Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
iCAREという組織にVPoEが必要になった理由とVPoEが果たす役割
Search
yasudatoshiyuki
September 17, 2020
Business
0
56
iCAREという組織にVPoEが必要になった理由とVPoEが果たす役割
yasudatoshiyuki
September 17, 2020
Tweet
Share
More Decks by yasudatoshiyuki
See All by yasudatoshiyuki
襲来する課題の山に立ち向かう開発体制づくり
yasudatoshiyuki
0
180
エンジニア採用戦略で変わったこと、変わらないこと
yasudatoshiyuki
1
2k
エンジニアリングマネジメントでいかに事業をドライブするか?
yasudatoshiyuki
0
120
Rails開発者向けGraphQL入門
yasudatoshiyuki
0
37
CarelyでBuefy使ってみてどうだった?
yasudatoshiyuki
0
72
Kubernetesでの環境構築および運用フロー構築のはなし
yasudatoshiyuki
0
84
GraphQLを導入してよかったこと大変だったこと
yasudatoshiyuki
0
99
Other Decks in Business
See All in Business
新卒エンジニア向け dely会社説明資料 / New Grad Engineers
delyinc
0
720
電子契約サービスの導入
tokyo_metropolitan_gov_digital_hr
0
410
マイナンバーを活用した申請手続の簡素化
tokyo_metropolitan_gov_digital_hr
2
410
会社案内資料
mkengineering
1
120
データガバナンスチームの結成で得た学び / Insights from the Data Governance Team
auto_yak_ant
0
910
Aayush Wellness Limited - Corporate Profile
aayushwellness
0
270
アルプ株式会社/会社紹介資料
alpinc
0
150
M3 Career Culture Deck(セールス&コンサルティング職)
m3c
1
230k
エンジニア向け dely会社説明資料 / For Engineers
delyinc
0
210
Sales Marker Culture book
salesmarker
PRO
2
18k
タスクブレイクダウンのすすめ / Recommendations for Task Breakdown
maca_route
1
230
エムスリーキャリア エンジニア採用資料 / M3C Engineer Guide
m3c
1
85k
Featured
See All Featured
Practical Tips for Bootstrapping Information Extraction Pipelines
honnibal
PRO
9
680
StorybookのUI Testing Handbookを読んだ
zakiyama
26
5.2k
Facilitating Awesome Meetings
lara
49
6k
Put a Button on it: Removing Barriers to Going Fast.
kastner
59
3.5k
Building Adaptive Systems
keathley
38
2.2k
Six Lessons from altMBA
skipperchong
26
3.5k
Building Better People: How to give real-time feedback that sticks.
wjessup
363
19k
The Language of Interfaces
destraynor
154
24k
Documentation Writing (for coders)
carmenintech
65
4.4k
ピンチをチャンスに:未来をつくるプロダクトロードマップ #pmconf2020
aki_iinuma
107
49k
Writing Fast Ruby
sferik
626
61k
Distributed Sagas: A Protocol for Coordinating Microservices
caitiem20
328
21k
Transcript
©iCARE Co., Ltd All rights reserved 1 iCAREという組織にVPoEが必要になっ た理由とVPoEが果たす役割 2020年9月17日
株式会社iCARE VPoE 安田俊之
©iCARE Co., Ltd All rights reserved ここにタイトルが入ります 2 ここに本文が入ります ここに本文が入ります
ここに本文が入ります 自己紹介
©iCARE Co., Ltd All rights reserved 自己紹介 3 安田俊之 Twitter:
@TakataNoToshi iCAREにて2020年7月よりVPoE 関わってきた技術 Ruby on Rails, Vue.js, AngularJS PHP: Symfony, FuelPHP, CakePHP Java: Androidアプリ、Spring Perl: CGI DB: PostgreSQL, MySQL, Oracle, PL/SQL その他: Terraform, Ansible, Chef, Nginx, etc.
©iCARE Co., Ltd All rights reserved ここにタイトルが入ります 4 ここに本文が入ります ここに本文が入ります
ここに本文が入ります 今日のテーマ
©iCARE Co., Ltd All rights reserved 今日のテーマ 5 1. iCAREでVPoEが置かれた経緯
2. iCAREのVPoEとしてどんな感じで仕事をしているか 以下のような方々の参考になれば嬉しいです 1. VPoEという仕事に興味のある方 2. VPoEになりたいと思ってる方 3. よその会社のVPoEってどんな感じで仕事をして るのかな、と疑問に思ってるVPoEやEM
©iCARE Co., Ltd All rights reserved ぶっちゃけ知ってほしいこと 6 はじめてVPoEを設置するような会社の実情ってどん なもん?
