018年4月〜2024年1月 株式会社ブレインパッド ▪ 広告、Webマーケ支援SaaSの開発・運用・保守 ▪ PMO、問い合わせ対応などを担当 ◦ 2024年2月〜現在 株式会社ログラス ▪ Webアプリエンジニアとして入社 ▪ CREに興味を持ち異動 ▪ 現在はCSの業務改善に注力 自己紹介
  2. 7 • オンボーディング支援のためのポータルサイトを開発している ◦ タスク管理(WBS形式の進捗表示) ◦ 目標管理 ◦ …etc •

    顧客とログラスの双方でオンボーディングの進捗状況を 確認できる状態になっている • アップデートののち、 今後の新規オンボーディングで本格運用開始予定 現在の状況
  3. 8 • オンボーディングについては概要はわかっているけれど 解像度が高くない ◦ 依頼のあった機能を作っていく、も可能 ◦ 一方で、作った機能が使われなかったり、 想定課題が解決せずに無駄なリソース投入になってしまう懸念 •

    過去に別PJで自分の提案が却下され続けた失敗経験 ◦ 提案自体が悪いというより、ユーザー理解ができてなかった? ◦ →ユーザーヒアリング、傾聴について調べてみる このプロジェクトに対する個人的な課題感
  4. 12 • 理由(why)も含んだ修正変更(what, how)の 依頼だったとしても、その理由を深堀りすることで 本質的な課題解決につながる • わかっていても楽な方(what, how)に流れてしまいやすいが 一歩踏みとどまることで課題にヒットしやすい、外さない

    • かつ、ユーザーに共感(エンパシー)し 自分のモチベーションにもつながる → 「現場はこんなに大変!自分がそれを解決できる!」 例えばWhyから見直してヒアリングする
  5. 13 • 具体策(what, how)の上位概念 になぜやるか(why)がある • 具体と抽象の行き来で別の よりよい解法にたどり着ける • 難点として、「なぜ」を繰り返すだけでは

    煙たがられる ◦ そもそも相手もわかってないことも 書籍「メタ思考トレーニング」 細谷 功『メタ思考トレーニング 発想力が飛躍的にアップする34問』PHP研究所, 2016
  6. 14 • 顧客の潜在ニーズを引き出すSPIN話法 ◦ Situation 現在の状況を確認する 「今の業務フローはどうなっていますか?」 ◦ Problem 課題、問題点を引き出す

    「今困ってることはなんですか?」 ◦ Implication 問題の深刻さを引き出す 「問題が解決しないとどうなりますか?」 ◦ Need Payoff 解決策のメリットを引き出す 「問題が解消されたらどうなりますか?」 → エンジニアも応用できそう 例えば営業向けのフレームワークを使ってヒアリングする
  7. 15 • 保険の営業マンの成長ストーリー ◦ 商品説明はできるけど契約がとれない ◦ お客様の話が聞けていなかった • お客様にもっと愛と感謝を ◦

    自分よがりな解決策を押し付けない 書籍「僕は明日もお客さまに会いに行く。」 川田 修『僕は明日もお客さまに会いに行く。』ダイヤモンド社, 2013
  8. 17 • ポータルサイトをアップデートしていくのはこれからだけど…… ◦ アウトプットのイメージが揃っていく感覚 ◦ 仕様や要件の不確実性を少しずつ解消している ◦ やっていくぞ、という前向きな気持ち •

    エンジニアも「課題解決のためのコミュニケーション」を 意識することでより本質的な価値を提供できる • メタ思考や営業分野の知見も参考にしながら、 顧客のキャッチアップを加速していく 結果・まとめ
  9. 18