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文章添削AIエージェントを作ってみた話 ~CBs選出1発目の発信が学会発表だった件~

文章添削AIエージェントを作ってみた話 ~CBs選出1発目の発信が学会発表だった件~

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Yosuke Suzuki

March 26, 2026

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  1. 学会発表について • 学会名:情報処理学会 第88回全国大会 • 日程:2026年3月6日(金)〜8日(日) • 会場: 松山大学 文教キャンパス(愛媛県松山市)

    →日本のIT・コンピュータサイエンス分野を代表する学術団体 全国大会: “本会が年1回(春季)開催する学会最大のイベントです。最新の学術・技術動向や情報に関 する新しい研究成果やアイディア発表を通し意見交換・交流を行っています。約1,200件の一 般講演発表に加えて、招待講演やパネル討論などのイベントも合わせて開催しています。”
  2. 研究背景・課題 新人社員教育における課題 • OJT担当者となる社員の業務負荷が増大 業務負荷増大 64.7% 指導側に余裕(時間)がない※2 生成AIの活用 報告書のお手本を作成してもらう だけでは、新人の能力向上に

    寄与しない 必要な仕組み 結果提示ではなく、 「気づき」を促すアプローチが必要 [2]9割の企業がOJTに「課題がある」と回答、「指導側に余裕(時間)がない」が最多―JMAM調べ https://hrzine.jp/news/detail/4575 「気づき」を促す仕組み 例:業務報告書の作成 学会 発表 資料
  3. システムの設計方針 1. 生成AIを使用 2. 業務報告書の内容に対し討論するAIエージェントを作成 3. 利用者が討論の様子を確認 →客観視することで「気づき」を狙う 方針 •

    狙い1:複数のAIエージェントの相互作用による、多様な観点の意見創出 • 複数エージェントのディベート処理によりLLMの回答精度が向上(Zhou & Chen, 2025) • 狙い2:議論の早期収束を防ぎ、多角的な指摘を得る • AIエージェントのブレスト参加で早期収束を防止し、アイデアの多様性・独創性が向上 (Fukumura & Ito, 2025) 選定理由 学会 発表 資料
  4. 討論エージェント:指摘方針 3種類の指摘方針を持つ討論エージェントが、指摘方針をもとに添削 肯定エージェント 否定エージェント 保守エージェント Good! Bad! Keep! 業務報告書の長所および 長所となる箇所を

    より洗練する方法を出力 業務報告書の短所および 短所の改善方法を出力 業務報告書に対して 修正を加えない 内容を維持しておくべき箇所を 意見として出力 学会 発表 資料
  5. 討論エージェント:評価観点 4種類の評価観点のもと、入力文章に対して意見する 論理の飛躍と矛盾 言葉遣いの適切さ 説明の過不足 「展示会のアンケートで『ノベルティが 可愛い』との声が多数ありました。よっ て、次期製品の生産ラインを3倍に増設 すべきと考えます。なお、製品自体の購 入意向調査は不要です。」

    「先日の打ち合わせの件、ぶっちゃけ先 方はかなりノリ気でした。なので、こっ ちもガンガン進めちゃって大丈夫だと思 います。」 「先日導入したシステムの件ですが、 例の問題が再発しました。前回と同じ対 応をしたので、問題ないと思います。」 定量的なデータの要否と有無 「今月の売上は好調でした。顧客満足度 もかなり上がっていると感じています。 来月以降もこの調子で進めたいと思いま す。」 学会 発表 資料
  6. システム構成 ・フロントエンド:Amplify Gen2 ・バックエンド:Bedrock AgentCore AWS Amplify Amazon Bedrock AgentCore

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