©iCARE Co., Ltd All rights reserved ここにタイトルが入ります 7 ここに本文が入ります ここに本文が入ります
ここに本文が入ります iCAREでVPoEが置かれた経緯
©iCARE Co., Ltd All rights reserved きっかけ 8 開発組織(と会社組織)のメンバー数の増加に伴い、 ピープルマネジメントが増えた。またその重要性も増
した。 VPoE設置時点(2020年7月)での開発部メンバー数16 名(2020年10月で19名を予定)
©iCARE Co., Ltd All rights reserved VPoE導入前(自分の話) 9 • テックリードとして開発をしながら同時並行でピー
プルマネジメントをしていた • ただ、ピープルマネジメントと実装を兼ねることで、 タスクが細切れになり、実装に集中できなくなって いた • また、ピープルマネジメント領域の課題が大きくな りつつある(特に採用)のに、その課題に十分取り 組めないでいた
©iCARE Co., Ltd All rights reserved VPoE導入前(CTOの話) 10 • 開発部の採用やピープルマネジメントの大部分を
CTO石野(現COO)が担っていたが、 • 組織が大きくなるのに伴い、CTO石野が組織全体 を俯瞰する役割を担う必要が生じてきた
©iCARE Co., Ltd All rights reserved 具体的な体制変更 11 • CTO→COO
• テックリード→VPoE →iCAREにVPoEが誕生
©iCARE Co., Ltd All rights reserved なぜCTOではなくてVPoEなのか 12 1. CTO(石野)がCOOに変わったとはいえ、石野は
CTO時の業務の一部を引き続き行っている 2. テクニカルな責任に関しては、テックリードと技術 顧問に頼ることができる 3. 自分が日々の業務でこなしていたことがピープル マネジメント寄りであった 4. iCAREがピープルマネジメントを重要視している。 組織が開発体験や開発者の成長を重要課題と考 えている。
©iCARE Co., Ltd All rights reserved ここにタイトルが入ります 13 ここに本文が入ります ここに本文が入ります
ここに本文が入ります iCAREのVPoEとして どんな感じで仕事をしているか
©iCARE Co., Ltd All rights reserved 具体的に何をやっているかの前に・・・ 14 VPoEという立場についてどう考えるか? 「技術」の側面からではなく「人」の側面から開発を支
える開発組織責任者 同時にリーダーであるので、ビジョン/目的を語り、 チームをビジョン/目的に向けてドライブさせるのも仕 事
©iCARE Co., Ltd All rights reserved VPoEとしてのビジョン 15 iCARE開発部が世界最高の開発組織になる
©iCARE Co., Ltd All rights reserved 最高といっても色々あるよね 16 • 最高のプロダクトを作る
• 最高のサービスを作る • 最高のxxxを作る いろいろなビジョンがあるが、自分はピープルマネジ メントの責任者である以上、開発組織にフォーカスし た形でビジョンを示すことが大切 →最高の開発組織とは何か?
©iCARE Co., Ltd All rights reserved 最高の開発組織とは何か? 17 事業が最速で成長/進行すること x
エンジニアが最高に楽しく開発できること →エンジニアが最高に楽しく開発できるためには?
©iCARE Co., Ltd All rights reserved エンジニアが最高に楽しく開発できる環境 18 開発者が事業のための道具になるのではなく、開発 者一人ひとりが、他のエンジニアと刺激しあって最大
限に力を発揮し、自己実現できる環境 もちろん事業的視点も大切なので、エンジニアが自 発的に事業的な視点を持って働けるように教育・支 援することも大切 →VPoEとして上記のような「環境」と「マインド」作りを 大切にしている
©iCARE Co., Ltd All rights reserved ここにタイトルが入ります 19 ここに本文が入ります ここに本文が入ります
ここに本文が入ります 具体的な施策は?
