Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
DIVER OSINT CTF を支える技術 2025
Search
Ryusei Ishikawa
June 30, 2025
Technology
0
73
DIVER OSINT CTF を支える技術 2025
第1回OSINT-JP勉強会
https://osintjp.connpass.com/event/360008/
Ryusei Ishikawa
June 30, 2025
Tweet
Share
More Decks by Ryusei Ishikawa
See All by Ryusei Ishikawa
OSINT CTFの リアル作問環境を体験してみよう!
xryuseix
0
170
OSINT CTFを支える技術
xryuseix
1
710
HTTP通信を書きかえてみよう
xryuseix
0
67
Webアプリケーションのユーザ入力検証
xryuseix
3
1.3k
Privateリポジトリで 管理しているソースコードを 無料でGitHub Pagesに公開する
xryuseix
0
3k
CTFにおけるOSINT問題作問の難しさ
xryuseix
0
720
「Reactはビルド時にコメントが消えるから」と言ってコメントに💩を書いてはいけない
xryuseix
0
1.4k
Other Decks in Technology
See All in Technology
株式会社ARAV 採用案内
maqui
0
190
自治体職員がガバクラの AWS 閉域ネットワークを理解するのにやって良かった個人検証環境
takeda_h
2
360
生成AIによるソフトウェア開発の収束地点 - Hack Fes 2025
vaaaaanquish
35
16k
Amazon S3 Vectorsは大規模ベクトル検索を低コスト化するサーバーレスなベクトルデータベースだ #jawsugsaga / S3 Vectors As A Serverless Vector Database
quiver
2
1.1k
Exadata Database Service on Dedicated Infrastructure セキュリティ、ネットワーク、および管理について
oracle4engineer
PRO
1
350
フルカイテン株式会社 エンジニア向け採用資料
fullkaiten
0
8.5k
結局QUICで通信は速くなるの?
kota_yata
9
7.5k
AIエージェントの開発に必須な「コンテキスト・エンジニアリング」とは何か──プロンプト・エンジニアリングとの違いを手がかりに考える
masayamoriofficial
0
190
LLM時代の検索とコンテキストエンジニアリング
shibuiwilliam
2
1.1k
第64回コンピュータビジョン勉強会@関東(後編)
tsukamotokenji
0
210
Devinを使ったモバイルアプリ開発 / Mobile app development with Devin
yanzm
0
120
帳票Vibe Coding
terurou
0
120
Featured
See All Featured
Become a Pro
speakerdeck
PRO
29
5.5k
Design and Strategy: How to Deal with People Who Don’t "Get" Design
morganepeng
131
19k
Bootstrapping a Software Product
garrettdimon
PRO
307
110k
Practical Orchestrator
shlominoach
190
11k
Raft: Consensus for Rubyists
vanstee
140
7.1k
The Cult of Friendly URLs
andyhume
79
6.5k
How to Create Impact in a Changing Tech Landscape [PerfNow 2023]
tammyeverts
53
2.9k
Fireside Chat
paigeccino
39
3.6k
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
462
33k
Measuring & Analyzing Core Web Vitals
bluesmoon
9
560
4 Signs Your Business is Dying
shpigford
184
22k
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
53
7.7k
Transcript
DIVER OSINT CTF を支える技術 2025 石川琉聖 (xryuseix) @ryusei_ishika DIVER OSINT
CTF Admin / GMO Flatt Security Inc.
https://speakerdeck.com/xryuseix/osint-ctfwozhi-eruji-shu 今日の内容 : これの令和最新版です
DIVER OSINT CTFとは 3 「DIVER OSINT CTF 2025 公式解説&振り返り会」 スライドより引用
インフラチームは何をすべきか 4 • 快適なスコアサーバの提供 • 作問ミスをできるだけ減らす仕組み作り 大きく分けてこの二つ
スコアサーバはどう用意する? 5 • 今年はVultrでVPSを借りてその上にCTFdを用意 ◦ ちなみにCTFdはPythonで動いていて、重いことで有名 • 今年はメール検証機能を設定した ◦ ユーザはパスワードの変更が可能になる
◦ ユーザ登録リンクを、Gmailから送る設定にしていた ◦ 1日あたりのユーザ登録数が250人を超えるとGmailの制限に引っか かるため、Resendを契約 • 鯖の監視ではMackerelの有料版を契約 ◦ 開始後3分で10000リクエスト以上来ていた ことがわかった もっと知りたい人向け資料 : https://y-chan.dev/blog/diver-osint-ctfd-postfix/
CTFdの問題点 6 • 問題を登録するのに設定する項目が多すぎる • 入力項目が15個もある ◦ 場合によってはもっと (複数のフラグを設定など) •
今年のDIVERの問題数は40問 ◦ つまり600項目入力しなければならない ◦ 面倒だし、ミスするわけにいかない
ctfcliを使う 7 https://github.com/CTFd/ctfcli • 設定ファイルからCTFdのスコアサーバに デプロイするツール • 設定を全てテキストで記載するので、 Git (+GitHub
レビュー), CI, CDとの相性も◎ • CTF問題の最新の状態を 1つに定義できる ◦ 「Single Source of Truth」になる 設定ファイルの例 Next: そもそもこの設定ファイルで 必要な項目を書き忘れないようにするにはどうした ら?
8 https://github.com/diver-osint-ctf/ctfd-config-generator • ctfcliの設定ファイルや、 作問に必要なファイルを自動生成 するツール • OSSをDIVER OSINT CTF用にカスタマイズ
↑ 作問者が変更する範囲 Next: 作問者が変更した内容で、 記述ミスしないようにするにはどうしたら?
Linter for ctfcli config 9 • CI上で設定ファイルを自動チェック ◦ YAMLのフォーマット ◦
Exifに不要な情報がないか ◦ 配布するファイルのパス ◦ ファイルサイズ ▪ CTFdの配布ファイルは上限1MB ◦ +他......
その他の技術・テクニック 10 • adminへの質問にチケット制度を導入した ◦ 24hで200くらい送られてきた • 問題を解くために必要なWebサイトの鯖落ちを監視 • solve
check review with LLM ◦ Cursorを契約して、いくつかのモデルで検証 ◦ 問題によってはLLMで解けることを許容 • プラグインを自前実装 ◦ 座標指定プラグイン ◦ Report問題用プラグイン ◦ ブルートフォース対策プラグイン