©iCARE Co., Ltd All rights reserved VPoEとしての仕事 20 VPoE と
CTO の違い https://qiita.com/yusukaaay/items/9842bb242b1b08 2bb21f の中でVPoEの仕事はこんな風に書かれています。 • 採用 • 育成 ◦ 教育体系の構築 • 評価 ◦ 評価体系の構築 • 配置 ◦ チームビルディング ◦ 体制 ◦ 組織形態 • ブランディング・広報 ◦ イベント企画・運営 ◦ 登壇 ◦ 技術 blog • 文化の形成
©iCARE Co., Ltd All rights reserved VPoEとしての仕事 21 弊社の場合もVPoEとしての仕事は概ねここで記載さ れているものと重なります。
• 採用 • 育成 ◦ 教育体系の構築 • 評価 ◦ 評価体系の構築 • 配置 ◦ チームビルディング ◦ 体制 ◦ 組織形態 • ブランディング・広報 ◦ イベント企画・運営 ◦ 登壇 ◦ 技術 blog • 文化の形成 この中からいくつかをピックアップし、もう少し具体的 のお話します。
©iCARE Co., Ltd All rights reserved ここにタイトルが入ります 22 ここに本文が入ります ここに本文が入ります
ここに本文が入ります 育成
©iCARE Co., Ltd All rights reserved 育成 23 • 技術顧問
• メンター、メンティー • ペアプロ • グループレビュー • 勉強会 • 1on1 など、いろいろな取組を通してメンバー育成
©iCARE Co., Ltd All rights reserved 育成 24 • 技術顧問
• メンター、メンティー • ペアプロ • グループレビュー • 勉強会 • 1on1 上記二つについてもう少し詳しくお話します
©iCARE Co., Ltd All rights reserved 育成の取り組み 25 • 技術顧問
◦ 強力な技術顧問陣 ▪ サーバーサイドに@willnet(前島)さん ▪ フロントエンドに@kahirokunn(翁)さん ◦ 具体的に困難な課題の相談に乗っていただく だけでなく、勉強会やレビューを通して、エンジ ニアの目指すべき仕事像、将来像を示唆・提示 していただけている ◦ 技術顧問を育成の上で最重要なポイントとして 位置づけて、関わりを大切にしている
©iCARE Co., Ltd All rights reserved 育成の取り組み 26 • 勉強会
◦ 週2〜3回実施。 ◦ 業務の中での学びだけでなく、勉強会をするこ とで部分的でない深い知識、幅広い知識を身 につけることができる ◦ エンジニアが成長実感を持てる ◦ 学んだことを実地に適用する健全なサイクルが できる
©iCARE Co., Ltd All rights reserved ここにタイトルが入ります 27 ここに本文が入ります ここに本文が入ります
ここに本文が入ります ブランディング
©iCARE Co., Ltd All rights reserved ブランディング 28 • 毎月のミートアップ
• SNS、ブログ等の外部への発信 • 技術書展への出展 • アワードへの応募 など、いろいろな取組を通してブランディング
©iCARE Co., Ltd All rights reserved ブランディング 29 • 毎月のミートアップ
• SNS、ブログ等の外部への発信 • 技術書展への出展 • アワードへの応募 上記二つについてもう少し詳しくお話します
©iCARE Co., Ltd All rights reserved ブランディングの取り組み 30 • 毎月のミートアップ
◦ 技術顧問の登壇 ◦ 外部エンジニアを招いてのLT ▪ 社内エンジニアによるLT→外部エンジニアによる LT • 参加者に楽しんでいただける高品質のミート アップ • 外部エンジニアから刺激を受ける機会 • 外部エンジニアの知名度にあやかる笑 ◦ 社内メンバーによるLT
©iCARE Co., Ltd All rights reserved ブランディングの取り組み 31 • SNS、ブログ等の外部への発信
◦ 月1ブログの強制化 ▪ ブランディングだけじゃなく ▪ アウトプット/インプットのサイクルを作ること での学習の習慣化 ◦ 会社用SNSアカウントの作成の推奨 ▪ 組織、開発チームの魅力を積極発信 ▪ 個人ブランディングを通してのチームのブラ ンディング(こんな魅力的なメンバーがい る!)
©iCARE Co., Ltd All rights reserved ここにタイトルが入ります 32 ここに本文が入ります ここに本文が入ります
ここに本文が入ります 採用
©iCARE Co., Ltd All rights reserved 採用に関する考え方 33 • スキルミスマッチ、カルチャーミスマッチのメンバー
がジョインしないように、いかにフィルター(選考) するかも大切だけれど • 優秀かつ意欲の高いエンジニアが応募したくなる ような魅力的な企業、開発チームになって応募が 集まるようにするほうが先行重要課題
©iCARE Co., Ltd All rights reserved 採用全般の課題感 34 • 採用媒体のページにせよ面接にせよ、まだまだ
iCAREの魅力や課題等を伝えきれていない(実際 魅力的なのに) • イベント、SNS、ブログの発信によるブランディング でもiCAREの魅力を伝えていきたい • あとは見せ方の問題ではなく、骨太な感じで実態 としてもっと魅力的なチームになることも大事 →書類選考、面接以前のところを強化したい
©iCARE Co., Ltd All rights reserved ここにタイトルが入ります 35 ここに本文が入ります ここに本文が入ります
ここに本文が入ります まとめ
©iCARE Co., Ltd All rights reserved まとめ 36 VPoEとしての知識・スキルは全然足りないけれども、 一人ひとりのエンジニアが楽しく仕事しながら、かつ
事業を成功させることができる組織づくりを愚直に やっていきたい 課題は山積していますが、一緒に課題解決をしなが ら世界最高の組織づくりに取り組んでいただける仲 間をiCAREでは募集しています!
©iCARE Co., Ltd All rights reserved ここにタイトルが入ります 37 ここに本文が入ります ここに本文が入ります
ここに本文が入ります ご清聴ありがとうございました